春3月朝晩の冷え込みはまだまだ冬の寒さが残りながらも、日中には時々四月中旬や時には五月上旬の暖かな日を迎える時があります。そんな頃、庭の福寿草はいつの間にか葉っぱだけになり、クリスマスローズなどに主役を渡し、野原ではハナダイコン草や菜の花が辺り一面を覆うようになります。いつの頃、誰が植えたのか、自生なのか自然繁殖なのか、詳しくは分かりませんが、モノトーンで彩度の低い冬の風景が、紫や黄色によって一辺に明るく塗り替えられます。木々の蕾は芽吹くにはまだまだ遠く、その分、一足先に春を感じさせてくれます。(2011/4/1 記) |
利根川の堤防を埋める菜の花/2016 |
境平塚&境島村2016年3月26日、群馬県伊勢崎市立 境島小学校の閉校式が開催されました。綴った歴史は143年。明治6年8月の創設です。世界遺産・富岡製糸場創設の翌年です。 この日、利根川の流れは穏やかで空は果てしなく青く、 境平塚から境島村まで堤防を埋める菜の花は満開でした。(2016/3/27 記) 菜の花、果てしなく。伊勢崎市境平塚&境島村(3分25秒) 2016/3/26 |
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。 宮城、岩手、福島、茨城の太平洋岸に未曾有の被害を与え、その後の福島原発の事故が福島や関東各県を不安に陥れ、計画停電やガソリン不足なども重なり、国民全体が被災地と気持ちを同じにするべく節電や節約に努め、行動の自粛を図っています。 私も、特に誰かから指示された訳ではありませんが、待ちに待った休日にも何となく外出を控え、テレビやラジオ報道に耳を傾け、喪に服したような気持ちで過ごしていました。 とは言え、直接の被害が少なかった私たちがいつまでも行動を慎んでいると、日本全体が失速してしまうように思い、3月27日の日曜日、爽やかな青空も手伝っていつもにも増してサイクリングして来ました。距離計が付いていないので総走行距離は分かりませんが、波志江町〜駒形〜パワーモール前橋みなみ(前橋南IC)〜玉村町〜利根川CR〜五料橋〜境島村(北)〜島村渡船〜境島村(南)〜境平塚〜上武大橋〜御岳自然の森公園〜粕川CR〜波志江町の距離でした。途中、あちらこちらで取材の度に足を停め、道草しながら、総時間7時間の疲れながらも楽しいサイクリングでした。 下の画像は、途中の利根川CRの堤防を埋めていた菜の花です。かすかに香る菜の花の匂いに包まれ、黄色の絨毯の中の歩行者と自転車専用道路を走ること、素晴らしく快適でした。(2011/4/1 記) |
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上武大橋と菜の花(伊勢崎市境平塚付近) 2011/3/27 広瀬川と菜の花と榛名山(伊勢崎市境平塚付近) 2011/3/27 |
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上武大橋と菜の花 2011/3/27 |
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利根川サイクリングロード(右岸)(伊勢崎市境島村付近) 2011/3/27 |
利根川サイクリングロード(左岸)(伊勢崎市境島村付近) 2011/3/27 |
利根川サイクリングロード(五料橋付近) 2011/3/27 |
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利根川の堤防で咲く菜の花(伊勢崎市長沼) 2009/3/8 |
利根川の堤防で咲く菜の花(伊勢崎市境島村) 2009/3/8 |
菜の花・荒砥川の春/2014 |
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伊勢崎市周辺で桜が咲き始める少し前から、野原や河川敷では様々な野の花が咲き始めています。ヒメオドリコソウやホトケノザ、オオイヌノフグリ、ナズナ、タンポポなど、ビニールポットに入れてホームセンターに置いておけば、気まぐれに誰かが買ってくれるんじゃないかと思うほど素朴で可愛らしい花たちですが、これら、密やかに足元で咲く花に対して、圧倒的な量で人々の目を奪うのが菜の花とハナダイコンソウです。 特に菜の花は河川敷を好むようで、まるで菜の花畑のように埋め尽くします。常に水分が補給され、人々に引っこ抜かれる心配もないので、好条件なのでしょう。ここ数年、広瀬川や粕川、早川、利根川の河川敷や堤防で咲く菜の花を追い駆けましたが、今年は荒砥川沿いに出かけてみました。荒砥川は広瀬川との合流部で少しばかり伊勢崎市を流れますが、大半は前橋市東部の田園地帯を流れます。周辺には今なお昔ながらの風景が残され、北関東道や国道50号、上武道路と交差しながらも視界には人工物が少なく、河川沿いの道を探しながら気ままにペダルを踏み続けることはとても楽しいものです。 (2014/4/21 記) |
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JR両毛線の下流(前橋市下増田町) 2014/4/19 |
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国道50号の少し上流(前橋市今井町) 2014/4/19 |
曲輪橋(くるわはし)の上流(前橋市今井町) 2014/4/19 |
曲輪橋(くるわはし)の上流(前橋市今井町) 2014/4/19 曲輪橋(くるわはし)の下流から(前橋市今井町) 2014/4/19 |
早川を埋める菜の花/2012 |
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伊勢崎市内の川は春4月、菜の花に覆われて真っ黄色に染まります。 開花前の菜の花はお浸しや胡麻和えなど、食べても美味しく、その分、花と言うより野菜の認識が強く、ありがた味が薄いようですが、新緑の芽吹く少し前から辺り一面を黄色に染めてくれる菜の花は、見ているこちらの気持ちを明るくしてくれます。 残念ながらその多くは河川敷内や堤防周辺に咲き、道行く人たちにその姿を見てもらえるのは橋を渡る時の束の間ですが、堤防の上のサイクリングロードなどを歩いてみれば、きっと目の前に広がる真っ黄色の世界に多くの人が目を奪われることと思います。早目には3月初旬から咲き始め、5月の連休明けにもまだ咲いていて、見ごろ時期の短い桜や梅に比べて慌てて観に行く必要もありませんが、天気のいい日に、早川や粕川、広瀬川、利根川の堤防を散歩してみてはいかがでしょうか。(2012/4/22 記) |
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熊野橋の親柱 2012/4/15 早川の熊野橋の下流 2012/4/15 |
早川の熊野橋の上流(伊勢崎市境米岡と太田市世良田の境界) すぐ西には米岡神社があります。2012/4/15 熊野橋上流のサイクリングロード 2012/4/15 |
西部公園+広瀬川+ラブリバー親水公園うぬき[ 西部公園|ラブリバー親水公園うぬき ]広瀬川を埋める菜の花とハナダイコン草(ラブリバー親水公園うぬきの下流側の右岸堤防から) 2012/4/21 |
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西部公園と「ラブリバー親水公園うぬき」 をつなぐ「うぬき橋」 2012/4/21 広瀬川の川面を優雅に走るカヌー 2012/4/21 |
この日、うぬき橋付近で、ゆったりと川面を走るカヌー発見 「ひょっとして」と思って近付いてみると、 西部スポーツクラブのカヌークラブの皆さんでした。 2012/4/21 「うぬき橋」の上流側。右側は「ラブリバー親水公園うぬき」 2012/4/21 |
広瀬川の河川敷を覆うハナダイコンソウと菜の花(「うぬき橋」上流右岸側から) 2012/4/21 |
上武道路から国道462号への下りランプ部斜面で咲く菜の花 2009/4/12 |