異常に長かった2019年の梅雨。夏らしからぬ涼しくて雨が多い日が続きました。ところが、梅雨が開けた途端に猛暑日が続き、涼しかった梅雨が懐かしいよう。そんな中始まった伊勢崎市の四大夏祭り。”あずま夏まつり”と”境ふるさとまつり”を皮切りに、三番手はここ”いせさきまつり”。開催日は8月10日と11日の2日間です。 猛暑に見舞われる伊勢崎の夏。心配なのは参加者の熱中症。昨年は初日の午後の多くの催しが中止され、オープニングパレードも中止となりました。本町通りを長区間行進する児童や高齢者等の体調を心配したためです。今年もその方針は継続され、オープニングパレードは行われず、代わりにオープニングイベントとして、自由参加100人によるスイカ割り(スイカを模した紙風船割り)が行われました。 過去の”いせさきまつり”初日のオープニングパレードで、多くの関心を呼んだのがスバル360の行進。2016年と2017年の2回行われ、全国各地から集結したスバル360が、生誕地伊勢崎市で今なお現役で走る姿は、全国のスバル360ファンを魅了しました(→記事はこちら)。当サイトで掲載した過去のYoutube動画全424本のうち、再生回数において2016年の動画が12位、2017年の動画が7位と上位を占め(→記事はこちら)、今後はこのような機会は訪れないだろうと予想すると、動画で撮っておいてよかったとつくづく思う次第です。 オープニングイベントの後、本町通りでは綱引きやダンピア、民謡流し、山車・屋台の巡行競演、みこしの練り歩き等が行われ、”おまつり広場”ではkidsダンスやパプリカダンス、姉妹都市文化使節団公園等が行われました。 昨年は8ヶ月間続いた首や肩、腕や手首の痛みの真っ最中で、カメラを構えることも困難な状態だったので、夏まつりはじめ、多くの連恒例イベントの取材を断念しましたが、今年はその分も補うために張り切って出かけました。それと、今年の四月から地元の組区長を仰せつかってしまい、地元の屋台囃子も参加するので、個人的理由でサボる訳にも行きません。 そんなこんなで参加した2019年のいせさきまつり。熱中症対策のためか、本町通りの催しは幾分控え目に感じましたが、オープニングイベントから始まって、本町一丁目から四丁目まで巡行屋台や民謡流し等を追いかけること数往復、その間、”おまつり広場”の催しに足を止めてダンス等を撮り、地元区の皆さんの応援も忘れずに、歩き続けること7時間。万歩計の記録は10,739歩。帰路に就いた午後8時半頃には、両脚が頼りなく、ちょっと無理し過ぎの感あり。アスファルト舗装の上を歩き続ける7時間は、夏山登山より疲れます。 その疲れもあって、地元区の屋台囃子も2日目は不参加だったので、2日目の取材はサボりました。みこしコンクールや百人みこしは撮れませんでしたが、初日の様子を何回かに分けて紹介します。(2019/8/16 記) |
ここ数年、毎年猛暑に見舞われる伊勢崎の夏。心配なのは戸外イベント参加者の熱中症。2019年の”いせさきまつり”においても、過去行われていたオープニングパレードは中止となり、今年は、オープニングイベントとして自由参加100人によるスイカ割り(スイカを模した紙風船割り)が行われました。 スイカ割りの後、本町通りでは自由参加による大綱引き、昼の山車屋台の巡行競演やみこし練り歩き(→記事はこちら)、ダンピア、民謡流しが行われました。 本町通りの催しと並行して、お祭り広場の舞台ではKidsダンスやパプリカダンス、Ise Rock 2019等が演じられ、大抽選会場では旅行券や家電当選を目指して大勢が列を作りました。午後7時過ぎ、夜の山車屋台の巡行競演(→記事はこちら)が始まるまで、本町通りを人々が行き交い、店に立ち寄り、露天商で買い求め、そのあてもなく自由に行き交う風景がお祭り気分を醸し出します。 オープニングイベントから、夜の山車屋台の巡行競演が始まるまでのひと時の風景をご覧ください。(2019/8/30 記) |
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開会式 |
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五十嵐伊勢崎市長さん ご挨拶 |
古賀伊勢崎商工会議所会頭さん ご挨拶 |
テープカットテープカット 2019/8/10 空に舞う七色の風船 2019/8/10 ”いせさきまつり”の案内役・ミスひまわりの3人 2019/8/10 |
おまつり広場KidsダンスフェスティバルKidsダンスフェスティバル 2019/8/10 Ise Rock 2019夜の帳(とばり)が下りようとする午後7時過ぎ。ステージでは、ギターを抱えた若者二人の歌が静かに流れます。 見上げれば小さな月がぼんやりと浮かんでいます。 Ise Rock 2019 2019/8/10 |
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大抽選会旅行券や家電が当たる大抽選会。外れ券なし。私は3本抽選しましたが、全てF賞(缶ドリンク)でした。う〜む、残念。来年こそは! 大抽選会の会場 2019/8/10 民謡流し本町通りを埋める民謡流し 2019/8/10 |
いせさきまつり・夜の山車・屋台の巡行競演は、初日の午後7時を少し過ぎる頃から始まりました。28区29台の山車・屋台が半分ずつ東西に分かれ、本町通りへゆっくり、ゆっくりと歩を進めます。トラック屋台の場合もエンジンを止め、区内の皆さんが綱を引いて引っ張ります。山車・屋台の舞台には各区の大人と子供が乗り、それぞれのお囃子を演奏します。昼間と異なり、周囲の景色が闇に包まれ、山車・屋台の提灯だけが明るく灯り、演奏者たちを照らします。31台の山車・屋台が本町通りを埋め、ゆっくりと巡行する光景は、荘厳な雰囲気さえ漂っていました。夜の山車・屋台の巡行競演 全29台太田町区、本関町区、波志江町二丁目中屋敷、上植木本町区、鹿島町中下区、三和町曙区、三和町堤区、波志江町一丁目稲間区、山王町区、三光町区、鹿島町植木区、豊城町区、寿町区、曲輪町三区、波志江町一丁目鍛冶原、馬見塚三ツ橋町区、南北千木町(2)、美茂呂町区、茂呂南町区、新栄町区、緑町区、馬見塚中町区、茂呂町二丁目区、波志江町一丁目宮貝戸、大手町三区、茂呂町一丁目区、本町一区、大手町四区 |
いせさきまつり2019、夜の山車・屋台の巡行競演 2019/8/10(9分50秒 ) いせさきまつり2019、夜の山車・屋台の巡行競演(豊城町区) 2019/8/10 いせさきまつり2019、夜の山車・屋台の巡行競演(寿町区) 2019/8/10 いせさきまつり2019、夜の山車・屋台の巡行競演(本関町区) 2019/8/10 いせさきまつり2019、夜の山車・屋台の巡行競演(三光町区) 2019/8/10 いせさきまつり2019、夜の山車・屋台の巡行競演(山王町区) 2019/8/10 |
今年の屋台・山車の巡行競演は、過年度よりも行儀よく行われました。巡行後、本町通りの交差点に7台、8台の屋台が集結し、お囃子を競い合ういわゆる”喧嘩囃子”はなく、各町内の屋台・山車は所定の場所に留まって演奏しました。陣取りのトラブルを避ける配慮があったようです。 各区の屋台が本町通りの両端に一定間隔で縦列し、それぞれのお囃子を奏で続けるスタイルは、他区の演奏とも混じり合わず、落ち着いて品のいい雰囲気でした。交差点の中心に、熱い炎のようにエネルギーが集結する喧嘩囃子もよし、鎮守の森の祭りのように、静かにじっくりとお囃子演奏を楽しむもよし、様々なスタイルの夏まつりです。 |
いせさきまつり2019、昼の山車・屋台の巡行競演 2019/8/10(4分25秒 ) いせさきまつり2019、昼の山車・屋台の巡行競演 2019/8/10 いせさきまつり2019、昼の山車・屋台の巡行競演 2019/8/10 いせさきまつり2019、昼の山車・屋台の巡行競演 2019/8/10 |