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峯岸山(峰岸山)・伊勢崎北端の山

山桜春(新緑、山野草)秋散歩
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峰岸山へのサイクリング小菊の里
更新日:2020/4/20 画像の日付は撮影日
 峰岸山は伊勢崎市の最北部に位置する市内最高峰の山です。

 標高は168.3m。標高2,000m級の山を擁する県内の北西部から比べれば、200mにも満たない峰岸山は山とは言えない規模かも知れませんが、平地の多い伊勢崎市に住む私に取ってこの山の存在はやっぱり嬉しくて、楽しくて、貴重な存在です。
 この山に車で出掛けることは余りなくていつもサイクリングですが、山の下の磯沼辺りから立ち止まることなく自転車で頂上まで登り切るには、やっぱり21段切替の愛車太郎君の威力を借りることになります。それでも頂上に到着する頃は真冬でも身体がポカポカ、脚がガクガク、太ももピクピク、心臓パクパクです。(2008/2/2 記)

南西の牧場の乳牛にご挨拶。モ~♪ 2008/1/20


峰岸山の地図

峯岸山(峰岸山)の山桜

掲載日:2020/4/20 ▲ページTopへ
 伊勢崎広しと言えども、山桜が咲く場所はどこにありましょう。私の知る限りここ峯岸山だけです。そもそも伊勢崎市内には山と呼べる山がなく、市内最高峰のここ峯岸山においても標高は168m。近隣には諏訪山や轟山、茶臼山、多田山等がありますが、それぞれ耕作地や太陽光パネル等で利用され、山と呼ぶには役不足です。
 そんな伊勢崎市にあって山桜咲く貴重な峯岸山。林の中を歩けば8~10本ほど発見できます。どれも周囲のナラやクヌギに負けじとばかり背丈を伸ばし、正面を見ているだけでは見つかりません。また上ばかり見ていると山路なので転倒の危険もあります。樹木が芽吹き始める4月上旬ならば、林の中の見通しもきくので、遠く木々の間から見つけ、その方向を目指して足元に注意して歩くのがいいでしょう。
 ついでの話ですが、足元を見ながら歩けば、クサボケやマムシグサ、ホトトギス、スミレ等が茎を伸ばし、花を咲かせている姿にもお目にかかれます。(2020/4/20 記)

2020年


峯岸山の山桜 2020/4/4(2分50秒)

林の南端部で咲くヤマザクラ 2020/4/4


山桜咲く峯岸山の春 2020/4/4


林の北方で咲くヤマザクラ 2020/4/4

林の北方で咲くヤマザクラ 2020/4/4

山桜、林の木々と背比べ 2020/4/4

2017年


峯岸山北側のピーク(円墳)の東側で咲くヤマザクラ 2017/4/20


林の南端部で咲くヤマザクラ 2017/4/20

峯岸山(峰岸山)の春

掲載日:2017/4/25 ▲ページTopへ
 群馬県伊勢崎市の最北端に横たわる「峯岸山(みねぎしやま)」。山の形状は馬の背中のようになだらかで、ピークは秋に小菊が斜面を覆う南の峰。標高は168.3m、伊勢崎市の最高峰です。

 北の峰の標高は少し低く、ピークは峯岸山古墳群の一つで形成され、その西側斜面にはが広がっています。林の樹木はかつては炭の材料や燃し木として利用されながら、灯油やガス燃料の普及により、その使命を終えました。
 その後、地権者の同意と協力を得て、「赤堀自然里山クラブ」の皆さんが一年を通じて手入れを続け、今では自然豊かな里山として守られています。林の中には様々な植物が生育し、その種類や状況は標高500~600m級の山野と同様とのこと。山や自然林が少ない伊勢崎市にとって貴重な里山です。

 2017年4月20日、峯岸山の地面にはギボシやホトトギス、ボケ、チゴユリ、ナルコユリ、スミレ、シオデ、五葉アケビ、マムシグサ、ミツモトソウ、ヤマツツジなどが芽吹き、花を咲かせていました。上を見上げれば、ヤマザクラが満開で、新緑に覆われた林の中で、白と桜色の花びらがその存在を主張していました。(2017/4/25 記)

峯岸山の春 2017/4/20(2分46秒)

2017/4/20

掲載日:2016/4/24 ▲ページTopへ

林の中は緑のオアシス

 春、峰岸山の林の中は新緑と新鮮な空気に包まれます。胸一杯にタップリと吸い込めば、体の隅々までリフレッシュ。まさに森林浴です。下草が刈り取られた斜面には何種類もの山野草が生えて、高山の気分を味わえます。山岳地を持つ自治体では珍しくない風景ですが、平坦地伊勢崎市においては貴重なことです。(2016/4/24 記)

2016/4/19


木漏れ日射す新緑の林 2016/4/19

掲載日:2016/4/24 ▲ページTopへ

山野の風情 チゴユリ

 赤堀地区の古墳や里山の林の中では、それほど珍しくなく見かけるチゴユリですが、峰岸山では至る所に圧倒的な量のチゴユリが咲いています。下草を刈り取るなどの管理が功を奏しているようです。

斜面を覆う一面のチゴユリ  2016/4/19

2016/4/19

2016/4/19

木漏れ日を受けて葉っぱが輝くチゴユリ 2016/4/19

掲載日:2016/4/24 ▲ページTopへ

秋には真っ赤な実を付けるマムシグサ

 紫褐色のまだら模様がマムシに似ているとされるマムシグサ。毒草、特に球根の毒性が強いようですが、秋に付ける真っ赤な実は存在感タップリです。山の下の方にたくさん生えています。

マムシグサ 2016/4/19


形状がユニークなマムシグサ 2016/4/19

掲載日:2016/4/24 ▲ページTopへ

ギボウシ

 食用にもなると言うギボウシ。イギリスではガーデニングで良く使われるとか。花屋さんでは斑入りの園芸種なども売っています。峰岸山では至る所に生えています。

2016/4/19

2016/4/19

掲載日:2016/4/24 ▲ページTopへ

オオジシバリ

 タンポポにも似たオオジシバリ。黄色く可愛い花を咲かせますが、農家の人にとってはその強力な繁殖力のため、駆除対象になっているようです。茎を切って舐めて見ると苦く、別名ツルニガ(苦菜)と呼ばれる所以です。

オオジシバリ 2016/4/19

オオジシバリ 2016/4/19

掲載日:2016/4/24 ▲ページTopへ

スミレやジュウニヒトエ、ボケ

  園芸種と野の花と、区別するのは人間の判断と思いますが、自然林で自生する草花たちは、どこか密やかな風情があります。これを野趣と言うのでしょうか。そんな自然の風情に惹かれます。見ていて飽きることがありません。

スミレとヘビイチゴ 2016/4/19

2016/4/19

2016/4/19

ジュウニヒトエ 2016/4/19


ボケ 2016/4/19

ホトトギス 2016/4/19

切り株で咲くスミレ 2016/4/19

峯岸山・秋散歩

掲載日:2016/9/27 ▲ページTopへ
 群馬県伊勢崎市北端の町「西野町」に横たわる峯岸山(みねぎしやま)。標高168.3mのなだらかな山ですが、平坦地が続く伊勢崎市において最高峰の山です。山頂には畑が、裾野には水田が広がる田園に囲まれた山です。2016年9月25日、峯岸山は色付き始めた稲田に囲まれ、雑木林の中ではたくさんのホトトギスが咲いていました。 (2016/9/27 記)

峯岸山・秋散歩 2016/9/25 (4分20秒)


稲穂は色付き始め、青空が広がる峯岸山周辺。 2016/9/25

南西側入り口に立つ赤堀自然里山クラブの案内 2016/9/25

峯岸山(峰岸山)の冬

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牧場のはるか後方に赤城山。峰岸山はこの右手。 2008/1/20

山の西側から 2008/1/20
 山の西の牧場側から登れば山の斜面の自然林が出迎えてくれます。

 林は伊勢崎市に取っては数少ない貴重な自然景観。人工的に配置された公園の緑に比べて、その自然さが心をより広く開放してくれます。

 車や自転車ならばこの坂道を登ることになりますが、徒歩ならばこの林の中に無造作に入り、柔らかい腐葉土の感触を味わいながら散策を楽しむのもいいでしょう。
 実は、ここにはピークが2つあり、峰岸山の山頂は赤堀配水場がある南側のピークです。この配水場は入口に鍵がかかり中には入れませんが、多分この中に三角点があるのでしょう。
 山頂の南斜面は菊の季節には「小菊の里」として一面菊で覆われます。地元のボランティアの人達が毎年開催しているイベントです。

峰岸山頂を西側から 2008/1/20

峰岸山越しに見る赤城山 2008/1/14

峰岸山越しに見る赤城山 2008/1/14

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峰岸山南斜面一面に植えられた小菊

もっと詳しい「小菊の里」の様子はこちら
 配水場のピークからは南東~南西方向の眺望が良く、南方に埼玉北部の山々、その右側に西上州の山、西方には妙義山、浅間山、榛名山を望むことができます。市内の平地から眺めるより視点が高い分、よりパノラマ感があります。
 まだ体験したことはありませんが、ここから眺める伊勢崎の夜景はどんな感じでしょう。

南方の眺望 2008/1/20

山を南北に縦断する道路 2008/1/20

峰岸山西側の林。はるか後方に赤城山 2008/1/20
 峰岸山の山頂からは北側を望むことはできませんが、山頂を少し西に下り、南北に走る道路に出ると北側に赤城山が見えます。
 その視界を少し遮るのが、このページで紹介したかった峰岸山の里山(もう1つの北側のピーク)です。


  北側の小さなピーク

  ピークには柔らかな枯葉が堆積
 ここから望む東~北側の眺望は、小さな丘が散在し、それを囲む田畑と小さな集落、とてもほのぼのとした里の風景です。

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林の前は野菜畑が広がっています 2008/1/20

2008/1/20
 この林は下草が刈り取られ、きれいに手入れされていました。どなたが手入れしているのでしょう。特に散策道も見当たりませんが、足元に注意しながら自由に散策してみるのも楽しいことです。

  ピークの西側の自然林 2008/1/20

自然観察会里山で遊ぼう

こちらに移動しました(2015/11/24)

親子で楽しむ 第11回 里山コンサート

こちらに移動しました(2015/11/24)




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