「湧水あまが池」はこのサイトに「川と沼」のテーマページを作るきっかけになった池です。 東(あずま)地区をブラリサイクリングしていた時に、北関東自動車道の工事現場付近の田んぼの脇に「あまが池」と書かれた小さな立て札があり、その数分後に沼を見つけたので 「おお、これが『あまが池』か!」 と勝手に納得し、後日、それは「西小保方沼」だと言うことが分かったのですが、その事をきっかけに「あまが池」探しの旅が始まり、元々赤城南麓には多くの沼が点在していることに興味を持っていたことと重なって、「川と沼」のテーマページを作った次第です。 あまが池は湧水が溜まった小さな池で、脇に立つと水がとても澄んでいることにすぐに気が付きます。池の底のそこかしこから清水が湧いているのを見ることができ、鯉が泳いでいるのにも関わらず近隣の養鯉沼と違って水が濁っていません。この水が飲料適ならばきっと地元の名水場になっていたことでしょう。(2007/2/17 記) |
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案内板 (2007/2/10) [ 案内文を拡大 ] |
先日1月4日、久々に訪れた湧水あまが池。 池の水は今もなお清く澄み渡り、池底まで見通すことができ、鯉たちが悠々と泳ぐ光景も以前と変わりませんでした。 この日、たまたま池を保存管理している方とお会いし、色々と話を伺うことができました。 1988年から1989年にかけて実施された「ふるさと創生一億円事業」。全国の各市区町村に対して、地域振興の為に1億円を交付した政策でした。その使途として、佐波郡赤堀町(現伊勢崎市)では各地区にお神輿を造り、保管倉庫を設置したことが知られていますが、こちら佐波郡東村(現伊勢崎市)ではあまが池の整備ほかの事業に使用したとのこと。 上田(かみだ)町文化財愛護協会・「あまが池保存会」が発足したのもその時期。以来、会の皆さんが池の周囲の除草や伐採、植栽の管理などを行っています。 池底の浚渫作業の頻度は少なく、その方の記憶では12年前に一度行っただけとのこと。それにも関わらず池底まで清く澄み渡っているのは、湧水のなせる業なのでしょう。 なお、最近、池の鯉を捕ったり釣りをしている人を見かけるとのこと。 私が知る限り、伊勢崎市内で保存管理されている湧水池は、御手洗沼(みたらせぬま)(伊勢崎市八寸町)と 「書上の水(男井戸)」、そしてここ「あまが池」のみです。地域の方が大切に保存しているあまが池。心無い行いは慎みたいものです。(2019/1/10) |
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青空を映して鏡のように澄み渡るあまが池の水面 2019/1/4 鯉の群れが悠々と泳いでいます。右後方は北関東自動車道。 2019/1/4 |
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2019/1/4 |
2019/1/4 |
あまが池で悠々と泳ぐ鯉たち 2019/1/4 |
錦鯉や普通の鯉達がたくさん 2007/2/10 池の西 2007/2/10 鯉と睡蓮 2007/2/10 東屋と池 2007/2/10 |
池の全景 2007/2/10 名前が刻まれた石 2007/2/10 錦鯉と睡蓮 2007/2/10 |
あまが池の睡蓮は白久々にあまが池を訪れてみると、池の睡蓮が咲いていました。色は大半が白でした。睡蓮と言うと、波志江沼(下沼)の北端部にも咲いていますが、こちらは大半がピンクや赤系で、他で見かける睡蓮も赤系統が多かった記憶があります。あまが池は湧水なので、大半が白なのは何か特別な水質によるものなのかと考えましたが、赤い睡蓮も僅かながら咲いていたので、水質のせいじゃないようです。近くに寄って撮りたかったのですが、この季節のご多分に漏れず、池周辺の雑草の背丈が高く、近くにスズメバチも飛び回っていたので、残念ながら遠くからの撮影となりました。(2013/8/9 記) |
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あまが池の白い睡蓮 2013/8/3 |
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睡蓮が咲くあまが池 2013/8/3 二匹の錦鯉 上の2007/2/10の写真と比べてみてください。 2009/7/20 |
大半が白い睡蓮 2013/8/3 睡蓮が沼面を覆っています 2009/7/20
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