広瀬川で寛ぐ
大食漢で川魚を食べ尽くしてしまうと言われ、「川のギャング」の悪名高いカワウ(川鵜)。ウェブサイトで「カワウ 被害」で検索すると、高知県や鳥取県、滋賀県、栃木県、長野県、環境省や農林水産省、漁業協同組合など、公的サイトで記事が見つかります。伊勢崎市内のカワウが増えているのかどうか分かりませんが、市内の波志江沼や広瀬川、粕川、利根川では良く見かけます。 |
波志江沼に集う鵜・ほかの鳥と微妙な距離伊勢崎市波志江町の「波志江町環境ふれあい公園」。波志江下沼と上沼を中心に整備された公園です。下沼の北側には自然石を積み上げた低い堤防が造られていて、その堤防の上には様々な鳥が集まって来ます。先月8月8日、アオサギやシラサギと一緒に鵜の集団が寛いでいました。こちらの足音に敏感なのはアオサギやシラサギ。遠くから音を立ててもすぐに飛び立ちますが、鵜は度胸があるのか、なかなか飛び立ちません。川や沼を我が物顔で牛耳る鵜です。(2019/9/12 記) |
仲良く一人一個・広瀬川の堰嫌われ者の川のギャング、鵜。全身真っ黒でステルス戦闘機のように不気味で精悍な動きをします。そんな鵜も仲間同士は仲良く過ごすようで、昨日、広瀬川サイクリングロードを走っていると、落差の低い堰に置かれた自然石の上に、行儀よく一羽ずつ停まっていました。嫌われ者の鵜ですが、相当に神経質な性格のようで、先月、利根川で見かけた鵜の大群は、対岸にいる私が小枝をポキッと折った小さな音で一斉に飛び立ち、今回も、川の全幅に置かれた自然石の内、停まっていたのはサイクリングロードのない対岸側の半分でした。 沼や河川で過ごす鵜を眺めると、鳥同士もいがみ合いはないようで、カイツブリや鴨、シラサギ、アオサギなどの水鳥と一緒に寛いでいます。 川魚を食べ尽くしてしまうと言われている鵜。鳥同士は共生できているのか、また本当に川魚を食べ尽くしてしまうのか、難しい議論はさて置いて、何ともひょうきんな光景でした。(2013/12/23 記) |
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広瀬川の落差の低い堰に、横一列に置かれた自然石 2013/12/22 |
対岸側半分の石の上に、行儀よく一羽ずつ停泊する鵜 2013/12/22 |
利根川河川敷を埋める鵜の大群2013年11月16日、時刻は午後4時。そろそろ日も暮れようとする利根川左岸の河川敷。対岸の堤防上を走る利根川自転車道から、手前に茂る竹林や雑木林が切れた瞬間にチラリチラリと顔を覗かせますが、木々が落とす長い影で既に薄暗く静まり返っています。そんな河川敷の川辺に何やら怪しい一条の黒い帯。 「ウッ、何だあれは?!鵜(う)じゃないか!!」 ・・・と親父ギャグで落ちが付いたところで、今回は鵜の紹介。 最近、市内を流れる利根川や広瀬川、粕川、また波志江沼などの湖沼で、鴨に次いで多く見かける鵜。まるでステルス戦闘機のように水面ギリギリに不気味に超高速で飛翔しますが、”川を襲う黒いギャング”とあだ名されるように、川魚を一匹残らず食べ尽くしてしまうと恐れられています。実際の被害は良く分かりませんが、色が真っ黒で精悍、かつ動きも直線的で早いので、鴨や白鷺、雉などに比べると可愛らしさが乏しいです。 音にも敏感なようで、対岸からそ〜っと覗いていたのですが、そばにあった枯れた小枝を折ったところ、その「ポキッ!」っと言う小さな音に気付き、一斉に飛び立ってしまいました。一群がこちらの上空にやって来て旋回した時などは、ヒチコックの”鳥”を思い出し、夕方の薄暗い利根川河川敷の雰囲気も手伝って、リアルにスリルでした。(あ、また親父ギャグ) (2013/11/20 記) |
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夕方の利根川の川辺に、何やら怪しい一条の黒い帯。良く見れば鵜の集団。数えてみると、え〜と・・・、いっぱい。 対岸で小枝を折る小さな音に反応し、飛び立ちました。 2013/11/16 次々に飛び立ちました。その間、僅か数秒。 2013/11/16 |
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川面を右に左に旋回します。2013/11/16 |