日本人の人口9年連続で減少、首都圏は増加昨日のNHKニュースによれば・・・、総務省が、2018年1月1日現在の住民基本台帳を基にまとめた国内の日本人の人口は、1億2520万9603人で、平成21年をピークに9年連続で減少したとのこと。 都道府県別では、人口増は、東京、埼玉、神奈川、沖縄、千葉、愛知の6都県のみ。東京は約7万人増えて1311万人余りと22年連続の増加。増加した6都県のうち、関東の4都県が入り、首都圏への一極集中がさらに進んでいます。 テレビのバラエティ番組「秘密のケンミンSHOW」などで悲哀と同情をもってイジられることが多い北関東3県は、同じ関東県でも減少県でした。ウェブサイト等では、「北関東3県は関東から外して、南東北と呼べ」、「東北はブランドなので、東北に失礼だろ」などと、いじめられっ子扱いです。 群馬県の将来人口推計そこで気になるのが今後の動向。国立社会保障・人口問題研究所が、今年の3月30日、『日本の地域別将来推計人口』(平成30(2018)年推計)を公表しましたので、群馬県の将来人口推計を調べてみました。それによると、30年後の2045年の群馬県の人口は1,552,950人(2015年の約79%)。全ての市が減少しますが、県全体平均指数を上回る市は太田市、伊勢崎市、高崎市、前橋市の4市のみ(減少率が少ない順序)。群馬県内でも、中毛、東毛の都市部の人口減が少ないようです。4市のうち、高崎と前橋はそれぞれ榛名山や赤城山等の山岳地を含んだ広域圏。この2市においても、人口減が少ないのは恐らく平坦部で、山岳部は過疎化が進むのでしょう。 北関東自動車道や上武道路、東毛広域幹線道路等、高規格の道路網で結ばれた平坦地の都市部。工業団地や大型商業施設が増えて雇用機会が確保され、それに伴い人口移動が発生するなどの理由で、これらの地域の人口減を食い止めているのでしょう。 表やグラフでまとめ、下記に掲載しましたのでご覧ください(→元データのウェブサイトはこちら)。(2018/7/12 記) |