地蔵山古墳群は土地改良事業に伴って調査され、全55基を確認。形式別内訳は ■大形前方後円墳・・・2基 ■帆立貝式古墳・・・・・1基 ■方墳・・・・・・・・・・・・・2基 ■円墳・・・・・・・・・・・・・50基 この内、大規模な古墳を除き、44基が発掘調査されています。 当ページでは調査結果等を参照し、現況写真等を添えてこれらの古墳群を紹介して参ります。(2021/1/5 記) |
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地蔵山古墳群の地図(Google earthの航空写真に加筆) 国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」で取得した航空写真(下記)から一部切り抜き
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赤堀村8号墳は地蔵山古墳の墳丘から南方約150m、地蔵山の斜面勾配が平坦に変わる付近に位置しています。発掘調査を完了していますが、現在もお椀を逆さにしたような姿が残されています。周囲の現状は畑です。下記に、「五目牛東遺跡群及び赤堀村8号墳発掘調査概報」を参照し、概要を示します。(2021/1/5 記) | |||||||||||||||||||||||||||||||
古墳の規模
出土遺物■円筒形埴輪・・・15■人形埴輪頭部・・・1 ■土師器甕形(かめがた)土器・・・1 ■土師器坩形(かんがた)土器・・・2 |
古墳の内部構造
古墳の概要■形式は円墳と推測される。■環状の水濠をめぐらしていたと推測される。 ■墳丘裾には円筒埴輪を配列していたが、人形埴輪の配列も考えられる。 ■墳丘中央部で盛土上東西方向に凝灰質砂岩削り石を用いた竪穴式石槨(せっかく)1基が発見された。 ■石槨内は荒らされていたためか副葬遺物は発見されない。しかし周堀底からは土師器3個が出土した。 ■内部構造および円筒形埴輪等からみて築造時期は6世紀前半頃と推測される。 |
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赤堀村8号墳(上の写真左)。上の写真右は地蔵山古墳。(南東から) 2020/12/26 赤堀村8号墳(上の写真中央)。上の写真左は地蔵山古墳。右は達磨山古墳。(南西から) 2020/12/26 |
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赤堀村8号墳(上の写真中央左)。上の写真中央後方は地蔵山古墳。(南から) 2020/12/26 赤堀村8号墳(南東から)2020/12/26 赤堀村8号墳(南から) 2020/12/26 |
群馬県佐波郡赤堀村文化財調査報告 11 五目牛東遺跡群及び赤堀村8号墳発掘調査概報 −伊勢崎北部土地改良事業に伴う埋蔵文化財調査報告− 赤堀村教育委員会 昭和54年 発行:昭和55年3月31日 執筆者:村松一昭氏 発行者:赤堀村教育委員会 所蔵:伊勢崎市赤堀図書館 サイズ:B5 厚さ:5.5mm |