キンクロハジロの群れ、ため池を泳ぐ赤城山南麓にはたくさんのため池が点在します。伊勢崎市にも波志江沼を始め、大小様々な沼があります(→「伊勢崎市と周辺の沼一覧」)が、前橋市の東部(旧粕川村や旧宮城村)にはその数を超える沼があります。いつの日か、全て紹介できればなどと考えていますが、先々月、前橋市粕川町をサイクリング中、目の前に現れたため池でキンクロハジロの群れに遭遇。カルガモほどではありませんが、越冬のために冬から春先まで日本の各所に飛来するキンクロハジロ、最近見かける回数が増えたように感じます。このため池、それほど大きくはありませんでしたが、周囲の人家も少なく静かな場所で、過ごしやすかったのでしょう。ツバメのように、前年に飛来した沼を覚えているのでしょうか。(2016/6/13 記) |
キンクロハジロの群れ、ため池を泳ぐ(58秒) 2016/4/24 |
キンクロハジロ、波志江沼を泳ぐ2年前に初めて知ったキンクロハジロ。場所はここ波志江沼。越冬のために冬の間だけ留まるのかと思っていましたが、ゴールデンウィーク中の5月5日、まだ波志江沼を泳いでいました。この日の波志江沼は青空広がり、新緑爽やか。沼北側の遊歩道のベンチに座ると、通り抜ける風は優しく、木の葉擦れの音も、木漏れ日も心地よく、沼で泳ぐキンクロハジロを眺めていても飽きることを知りません。贅沢なひと時でした。(2016/5/28 記)青空広がる5月5日、新緑爽やか波志江下沼 2016/5/5 |
キンクロハジロ、波志江沼を泳ぐ(1分46秒) 2016/5/5 波志江下沼で泳ぐキンクロハジロ 2016/5/5 波志江下沼で泳ぐキンクロハジロ 2016/5/5 |
波志江下沼でくつろぐキンクロハジロの群れ今年2月中旬の大雪から一週間後、波志江沼を一回り散歩しましたが、その日、波志江下沼で見かけない水鳥を発見。白と黒の二色で、遠目にはどこが顔でどこが尻尾なのか、良く分かりません。黒い鳥ならば鵜(う)やバン、オオバンに会うことがありますが、今回の鳥は姿形が異なっていて、鴨に似ています。取り敢えずズームで撮り、自宅で調べると、キンクロハジロ(金黒羽白)でした。Wikipediaで調べると、カモ目、カモ科、ハジロ属で、越冬のために飛来する冬鳥とのこと。鴨はご当地伊勢崎辺りでも通年見かけますが、同じ鴨の仲間でも、キンクロハジロは寒い時期だけのようです。・・・ところで、このキンクロハジロ、波志江町に住み、ここ波志江沼にも過去何度訪れたか分からないほど多く訪れていますが、出合ったのは初めてです。きっと以前にも飛来しながら気が付かなかっただけなのでしょうが、いつ訪れても新発見がある波志江沼です。(2014/3/17 記) |
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後頭部まで伸びた”とさか”や黄色の虹彩(こうさい)が特徴的なキンクロハジロ 2014/2/22 |
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キンクロハジロのオス。 2014/2/22 |
茶褐色はメス。オスも非繁殖期には茶褐色になるようです。 2014/2/22 |
白と黒の羽の色が遠目にも目立ちます。 2014/2/22 |
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波志江下沼でくつろぐキンクロハジロの群れ 2014/2/22 |
キンクロハジロについて(Wikipediaを参照)分類:カモ目(Anseriformes)、カモ科(Anatidae)、ハジロ属(Aythya)学名:Aythya fuligula、英名:Tufted duck シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、ヨーロッパ、中近東、インド、中華人民共和国東部などへ南下し越冬する。日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖する。繁殖期のオスは後頭の羽毛が伸長し(冠羽)、頭部から胸部、体上面の羽衣が黒く、頭部の羽毛は紫色の光沢がある。非繁殖期のオス(エクリプス)やメスは全身の羽衣が黒褐色や暗褐色。湖沼、河川、河口などに生息する。植生は雑食で、水生植物、昆虫、甲殻類、軟体動物、魚類やその卵、カエルなどを食べる。 |