峰岸山は伊勢崎市の最北部に位置する伊勢崎市内最高峰の山です。 標高は168.3m。標高2,000m級の山を擁する県内の北西部から比べれば、200mにも満たない峰岸山は山とは言えない規模かも知れませんが、平地の多い伊勢崎市に住む私に取ってこの山の存在はやっぱり嬉しくて、楽しくて、貴重な存在です。 この山に車で出掛けることは余りなくていつもサイクリングですが、山の下の磯沼辺りから立ち止まることなく自転車で頂上まで登り切るには、やっぱり21段切替の愛車太郎君の威力を借りることになります。それでも頂上に到着する頃は真冬でも身体がポカポカ、脚がガクガク、太ももピクピク、心臓パクパクです。 実は、ここにはピークが2つあり、峰岸山の山頂は赤堀配水場がある南側のピークです。この配水場は入口に鍵がかかり中には入れませんが、多分この中に三角点があるのでしょう。山頂の南斜面は菊の季節には「小菊の里」として一面菊で覆われます。地元のボランティアの人達が毎年開催しているイベントです。(2008/2/2 記) |
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峰岸山の地図 |
南西の牧場の乳牛。モ~♪ 2008/1/20 峰岸山の北側のピーク |
山の西側から 2008/1/20 |
山の西の牧場側から登れば山の斜面の自然林が出迎えてくれます。 林は伊勢崎市に取っては数少ない貴重な自然景観。人工的に配置された公園の緑に比べて、その自然さが心をより広く開放してくれます。 車や自転車ならばこの坂道を登ることになりますが、徒歩ならばこの林の中に無造作に入り、柔らかい腐葉土の感触を味わいながら散策を楽しむのもいいでしょう。 |
峰岸山越しに見る赤城山 2008/1/14 |
11月22日(日)、午前9時30分から正午まで、「赤堀峯岸山自然体験の森」において、自然観察会「里山で遊ぼう」が開催されました。赤堀自然里山クラブ主催、伊勢崎市教育委員会後援です。 参加者は親子連れとスタッフを含めて総勢50余名。開会に先立ってまずは林の中から燃し木を集めて燃し木体験。炭火の中にサツマイモをくべて焼き芋の準備です。 主催者ごあいさつに続き、林に入って草や樹木の観察。樹木の名前の付け方やツル性植物と他の植物との区別は?など、また葉っぱの特徴や葉っぱの形で識別する樹木の名前など、実物を見ながら学びました。 続いて、木や葉っぱに習字用半紙を貼り、木肌や葉脈をスタンプインクで擦り出して観察。次に、生木を切り倒してノコギリを使って枝落としを体験。その後、7月頃に作っておいたカブトムシの棲家で、この時期のカブトムシの姿を観察。現在は2齢から3齢に移る幼虫の時期。この時期のカブトムシの天敵はモグラやカラスであること、冬眠中も餌を食べ続けることなどを学び、餌となる落ち葉を追加してあげました。成虫になるのは来年の6月から7月にかけて。 最後は開会前に準備した焚き木の場所に集合し、焼き芋を試食。濡れた新聞紙で巻き、外側をアルミホイールでくるんだサツマイモは、柔らかくちょうど良い焼き具合。スイーツのように美味しく焼き上がり、全員で舌鼓を打ちながら、参加者やスタッフが相互に交流を深めました。「また山に来てみたい?」とのアンケートの設問には、参加者全員が「はい」と答えていました。 伊勢崎市最北端・最高峰の山「峯岸山」で開催された自然観察会。平坦地が多く山野が少ない伊勢崎市において、楽しみながら自然に親しみ自然を学ぶ有意義な催しでした。(2015/11/24 記) |
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ごあいさつ |
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赤堀自然里山クラブ代表の下村さん |
8人の峰岸山地主のお一人樋口さん |
自然観察指導員& 群馬県環境アドバイザーの松本さん |
開会のごあいさつや本日の催しの説明 |
草や樹木の観察 |
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木の肌を調べよう |
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ノコギリを使ってみよう |
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カブト虫の棲みかを観察カブトムシの棲みか。枯れ葉や野菜、メロンなどを敷き詰めて制作。カブトムシが自然に寄って来て 産卵するとのことです。この中にざっと1,000匹くらいの幼虫が生息中とのこと。 天敵のモグラやカラスに捕食されず、無事に成虫になるのは何匹くらいでしょうか。 |
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カブトムシの棲みか |
カブトムシの幼虫(3齢) |
カブトムシの幼虫(3齢) |
燃し木体験&焼き芋試食 |
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新聞紙とアルミホイールでくるんだ サツマイモ スイーツのように甘く柔らかく 焼き上がりました。 |
いただきま~す♪ ポーズ、ありがとね~。 こんな木の実も落ちていました |
アンケート |
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第1編 ごあいさつ&「ひごろも太鼓」の和太鼓演奏里山コンサート・2015、第1編 ごあいさつ&「ひごろも太鼓」の和太鼓演奏(5分14秒) 2015/10/18 第2編
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