整経(せいけい)と巻き取り [ 21世紀銘仙・Index伊勢崎銘仙・全体案内 ]  [ Home ]



いせさき併用絣を紡ぐプロジェクト

整経(せいけい、Warping)巻き取り

整経巻き取り今回使用の糸について(別ページ)
更新日:2016/2/9
■日時:2016年(平成28年)1月29日。9:00〜
■場所:大山整経さん(伊勢崎市)
■制作者:大山整経さん(大山仙八さん、昭子さんご夫妻)
■内容:今回の経糸を使用した整経作業(前半)

■日時:2016年(平成28年)2月1日。9:00〜
■場所:大山整経さん(伊勢崎市)
■制作者:大山整経さん(大山仙八さん、昭子さんご夫妻)
■内容:今回の経糸を使用した整経作業(後半)巻き取り
取材・撮影・記録:上岡(Go!伊勢崎) 2016/2/4 記

更新日:2016/2/6 ▲ページTopへ

整経(せいけい)

 整経(せいけい)とは経糸(たていと)の必要本数や長さ、密度を決め、ドラムに平均した張力で巻き取る工程のことです。整経 の経糸の流れの概要は下図の通りです。大山整経さんのクリールは全体の木枠が弓型に曲がっていて、クリールと綾筬(あやおさ)との距離が等距離になるように工夫されています。取り付けられるボビン数は、最大で縦方向×横方向=22段×17列=374個です。今回はその内180個を使用し、綾筬(あやおさ)と幅だし筬(おさ)を通って、ドラムに巻き付けます。今回の併用絣用反物の横幅で使用する経糸は1,260本。180本を1単位として(この単位を一山((ひとやま)と言います)、7回繰り返します(7回×180本=1,260本)。
 ドラムに巻き取り中は、巻き取られる糸の乱れや切断、ボビンの回転などに注意を払い、本糸の脇に巻き付けられた種糸を参照して、必要な位置(織り付け長やサンプル長、本反、織り終いなど)の墨入れ(朱色)、織り終いや織り始めなど必要箇所に綾糸を挿入するなどの作業を行います。糸はドラムに平均したテンション(張力)で隙間なく平滑に、かつピッタリと巻き付けられますが、その作業に整経のノウハウが凝縮されています。


大山整経さんでの整経作業。 2016/1/29、2/1(6分51秒)

整経機概略図

大山整経さんでの整経作業 2016/1/29、2/1

大山整経さんでの整経作業 2016/1/29、2/1

大山整経さんでの整経作業 2016/1/29、2/1

掲載日:2016/2/9 ▲ページTopへ

巻き取り

 巻き取り(まきとり)とは、整経工程を終え、ドラムに巻き付けられた経糸(たていと)を箱に巻き取る工程のことです。箱は整経機の端部に取り付けられた巻き取りローラーに取り付けます。仮織りなど後続工程に影響する重要な工程です。

大山整経さんでの巻き取り。 2016/2/1(3分33秒)


大山整経さんでの巻き取り作業 2016/2/1

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