■造成工事:概況|第一期造成、第二期造成|位置図|59 haってどのくらいの広さ? ■関連事業:埋蔵文化財調査|工事着手前の現地|市道2-22号線|東毛広域幹線道路・玉村伊勢崎バイパス(利根川~駒形柴町線)| 群馬県道・駒形柴町線拡幅工事 ■工業団地内の進出企業 ワークマン・新伊勢崎流通センター|白十字・宮郷工場|共栄フード北関東工場|阪和興業|サカエ理研工業伊勢崎工場|日本ピュアフード・伊勢崎プラント |栗食|中西製作所 群馬工場|日本クッカリー|三和コーテックス |
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◆工業団地計画の経緯・・・伊勢崎市は2008年3月、宮郷地区への工業団地造成を県に要望することを決定しました。これは、近年、群馬県内への工場立地件数が全国第3位となるなど企業進出が盛んなため、県所有の工業団地も残り僅かになってきたことから、群馬県企業局が新たな工業団地造成に関する調査依頼を出したことを受けてのことです。宮郷地区は、過去においても工業団地造成の要望書が出された地域であり、また、都市計画上においても産業拠点と位置づけられている地域です。 ◆立地条件・・・この地域の3.5km北には北関東横断道・駒形ICがあり、南には坂東大橋を渡り30分の距離に新幹線・本庄早稲田駅や関越道・本庄ICがあります。また、工業団地の南は東毛広域幹線道路(2014年度開通予定)に接し、完成後には高崎や太田、館林方面への交通も円滑になります。更に7km東方(直線距離)には上武道路があり、東毛広域幹線道路と関越道の交差部には高崎市がスマートICの誘致を計画しています。このように、当該地は広域な面積(現況は農地)がまとまっていることだけでなく、交通網に恵まれた産業拠点として好立地の地域です。 愛知県や九州北部の自治体が産業集積地として活況を呈していますが、群馬県においても太田市や伊勢崎市は負けず劣らずの勢いがあるようです。地方自治体が自力で財政基盤を作らねばならない昨今、企業誘致は税収増や雇用の促進、人口増加の促進等、多くの可能性を有しています。当サイトでは、完成までの間、継続的に紹介してまいります。まずは計画地をご覧ください。(2008/3/26 記) |
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計画の概要 (計画区域面積 59 ha の内訳)
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今後のスケジュール●全地権者の同意を得て市長が県知事に工業団地造成を陳情●関係測量を実施 ●平成24年(2012年):環境アセスメント評価を実施(騒音、大気汚染、生物環境、人と自然の触れ合い等を評価) ●平成2?年春:市街化編入・農振除外と同時に用地買収 ●平成25年(2013年)7月:事業化決定 ●平成25年(2013年)9月:都市計画決定 ●平成26年(2014年)度:団地内を2期に分割。1期目(32ha)造成工事を県企業局が着手。 ●平成27年(2015年)1月:第一期造成分分譲開始 宮郷地区と隣接する田中町地区34.1ヘクタールについて市街化調整区域から市街化区域への編入を進め、周辺住宅地と一体化して市街化整備する。 群馬県と伊勢崎市の予算分担 ■工業団地内部:群馬県企業局 ■団地開発に伴う市道や用排水路の整備:伊勢崎市 |
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平成25年3月5日開催の伊勢崎市議会定例会・議事録から抜粋事業状況をネットで調べると、平成25年3月5日開催の伊勢崎市議会定例会で羽鳥市議さんが質問し、五十嵐市長が下記のように答弁しています。長文ですが、そのまま引用掲載します。 |
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(伊勢崎市ホームページ内の議事録を一部抜粋。太字と色の装飾は当サイト運営管理人・丸男が編集。) 次に、御質問の第2点目、(仮称)伊勢崎宮郷工業団地についてお答えを申し上げます。 まず、現状の件でございますが、工業団地造成事業の土地利用調整におきまして、最大の課題でございました農林調整が昨年2月に終了いたしまして、現在は事業化に向けて必要な環境影響評価と都市計画の手続を同時に進めております。これらの手続に必要とされる説明会も合計6回開催をいたしまして、群馬県企業局を初めとする群馬県の関係機関と協力をしながら、市民への周知も随時行っております。これらの手続が順調に進みますと、ことしの秋ごろには各種手続が終了する見込みでございます。その後は、速やかに用地買収が行えるよう地権者との調整も進めながら、県企業局にも平成25年度当初予算への計上をお願いしておりまして、事業化に向けて最終段階にきているものと考えております。 次に、今後の計画でありますが、平成26年度に予定されます東毛広域幹線道路の全線開通に合わせまして、工業団地造成事業の展開もできるよう事業主体であります群馬県企業局や東毛広域幹線道路の整備を担当いたします伊勢崎土木事務所、その他関係機関と調整をしながら全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。 平成25年度に予定しております具体的な工業団地周辺整備関連事業としましては、東毛広域幹線道路と工業団地からの排水をあわせて利根川へ放流する新設排水路整備事業を引き続き進めてまいります。この事業は、伊勢崎土木事務所と基本協定を締結いたしまして、それぞれの費用の縮減を図ることを目的に、平成23年度から共同で実施をしております。東毛広域幹線道路の開通に間に合うように平成25年度内に完成させる予定でございます。 これ以外で実施する事業につきましては、工業団地本体の造成工事が始まりましたときに、周辺地域の市民生活への影響ができる限り少なくなるように、用排水路の切り回しや迂回道路を確保するために必要な区間の整備に優先して取り組むというものでございます。また、これらの工事に附帯する水道管の切り回しや文化財の発掘調査なども行う予定であります。なお、工業団地本体の造成工事と同時期に行える事業は、平成26年度以降に計画をしているものであります。 |
2018年正月2日。空気は冴えわたり、伊勢崎市の宮郷工業団地から眺める上州の山並みは、真っ青な空に負けじとばかりに青く、工業団地の南方には乾いた水田が広がり、伸び伸びとした風景が広がっています。 海なし県の群馬県で水平線を見ることはできませんが、東毛広域幹線道路がちょうど水田と空を分ける地平線のように走り、その地平線上に徐々に姿を現す宮郷工業団地の工場の連なりは、工業都市伊勢崎市の象徴であるかのように横たわっています。 伊勢崎市宮郷地区の穀倉地帯が工業団地へ。変わりゆく伊勢崎市の2018年元旦の姿です。(2018/1/7 記) |
真っ青な空と水田を分ける宮郷工業団地 2018/1/2 |
第一期造成分は完売、第二期分も造成完了完成間近の2つの建物とボーリング調査が進む1区画2016年12月8日、第一期造成分は完売し、ワークマンの流通センターと白十字の宮郷工場は完成間近です。共栄フード北関東工場ではボーリング調査が始まりました。第二期分造成完了。第一期造成地では完成間近2棟。隣接区画でボーリング調査(1分39秒) 2016/12/8 |
2企業の建物の建設が進む第一期造成地(動画)2016年8月31日、造成工事を終えた第一期分は現在分譲中で、進出が決まった企業のうち、ワークマンと白十字の工場建設が進んでいます。2企業の建物の建設が進む伊勢崎宮郷工業団地 第一期造成分(2分33秒) 2016/8/31 |
調整池とその周辺道路2015年末の宮郷工業団地・第一期分の状況です。既に工事は完了し(工期:2015年11月30日)、調整池とその周辺道路が完成間もない真新しい姿を見せていました。調整池西側の民地と接する道路は交通止めも解除されています。調整池南側の東毛広域幹線道路と接する道路も交通止めが解除されていますが、車両は進入できません。調整池南側から眺める榛名山、小野子山、子持山、谷川連邦、赤城山、袈裟丸山の眺望は今まだ健在でした。(2016/1/13 記) |
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調整池。後方には榛名山、小野子山、子持山、谷川連邦、赤城山、袈裟丸山(左から) 2015/12/30 |
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調整池南側の道路(西側から東方) 2015/12/30 調整池西側の道路(北側から南方) 2015/12/30 調整池北側の道路(西側から東方) 2015/12/30 |
調整池南側の道路(東側から西方) 2015/12/30 調整池西側の道路(南側から北方) 2015/12/30 調整池北西角の交差部改良 2015/12/30 |
調整池東側の新設道路。団地中心を南北に縦断し東毛広域幹線道路に接続(現在、通行止め)。 2015/12/30 |
2015/9/15、工期2ヶ月半前の伊勢崎宮郷工業団地の状況です。区画内には入れませんが、周囲から見る範囲では、第一期造成分のA区画とB区画の造成と区画道路は完成し、調整池工事が大詰めの様子でした。 南側を走る東毛広域幹線道路(354BP)・玉村伊勢崎バイパスで進んでいた4車線化工事はほぼ完了し、開通を待つばかりでした。こちらの工期は9月18日でしたので、現時点で既に開通していることと思います。 今回は動画で撮影しました。下図区画図と撮影位置を参照してご覧ください。(2015/9/24 記) |
伊勢崎宮郷工業団地 第一期造成工事 2015/9/15日の状況 (3分11秒) 伊勢崎宮郷工業団地 区画図 「田中町南」交差点(撮影位置①)から北方 2015/9/15 新設交差点(北撮影位置②)から北方 2015/9/15 「東上之宮」交差点(撮影位置③)から東方 2015/9/15 伊勢崎市道2-22号線(撮影位置④)から東方 2015/9/15 |
2014年9月に着工した宮郷工業団地第一期造成工事。敷地が広大で、進捗状況をなかなか把握できませんが、年末に東毛広域幹線道路(354BP)・玉村伊勢崎バイパスを走ってみると、「田中町南」交差点と「東上之宮」交差点の中間付近で新設道路の丁張り測量が進んでいて、年明けに改めて訪れると、この道路を始め、その西隣の調整池、更に調整池北方の新設道路など、様々な工事が進んでいました。 | |
「田中町南」交差点の北西角地に立つ大きな工事看板によれば、工事は6分割6社への発注です。(2015/1/15 記) 【発注者】 群馬県企業局 【施工者】 (分割1号)株式会社栗原建設 (分割2号)島久建設株式会社 (分割3号)株式会社栗原工務店 (分割4号)関東建設工業株式会社 (分割5号)株式会社萩原土建 (分割6号)田中建設株式会社 |
工事看板 |
東毛広域幹線道路・「田中町南」交差点の北西角地(上右写真の現在地)から見渡す宮郷工業団地 2015/1/10 |
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東毛広域幹線道路に新設される交差点位置で進む工業団地内の道路工事 2015/1/10 |
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調整池西側の新設道路(南側から北方) 2015/1/10 調整池西側の新設道路(北側から南方) 2015/1/10 調整池北側の新設道路(南側から北方) 2015/1/10 |
調整池工事(南側から北方) 2015/1/10 調整池北側の新設道路(西側から東方) 2015/1/10 工事看板 2015/1/10 |
改良工事が進む市道(伊)2級22号線の周囲では工業団地造成が進んでいます。広範囲で全貌を掴み難いですが、2級22号線近くには工事看板と、敷地内の土地売買に関するお知らせが立っています。 | 発注:群馬県企業局、工事会社:株式会社栗原建設さん 工期:平成27年11月30日 2014/11/23 |
敷地内の土地売買に関するお知らせなど 2014/11/23 |
2015/12/30、年末の宮郷工業団地の状況です。現場は年末年始休暇に入ったようで、静まり返った広大な敷地が広がっていました。既に団地北側の第二期造成工事(C、D、E、F区画)の工事が始まり、整地された敷地に丁張りの木杭がトンボのように立ち、完成形を想像させます。一期と二期の区画境界にある東西道路(一期分)の築造も完成し、真新しい舗装面が伸びています。この道路の東端部では県道・駒形柴町線の拡幅工事も進んでいます。 現地掲示の説明図や工事看板によれば、第二期工事概要は下記の通りです。(2016/1/13 記) ■発注:群馬県企業局 団地造成事務所 ■工事会社 団地造成:柏井建設さん、岩瀬工務店さん、第一工業さん、上柿建設さん、吉田組さん、鈴木建設さん 県道拡幅:サンケンさん ■工期 団地造成:2016年10月31日、県道拡幅:2016年2月26日 |
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造成工事期間中の通行止め箇所と期間(予定)造成工事期間中の通行止め箇所と期間(予定) 2015/12/30 |
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団地北辺の新設道路 2015/12/30 |
造成工事が進む第二期区画(北西付近) 2015/12/30 |
造成工事が進む第二期区画(北寄り。市道2-22線から東方) 2015/12/30 造成工事が進む第二期区画(中央付近。市道2-22線から東方) 2015/12/30 造成工事が進む第二期区画(市道2-22線の西側。倭文神社南東) 2015/12/30 |
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工事看板 2015/12/30 工事看板 2015/12/30 |
工事看板 2015/12/30 |
一期と二期の区画境界を走る東西道路 |
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伊勢崎市道2-22号線から東方(現在、全面通行止め) 2015/12/30 |
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2015/12/30 |
2015/12/30 |
群馬県道・駒形柴町線拡幅工事→こちらに移動しました(2016/4/19) |
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Google地図 |
59 haってどのくらいの広さ?1ヘクタール(1ha)=100アール(100a)=10,000平方メートル(10,000m2)ですから、59ha = 590,000 m2仮に正方形としますと、一辺の長さ=√(590,000)=768m の正方形 また区道分担と宅地で1戸当たり250m2の住宅団地と仮定しますと、総戸数=590,000/250=2,360戸 の住宅団地 華蔵寺公園が遊園地と施設とで26.9haとのことですから、その約2.2倍です。返って分かり難くなってしまいましたか?とにかく広大な面積です。 |