伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地に36年間展示保存されていたSL「C61 20」。2014年11月3日、今年もまた伊勢崎にやって参りました。今年は”EL/SLシルク両毛号”として高崎桐生間を往復。上り高崎行きがSLシルク両毛号(C6120)です。 この日、SLシルク両毛号高崎行きを伊勢崎市内の2ヶ所で撮影しました。一ヶ所目は北関東道側道の跨線橋から。この日開催された「あずま産業祭」に出かけ、その帰り道に撮影しました。デジカメの動画機能です。 天気は快晴ながら、上州名物空っ風が強く吹いていて、デジカメが小刻みに揺れます。SLシルク両毛号(C6120)高崎行きを待っていると、その少し前に特別列車が通過しました。豪華な電車です。 暫く待つ内、国定駅方面から汽笛が聞こえ、白煙が立ち昇るのが見えて来ました。白煙を上げながらC6120が近付いて来ます。目の前を、颯爽と存在感タップリに通過して行きました。 ・・・そして、北関東側道地点からおよそ一時間後。二ヶ所目は伊勢崎市太田町で撮影。伊勢崎駅高架橋区間から地上へ降りる場所です。すぐ西側の太田町の踏切周辺は”撮り鉄”さんたちがたくさん集まっています。私は木陰に身を隠して皆さんの邪魔にならないように気配り。 SLシルク両毛号(C6120)高崎行きを待っていると、その少し前に下り普通列車が通過しました。しばらくの静寂。空っ風の音だけが空に響きます。足場が悪く、風も強く、三脚もなく、準備不足を深く反省。「来年こそはきっと!」・・・と言いながら、来年もまた繰り返す準備不足。 やがて、伊勢崎駅高架橋方面から聞こえて来る汽笛。空っ風の風上なので、音が流されて小さく聞こえます。その内、白煙も見え始めました。 シュッシュッシュッ、っと近付いて来ます。 目の前を通過する時間はあっと言う間。列車のスピードが早過ぎて、デジカメのオートフォーカスが合ってくれません。瞬く間に遠ざかって行きました。 2014年のC6120との再会、こうして幕を閉じました。また来年まで、ごきげんよう、さようなら。(2014/11/7 記) |
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撮影一ヶ所目:北関東道側道の跨線橋から2014/11/3 撮影二ヶ所目:高架橋から地上へ降りる場所(伊勢崎市太田町)2014/11/3 |
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【運転時刻】 ●ELシルク両毛(下り) 高崎10:11→新前橋10:24/10:26→前橋10:38/10:48→伊勢崎11:15/11:27→岩宿11:46/11:53→桐生12:02 ●SLシルク両毛(上り) 桐生12:55→岩宿13:03/13:18→伊勢崎13:35/14:16→前橋14:35/14:38→新前橋14:54/14:56→高崎15:08 |
2013年11月3日・文化の日、今年も蒸気機関車C6120が伊勢崎にやって来ました。 昭和24年生まれのC6120は今年64歳。その間、伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地に36年間静態保存されていたので、正に伊勢崎は育ての親。その意味で、C6120の伊勢崎への来訪は里帰り運行です。 最初の里帰りは2011年で高崎~伊勢崎間。2回目の2012年は高崎~桐生間。そして今年2013年は1回目と同様に高崎~伊勢崎間。昨年は伊勢崎駅は通過駅で停車時間も僅かだったために大きなイベントはありませんでしたが、今年は伊勢崎駅に約3時間停車し様々なイベントが開催されました。ホームでは上州・境・雉子尾(きじお)太鼓の勇壮な和太鼓が演奏され、構内の改札前ではHula Halau O Na Pua Lehuaのフラダンスが披露され、ぐんまちゃんやもじゃろうも来訪し、ミスひまわりの3女性との記念撮影や鉄道グッズ、駅弁販売など、沿線でカメラを構えた”撮り鉄”ファン、SLに乗車した”乗り鉄”ファンだけでなく、多くの人を魅了したようです。 私は今年はどこで撮ろうかとあれこれ悩みましたが、結局、一昨年と同様に荒砥川の鉄橋を渡るC6120(SLいせさき号)を撮ることに。ただ、一昨年はアップを撮りましたが、今回は、手前に荒砥川の蛇行した流れ、はるか後方に赤城山を、との目論見で、その瞬間を待ちました。 残念ながらあいにくの曇天で、赤城山は、肉眼でスカイラインがかろうじて見える程度。期待したのは爽やかな秋空にクッキリと現れた赤城山でしたが、その実現は来年以降に期待することになりました。 1時間待っても、列車の通過時間は1分余り。あっと言う間に視界から消え去ります。今年は伊勢崎駅で約3時間停車するので、撮影の足で伊勢崎駅へ向かいました。途中、沿線に駐車するたくさんの撮り鉄たちの車の中には、栃木や埼玉、東京の県外ナンバーもたくさん。鉄道ファンの情報力と行動力にはいつも脱帽です。(2013/11/4 記) |
荒砥川の鉄橋にさしかかるC6120。手前は大きくカーブする荒砥川。晴れていれば、はるか後方には赤城山。 荒砥川を渡り切ったC6120 |
伊勢崎駅に停車し、大勢のファンに囲まれるC6120大勢のファンに囲まれるC6120 |
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伊勢崎駅に停車中のC6120 ELいせさき |
ボディが黒光りのC6120 客車 |
歓迎セレモニー |
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上州・境・雉子尾(きじお)太鼓の和太鼓演奏 |
上州・境・雉子尾(きじお)太鼓の和太鼓演奏 |
いつまでも大勢の鉄道ファンに取り囲まれるC6120 |
構内でも様々なイベントが行われました |
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ぐんまちゃん、こんにちは ミスひまわりとぐんまちゃん、記念撮影 |
Hula Halau O Na Pua Lehuaのフラダンス Hula Halau O Na Pua Lehuaのフラダンス 駅弁や鉄道グッズの展示販売 |
2013年11月3日の運行スケジュール【列車名】 SL・ELいせさき号/【区間】 高崎駅~伊勢崎駅(往復)/※停車駅:新前橋・前橋【運転時刻】SLいせさき(下り):高崎発9:56 伊勢崎着10:59/ELいせさき(上り):伊勢崎発13:57 高崎着14:52 |
2012年11月3日、蒸気機関車C6120が再び伊勢崎の地を走りました。 C6120は、伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地に36年間に亘り静態保存され、その後見事に復活して昨年2011年に凱旋記念運行を果たしましたが、今年もまた同じ文化の日に伊勢崎を走りました。昨年は高崎~伊勢崎間でしたが、今年は高崎~桐生間。そのためか、起終点の両駅では大きなイベントがあったようですが、今年は伊勢崎駅においてはそれほどのイベントはなかった様子。 それにしても、1949年製造の今年63歳になるC6120が、36年間を過ごした伊勢崎の地を再び走ることはめでたく喜ばしいことです。特に、私にとっては生まれた歳が同じであることと、我が家も華蔵寺公園のすぐ北にあって、C6120には長年月に亘り慣れ親しんでいたことなどを合わせると、特別の愛情が湧きます。ネットで調べると、復活後、上越線高崎~水上間のみならず、「SLがんばろう岩手号」や「SLふくしま復興復興号」など、様々な特別列車として活躍している様子で、これもまた頼もしく嬉しい感情を覚えます。 昨年は荒砥川の鉄橋を渡る姿を捉えましたが、今年は田園風景を走る姿を撮ってみようと、伊勢崎市西小保方町の群馬県農業技術センター北方付近の水田地帯で撮りました。この場所も、荒砥川付近ほどではありませんが、大勢の撮り鉄さんやご近所の皆さんがカメラやビデオを手に集まり、EL・SL両毛号の雄姿を追い駆けていました。(2012/11/4 記) |
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まずは動画をどうぞ(Youtubeが開きます) | |
C6120、再び両毛線を運行。 西小保方町を通過する桐生行き 12/11/3 |
EL・SL両毛号、西小保方町を通過。 C6120がけん引して伊勢崎駅へ 12/11/3 |
EL両毛号(桐生行き) 大勢のファンが見守る中、颯爽と走り抜けるEL両毛号。 2012/11/3 客車5両の色も電気機関車と同じブルー 2012/11/3 桐生へ向かう右手先頭電気機関車、左手しんがりC6120。 2012/11/3 |
SL両毛号(高崎行き)・けん引するのはC6120 頼もしく、勇ましく、颯爽とやって来ました、C6120。 引っ張られて桐生へ向かう時よりも自信たっぷりです。 すぐ目の前を大きな汽笛と車輪の回転音、レールとの摩擦音を高らかに鳴らして通過 2012/11/3 |
36年の間、伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地に展示されていた蒸気機関車C6120が、2011年11月3日、「快速SLいせさき」として里帰りしました。華蔵寺公園のすぐ近くに住む私は、遊園地内に展示されていた時にはそこに居て当然の風景だったので、特別に深い思いも抱いていなかったのですが、いざ去ることが決まると寂しく感じるもので、今回の凱旋運行を知った時には、嫁いだ娘が里帰りをするような、そんな嬉しい感情を覚えました。 高崎駅~水上駅間を運行した時にも高崎駅から水上駅まで追い掛けましたが、その時には見事に復活したC6120の雄姿を頼もしく思ったものの、「何で長年過ごした伊勢崎に最初に来ないのだろう」と寂しい気持ちを払拭できずにいたので、今回の凱旋運行でその想いを消すことができました。 伊勢崎駅には転車台がないので、高崎駅から伊勢崎駅へ向かう時には電気機関車がけん引し、伊勢崎駅から高崎駅へ向かう時にC6120がけん引しました。客車の数は4両で、乗車券は販売開始と共にあっと言う間に売り切れたようです。 私は「撮影するなら、川と鉄橋と一緒に撮れて、しかも逆光にもならず、架線の支柱も邪魔しない場所、それはここしかない!」と密かに決めた場所・荒砥川の鉄橋下流の右岸堤防に向かったのですが、同じように思っていた人がたくさんいて、堤防は”撮り鉄”ファンで埋まり、少しも「密か」な場所ではありませんでした。 予報では晴れだったはずの天気があいにくの曇り空で、しかも通過時刻の少し前には雨もぱらつきましたが、沿線の至る所で大勢のファンに囲まれて凱旋運行するC6120は、とても誇らしく、立派でした。(2011/11/4 記) |
快速「SLいせさき」。客車4両。高崎駅→伊勢崎駅:電気機関車がけん引。伊勢崎駅→高崎駅:C6120がけん引 10:10 高崎駅出発、10:59 伊勢崎駅到着 11:15 凱旋記念セレモニー(JR伊勢崎駅4番線ホーム・コンコース) 11:39 伊勢崎駅出発、0:24 高崎駅到着 |
伊勢崎駅から高崎駅へ向かって4両の客車をけん引するC6120 |
荒砥川の鉄橋に差しかかるC6120 |
大勢のカメラマンの前に煙をモクモクと上げながら雄姿を現したC6120 荒砥川の鉄橋を通過中の4両の客車 煙をたなびかせて走り去るC6120 ファンサービスのためか、ゆっくりと通過してくれました。 伊勢崎へ来る時にけん引で頑張った電気機関車が最後尾に就いています |
通過の一瞬を待つ荒砥川鉄橋付近 |
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荒砥川の鉄橋。 粕川の鉄橋が高架化に伴ってPC橋梁に架け替えられたので、今では貴重な鉄橋となりました。 その一瞬をじっと待ち続ける”撮り鉄”ファンの皆さん。鉄橋下流右岸堤防。 |
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荒砥川鉄橋付近の風景 | ||
すぐ西側の踏切では 場所確保の三脚がズラリと並びます すぐ西側の踏切 |
通過1時間前 通過30分前 |
付近の道路もかつてない混雑 無情にも、C6120通過の数十分前に パトカーに移動命令のアナウンスをされる車もありました。駐車場所は要注意。 |
待機中に通過した電車 |
115系湘南型電車が通過。 |
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3両編成だったり、2両編成だったり。 堤防を埋める車。身動きできないほどです。この左側が鉄橋。 まだ30分前ですが、皆さんじっとスタンバイ状態です。 通過20分前。私もそろそろスタンバイしなくっちゃ。鉄橋右岸下流。 |
高崎駅から伊勢崎駅へ向かう快速ELいせさき |
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先頭でけん引するのは電気機関車 伊勢崎駅へ向かって、荒砥川を4両の客車が通過中 煙は出ていませんが、やっぱりシャッターチャンス。 |
華蔵寺公園にいた頃のC6120(撮影:2010/1/8) |
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駅の様子 荒砥川で撮影したので、残念ながら伊勢崎駅でのセレモニーや発車風景は撮影できませんでしたが、 撮影後立ち寄ってみると、構内での物品販売がまだ行われていました。 |
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平釜川を通過する湘南型電車 |
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名古屋からこの日のために!荒砥川での撮影を終えて、MBで伊勢崎駅へ向かう途中、平釜川付近でカメラを抱えた”撮り鉄”と思われる中年の男性に会ったので、「いい写真が撮れましたか?」と声をかけ、色々と話が弾んだのですが、聞けば、前夜23時に名古屋から高速バスに乗り、今朝の6時に東京へ到着、そこから高崎線、両毛線と乗り継いで今日の撮影現場を訪れたとのこと。鉄道の撮影歴41年目とのことで、趣味で日本全国を飛び回って鉄道風景を撮影し、両毛線にも何度か来ているとのことです。できるだけ安い運賃と短時間で現地へ向かうためのルートを事前に良く調べ、仕事の合間を縫って、お金をかけずに趣味を深めている事、C6120の凱旋と同じように感動した話でした。この日訪れたファンの内、最遠距離からの来訪だったんじゃないでしょうか。もう一つの話題、試運転の動画。実は、10月下旬頃から、事務所で仕事をしている時に、何度も蒸気機関車の汽笛が聞こえて来ました。きっと試運転をしているのだろうと思ったのですが、平日の昼間なので仕事を放って出掛ける訳にも行かずに、腰の落ち着かない何日かを過ごしたのですが、Youtubeを検索すると、その試運転の様子がたくさん掲載されていて、ここでも”撮り鉄”さん達が大活躍していました。どこでどう調べるのか、試運転のダイヤなども掴んでいるようで、高崎駅~伊勢崎駅間の試運転の風景が何本もYoutubeに掲載されています。それらの内の何本かをこちらにまとめて掲載してありますので、ご覧ください。きっと、本運転の様子もたくさんYoutubeに掲載されることと思います。(2011/11/4 記) |