→ 製造工程 → | ||||||||||||||||
図 案 |
設 計 |
糸 準 備 |
精 錬 漂 白 |
経 糸 → |
糸 繰 |
整経 つなぎ |
仮 織 り |
型紙 彫 |
紗張 り |
捺染 加工 |
蒸 熱 |
経 巻 |
引 込 |
製 織 |
整 理 |
併 用 絣 完 成 |
緯 糸 → |
糸 繰 |
手動 整経 |
板 巻 |
型紙 彫 |
紗張 り |
捺染 加工 |
蒸 熱 |
繰り返し (パサ返し) |
活動記録 | |||||
項目 | 取材日 場所 |
概 要 | 記事へ | 動画 | |
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1 | デザイン候補選択 | 2016/1/8 いせさき明治館 |
須藤玲子さんデザインの多くの図柄から候補3点を選択 | ||
2 | キックオフ (出発式) |
2016/1/15 赤石楽舎 |
各工程の職人の皆さんを紹介し、須藤玲子さんデザインの図柄候補3点を発表。行政関係、報道関係など多数の参列者を迎える。福島うた子さんが経糸の”引っ込み作業”を実演。 | ||
3 | 大山整経さん訪問 | 2016/1/19 大山整経さん |
大山仙八さんの工場(大山整経さん)を訪問してインタビュー。整経機などの機械を見学、仮織り機稼働状況と”つなぎ”の実演を見せていただく。 | ||
4 | 緯糸巻き機借用 | 2016/1/21 群馬県繊維工業試験場/大山整経さん |
群馬県繊維工業試験場保管の緯糸(よこいと)巻き機を借用し、大山整経さんの工場で動作確認 | ||
5 | 緯糸巻き機移動 | 2016/1/22 大山整経さん/いせさき明治館 |
大山整経さんの工場で動作確認した緯糸(よこいと)巻き機を「いせさき明治館」へ移動 | ▲ | |
6 | 糸繰り (再繰) 種糸作り |
2016/1/27 大山整経さん |
今回の経糸(たていと)を使用した糸繰り作業と種糸作り | ||
7 | 整経 | 2016/1/29 大山整経さん |
今回の経糸を使用した整経作業(前半) | ||
8 | 整経と巻き取り | 2016/2/1 大山整経さん |
今回の経糸を使用した整経作業(後半)と巻き取り | ||
9 | つなぎ | 2016/2/2 大山整経さん |
整経と巻き取りを終えた今回の経糸の”つなぎ”作業 | ▲ | |
10 | 筬通し 仮織り |
2016/2/3 大山整経さん |
整経と巻き取りを終えた今回の経糸(束)の筬通し。 整経と”つなぎ”を終えた今回の経糸(束)を仮織り。 |
項目 | 取材日 場所 |
概 要 | 記事へ | 動画 | |
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11 | 新聞紙調達 | 2016/2/4 上毛新聞 印刷センターさん |
捺染加工に使用する新聞紙について、上毛新聞印刷センターさんを訪問して相談。 | ||
12 | 型紙準備 | 2016/2/9 新井ゆり子さんの工房 |
型紙彫で使用する型紙の準備(ロール紙を切断) | ▲ | − |
13 | 型紙 打ち合わせ |
2016/2/10 いせさき明治館 |
今回の図案の色や型紙との整合性などを協議。 | ▲ | − |
14 | 緯糸(よこいと)巻き機のピッチ確認と調整 | 2016/2/10 いせさき明治館 |
緯糸(よこいと)巻き機の巻き取りピッチが、今回制作する併用絣に求められる緯糸ピッチに適合するかを確認。現状ではピッチが粗く、歯車を交換して調整。 | ▲ | − |
15 | 経糸(たていと)用型紙彫り | 2016/2/11〜 いせさき明治館 |
いせさき明治館に作業スペースを設けて経糸(たていと)用の型紙彫を開始。彫り担当は伊藤正義さん。緯板(よこいた)の回転数調整は解決。 | ||
16 | 緯糸(よこいと)糸繰り | 2016/2/16 群馬県 繊維工業試験場 |
今回の緯糸(よこいと)の糸繰り。まず”かせ”からボビンに巻き取り、次にボビンからコーンに巻き取ります。 | かせからボビンへ ボビンからコーンへ |
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17 | 経糸(たていと)用型紙・紗張り | 2016/2/18 新井ゆり子さんの工房 |
型紙の紗張り。まずは経糸(たていと)用の型紙に紗を張る。制作担当は伊藤正義さんと新井ゆり子さん。 | ||
18 | 緯糸(よこいと)用型紙と口織りの彫り | 2016/2/21 いせさき明治館 |
緯糸(よこいと)用型紙彫り開始。緯板(よこいた)のモーター交換作業開始。口織りの型紙彫り | − | |
19 | 緯糸巻き機 モーター交換 |
2016/2/21、23 いせさき明治館 |
緯糸巻き機モーター交換工事。 | − | |
20 | 糸繰り完了の緯糸(よこいと)受領/新聞紙受領 | 2016/2/22 群馬県繊維工業試験場/上毛新聞印刷センターさん/石井捺染さん |
コーンに巻き取った緯糸(よこいと)を受領。新聞紙100kgを受領し、捺染担当の石井捺染さんへ渡す。 | − | − |
項目 | 取材日 場所 |
概 要 | 記事へ | 動画 | |
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21 | 経糸用の色確認 | 2016/2/29 石井捺染さん |
経糸(たていと)の捺染に使用する色を確認 | − | |
22 | 経糸の捺染 | 2016/3/1 石井捺染さん |
「赤いレンガ造り」の経糸(たていと)の捺染加工 | 「赤いレンガ造り」の捺染 |
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23 | 2016/3/9 石井捺染さん |
「ツツジ」の経糸(たていと)の捺染加工 | 「レンガ」の捺染 |
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24 | 2016/3/15 石井捺染さん |
「時報塔」の経糸(たていと)の捺染加工 | − | ||
25 | 経糸の巻き取り | 2016/3/12 清野雪江さんの工場 |
捺染加工・蒸熱を終えた経糸を乾燥させながら巻き取ります | 経巻(経糸の巻き取り) |
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26 | 経糸の蒸熱 | 2016/3/16 石井捺染さん |
「時報塔」の経糸の蒸熱 | 経糸の蒸熱 |
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27 | 緯糸の板巻き | 2016/3/28 いせさき明治館 |
都丸佳男さんによる緯糸の板巻き | 6/24と合わせて掲載 | |
28 | 機織りの道具類を注文 | 2016/4/12 馬場信金筬(かねおさ)製作所さん(桐生市) |
筬(おさ)の注文 | − | |
29 | 2016/4/12 藤倉紡織機具店さん(足利市) |
綜絖(そうこう)やシャトル、他の注文 | |||
30 | 経糸の引き込み | 2016/4/27 いせさき明治館 |
福島うた子さんによる経糸の引き込み (準備作業) (2枚綜絖) |
引き込み(準備作業) |
項目 | 取材日 場所 |
概 要 | 記事へ | 動画 | |
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31 | 緯糸巻き機のプーリー改良 | 2016/6/4、他 いせさき明治館 |
山田弘さん、浩伸さん父子による緯糸板巻き機の回転速度減速調整 | ||
32 | 緯糸の板巻き | 2016/6/12 いせさき明治館 |
都丸佳男さんによる緯糸の板巻き。 | 6/24と合わせて掲載 | |
33 | 緯糸の捺染 | 2016/6/20 石井捺染さん |
緯糸を捺染(「ツツジ」柄6反分・緯板28枚) | 緯糸の捺染 |
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34 | 緯糸の板借用 | 2016/6/21 長沼捺染さん |
緯糸巻き用の板を35枚借用 | − | − |
35 | 緯糸の蒸熱 | 2016/6/21 石井捺染さん |
捺染を終えた緯糸(「ツツジ」柄6反分・緯板28枚)から緯板を引き抜き、蒸熱 | 緯糸の蒸熱 |
|
36 | 緯糸の板巻き | 2016/6/24 いせさき明治館 |
高橋千代さんによる緯糸の板巻き | 緯糸の板巻き |
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37 | 6/25、6/26 いせさき明治館 |
金井珠代さん、明治館スタッフの皆さん(滝沢さん、阿久沢さん)による緯糸の板巻き | − | − | |
38 | 緯糸の捺染 | 2016/6/27 石井捺染さん |
緯糸を捺染(「時報塔」柄6反分・緯板28枚) | 6/20の「ツツジ」柄の捺染をご参照ください | |
39 | 緯糸(よこいと)糸繰り | 2016/6/27 群馬県繊維工業試験場 |
コーン巻き緯糸(よこいと)不足に伴い糸繰りを下記追加。 3コーン×3かせ、1コーン×2かせ。合計=9かせ |
− | − |
40 | 緯糸(よこいと)のパサ返し | 2016/7/1 いせさき明治館 |
戸張佐智子さん、磯淳子さんによるパサ返し。捺染・蒸熱を終えた緯糸を、緯板から巻き戻して緯糸一本ずつの”かせ”に束ねます。 |
緯糸(よこいと)のパサ返し |
項目 | 取材日 場所 |
概 要 | 記事へ | 動画 | |
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41 | 製織 (試し織り) |
2016/7/1 いせさき明治館 |
五十嵐幸枝さん、吉田勝江さん、福島うた子さんによる「織り」の準備。試し織りによる経糸と緯糸の合わせを確認。綜絖(そうこう)が2枚で、経糸の上下の動きが重過ぎるため、4枚綜絖に変更。この後、引込からやり直し。 | − | − |
42 | 経糸の引き込み | 2016/7/22 福島うた子さん宅 |
福島うた子さんによる経糸の引き込み(4枚綜絖(そうこう)) 綜絖通し |
綜絖(そうこう)通し | |
同上 筬(おさ)通し |
筬(おさ)通し |
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43 | 管巻き | 2016/7/27ほか | 福島うた子さん、五十嵐幸枝さん、吉田勝江さんによる緯糸の竹管巻き | 緯糸の管巻き |
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44 | 製織 (織り) |
2016/7/27 いせさき明治館 |
福島うた子さん、五十嵐幸枝さん、吉田勝江さんによる「織り」の再スタート。 | 福島さん「時報塔」 五十嵐さん「赤いレンガ造り」 吉田さん「ツツジ」 |
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45 | 須藤玲子さんと堤有希さん来訪 | 2016/8/6 いせさき明治館 |
須藤玲子さんと堤有希さんが「いせさき明治館」を来訪し、緯糸の板巻き、緯糸のパサ返し、3図柄の整織り工程を見学。 | 須藤玲子さん堤有希さん来訪 |
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46 | 整理 | 2016/10/3 有限会社 琴平整理さん |
織り上がった併用絣の整理を依頼。 | − | |
47 | 染色 | 2016/11/14 小池染色 有限会社さん |
併用絣の経糸の地色の染色と、「ほぐし」の緯糸の染色を依頼した小池染色さんを訪問。 | ||
48 | Go Live (完成披露) |
2016/12/5 最高の一日 |
併用絣の完成を祝い、3作品を披露。出席者150名。 |
動画 Youtube List | |||||
Youtubeでご覧になれます。 いせさき併用絣を紡ぐプロジェクト Youtube List |
今回使用の糸について |
経糸(たていと)■前処理:精錬漂白後アイボリー系で染色■生産:国産 ■太さとより:21中(なか)×8本=168デニール、甘諸より(あまもろより) 【説明】 生糸1本は3デニール(3D)。 21とは生糸を7本よったもの(3D×7=21D)。 右回りによった糸と、左回りによった糸をより合わせたものが諸より(もろより)。 今回は右回り4本と左回り4本を合わせて8本。 諸よりは片方向だけのより(片より)よりも強い。 甘(あま):諸よりの強過ぎる特徴を和らげ、生糸の風合いを残すよりの方法。 中(なか):生糸は生物である蚕の産物。実際はごく微細な差違が発生し、21と規定しても19.9〜22.1などの 幅があります。「21中」とは21が「中」心となるように製造されたものを意味します。 今回使用した経糸(大山整経さんで糸繰り前) 緯糸(よこいと)■前処理:なし■生産:国産 ■種類:絹紡 ■太さとより:MC 120/2(番手) 晒 ■数量:50繰り、5kg。 今回使用した緯糸(群馬県繊維工業試験場で糸繰り前) cf:用語の意味は→銘仙用語集をご覧ください。 |
資 料 | ||
1 | 伊勢崎銘仙関連用語 | ▲ |
2 | 伊勢崎併用絣の製造工程 | |
3 | 写真集・ねんねこ袢纏「空っ風」 小林吉太郎著 伊勢崎銘仙の出来るまで・昭和30年(1955年)「併用絣」 |
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4 | ふるさとの想い出 写真集 明治・大正・昭和 伊勢崎 橋田友治編 | ▲ |