伊勢崎市境三ツ木の早川淵「彼岸花の里」。 8月下旬から9月上旬にかけて、連日のように雨が降り続いた2015年。その涼しさが影響したためか、9月5日には伊勢崎市太田町の広瀬川河川敷で、早くも見ごろの彼岸花に遭遇しました(→こちら)。 彼岸花と言えば、ここ早川淵の「彼岸花の里」と御嶽山の彼岸花。その開花状況が気がかりだったので、昨日9月12日に訪問。伊勢崎市東小保方町の大東神社の東側で早川サイクリングロードに取り付き、川の流れを眺めながら、緩い下り勾配の快適さを楽しみながらのサイクリング。その途中、早川沿いの水田や堤防で咲く彼岸花は早くも満開。中には咲き終えた株も。 「この分では早川淵の彼岸花もきっと・・・」とやや急いた気持ちで現地に着くと、案の定、木陰の彼岸花は早くも見ごろを迎えていました。例年より一週間ほど早めの開花のようです。 年によって、2週間ほど見ごろがずれる彼岸花。2010年~2012年頃の見ごろは9月下旬でした。お出かけの参考に。(2015/9/13 記) |
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例年より一週間ほど早目に咲いた早川淵の彼岸花(3分18秒) 大小様々な木立ちとのコントラスト 2015/9/12 ニョキニョキと並ぶ茎が竹林のよう。 2015/9/12 |
今年の早川淵の彼岸花は例年より少し早目に開花しています。 昨年、当サイトで紹介した過去6年分の満開日を整理しましたが、平均値を求めると満開日は22日。猛暑日が続いた年や開花直前に台風に襲われた年には大幅に遅れ、これらイレギュラーな年も加わっていますが、最近はこのような天候も珍しくなくなり、彼岸花の開花はざっと2週間程度はずれると理解しています。 そのような過去データを元に今年の彼岸花の開花を予想していたのですが、今年の8月は猛暑日が続いたものの、下旬には一挙に涼しくなり、9月に入ってからは曇天や大雨続き。 秋の涼しさを知ってから咲く彼岸花、暑い日が長く続けば開花も遅れますが、8月下旬の涼しさや9月に入ってからの愚図ついた天気は逆に開花を早めるはず。そのギッタンバッコンの現象がどのように影響したのか関心を持ちながら、「結局、今年の満開日は平均値に近い22日頃だろう」と予想していましたが、一週間前の9月7日には既に郊外で咲く彼岸花に出会い、その後も市内のあちらこちらで開花を確認しました。 そこで気になるのが、ここ早川渕の彼岸花。昨日13日、久々の青空の中、暫定開通した東毛広域幹線道路・境工区の舗装も真新しい自歩道を走って見学して参りました。 現地では木立の中の彼岸花は既に5,6分咲きで、高齢者施設の方たちが見学に訪れ、カメラ片手に撮影する人たちもチラホラと見えました。この様子では、見ごろは18日頃からと思います。太陽光が多めに射し込む日向の場所では一分咲き程度ですが、この辺の開花は例年遅いので、こちらの開花を待っていると全体の見ごろを逸してしまいます。 「せっかく出かけたのに早過ぎた、遅過ぎた」と言いながら出かけることもまた楽しいことですが、ちょうど見ごろを狙いたい方の参考までに。(2014/9/14 記) |
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木立の中の彼岸花は既に5,6分咲き 2014/9/13 大小様々な太さの木立、地面を覆う彼岸花。満開はもう少し先のようです。 2014/9/13 太陽光が多めに射し込む日向の場所では一分咲き程度 2014/9/13 |
当サイトで9月中旬から紹介を始めた2013年の彼岸花。今年は昨年よりも早めに咲いているので、境三ツ木の彼岸花ももう咲いているのだろうかと気になっていたところ、9月19日放映のNHKテレビ番組「ほっとぐんま640」で、「境三ツ木・早川渕の彼岸花が満開」と紹介され、「やっぱり」と不安適中。 早速に本日21日に出かけてみると、林の中の彼岸花には咲き終えた花弁もチラホラ、日当りのいい場所がちょうど見ごろ、蕾が少々・・・と言った感じでした。 それにしても、気まぐれと言いますか、天候に正直と言いますか、彼岸花の開花時期は本当に色々、人生いろいろ。・・・と言う事で、当サイトで紹介した過去の満開時期を整理してみました。 2008年・・・9月16日頃(撮影日の2日後と判断) 2009年・・・9月14日頃(撮影日の翌日と判断) 2010年・・・9月26日頃(猛暑の夏の影響で10日遅れ) 2011年・・・9月26日頃(台風12号、15号の冠水の影響あり) 2012年・・・9月29日頃 そして今年は 2013年・・・9月20日頃 と、年によって2週間くらいはずれます。
春先に咲く花は春の温かさを知ってから咲き、秋に咲く花は寒さを知ってから咲きます。ここ三ツ木や「御嶽山自然の森公園」の彼岸花も、日陰の花が満開の頃に、暑い日射しを受けている日向の花はまだ蕾だったりします。夏が猛暑の年は開花が遅れると考えていましたが、単純にそれだけでもなさそうで、一週間程度涼しい日が訪れると、彼岸花も秋の到来と勘違いして咲き始めてしまうようです。自然は複雑、数年間の観察程度では、なかなか分かった風なことは言えないようです。 今年は昨年同様、林の中を真っ赤に燃えるように埋め尽くし、中央通路の北側区画もほぼ隙間なく埋まり、白い彼岸花(リコリスアルビフローラ)が昨年よりも大分増えたように思いました。咲き終えた花弁も見られますが、あと一週間くらいはまだまだ見ごろと思います。(2013/9/21 記) |
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木立とのコントラストに目を奪われます 2013/9/21 燃えるような林、情熱的で幻惑的 2013/9/21 楚々と咲くたくさんの白い彼岸花(リコリスアルビフローラ) 2013/9/21 白い彼岸花(リコリスアルビフローラ)はちょっと涼しそう 2013/9/21 リュウノヒゲらしき緑の絨毯の後ろで咲く彼岸花。巨木の幹が風景を引き締めます。2013/9/21 |