トンガラシ地蔵(地蔵山古墳) [ 里山古墳 ]   [ Home ]



地蔵山古墳群洞山古墳トンガラシ地蔵の東粕川

トンガラシ地蔵(地蔵山古墳)

(伊勢崎市五目牛町)
初春山桜咲く初夏〜梅雨晩秋〜初冬
更新:2021/4/13
 この里山は「赤城見台公園」の南東にあり、我々地元では「トンガラシ地蔵」と呼んでいますが、正式名称は「地蔵山」です。赤城見台公園は古墳公園でいくつかの古墳が復元されていますが、この山頂にも古墳(下記参照)があり、周囲の古墳を合わせて「地蔵山古墳群」と呼ばれています。
 周囲は田畑に囲まれ、少し東には粕川が、北側には北関東自動車道が走っています。頂上までは数分で登れ、山頂には唐辛子地蔵尊のお堂があります。このお堂のお地蔵さんは、その昔村人の疫病を救ったと言う伝説があります。(2007/1/6 記)

 頂上の北西と北側斜面は雑草地になっていて、獣道のような踏み後もあり、登山気分で歩いてもいいでしょう。ただこれらの道は整備されていないので、小枝の切り株等には要注意です。
 南側と東側の斜面は畑になっていて、野菜や花が植えられています。特に南西から西側にかけての道路脇には季節にはコスモスやサルビア、菊の花等ががたくさん咲き、道行く人たちを楽しませてくれます。付近には住宅もないので、この土地の所有者の方が手入れしているのでしょうか。あるいは地域の方々でしょうか。このような場所を通るとき、手入れをされている方々の事を思うと、心温まります。
 南斜面の畑の更に南にはラジコン飛行機の会が集まる場所があり、天気の良い日には何機かのラジコンヘリコプターや飛行機が飛んでいます。
 南西の少し離れた位置には円墳が、ラジコンの会の南にも古墳があります。(2010/10/13 記)

■地蔵山古墳■(じぞうやまこふん)

とんがらし山古墳とも呼ばれる。
◆場所:伊勢崎市五目牛町 ◆形式:帆立貝形墳 ◆墳長:約60m ◆後円部径:40m ◆後円部高さ:約3.6m
※地蔵山古墳群の多くは発掘調査されていますがこの古墳自体はまだ発掘調査されていないようです。

トンガラシ地蔵(地蔵山古墳群)の地図

初春

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2月


初春の「トンガラシ地蔵」(南西から)。南斜面に並ぶ廃車の多さが気になります。2020/2/24

「トンガラシ地蔵」と田園。南西側には水稲と麦の二毛作耕地が広がります。2020/2/24


3月


春先の「トンガラシ地蔵」(南西から全景) 2007/3/18

水温む春の「トンガラシ地蔵」(南東の粕川左岸堤防から全景)
5年前(↑)に比べると、山頂の松などが随分減りました。 2012/3/25

山桜咲く

掲載日:2021/4/13 ▲ページTopへ
 自転車で行くには近過ぎて物足らず、散歩の運動量がちょうどいい距離のトンガラシ地蔵地蔵山古墳)。昨日の午後届いた伊勢崎市からの情報メールによれば、昨日午後3時頃、伊勢崎市五目牛町地内の粕川付近でイノシシの目撃情報があったよう。「伊勢崎市五目牛町地内の粕川付近」と言えば、トンガラシ地蔵の東方500m程の距離
 3月30日、伊勢崎市赤堀今井町二丁目地内の粕川付近でイノシシの目撃情報があったと伊勢崎情報メールが届き、以来、4月7日まで連日のように同地内でのイノシシの目撃情報が続き、4月9日、10日には赤堀今井町一丁目地内の粕川(赤堀橋付近)で目撃されました。そして昨日は五目牛町地内の粕川付近
 赤城山麓から粕川の河川敷伝いに下り、赤堀今井町二丁目まで到着したイノシシが、山へ戻らずに更に下流の赤堀今井町一丁目〜五目牛町へと下ったのでしょう。この後更に下り続けるのか山に戻るのか、本人に聞いてみないと分かりませんが(あるいは別のイノシシだったかも知れませんが・・・)、散歩の範囲内にイノシシが出没すること、人生、何歳になっても何が起きるか分かりません。
 ・・・と前置きが矢鱈と長かったですが、今回の本題はトンガラシ地蔵で見つけた山桜のこと。”見つけた”と言うと大袈裟に聞こえますが、過去数十年間この山を見て来て、山桜があることを今年初めて気付いたので、心情的には”見つけた”気持ちです。
 今まで気付かなかった理由は簡単。山を眺める位置が、いつも山の南面方向からばかりだったためです。山桜は北斜面と山頂広場の奥で咲いていて、そもそも色が薄いことに加えて、南面からは見え難いからです。気付いたのは4月5日。北斜面の坂道から頂上に登ったからです。今年は桜の開花が例年より早く、華蔵寺公園の桜や地蔵山南方500mの八日薬師の桜は見ごろの終盤でしたが、地蔵山の山桜は開花が始まったばかりでした。蕾は多少桜色をしていますが、開いた花弁は真っ白で、優しく上品です。葉の発芽も同時に進んでいるので、遠目には新緑の淡い黄緑との識別が難しいでしょう。そんなひっそりと存在感薄く咲く風情にも惹かれます。(2021/4/13 記)


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4月

 春4月、トンガラシ地蔵は新緑に包まれます。山頂から東側斜面にかけて植えられていたは徐々に姿を消して、2018年の今はどこにも見当たりませんが、山頂から西側と北側斜面にかけては落葉樹が残され、ソメイヨシノが散る頃から様々な色の若葉が芽吹き、緑のお椀を逆さにしたような姿を見せてくれます。西側には麦畑が広がり、この時期には風景は緑一色に染まります。(2018/4/16 記)

麦畑と新緑のトンガラシ地蔵(西北西側から) 2018/4/8


若葉萌えるトンガラシ地蔵(西北西側から) 2018/4/8


ここ9年間、周囲の風景は変わりませんが、山頂の松の木が大分減りました 2016/4/29


新緑の「トンガラシ地蔵」。萌黄色の新緑が優しい。 2007/4/22

初夏〜梅雨

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5月


この道を登れば、きっと待ってる秘密の山頂、少しの自然と抜群の見晴らし(南側から全景)。
2014/5/31


いつも手入れが行き届いたラジコン飛行場の芝生 2014/5/31


6月


葱畑と入道雲、爽やかな空。梅雨の合間を縫った爽やかな一日。 2014/6/29

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9月


9月に入ったとは言え、まだまだ濃い緑が残るトンガラシ地蔵 2014/9/7


秋になるとトンガラシ地蔵山の西は蕎麦の花で真っ白に埋まります。 2012/9/30


10月


稲の収穫前の水田とトンガラシ地蔵(南西から全景) 2020/10/2


稲刈りを終えた水田とトンガラシ地蔵(南西から全景) 2010/10/16

西側斜面で咲くコスモス 2010/10/11

地蔵山古墳の西側斜面で咲くコスモス(五目牛町)。左側の濃い緑は伊勢崎斎場。はるか後方に赤城山。2010/10/11

初冬〜冬

更新日:2013/12/9 ▲ページTopへ
 昨日の12月8日、小春日和の陽気に誘われてぶらりサイクリングに出かけ、散歩気分でトンガラシ地蔵に寄ってみると、きれいに耕され広々とした水田に囲まれて、伸びやかな風景。7年前からの画像と比較すると、山頂の樹木が徐々に減り、特に松は全滅状態で寂しい風景。松枯れ病にでもやられたのか、あるいは人の手で伐採されたのか分かりませんが、新たにナラやクヌギ、あるいはカエデなどの落葉樹が育ってくれるといいのですが。(2013/12/9 記)

11月


稲の収穫を終え、西日を受けるトンガラシ地蔵山(南側から) 2020/11/24

12月


稲刈りを終え、稲の株も耕された水田に囲まれる、初冬のトンガラシ地蔵山 2013/12/8


初冬のトンガラシ地蔵山。6年前(↓)に比べると山頂の樹木数が減ったようです。 2013/12/8


紅葉のトンガラシ地蔵(南南西から全景) 2007/12/2

北西の斎場の入り口近辺から全景 2006/12/2

右側が「トンガラシ地蔵」 南東には別の円墳 2006/12/29




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