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 カノコユリ(鹿の子百合) 

花は下向き、濃い赤紫と白混じり、斑点付き

20242023
更新日:2024/9/14、掲載日:2023/7/25
 Wikipediaによれば、種としてのユリは・・・
 北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上、品種は約130品種(アジア71種、北アメリカ37種、ヨーロッパ12種、ユーラシア大陸10種)を数える。日本には15種があり7種は日本特産種である。山岳地帯を含む森林や草原に自生することが多いが、数種は湿地に自生する。
 一般的に、石灰質でない弱酸性の土壌を好む。日本の園芸では秋植えの球根草として扱われる。代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがある。

 日本に15種あるとされるユリ。このうち我が家にあるのは3種類。先日紹介したスカシユリオニユリ、そしてここで紹介するカノコユリ(鹿の子百合)です。

 植えたつもりもなく生えてくるのがタカサゴユリ(高砂百合、シンテッポウユリ)。背丈が高く、白く大きな花を咲かせ、我が家に姿を見せるようになったのは十数年前。当初は咲くに任せていましたが、在来種に悪影響を与えるとして、環境省の「生態系被害防止外来種」に指定されていることを知ってからは、茎が成長する前に伐根しています。(2023/7/25 記)

カノコユリ、たくさん咲きました。2024

掲載日:2024/9/14 ▲ページTopへ
 我が家の初夏を彩ってくれるユリ族・オニユリ、スカシユリ、カノコユリ3種のうち、しんがりを勤めるのはカノコユリ(鹿の子百合)。
 今年の背丈は150cmほど。株数は昨年と同じく3株ですが、背丈が昨年より一回り大きく育ち、花の数も昨年の2倍近く増えました。

 ”捕らぬ狸の皮算用”ではありませんが、この感じだときっと球根も増えているはず。オニユリは勝手に周辺に増殖していますが、スカシユリとカノコユリはきちんと分球してあげた方が良さそう。
 晩秋頃に分球で増やしてみましょう。


 移植でいつも悩むのが植える場所。
 地植えが望ましいですが、限られた庭のスペースなので、場所探しに苦労します。カノコユリ近くで生えていたユスラゴの木が今年、突然に枯れてしまったので、その辺を整理して植えようと思います。
 このユスラゴ、実家で育っていたもので、我が家に来てから40年、毎年赤い実をタップリと付けて楽しませてくれました。子供の頃は熟す前に摘んで食べてしまいましたが、果物が溢れている現在、食べるより赤い実が可愛いので眺めているだけです。それにしても突然枯れてしまったこと、根切り虫にでもやられたのでしょうか。(2024/9/14 記)

ほぼ満開 2024/7/24


咲き始めてから約2週間。ほぼ満開になりました。 2024/7/24

やや7分咲き 2024/7/22


木立の下で太陽を浴びて咲くカノコユリ 2024/7/22

木々に囲まれて咲いています 2024/7/20


カノコユリの上にはモクレンやハゼが枝を広げています 2024/7/20

開花も中盤 2024/7/18


背丈は150cmほど。見上げて撮るのが楽になりました。 2024/7/18

隣ではオニユリも咲いています 2024/7/18

今年も咲き始めました 2024/7/13


今年も咲き始めました。蕾がたくさんあるので、暫く楽しめそうです。 2024/7/13

カノコユリ 2023

掲載日:2023/7/25 ▲ページTopへ
 我が家のカノコユリの背丈は120cmほど、株数は3株、地植えです。いつ植えたのか忘れましたが、2023年の今年、花の数は過去最多、茎の大きさは過去最大です。
 カノコユリを増やすには分球か木子(きご)で増やすのが一般的のようですが、固有種保存のためには種子による実生(みしょう)繫殖が適切とのこと。ただ分球ならば翌年には開花の可能性がありますが、実生繁殖では開花に至るまで5年程度を要するようなので、そこまで待っている余裕はありません。

 10月下旬頃には葉っぱが落ち切って、茎も枯れるので、その頃に分球と木子による繁殖を試してみましょう。 ・・・なんて、「捕らぬ狸の皮算用」の如し、猛暑の地・伊勢崎市の夏を乗り切れずに消えてしまうかも知れませんが・・・。(2023/7/25 記)
カノコユリの木子(きご):カノコユリは球根の下と上に根が付き、球根の上に付いた根のもとにできた小さな球根を木子と言う。




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