2008年11月17日、スマークの内覧会が開催されました。 スマークの建設計画が発表された後、その年の冬から約2年間、毎週のようにこの地を訪れ、遺跡調査から本体工事、周辺道路工事の様子を紹介し続けて来ましたが、建物内に足を踏み入れたのは今日が始めてのことです。 その最初の瞬間の驚きには様々な思いが混じっていましたが、その中で一番強かった印象は、誤解を恐れずに率直に述べると「群馬の田舎に突然現れた都会」と言った感想でした。その驚きを背中に隠し、多少気後れしながら館内に入り、隅から隅までくまなく見学する内に、徐々にここがショッピングモールであることを忘れて行く自分に気が付きました。時にはホテルのロビーであったり、時にはアミューズメント施設であったり、また時には公共の福祉施設の待合室であったりと、アットホームで居心地の良さを感じていて、オープン後に買い物に来た時においても、多分、買い物をしただけでは帰らないだろうことを十分に予想させる雰囲気を持っていました。 振り返るに、スマークの建設計画のコンセプトの中で「アミューズメントや飲食を充実させ、長時間の滞留型を目指す。」と言う目標が掲げられていましたが、正にその方針を実感しました。 およそ1時間半をかけて館内を見学する内に、最初に感じた「都会」の雰囲気も、上品で洗練されてはいるものの排他的ではなく親しみ安いものに変わっていました。 建物が曲線であること、床に絨毯や大理石が張られていること、照明が全てソフトな間接照明で温もりを感じさせるオレンジ系の色であること、そこかしこに休憩コーナーがあること、空間が広々としていること、館内全体に多くのグリーンが配置されていること、また高級感漂うトイレ、オストメイト対応多目的トイレや授乳室の設置・・・等々、理屈を考えれば様々な事が効果を生み出しているのだと思いますが、それらを押し付けがましくなく自然に感じさせてくれるのは、この施設の基本コンセプトやデザインがしっかりしている証明なのだろうと思いました。 写真をたくさん撮影して参りましたので、まずはご覧ください。(2008/11/17 記) |
午後2時からの内覧会のお客さんを迎えようとしているスマーク | ||
青空と三角 この徳利のような先から水がこぼれ、 川になって流れます。 |
正面エントランス キリンや孔雀が出迎えてくれます。 |
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西側 |
風力発電とスマーク正面 |
南側 |
孔雀 |
スタバとキリン |
野外ステージ |
スペースゆったりとしたスペース、見渡しのいい館内 |
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絨毯が優しい |
3Fコリドー 2Fコリドー・カーブが優しい |
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正面入り口 |
トイレや喫煙室 |
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授乳室 ベビー休憩室 |
授乳に必要な設備が整っています |
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喫煙ルーム |
オストメイト対応の 多目的トイレ 手前には折り畳みベッドが立て掛けられています |
男性トイレにも オムツ交換、赤ちゃん椅子 男子トイレ入口 アートの壁飾り |
男子トイレ手洗い台 男子小用便器。 手前に幼児用もあります |
休憩コーナー |
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正面エントランスの休憩コーナー スマークキッチンの中に・・・ ホールにも |
トイレ脇に・・・ 通路脇に・・・ 通路の真ん中に・・・
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エスカレータホール脇に・・・ 通路の真ん中に・・ コリドー ホールにも・・・ |
インフォメーション、ガイド |
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ショップ |
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飲食コーナー |
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3F スマークキッチン |
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スマークキッチン内 スマークキッチン内 スマークキッチン前の休憩コーナー |
1F飲食店街 スマークキッチン内 |
スマークの建設ヒストリー |
●2008/10/11〜2008/10/26:看板、駐車場、敷地周辺道路改良 ●2008/9/7〜2008/10/4:看板、駐車場、植栽 ●2008/6/15〜2008/8/31:外構、看板、駐車場、本体仕上げ ●2008/5/11〜2008/6/28:外壁工事〜内部造作 ●2008/1/26〜2008/5/11:鉄骨建方〜外壁工事 ●2007/10/13〜2008/1/13:敷地造成〜基礎工事 ●2007/6月中旬〜10月上旬:用水敷設、周辺道路改良・新設工事 ●2007/1〜5月中旬:埋蔵文化財調査の様子 ■周辺道路改良事業■(東地区、豊城町) |
位置図|航空写真による現地|モール近辺の整備中の道路|上武道路・桐生県道の位置図|建設用語集 |