平成26年度に全線開通が予定されている東毛広域幹線道路(354バイパス)。伊勢崎市内では韮塚工区1.06kmが2013年2月26日に完成形で開通し、境工区2.85kmが2013年3月22日に暫定形2車線で開通しました。2013年12月現在、境工区と境木島三ツ木工区の完成形(4車線化)工事、および玉村伊勢崎バイパスの新設工事が進んでいます。これら伊勢崎市内の4工区の内、玉村伊勢崎バイパスがここ宮郷工業団地内の南側を通過します。 2013年12月15日、朝から上州名物空っ風が吹きすさび、サイクリングの意欲も凹み気味でしたが、意を決して玉村伊勢崎バイパスの建設現場に出かけると、工業団地予定地内の水田で何やら工事が始まっていました。 |
埋蔵文化財調査の案内板 2013/12/15 |
工事案内を見ると埋蔵文化財調査(*)でした。場所は玉村伊勢崎バイパスのちょっと北。遺跡調査は工業団地の範囲全量を調査するのか部分的なのか分かりませんが、また今回の調査区域が何の範囲か分かりませんが、一年数ヶ月後に東毛広域幹線道路の開通を控えている現在、こちらも徐々に動いているようです。 (*)業務名=東上之宮遺跡発掘調査、工期=平成25年10月17日~平成26年3月30日、調査会社=株式会社シン技研コンサルさん それにしてもこの場所、工業団地分の59haを含み見渡す限りの水田が広がり、遮るものが何一つありません。南から北へ向かうと、かすかに感じる上り勾配と真正面から吹き付ける空っ風がモロに足腰に堪えますが、完成後には工場で埋まるであろうと想像すると、現在のこの風景も貴重なことに思えます。 今回の埋蔵文化財調査を契約検査課の公開資料で確認すると、業務契約金額が3,540万円(税抜き)なので、広範囲の調査のようです。(2013/12/19 記) |
|
埋蔵文化財調査が進む現地。左後方に榛名連山。中央後方は小野子山、子持山。右後方に赤城山(鍋割山)。2013/12/15 |
宮郷工業団地造成事業では環境アセスメントを終え、平成24年(2012年)11月2日から同年12月3日の間、「伊勢崎宮郷工業団地造成事業環境影響評価準備書」の縦覧が行われ、周辺整備事業として、伊勢崎市では「市道(伊)2級22号線道路改良工事」(工期=2013/3/15)や「宮郷工業団地造成に伴う配水幹線布設工事(1工区)」(工期=2013/3/15)が進んでいます。また工業団地の南側に接する東毛広域幹線道路(354バイパス)・玉村伊勢崎バイパスも工事が始まり、周辺の動きを徐々に確認できるようになりました。 昨年11月10日、工事着手前の現地の状況を記録しておこうと思い立ち、写真に撮って参りましたので、下記に紹介します。現況は耕地整理された水田が広がり、周辺の山々を一望でき、私も度々「山座同定」のための写真を撮りに出かけています。(2013/1/30 記) |
工業団地敷地の南端部(東毛広域幹線道路(工事中))の中間地点付近に立ち西から東を180度展望。 2012/11/10 |