このページでは伊勢崎市と周辺をサイクリング中に見かけた野鳥たちの内、鷺(サギ)を紹介しています。 調べてみると、鷺には実にたくさんの種類がいて、世界に65種、日本に19種が生息するようです。ややこしい話ですが、生物学的な分類はさて置いて、空を優雅に舞い、沼や川の水辺に長い脚を伸ばす姿にはいつも見惚れてしまいます。 日常風景の中で鷺を見ることができること、実は幸せなことかも知れません。 |
新沼の島は鳥たちのサンクチュアリ数多くの沼が点在する伊勢崎市。いくつかの沼には島があって、周辺から距離が離れている場合には鳥たちのサンクチュアリとなっています。サンクチュアリと言うのは鳥の立場での表現ですが、伊与久沼(下沼)の島などは、「占拠」状態で、島の木は鳥の糞で見事に枯れています。ここに紹介する新沼の島では、秋から冬にかけて鷺や烏(う)が集い、羽を休めていますが、鳥たちが木よりも岩を好むのか、枯れた木を確認できません。全ての鳥が島の南側に集うので、羽休めだけでなく、日光浴の意味もあるかも知れません。沼の西側では4車線化を完了した国道462号をたくさんの車両が忙しなく往来していますが、鳥たちは車の騒音を気にする気配もなく、寛いでいます。鷺も烏(う)も陣地争いはないようです。岩の周囲では鴨も泳いでいます。平和でのどかな風景です。(2014/11/7 記) |
|
新沼の島 2014/11/3 |
島の南側の岩の上で寛ぐ鷺と烏(う) 2014/11/3 |
鷺と烏(う)の陣地争いはないようです。 2014/11/3 |
|
荒砥川の水辺に佇む白鷺たち伊勢崎市民にとって余り馴染のない川、荒砥川。赤城山頂付近を水源として伊勢崎オートレースの北側で広瀬川に合流するので、荒砥川の風景を目にするのは木三橋(旧勢多郡木瀬村と旧佐波郡三郷村とを繋ぐ橋)利用者くらいです。そんな荒砥川ですが、前橋市今井町辺りでは、蛇行する川の流れと堤防上の細い舗装道、春先に菜の花やハナダイコンソウで埋まる河川敷、昔ながらの集落と田園風景などが気に入っていて、最近は出かける頻度が高くなりました。そんな自然が残されているせいか、寛ぐ鳥たちの風景ものどかに見えます。(2014/11/7 記) |
|
荒砥川で佇む白鷺たち 2014/9/14 |
気配に気付いて飛び立ってしまいました。 2014/9/14 |
夏の
波志江沼(下沼)の北端部には土砂が溜まり水草が生え、睡蓮や蓮、蒲 (がま)が咲き、アシが茂り、立派なビオトープを形成していて、鳥たちにとってはサンクチュアリです。 |
|
睡蓮の近くを歩くスマートな白鷺。今年の猛暑を忘れさせる涼しそうな風景 2013/8/3 |
|
睡蓮と水鳥。カイツブリ?バン? 2013/8/3 |
浅瀬に集い羽休めする白鷺たち 2013/8/3 |
同日の夕刻、再び訪問。まだ白鷺たちが佇んでいました。 2013/8/3 |
|
石積みの堰堤も鳥たちの休憩所 2013/8/3 波志江沼北端部のビオトープで咲くたくさんの蒲(がま) 2013/8/3 |
「花と緑のぐんまづくり 2013 in 伊勢崎」閉会日の前日、波志江沼を一回り散策していると、沼北西の流入口付近で一羽のアオサギと会いました。餌を探して忙しなく動き回る様子でもなく、一ヶ所にじっと佇んでいます。最近、アオサギを水田や野原、沼で度々見かけますが、餌探しでせかせかと動いている姿を見ることは少なく、大概、泰然自若としてゆったり構えています。白鷺に比べると随分大きな身体をしていますが、それほど餌を食べずに済むのでしょうか。今度会った時、本人に聞いてみます。ハイ?(2013/6/4 記) | |
泰然自若と佇むアオサギ。でも本当は餌を探して湖面を見つめているのかも知れません。 2013/5/18 |
|
波志江沼北西角で佇む一羽のアオサギ 2013/5/18 |
ずっと同じポーズです。 2013/5/18 |
粕川で羽を休める鷺たち伊勢崎市近辺で鷺の群れを見かけるのは、干潟になった波志江沼での機会が圧倒的に多いですが、先日、粕川サイクリングロードを走っている時、粕川で5羽の鷺に出会いました。鷺は警戒心が強いのか、あまり近くまで寄らせてくれません。しかも5羽それぞれが微妙に全周方向を監視していて、どうやらこちらの動きは完全にキャッチしている様子です。案の定、シャッターを押した後、一背に飛び立ってしまいました。シャッター音をoffにして置けば良かったのですが・・・。(2013/4/29 記) |
|
粕川の川岸で羽を休める鷺たち(伊勢崎市鹿島町) 2013/4/20 |
シャッター音に警戒して一斉に飛び立ちました(鹿島町) 2013/4/20 |
波志江沼には秋から春先にかけて、実にたくさんの鳥たちが訪れます。特に北側には石積みの堰や水草が茂るゾーンがあり、また周囲の遊歩道からも離れているので、鳥たちも人間を警戒することなく寛いでいる様子です。今回紹介するのはお馴染のサギたちと、ここ数年いつも見かける鴨の夫婦、それと波志江上沼の空で見かけた鷹(多分)。(2013/3/22 記) | |
帽子のような頭のアオサギ 2013/3/17 |
何種類かの鷺たちが集う波志江下沼北端部付近 2013/3/17 鷺のペア。二羽がじっと反対方向を見ています。 2013/3/17 |
長い脚。スマート。微動だに動かず、オブジェのよう。多分ダイサギ・・・です。 2013/3/17 |
2012年11月18日、今年もそろそろ波志江沼に鳥たちが集う頃だろうと寄ってみると、案の定、沼の北側の水草が茂る付近を中心にたくさんの鳥たちがくつろいでいました。 昨年の紹介記事の日付を見ると、奇しくもほぼ1年前でした。波志江沼の水が引ける頃には更にたくさんの鳥たちが集まりますが、これからの季節、波志江沼では様々な種類の鳥の姿を楽しむ事ができます。(2012/11/23 記) |
|
浮島なのか、単に水草が固まって生えているだけなのか良く分かりませんが、白鷺たちのサンクチュアリのようです。 2012/11/18 |
|
たくさんの鴨たちがのんびりゆっくり泳いでいます。 2012/11/18 沼の中にある水門の上に、余り見かけない鳥が一羽。 足が長くてスマート。くちばしが黄色くて太い。頭に黒い帽子。 アオサギのようです 2012/11/18 |
2012/11/18 違う方向から一枚。右足の置き場所がひょうきん。 2012/11/18 ズーム一杯で撮りましたが、ピントが甘くて悲しい。 やっぱり鳥の撮影は望遠がないとダメのようです。 |
正確な調査をした訳ではありませんが、過去6年と3ヵ月余り、休日を利用して伊勢崎市や周辺の郊外をサイクリングしていて気が付く野鳥の種類と数が、50年前の子どもの頃の記憶と微妙に変化しているような気がします。一番気が付くのはスズメの数で、子どもの頃は野鳥と言えばスズメかひばり、燕、オナガ、カラス、白鷺程度で、中でもスズメはどこにでも群れて見かけたように思います。 ところが最近はこのスズメを余り見かけなくなった代わりに、カモやセキレイ、白鷺を良くみかけ、セキレイなどは昔は本当に珍しかったのに、今では、その辺の舗装道路の上で、長い尻尾をチョンチョンと上下させていて、車が近付くギリギリまで餌を探していたり、また何でも食べ尽くしてしまう鳥としてあまり歓迎されない鳥・烏(う)は、広瀬川や粕川、早川などのどこでも見かけ、川面スレスレの低空飛行でビューンと飛びまわっています。 伊勢崎市内の知人の話ですが、ミミズクが屋敷の竹藪に営巣しているお宅と、オオタカが家の敷地の大木に営巣しているお宅とがあって驚くばかりですが、家屋敷を拝見するとたくさんの緑や大木に覆われていて、周辺の緑等とも合わせると思わず納得してしまうのですが、これらは例外としても、図鑑の中でしか見ることができないと思っていた鳥たちが、実は身近に住んでいること、今更ながらに新鮮な驚きを覚えています。 前置きが長かったようですが、今回紹介するのはアオサギ。晩秋から春先にかけて、郊外の水田や雑草地で良く見かけます。先月と今月、郊外をサイクリング中に見かけ、ズーム一杯に撮った写真です。鳥の大きさやピントはイマイチですが、その存在を記録し紹介するて言う事でご容赦を。 彼らは警戒心が強いせいか、5,60m離れた先からカメラを向けても早々と気付き、じっと立っていながらも眼だけはこちらの動きを掴んでいるようで、こちらがちょっと動くとバサバサっと飛び立ってしまいます。飛び立っ後、遠くへ行ってしまうならば諦めも付くのですが、ほんの少し先に降り立つので、どうやらこちらのことは敵にするには物足らず、軽くあしらっているようです。(2012/12/10 記) |
東毛広域幹線道路(3534バイパス)の境工区脇の水田で餌を探すアオサギ | |
2012/12/29 |
2012/12/29 |
アオサギ(2012年12月8日、前橋市徳丸町) 前橋市徳丸町の北関東自動車道の南側には穀倉地帯が広がっています。 その水田脇の雑草地に身を隠すようにアオサギのペアがいました。 |
|
関東自動車道の南側側道 2012/12/8 この中央後方にいます。 2012/12/8 |
それぞれ反対方向を見ています。警戒しているのでしょうか。 2012/12/8 |
アオサギ(2012年11月25日、伊勢崎市境下渕名) 伊勢崎市境下渕名の稲の収穫を終えた水田地帯で、ワンペアのアオサギが餌を探していました。 こちらが近付くと、それまで水田の土を啄んでいたのに、急に首を持ち上げ、じっと警戒態勢。その距離、4,50m。 これはやっぱり迷彩服に身を包み、望遠レンズでも用意しないとダメなようです。 |
|
2012/11/25 |
首を持ち上げ、横目?でこちらを見るアオサギのペア。 2012/11/25 |
波志江沼環境ふれあい公園の下沼には、北西の角から水が流入しています。流入水の浄化のため、北西角の堰から直接流入させないで、沼の形状に沿った長い水路を経てから流入します。人工的に造られた水路ですが、自然石を使用し、自然の形状を模して造られているので、とても風情があります。水路脇には様々な植木やベンチなども配され、散歩コースとしても最適です。 (→詳しくは波志江沼環境ふれあい公園のページへ) この水路からの流入口には、いつもカモや鷺が集っています。アシなどの水草も茂っていて、小魚がいたり安全だったりするのでしょうか。(2011/12/1 記) |
波志江下沼の北西角に集う鳥たち 2011/11/23 |
凛々しい顔。コサギ。 2011/11/23 脚、冷たくないのかなぁ? 2011/11/23 パクッ、何やら餌を啄みました。コサギ。 2011/11/23 |
長くスマートな脚。コサギ。 2011/11/23 波志江上沼北端部は鳥たちの集う場所 2011/11/23 長〜〜〜〜い首。ダイサギ(多分) 2011/11/23 2011/11/23 |
波志江沼に集う鷺たち |
||
沼周囲の遊歩道からズーム一杯に取ってみました。 サイクリング時には三脚は持参しないのですが、 沼のフェンスの横さん木に固定できました。 でも、ピントが甘いです。私の生き方のよう(涙;)。 2011/10/9 波志江沼に集う鷺の群れ 2011/10/9 |
遊歩道の樹木が紅葉の頃に撮れば、 またいいシーンになるような・・・。 2011/10/9 2基の水道タンクと波志江沼と鷺の群れ 2011/10/9 |
波志江沼(下沼)の干潟(沼の北西側)に集う鳥たち。 2011/1/1 |
|
白鷺。くちばしが黒いのと白いのと 2011/1/1 カモの群れと白鷺(コサギ?) 2011/1/1 |
スマートな白鷺3兄弟。 2011/1/1 友達・カモと白鷺。 白鷺はくちばしの色から判断すると ダイサギかチョウサギのようです。 2011/1/1 |
幼い頃、近所の田んぼの水路でフナやドジョウを掬って家に持ち帰ると、母が甘露煮にして食べさせてくれた思い出があります。多分、今頃の時期だったような・・・(2008/12/14 記) | |
水が引けて干潟になりつつある沼に雑魚を求めて 鳥達がやって来ます。2008/12/14 干潟で佇むアオサギ(波志江沼) 2007/1/28 |
夕陽を浴びる鳥たち。どんな雑魚がいるのでしょうか? 2008/12/14 波志江沼(下沼)の水面を舞う白鷺 2006/12/17 |
[ L ]
|
轟音を上げる水しぶきと白鷺 広瀬川の堰(三光町) 2010/7/10 小魚でも狙っているのでしょうか 2010/7/10 |
今日はいい天気だね〜 そうだねぇ〜 ほな、さいならね〜 広瀬川(下蓮町) 2008/12/20 |
|
早川の堤防のフェンスに集う白鷺たち(境上渕名) 2010/9/19 |
|||
波志江沼に集うサギと鵜 2009/7/26 |
波志江沼に集う鷺と鵜 2009/7/26 |
アオサギのペアが田の畦で (太田町) 2006/12/16 |