伊勢崎市の彼岸花の名所と言えば、境三ツ木の「彼岸花の里」や「御嶽山自然の森公園」です。圧倒的な量の彼岸花が林の地面を覆い尽くす風情は、多くの人を感動させます。ところが、同じ時期に、市内の田園地帯や河川の堤防など多くの場所でも誰かが植えたのか自生したのか、彼岸花がひっそりと咲いています。 Speaking of the famous place of the Lycoris in Isesaki City, it is "Natural Forest Park of Mount Ontake" or "Sakaimitsugi Forest of Lycoris". The appearance that a Lycoris of overwhelming quantity covers the ground of the forest impresses many people. However, Lycoris blooms quietly at many places at the same time in the rural district and the river bank. |
先日の9月29日、赤堀「小菊の里」へサイクリングした時、磯沼公園西側の「毒島城跡」側から訪れると、毒島城跡の西側に何やら真っ赤なベルト状のものが見えます。近付いてみると、毒島城跡の西を流れる「蕨沢川」側の土塁から、その南側の水田にかけて咲く彼岸花です。残念ながら峠を越したようで、枯れて散った花弁はなかったものの、少し白く変色し始めた花弁が混じっていて、見ごろから数日過ぎた様子でした。 見ごろは逃したものの、縁が地形なりに曲った水田や脇を流れる小川、段差が続く田畑、毒島城跡の土塁や樹木、高い青空、これらの昔懐かしい景色に真っ赤なアクセントを加える彼岸花の風景は、来年以降のチェック必須の場所になりそうです。(2013/10/1 記) |
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縁が曲った水田や脇を流れる小川、段差が続く田畑、毒島城跡の土塁や樹木、高い青空、 これらの昔懐かしい景色に真っ赤なアクセントを加える彼岸花。 2013/9/29 |
昨日の午後、爽やかな空に釣られて、ちょっと郊外へ。先日、伊勢崎境三ツ木や御嶽山公園の彼岸花を紹介した時、今年は彼岸花の開花が例年より早いと思いこんでいましたが、そんなことはありませんでした。ここ、前橋総合運動公園の東(前橋市荒子町)付近の水田地帯では、満開だったり、まだまだ蕾だったり、三ツ木や御嶽山から一週間も経過しているのに、今、正に見ごろです。 見ごろと言っても、特に観光地化された場所でもないので、改めて見物に訪れる人は見かけませんが、真北方向に赤城山を控え、黄色く色付き始めた稲田を縁取るように咲く真っ赤な彼岸花の風情は、伸びやかで華やか、清々しくて鮮やかです。それにしても、彼岸花の開花は、気温だけじゃなく日射や水分の量など、様々な条件の影響を受けるようで、彼岸花探しのミニ旅が新たな科目に加わりそうです。(2013/9/27 記) |
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真っ赤な彼岸花と色付き始めた稲穂、後方には赤城山。 2013/9/26 |
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碁盤目状に耕地整理された道路脇に咲く彼岸花 2013/9/26 雲と空と彼岸花 2013/9/26 |
前橋市荒子町の水田地帯の彼岸花が余りにたくさん咲いていて、しかも見ごろだったので、大いに感動し、それならばと、先日9月16日に紹介した毒島城跡付近(赤堀今井町)を訪れてみると、あれから12日も経っているのに、毒島城跡の北東側の水田では、今正に見ごろの彼岸花がいっぱい。しかもまだ蕾どころか、茎が少し出始めた状態のものもたくさんあり、またまた感動。一体、この開花時期のずれは何なんでしょう。奥深い彼岸花の生態です。 前橋市徳丸町や力丸町付近の広大な穀倉地帯では、まだ一度も彼岸花に出合っていませんが、同じ水田地帯でも、伊勢崎市の赤堀地区や前橋市東部一帯の水田には、敢えて集めて植えたかのように、彼岸花がたくさん咲きます。耕地整理時期の整備方針などが異なったのでしょうか。 一説には水田脇の彼岸花はモグラなどの動物被害対策とも聞きます。また、最近は園芸用としても人気が出て、また、テレビなどマスメディアでも紹介される機会が増えた彼岸花。昭和時代以前の「彼岸花は縁起が悪くて忌み嫌う」価値観は、変わりつつあるようです。ちなみに、先日9月21日、「太田道の駅」では、小さな白い彼岸花(リコリスアルビフローラ)3本が植わった鉢が390円で販売されていました。(2013/9/27 記) |
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青空を背景に水田脇で咲く彼岸花・真っ盛り 2013/9/26 |
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密集して咲く彼岸花 2013/9/26 左後方は毒島城跡、中央後方は茶臼山古墳 2013/9/26 |
水田の段差を埋める彼岸花。 蕾や茎が出始めたばかりの彼岸花もいっぱい。 2013/9/26 |
昨日のミニ彼岸花ツアーの最後の紹介は、前橋市粕川町月田の彼岸花です。 既に何ヶ所も見て回ったので、お腹いっぱい・ご馳走様気分だったので、ちょっとした彼岸花は横目で見ながら素通り。後で「あの時、写真だけでも撮っておけば良かった」と後悔することは分かっていますが、次回の楽しみに回すと言う事でやっぱり素通り。 そんな気分で走った粕川町(旧勢多郡粕川村)月田地区ですが、流石に素通りできなかったのがこの場所です。 この付近は既に赤城山の裾野の中。その勾配によって、田や畑には段差ができ、景色も立体的です。北方には赤城山、東方には桐生方面の山々が見え、南方には伊勢崎市街地が広がり、風景そのものが広々と伸びやかです。地名の「月田」からも、月の灯りに照らされた段々畑のイメージが浮かびます。(2013/9/16 記) |
密集して咲く真っ赤な彼岸花。葱の緑とのコントラストも鮮明。 2013/9/26 |
秋のお彼岸の連休最終日、天気はハッキリしませんが、サイクリングへ出発。 まずは波志江沼の北西から神沢川沿いの道を走って前橋市下増田町へ。途中、2軒の養蚕農家を発見し、家主の方とちょっとお喋り。北関東自動車道駒形ICの下から、高速下の遊歩道経由で前橋みなみモールに向かい、IKEYA建設予定地に新たな動きがないことを確認し、群馬ヘリポートでちょっと一休み。利根川左岸のサイクリングロードを走って東毛広域幹線道路の玉村伊勢崎バイパス工事現場へ向かうと、途中のサイクリングロード脇には彼岸花がいっぱい。 伊勢崎境三ツ木や御嶽山公園の彼岸花は、満開を少し過ぎていましたが、この辺は、まだこれからの様子。背景の空がイマイチでしたが、余りにあちらこちらで咲いているので、何枚か撮って来ました。(2013/9/27 記) |
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波志江沼と前橋市下増田町をつなぐ神沢川沿いの道 |
利根川左岸のサイクリングロード脇で咲く彼岸花 2013/9/23 |
3日前に今年の彼岸花を紹介したばかりですが、今年は例年より早めに彼岸花が咲いている様子なので、昨年紹介した赤堀今井町・毒島城跡南西側の水田を訪れてみると、案の定、早くも咲いていました。昨年は水田脇の畦にもたくさん咲いていましたが(→こちらに掲載)、今年は草刈り機できれいに手入れされていたので、ひょっとしたら、雑草と一緒に刈り取られてしまったかも知れません。水田の畦で咲く彼岸花は、どこか別の場所に移植してあげればいいのでしょう。 穂が垂れ始めた水田と、その後方の諏訪山の緑を背景に咲く彼岸花、野趣たっぷりのこの風景、辺り一面を広範囲に埋め尽くす彼岸花とはまた違った趣を感じます。この一帯には、特に探す努力をせずとも、あちらこちらで彼岸花が咲いていて、サイクリングのスピードが鈍ります。(2013/9/16 記) |
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穂が垂れ始めた水田と、その後方の諏訪山の緑を背景に咲く彼岸花(伊勢崎市赤堀今井町) 2013/9/14 |
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水田側の彼岸花は雑草と一緒に刈り取られたようです 2013/9/14 |
用水脇でニラの花と一緒に咲く彼岸花 2013/9/14 |
このページで、主に伊勢崎市郊外で咲く彼岸花を紹介し始めてから6年が経ちますが、その撮影日を確認すると、早くて9月23日。必ずしも厳格に開花時期を意識している訳ではありませんが、大雑把には名前が示す通り、秋のお彼岸辺りと掴んでいました。ましてや今年の夏は猛暑日の連続で、残暑も厳しく、彼岸花は涼しさの到来を感知してから開花する花なので、今年は例年よりも遅い9月下旬頃と予想していました。 そんな気分でいた昨日12日、前橋市新井町で咲くキクイモ(菊芋)を撮りに出かけた際、周辺の飯土井町や二之宮町の水田地帯にサイクリングの足を伸ばすと、や、や、何と早くも彼岸花が咲いているじゃありませんか(@_@)。ギョギョーっと驚きながらも、早速に写真を撮って参りました。たまたま一ヶ所で咲いているのかと思いましたが、この辺一帯は、どこも同様な感じで咲いていました。ただ、まだ咲き始めの様子だったので、満開は数日後になると思います。ちなみに昨年の「境三ツ木の彼岸花の里」は9月下旬が満開でした。今年の状況はどんな具合でしょうか。遠からず出かけてみましょう。(2013/9/13 記) |
早くも咲き始めた2013年の彼岸花(前橋市二之宮町の道路脇) 2013/9/12 |