■日時:2016年(平成28年)6月4日、他 ■場所:いせさき明治館(伊勢崎市曲輪町) ■協力者:山田弘さん(太田測範株式会社役員)と浩伸さん(杉原電機株式会社勤務)父子(伊勢崎市在住) ■内容:緯糸(よこいと)巻き機の駆動部のプーリーを2段構造にして回転数を減少調整 緯糸(よこいと)巻き機の回転スピードについて、プロジェクト制作担当の職人さんに確認していただくと、伊勢崎銘仙が製造されていた当時に比べて速過ぎるようだと指摘されていました。モーター交換工事完了後、その課題を残したまま板巻きを試験的に実施すると、指摘されていた通りスピードが速過ぎて、緯糸4本を持つ指先が熱くなるなどの問題が発生。この課題を解決するまで作業は延期することになりました。 ただ、減速するとしても、現状のプーリーではこれ以上の減速はできません。アイディアが出ないまま2ヶ月が経過した頃、縁あって相談した山田弘さん・浩伸さん父子がプーリーの2段構造を提案して、見事にこの問題を解決してくれました。 今回の調整工事後の緯板の回転数は116rpmとなりましたが、この構造に改良したことにより、最遅77rpmまでの減速が可能とのことです。 取材・撮影・記録:上岡(Go!伊勢崎) 2016/7/17 記
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プーリー改良前 |
プーリー改良後 |
プーリーは1段構造 2016/6/4 |
A、Bを追加してプーリーを2段構造に改良 2016/6/4 |
改良後の駆動部 2016/6/4 |
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電源スイッチも付けていただきました 2016/6/4 |
新たに加えたプーリー 2016/6/4 |
緯糸巻き機 プーリー2段化による回転数減少調整 動画で紹介改良後の緯糸巻き機の回転状況(2分6秒) 2016/6/4 |