■日時:2016年(平成28年)2月10日。10:00〜 ■場所:いせさき明治館(伊勢崎市曲輪町) ■協力者:伊藤正義さん(型紙担当)、石井広美さん(捺染加工担当)、 金澤經明さん(調整担当)、金井珠代さん(プロジェクト責任者) ■内容:今回の併用絣の図柄の配色について、型紙彫りや捺染加工、また全体の制作工程の立場から検討を加える。 併用絣は捺染加工や織りの段階で、隣接する色の関係で膨張や収縮傾向を示します。これらを無視して図案通りの型紙を彫ると、織り終えた段階で図案と異なった柄になることがあります。特に周囲の柄から独立した小さな柄は、これを無視すると消滅してしまう場合もあります。今回、色については株式会社「布」さん指定の色見本通りとし、織りを終えた段階で図案が忠実に再現されているようにするため、型紙彫りの段階でこれらを考慮した余裕量を加味します。この余裕量を「泣き」と呼びます。 取材・撮影・記録:上岡(Go!伊勢崎) 2016/2/21 記
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色の選択や配色について検討を加える皆さん 2016/2/10 |
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色見本 |
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ツツジ6色 |
赤いレンガ造り4色 時報塔(じほうとう)4色 |
図案を色別に分解した柄 |
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今回、株式会社「布」さんから、3図案に対して色別に分解した柄を送っていただきました。ただ、「泣き」の考慮などからそのままは利用できず、参考資料となりました。色別型紙は、図案全体をカーボン紙でトレースし、図案を参照しながら順次彫りました。型紙彫は別ページを参照ください。 |
赤いレンガ造り4色 時報塔(じほうとう)4色 |
ツツジ6色 |