この場所は五目牛町の「トンガラシ地蔵(地蔵山古墳群)」の東側にあって少し東側には粕川が流れています。 里山と言うにはちょっと規模が小さいかも知れませんが、木と木の間の空間の量、未舗装の曲がった畦道、下草がサッパリと刈り取られた小高い丘の斜面、田畑に囲まれた伸び伸びとした場所・・・・・と、伊勢崎市内でいざ探して見るとなかなかありそうでない貴重な場所です。かつては地蔵山の東側斜面の一部だったようです。(2008/3/22 記) |
小高い丘と曲がった畦道と春を待つ落葉樹 2008/3/9 |
|
空の高さを感じる風景 2008/3/9 |
ダルマ石。達磨さんの横顔に似ています。 2008/3/9 すぐ東側を流れる粕川 後方は上武道路と北関東自動車道 2008/1/20 |
丘の斜面の北東には大きな岩があって、地元の人に聞くと「ダルマ石」と呼び、昔はもっと姿が現れていたとのことです。ちょうど達磨さんの顔の部分に似ています。 | |
丘の北東で周りを睥睨するかのように鎮座するダルマ石。 この道を曲がるとどこへ出るのでしょうか?行ってみたくなりませんか? 2008/3/9 |
|
春を待つ落葉樹。 木々も混み過ぎず、下草も刈られているので、ついつい中を歩いてみたくなります。足元には自然の腐葉土が積もっていてフンワリと柔らかです。 この西側のトンガラシ地蔵と一緒に、ちょっとしたウォーキングをして一汗流すのも楽しいのでは? 2008/3/9 |
昨年も紹介したお気に入りの紅葉スポット、トンガラシ地蔵(地蔵山古墳古墳)東側斜面の雑木林。 昨年は落葉が進み、見ごろを少し過ぎた感じだったので早めに出かけてみました。今年はちょうど良かったようで、紅葉と黄葉と、それぞれにいい感じに染まっていました。この場所は、紅葉だけでなく、 なだらかな丘の斜面や曲った砂利道、手前に広がる一面の緑、視界に人工物が少ないことなども特筆したい要素で、それに更に青空と白い雲、はるか後方の赤城山などが加われば、申し分ありません。訪れたのは11月30日、赤城見台公園南西側のカエデ並木の後に訪れました。赤城山の姿は雲に隠れてしまいましたが、青空と白い雲は立派に引き立て役を務めてくれました。(2014/12/4 記) |
|
高い空と色取り取りに染まる林。 2014/11/30 赤や黄色、茶色に黄土色、鶯色、様々な色に染まる小さな林。2014/11/30 |
古墳の東側斜面に伸びる雑木林。どなたが手入れするのかいつも下草が刈られて綺麗になっています。葉を落とした冬、萌黄色の春、それぞれに趣がありますが、紅葉の時期はまた格別に魅力を増します。 2013年の秋は全国的に紅葉が綺麗だったようで、ご当地伊勢崎周辺も例外ではありませんでしたが、さすがに12月も半ばになると、紅葉も見納めになります。先日8日、トンガラシ地蔵の前をサイクリングした足をこちらに伸ばすと、間もなく落葉するであろう紅葉が最後の輝きを見せ、足元に溜まった枯れ葉を踏みながら、去りゆく秋を味わいました。 (2013/12/10 記) |
|
まるで金襴緞子(きんらんどんす)のような紅葉・黄葉 2013/12/8 |
|
古墳の斜面、曲った未舗装の道、雑木落葉樹林、 視界に入らない人工物、遠方の山々、青空と白い雲、 ・・・それほど広くない空間に たっぷりと魅力が詰まった里の風景です。2013/12/8 2013/12/8 |
黄葉する落葉樹から眺めれば、はるか後方に 赤城山や袈裟丸山が横たわっています。2013/12/8 ダルマ石。後方に赤城山。この道を曲ればトトロの世界へ。 2013/12/8 |
広がる緑、青い空と白い雲、落葉寸前の紅葉、何とも伸びやかな風景 2013/12/8 |
当ページで達磨山古墳を最初に紹介したのは2008年3月。葉っぱを全て落した春待ち姿の雑木林の光景が目に留まったからです。その時は、この風景が達磨山古墳の東斜面であることは知りませんでした。
実は達磨山古墳の南側と東側を走る道路は、我が家から赤堀方面へサイクリングする時の定番ルートで、新緑や黄葉の時期など、四季折々の風景を楽しんでいましたが、達磨山古墳のことを知ったのはまだ数年前。地蔵山古墳群のことを調べた時でした。 地蔵山古墳群の古墳数は全55基。その内、現在も姿を確認できるのは「地蔵山古墳」と「蕨手塚古墳」、「赤堀村8号古墳」、そしてここ「達磨山古墳(赤堀村26号古墳)」。ほかにも「多分これだろう」と思しき古墳(の跡)を数か所確認できますが、明確には特定できません。土地改良や用途変更等により、姿を消す古墳。2022年9月現在、達磨山南側の畑では工場の建設工事が進んでいます。まだ残されている間に、写真で姿を留めたいと思います。(2022/9/15 記)
群馬県教育委員会発行、CD-ROM内の古墳一覧表・詳細版 |