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赤堀歴史民俗資料館

ひなまつり展地震の教訓を実際の被害で伝える
過去のイベント(スタンラン展毒島城調査結果平成19年度埋蔵文化財発掘調査速報展(1)同(2)その他
更新日:2014/2/26

赤堀歴史民俗資料館


住所:伊勢崎市西久保町二丁目98番地
TEL:0270-63-0030
開館時間:午前9時〜午後5時
休館日:月曜日・祝日の翌日

赤堀歴史民俗資料館の地図


掲載日:2014/2/26 ▲ページTopへ

ひなまつり展

 2014年221日(金)から312日(水)まで、「伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館」において「ひなまつり展」が開催されています。時間は午前9時から午後5時まで。同館の玄関ホールには伊勢崎市重要文化財の旧森村家住宅のひな人形を始め、煌(きら)びやかで優雅な衣装をまとったひな人形たちが、これまた豪華絢爛な御殿の中に居並んでいます。
 三段や五段のいわゆるひな壇に飾られたお雛様は我が家にもあり、テレビCMなどでも見かけますが、御殿を模した建物の中に収まるお雛様飾りは初めてみました。一目して分かる豪華なお雛様セット、どのようなお宅に置かれていたのでしょう。還暦を過ぎて数年経ちながら、未だに初めて接する郷土文化があること、喜ぶべきか悲しむべきか。寝ている暇がありません。
 ・・・などと個人話はさて置いて、貴重で珍しいお雛様たち、この機会に出かけてみてはいかがでしょうか。
(2014/2/26 記)

見てください、この優雅で豪華絢爛なお雛様飾り(@_@)


<ひな壇の順序>
お内裏(だいり)さま(または親王(男雛、女雛))
三人官女(さんにんかんじょ)
随身(ずいじん、ずいしん)
向かって右が左大臣で年配者、向かって左が右大臣で若者。いずれも武官。
五人囃子(ごにんばやし)
向かって右から、謡(うたい)、笛(ふえ)、小鼓(こづつみ)、大鼓(おおづつみ)、そして太鼓(たいこ)の順
楽器は右から小さい順序

玄関ホールの壁側にずらりと並んだ雛飾り



お内裏さまと三人官女、随身



お内裏さま


御所人形(江戸時代後期の制作)

伊勢崎市重要文化財の旧森村家住宅のひな人形



お内裏さまと三人官女、随身



お内裏さまと三人官女、随身

掲載日:2014/2/26 ▲ページTopへ

よみがえるC61展

 当初予定では1月11日(土)から2月9日(日)までだった「よみがえるC61展」が好評につき開催期間が32日(日)まで延期されています。
 1974年3月から2010年1月まで、36年間に亘り華蔵寺公園遊園地に静態保存されていた蒸気機関車C6120.。復活後の故郷伊勢崎市への凱旋運行には毎年写真撮影に出かけていて、この展示会も必ず見学に行こうと思いつつ、気が付いた時には会期終了。これは残念と思っていたところ、先日2月23日、西隣の赤堀公民館で開催された平成25年度史跡女堀シンポジウムの日、こちらの前を通るとC61展の幟がはためいています。
 「あれ?撤去忘れ?」と思って寄ってみると、何と、期間が3月2日まで延期されていました。実を申せば、上に紹介した「ひなまつり展」はその時のおまけでした。
 写真は撮って来ませんでしたので、ご覧になりたい方は足を運んでください。(2014/2/26 記)

好評につき開催期間が3月2日(日)まで延期された
よみがえるC61展


掲載:2011/4/4 ▲ページTopへ

赤堀歴史民俗資料館・地震の教訓を実際の被害で伝える

 2011/4/2(日)、赤堀の西野町や磯町に春の風景探しにサイクリングに出かけた帰り路、久々に「伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館」に寄ってみました。
 東北関東大震災後の配慮で館内の照明が落とされていて、入口脇に「花祭り展」開催中の案内を見ながらも、入ろうか入るまいか玄関ドアのガラス越しに躊躇していると、中から職員さんが出て来て、「どうぞどうぞ、節電中ですが大丈夫ですから」と案内され、入ってしまえばいつもの調子であれこれとお喋りしながら館内を見て回りました。

 自称・素人考古学者の私は、やっぱり気になるのは遺跡や古墳の出土品の被害。地震時の様子を尋ねると、1階展示室北側壁面のガラス展示ケース内では、ガラス棚で展示していた土器が数多く落下し、それらが下の土器にぶつかって更に被害を増やしたとのことです。その個数は40数点。現在はこれを教訓として、再発防止のために壁面に取り付けたガラス棚による展示を止め、全ての出土品が展示ケース床面に展示されています。特に縦長の筒状土器は受け台に置かれて、転倒対策が施してあります。

 そして今回特にお伝えしたいのは馬形埴輪や男子埴輪のオープン展示コーナーです。

 このコーナーでは、現在、地震被害の怖さと安全な展示のための教訓を伝えるべく、地震時の被害状況そのままの状態で展示されています。遠目には被害が少なかったように見えるこのコーナー、近くで見ると、コーナー周囲の円筒埴輪が数点転倒して損壊し、中には、展示スペースから外に飛び出し、1回転して逆さに立っているものもあります。
 円筒埴輪が被害を受ける中、大きな馬形埴輪は4つ足で安定しているためか無事で、細長い筒状の人形(ひとがた)埴輪には筒中の転倒防止対策が功を奏したためか、やっぱり無事でした。
 被災状況そのままの展示が、埴輪や土器、壺の展示などに対して多くの教訓を与えています。資料館の職員さんに尋ねると、被災状況のままの展示期間は未定とのことですが、ご覧になりたい方はお早目に。(2011/4/4 記) 

被害状況の展示の趣旨説明



細長い人形(ひとがた)埴輪
転倒防止対策が功を奏して、無事でした。


転倒して損壊した円筒埴輪


展示スペースから外に飛び出て1回転。
偶然にも逆さになっています。縁が一部損壊しています。

オープンスペースの埴輪展示コーナー


馬形埴輪(*)は4つ足で安定しているためか、
倒れていません。倒れなかった円筒埴輪も、
良く見ると微妙に位置がずれています。
(*)この埴輪馬は伊勢崎市の蛇塚古墳から出土したもので、群馬県内でも最大級の大きさです。伊勢崎市指定重要文化財です。


ここでも円筒埴輪が転倒損壊


縦長の筒状の埴輪は、
内側に転倒防止対策が施されていたため、
どれも転倒していません。

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花 祭 り

 2011年4月2日〜4月10日の期間中、「伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館」の1階玄関ホールで花祭り展が開催されています。これは香林町1丁目のあさひ観音堂で毎年行われる花祭り行事の紹介です。

花祭りの由来
2011/4/2

花祭り展示コーナー
2011/4/2

2011/4/2



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