伊勢崎市は限りなく平らな地形で、名の通った高い山は一つもありません。そんな伊勢崎市にも旧赤堀町を中心にいくつかの里山(*)があります。規模的には小さくて、テレビの里山紹介等に出てくる風情でもありませんが、自然がそれなりに残されていて、癒される雰囲気を持っています。特に晩秋から春先にかけての季節、木々の葉が落ちて足下に枯葉が重なり、中から小さな野草が花を咲かせていたりする風情は温かみを感じます。 公園として整備されている場所、地域の神様が祭られている場所、荒れたままになっている場所、色々な顔をしています。このページにはそれらを少しずつ紹介して行きます。なお、里山そのものが古墳であったり公園として整備されていたりする場所もありますので、一部、それらとラップする場所もあります。(2007/1/5 記) (*)伊勢崎市には大きな山が一つもなく、ここで紹介する里山の後ろに控えている大きな山はありません。正確には里山と呼べないかも知れませんが、里山が欲しいと言う願望も含めて「里山」と呼ばせてもらいます。 ★個人が所有している場所も多いと思いますので、訪れる場合には無断で立ち入ったりしないように気を付けましょう。 |
||||||||||||||||||||||||||
下図の●マークをクリックすると、該当ページへ移動します。 ▲ページTopへ 里山一覧▲ページTopへ
|
伊勢崎市赤堀今井町に残される小さな山々。毒島(ぶすじま)城跡と茶臼山古墳は城跡や古墳ファンの間で、多田山は多田山産業団地の関係で、それぞれ名前を知られているようですが、この地域には他に2つの山が残されています。 旧赤堀村時代に現地に建てられた案内板によれば、諏訪山と轟山。今、この2つの山に変化が起きています。 諏訪山は山の中に手が加えられて、山の北半分に縦横無尽に散策道のようなものが築造されつつあります。数年前に数回登ったことがありますが、道があるようなないような、一昔前に造られた道が荒れている状況で、ちょっと物騒な雰囲気も漂っていました。今回、下草が刈り取られ、低木が伐採され、見通しも風通しも大きく変わりました。 一方、轟山は多田山に次ぐ山容を呈していて、過去数回登ってみましたが、樹木の茂みの濃さに挫けて途中で断念。いつの日に再びと思いながら脇の道を通っていると、最近、山頂から南側斜面の樹木がほぼ全て伐採され、ハゲ山状態になりました。付近に工事看板などは見つかりませんでした。整地された斜面には区画線らしきテープが敷かれていましたが、住宅地なのか太陽光発電なのか、はたまた緑化のためなのか、予想が付きません。近所には多田山の大規模太陽光発電施設があるので、同様なことでしょうか。 諏訪山も轟山も個人所有の山。外野席から余計なことも言えませんが、峯岸山のように里山として復活してくれれば嬉しいものです。(2016/5/23 記) |
|
伊勢崎市赤堀今井町の古墳等(Google Mapに加筆) |
赤堀村時代に立てられた案内板 2007/5/4 |
樹木が伐採された山頂から南傾斜面(南東側から) 2016/5/5 Google Street Viewによる2012年7月の画像(西側の毒島(ぶすじま)城跡付近から) |