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2010/2/25(木)

群馬県内の都市部から次々に撤退する市街地の大型店舗
街中のシンボルから不況のシンボルへ、それを防ぐ対策は?


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群馬県内の市街地にある大型店舗が次々に撤退しています。

老舗スーパーのキンカ堂が22日自己破産を申請し、
富岡市の店舗が閉鎖されました。
館林市の店舗は昨年2月に既に閉店していたとのこと。
また、沼田市中心街の「グリーンベル21」の核店舗、エーコープ沼田店も
今年5月末までに閉店し
前橋市でもJR前橋駅前のイトーヨーカドー前橋店が
今年8月に閉店するとのことです。
伊勢崎市では2009年3月に市街地の西友が撤退し
渋川市では2009年7月に渋川サティが徹底しています。
少し前になりますが
太田市では太田駅前のユニー太田店とベルタウンが2007年1月に撤退しています。



長引く不況による消費の低迷と
郊外の大型商業施設に客を奪われたことが主な理由のようで、
改めて考えるまでもなく誰しもが理解できる理由です。

悲しいのは自分の消費行動を見てもその理由を頷ける点で、
これら店舗から徐々に客の姿が減って行くのを知りながらも
自分自身でも出掛ける回数が減り、財布の紐も固くなり、
街中大型店舗の撤退を嘆きながらも
一方で自分自身がその原因者の一人であったと言う
不況社会の悲しいサイクルです




施設が大きいだけではなく、
それぞれの都市で永年シンボル的存在であった
これら街中の大型店舗が閉店すると、
今度は逆に不況のシンボルにもなりかねません。

閉店後も速やかに別の店舗の出店や何らかの活用を期待したいものですが、
この不況時期においては
画期的な条件でもない限り新たな出店を期待することは難しいことでしょう。



画期的かどうか自信はありませんが、自分なりに考えてみました。
条件は、「街中にあって駐車場完備、建物が大きいと言う特徴を生かすこと

例えば・・・
高齢者施設やマンション、あるいは集合住宅に改築。
パーティションに区切った貸事務所を集積。
保育園や学童預かり施設、カルチャースクール、クリニックを集積。

特色あるレストラン街を集積(
例えば、B級グルメ街、激辛レストラン街、海鮮レストラン街・・・)
昭和レトロ商店街、江戸時代風商店街、東京カワイイショップ街。

ベンチャー企業応援コーナー設置、
各種ボランティア団体やNPO法人、あるいは趣味の会事務所を集積。

無料休憩コーナーや簡易宿泊施設、
室内家庭野菜栽培、常設フリマコーナー、多目的スペース設置
などなど・・・


そして肝心なのは
テナント料をタダ同然か格安にし、不足家賃は国や自治体が補助する。



街中にあって駐車場が完備して建物も広く、本来ならば一等地の場所。
と言って好景気時代の条件では借り手が見つかりません。

街中のシンボルが不況のシンボルとならないよう、
同じ建物に、今度は買い物客だけでなく
様々な人が様々な目的で出入りし、往時の賑わいを取り戻すこと。

そのためには空家にするより活用することを基本姿勢として
様々な利用方法を探ること、そんなことが必要なのかと思うところです。


2010/2/6(土)

人生、上がったり下がったり


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年頭に「管理人のつぶやき」を書いて以来、すっかりサボってしまいました。
建設風景やイベント、伊勢崎の風景などの記事は日々コツコツ掲載していたのですが
日記調のこのページだけ、ちょっと忘れてしまいました。

言い訳するといくつか理由があって
年明けから土日もあれこれと用事が入ってしまい
平日は連年の如くに年度末の忙しさの真っ只中で
サイト運営の時間を十分に取れていないのが理由です。



・・・と言う事で、本日の日記のタイトル
人生、上がったり下がったり
なんですが、
世の中の大きなうねりとして、バブル景気でうなぎ上りだった経済が終焉し、
以来、年々不景気が悪化し、現在の世界不況に至り
その間、数年前の大手ゼネコンの倒産や再建話
最近ではJALの再建大手デパートの経営不振や撤退
また平成15年に再建を図ったハウステンボスが結局再建が困難、
トヨタの大量リコールの問題・・・
などなど

これら上るだけ上って絶対不動と思っていた巨大企業が
経済のうねりの中で下がって行く。


中小零細企業は言うに及ばずで、例えば昨夜のニュースで、
トヨタの4次下請けのある部品工業が
プリウスの販売が好調だった今まで、フル回転しても生産が間に合わなかったのに
今回の問題で一気にピーク時の1/4の受注。

一夜にして変わってしまう場合や、数年掛けてジワジワと変わる場合と
業種によって様々でしょうが、
私も仕事で関係している公共事業では、最盛期の半分以下の事業量です。
参考に財務省のホームページを見てみると
H10年に14.9兆円あった公共事業関係費予算が、H20年には6.7兆円です。

現在も毎年減り続けているので、
将来的にはどこまで下がるのか予測できません。
と言って、建設業やその関連業の会社数は半分まで減っていませんので
多分リストラや賃金を減らして継続していることと思います。



個人レベルで考えても、長い人生の中で
恋人ができたり失恋したり、
難しい試験に合格したり不合格になったり、
事故にあったり病気をしたり、
結婚したり離婚したり、
子どもが生まれたり大切な家族を失ったり、
楽しい交流が生まれたり、縁が切れたり
進学や就職で上手く行ったり失敗したり、
事業や仕事に成功したり失敗したり、
昇格したり降格したり、
長年努めた職場を突然リストラされたり、
期待した退職金が少なかったり年金額が予想外に低かったり、
老後の生活設計が立たなかったり

歳を重ねれば重ねるほど、
実に様々な体験をして上がったり下がったりします。


上がる時には誰しも気分が高揚し、嬉しくて楽しくて
人生バラ色になりますが、
下がった時には、深刻に落ち込み絶望し悲観し、
ヤル気を失ったり、無気力になったり
時にはそれが原因で心や身体の病気になったりします。



でも、思うのですが、日本を代表する巨大企業でも事業に躓(つまづ)く訳ですから
中小零細企業や個人レベルで躓いたり悲しいことや辛いことがあっても
それが人生、それが世の中
くらいに考えるようにして、
絶望したりヤル気や元気を失うのはナンセンスなんじゃないかと。
そう言う人々の気持ちが蔓延してしまうと
世の中全体が身も心も不景気になってしまう気がします。

海外に製造拠点を探し求めて安売り衣料で大成功したユニクロ
ハッキリ言えば例外です。
その成功話を何回聞いても、誰しもが参考にできる話じゃありません。
自分とのギャップを思い知らされて多くの製造業が落ち込むのはナンセンスです。



例えば、今夜、誰かと一緒にカップラーメンとおにぎりを食べるだけだって
テレビでお笑い番組で笑い転げて、面白いドラマを楽しむだけだって、
または日帰り温泉でゆっくりと汗を流すだけだって、
友達と声高に馬鹿話をするだけだって、
それだけで今日一日が幸せになって、
そんな日々を積み重ねて行けば、
結局人生が幸せなんじゃないかと・・・・




・・・と、以上の話、
実は自分で自分に言い聞かせている話なんです。

15年前に大腸ガンになり、
5年前に右下肢の骨が7片に粉砕する骨折をし、
現在も事業は失敗継続中の当サイト管理人・丸男ですが
最近の世相を見て、どんな状況においても
元気さだけは失わないように、常々自分を戒めています。

2010/1/1(日)

あけましておめでとうございます

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「Go!伊勢崎」を開設してから4回目の正月を迎えることができました。
これもひとえに当サイトを閲覧して下さる皆さんあってのことと深く感謝しています。
閲覧者の数に関わらず
倦(う)まず弛(たゆ)まず、粛々と運営に努めようと心に決めてはいても、
やっぱり閲覧者の数は運営の士気を大きく左右し
日頃の皆さんの閲覧や励ましで元気百倍になっています。
いつもご覧いただき、また励ましや掲示板に記事を投稿してくださる皆様、
本当にありがとうございます。



サイト開設以来の3年3ヶ月間、
伊勢崎市内の各地で行われたイベント、
公園や川、沼、街中や田園の風景、
商業施設や公共施設の建設風景、
道路改良や新設道路の工事風景、
JR両毛線の高架化工事や伊勢崎駅周辺の再開発、
時には行政の情報や美味しいお店の紹介など、
とにかく伊勢崎に関する様々な事を紹介して参りました。



世界不況が長引き、日本国内も深刻なデフレスパイラルの渦中にいて、
国や地方自治体、民間企業、そして各家庭と、どこもかしこも緊縮財政です。
その結果、あれを削減しこれを廃止と、様々な不況対策が講じられています。
まるで冬眠した動物のように
身動きせずにじっと静かにしていなければならないような
そんな無言の圧力を感じる昨今です。

そのような世相の中で、
人々のエネルギが徐々に失われて行くような不安があります。



「Go!伊勢崎」は、このような世相を少しでも元気づけられればと
あれこれと模索しながら続けていますが、
どんなことをすればその役に立てるのか、未だに答が見つかっていません。
ただ、記事を書くときに心掛けている事が1つあります。

それは、
悲観しない、批判しない、批評しない、非難しない、評論しない、否定しない、比較しない
と言う事。偶然にも全て「ひ」が付きます。
批判や評論が世の中の是正に必須な事は理解していますが、
その役割はその道の専門家に委ねることにして、
「Go!伊勢崎」はできるだけ物事をポジティヴにとらえ、
明るい側面、効果的な側面、楽しい側面にフォーカスを当てたいと考えています。

30年近くも前の事になりますが、
若い時に勤務していた会社の大先輩が
「批判家や評論家は何も産み出さない」
と断言した言葉が今も鮮明な記憶に残っていて、
それを今自分で非常に納得しています。

日々厳しい現実に直面している一庶民として、
また昨年還暦を迎えた年代として、
世の中の矛盾や負の面、不公平や不条理など
感じている所は多々ありながらも、
それを批判し、口角泡を飛ばして議論してみても人々の心は明るくならないし、
物事は始まらず、逆に反発や敵対心、警戒心を生み出すだけです。

「Go!伊勢崎」の運営が閲覧者の数や励ましでヤル気をいただいているように
人は批判されるより褒められる方がヤル気も起きるし、いい仕事をします。
イソップ物語の「北風と太陽」そのものです。
人の心は至ってシンプルだと思っています。



・・・と言いながらも、
意識しないとついついシニカルな態度を取って辛口が多い
「Go!伊勢崎」の管理人・丸男です。
今年も
悲観しない、批判しない、批評しない、非難しない、評論しない、否定しない、比較しない
を忘れずに、伊勢崎市に関する様々な話題を
ポジティヴにお伝えできればと思っています。

皆様には本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

すぐに脱線する丸男でもありますので、
そのような時には叱咤激励など、
掲示板の書き込みもよろしくお願い申し上げます。


2009/11/29(日)

不況には人々の心の持ち方が大きく影響。欲しい明るい話題。

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最近のニュースの中から頻繁に聞かれる言葉を整理してみました。

長引く不況、円高、デフレ、株安、
リストラ、早期退職勧告、派遣切り、非正規雇用、
失職、失業、就職難、ワーキングプア、
生活保護家庭増加、自殺者増加、
企業買収、吸収合併、海外移転、廃業、倒産、統合、
地価下落、消費の冷え込み、物価下落、低価格競争、
中国が元気、インドが元気、中国の世界進出、世界が米中関係へシフト。



今話題の事業仕分けの風景を見ていても、
何だか人民裁判を見ているようで、
頼もしいと言うより、行く末の不安が募るばかりでした。

特に、専門知識が乏しいと思われる仕分け人達が、
その道の専門家達に短時間で簡潔な回答を求め続ける場面、
あれは、何とも言えない苛立ちさえ覚えました。
「簡潔に説明せよ」
と問われても、専門用語を共有していない相手にどんな説明をしたらいいか、
相手の立場を思えばこそ言葉が滞るもので、
それを途中の説明過程を遮られて
「結論だけ言いなさい」と迫られると、
相手の傲慢さに対する嫌悪感と無念さばかりが残り、
説明する気力を失うはずです。

特にスパコン問題でノーベル賞受賞科学者さえ敗北させた場面を見た時、
過去営々と目標として進んで来た工業立国日本、科学技術の日本が
ガラガラっと崩れ落ちるような錯覚を覚えました。



このように、日本国内に次々と暗い話題が続き、
日々、不安感を煽られています。



こんな気持ちに陥っている時、
先日、「不景気 いつまで続く」のキーワードでネット検索したところ
専門家の意見サイトが見つかり、なるほどと思う意見がありました。
あるファイナンシャルプランナーの意見です。
以下、一部引用します。

「不景気は、悲観的な意見や心理状況が大勢を占めているうちは、
継続していくものと思われます。
・・・(中略)・・・
一般の個人レベルで出来ることがあるとするなら、
前向きな話題をふりまくことです。
明るいニュースが増えることで、人々の心理状況が好転して、
消費も増え、企業の利益も増え、そこで働く人々の給料も増える、
という好循環に発展していきます。」

他の専門家達のアドバイスは
「この時期、できるだけ節約して貯蓄をせよ」
「資格取得に挑戦して自分をスキルアップせよ」
「株などに資産運用せよ」
と言う内容が多く、

そのどれもが理解でき反発する訳ではないのですが、
「節約・スキルアップ・投資」
などは元気に裏付けられて始めてその気が起きるもの。
その行動の延長線上に「夢や希望」があってできることです。

現在は、過去の価値観が次々に崩れ去り、どんどん状況が悪くなるばかりで
人々のやる気を起こす前に、無価値観が浸透しつつあり、
病的な状況でさえあると思います。
この状況で行動の向こうに自力で「夢や希望」を見出すには
相当の力や思想、哲学が必要です。



不況には人々の心の持ち方が大きく影響すること。

誰しもが、柔軟でかつ賢明な考え方を持ち
前向きに立ち向かえればいいのですが、
私を含めて、そんなに理想的ではありません。
社会の負の面、暗い面ばかりを連呼しないで
人々の心を元気づけ、夢や希望を与えてくれる、
そんなリーダーが出現し、
社会が生まれることを願わずにはいられません。


2009/11/18(水)

デフレスパイラルを断ち切るのは「愛」?

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先日、NHKの番組でデフレスパイラルを説明していました。

デフレスパイラルとは、
物価下落と景気悪化がスパイラル的に進展していくこと。

スパイラルなので、メビウスの輪のように「ここが糸口」と言う
明確なポイントは存在しないのですが、
「モノの価格が下がる」と言うポイントからリンク関係を説明しますと、

→モノの価格が下がる
→企業や生産者の利益が上がらない
→(その企業で働く従業員の)給与が下がる
→人々が消費を抑える
→モノが売れない
→物価がさらに下がる
(振り出しに戻る)

このメカニズムで徐々に経済全体が収縮していくのがデフレスパイラルで
日本経済はバブル経済崩壊後、ずっとこの中にいるとされています。



また、一昨日、明石家さんまが司会する夜11時台の番組で
女性タレント+お笑い芸人.VS.評論家達の討論番組があって、
昨今の不況を話題として取り上げていました。

タレントが体験した身近な話題として、最近のテレビ局の光景で、
・早朝は暖房が入らない
・照明の蛍光灯は1本置きに点灯
・無料のコーヒーメーカーが撤去された
・便座の暖房スイッチはオフ
・・・など、東京のテレビ局においてさえ節約、節エネに努めている様子です。

また、お笑い芸人の世界では複数よりもピン芸人の方が仕事の声が掛かり易く、
理由は複数より一人の方が経費が安いからだとか。

中でも寂しい話題は(話題の信憑性は未確認ですが)、
地方の高卒女子の就職状況が厳しく、キャバ嬢に就職先を求め、
キャバクラで知合ったお客にきちんとした仕事を紹介してもらうチャンスを待つ、
と言う傾向があると言う話。
ついでの話を加えれば、
首都圏のキャバ嬢のレベルはバブル経済崩壊後、上がり続けていると言う話も。

また、一昨日のネッのニュースで、
最近、ジャニーズの「嵐」の出演番組が増加しSMAPの番組が減少傾向とか。
理由が「嵐」はSMAPの1/5の出演料で済むからとのことです。



世の中に不況風が吹きまくり、
どこもかしこも節約ムードでこのような話題ばかりです。

この番組で、ある女性タレントが評論家達に対して
この不況を乗り越えるには一体どうすればいいんですか?
と詰問すると、「方法はありません!」と即答する評論家がいてガックリですが、
ある人が「それは『愛』しかありません」と答えていました。

スタジオは一笑に付し、笑いのネタにされていましたが
私は根本的な解決策としてはそれが正解なのだろうとエラく共感し、
「愛」を信じて「愛」を貫いたNHK大河ドラマ「天地人」の直江兼続や、
フランスの経済学者ジャックアタリ氏
「この世界不況を救うのは超民主主義」の説を思い浮かべました。

ジャックアタリ氏の「超民主主義」は「他人の喜びを自分の喜びと感じる」ことで、
直江兼続の「愛」にも通じ、
弱者を切り捨てて自己の利益追求に邁進する現代社会を救うには、
その反対の思想しかないのだろうと。



昨夜の番組で、別の評論家がもっと身近で分かり易い回答をしていました。
それは、「皆が無駄なモノを買う」と言う意見です。

「毎日1円、10円の節約をしているのに、何で無駄なモノを買わなきゃならないの!」
と反論されそうですが、
モノが売れないのがデフレスパイラルの一要因であるならば
「不要なモノでもどんどん買え」ば、スパイラルが断ち切られます。



モノを価格の高い/安いや要/不要を基準としないで購入すると言うことは、
「愛」に基づいていると考えられます。
ちょっと迂遠な表現になりますが、
「この品物を買えばこの店の店主が喜び、店員の給料も払える。
店が元気になれば閉店しなくて済むし、街もシャッター街にならずに済む。
商品の生産者には注文が増え、農家や工場などが生きて行ける」
と言った風で、
他人の事を思いやる直江兼続やジャックアタリ氏の思想と共通です。

現実的には
「そんなキレイ事など言ってられない」
「お金がなくて困れば救ってくれる人なんか誰もいない」
「どうせ誰も救ってなんかくれないんだから自己防衛するしかない」
と、人を信じることができない世相
イザと言う時でも守ってくれない社会が現実の世界です。
そんな世相で他人の幸せを優先すると言うのは非現実的なのでしょうが
自分を守れば守るほど社会が排他的になり経済が収縮
デフレスパイラルはエンドレスです。



グローバル経済で、世界中が安い人件費の国を探し求める限り
それらの国で製造できる製品は更に価格が下がるのでしょう。
いくら輸送費がかかったとしても、
人件費が1/10や1/20の国に製造されたら勝てません。
100均やユニクロ、しまむら、サンキの出現以来
低価格化には驚かない昨今です。
日々不況に苦しみながら、低価格に喜び、
それがまた更にデフレを助長する要因となります。
自分で自分を苦しめるこのサイクル

これを断ち切るために、個々人のレベルでできる対策には
一体どんな方法、考え方があるのでしょうか。


2009/10/29(木)

名古屋からの帰り、東京までは戻ったものの、
伊勢崎までの道のりはまだ半分以上


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先週の土曜日(10月24日)、
愛知県小牧市に住むHさんのお宅をお邪魔しました。
Hさんは、私が東京にいた頃に勤務していた会社の重役さんで、
ある時期、職場の上司だった縁で仲人を頼んでいます。
数年前に引退し、現在は小牧市に住んでいて、
同じく仲人っ子である土浦市に住むF氏と一緒にお邪魔しました。



その日、Hさんのお宅に正午少し前に到着する逆算でスケジュールを組み、
自宅の伊勢崎市波志江町を車で出発したのが朝6時20分。
本庄駅から少し離れると駐車場料金が安いので(土曜で1日700円)、
距離が遠い分を小走りで埋め合わせし、
本庄駅で名古屋までの乗車券+新幹線の往復券を購入。
(「伊勢崎市の住人なのに、なぜに最寄り駅が本庄駅?」
という話題は別の機会に)
幸い窓口の行列がなくて切符をすぐに買えて、
本庄7:12の上野行きに乗車し、8:40到着。
すぐに山の手線に乗り換えてまずは東京駅へ。



乗る新幹線は「のぞみ」自由席。
「のぞみ」は1,2本待たないと座れないだろうと覚悟していたこと
また、のぞみは博多方面先頭3両が自由席なので、
上野と東京のホームやらコンコース、
また長い新幹線ホームの最南端までを小走りに走ったので心臓はパクパクでしたが、
途中で小用を足したり、朝食のサンドイッチ弁当を買う余裕もあって、
ナント、9:00発の「のぞみ」に発車3分前には席に着いていました。
予定では9:10発のつもりだったので、まずはメデタシ、メデタシ。
(それにしても、減量しなくっちゃ・・・
83キロは太り過ぎ。貧乏人のストレス太り。これをフトレスと言います。^^;)




無事に座れてひとまず落ち着いたところで、
前日に別の用事で名古屋に出向いていたF氏に携帯で到着時間を知らせ、
サンドイッチ弁当を食べ、本を読んだり窓外の風景を眺めたりで旅気分。
東京を出発した時には半分も埋まらなかった先頭車両の座席は、
品川、新横浜でほぼ全席が埋まり、一路ノンストップで名古屋へ。

名古屋までとは言え10:43には到着してしまうので、
読み進んだ本のページはほんの僅か。



・・・と、ここで本日の話題なんですが、

【話題その1】
まず今更ながらにガックリするのが
本庄〜上野の距離が82km、乗車時間1時間28分。平均時速56km。
東京〜名古屋が366km、1時間43分。平均時速213kmで
本庄〜上野間の約4倍の速さ。

【話題その2】
次いでガックリする話。
この旅で調べた時刻表なんですが、
本庄駅の午前7時台が01、12、22、39、49の5本で平均12分に1本。
それに比べて、東京駅の午前9時台には
00、03(ひ)、10、13、20、26(こ)、30、33(ひ)、40、47、50、56(こ)の12本。
(※(ひ):ひかり、(こ)こだま、それ以外はのぞみ)
しかも、のぞみとひかりが10本で平均すれば6分に1本。
ざっと整理すると、
東京・名古屋間は本庄・上野間の4倍の速さで2倍の本数。
のぞみの定員は1323名。
一体、一日平均何人がこの大移動に参加しているのでしょうか。

今更嘆いても仕方ないのですが、
東京−名古屋−大坂はそれだけ重要視されていると言うことなのでしょう。

【話題その3】
次はガックリと言うよりビックリな話題。
土曜の朝から東京駅の広いコンコースに溢れる人、人、人。
ちょっと急いで歩くと、肩をぶつかり合うほどの混雑。
「皆さん一体何の用事があるの?」
なんて自分もその一人である事を忘れて、
朝から晩まで大混雑の東京駅コンコースにはいつもビックリ。
それもそのはず、
新幹線5本(東北、東海道、東海道・山陽、上越、長野)
総武本線、横須賀線、成田エクスプレス、
中央線、山手線、京浜東北線、京葉線、
東京メトロ丸ノ内線、他に地下鉄数本との乗換、
・・・これだけ集中していれば混んでいても当たり前です。

更に2013年には常磐線・高崎線・東北線が東京駅まで繋がるとのことなので、
集中度は増すばかりです。

【話題その4】
これはビックリと言うか「何で?」と言う疑問。
その昔、汐留貨物駅があった辺りと品川駅東口の高層ビルの密集度。
いくら東京は地価が高いからと言って、こんなに密集して造らなくてもいいでしょう、
と考え込んでしまいます。
超高層が密集して林立する風景が都会の象徴だ、と言われればそれまでなんですが、
それにしても??と思います。
私が東京にいた頃は新橋〜浜松町は貨物線の引き込み線がだだっ広く広がり、
駅から海側の地区には倉庫街の面白い風景が残され、
品川駅の東口なども寂れた昔ながらの下町風情があったのですが、
(※会社は新橋〜品川の途中:田町にありました)
この密集する巨大ビル街を見ると、開発規模の大きさに驚くと言うより
ここまでする必要があったのかな?と疑問に思ってしまいます。
バブル時代の立案計画を強気で実行した結果なのでしょうか。

【話題その5】
今度は名古屋駅の話です。
駅周辺の高層ビルや巨大ビルの規模はさすがに東京ほどではありませんが、
名古屋駅の大きさ、コンコース内の広場、東口の名鉄・近鉄・地下鉄への接続、
バスターミナル、密集するデパート、地下街の広さなど、
東京の主要駅と比較して変わらぬ賑わいです。

【話題その6】
最後は帰路のこと。
小牧から名古屋に戻り、ホームに着くと1分も待たずして東京行きのぞみが入線。
新大阪発なので座れるかなぁと思うと、どこでも座り放題。
順調に東京に到着したものの、さぁここからがまた大変。
上野に出て時刻表を見ると20:27発快速アーバン号が約30分後。
その間、籠原止まりが2本あるものの、結局籠原で乗り換えるので
それならばと上野駅で待つことに。
結局、小牧〜東京駅間より、そこから自宅までの方が時間がかかり
分かっていることとは言え、物理距離と時間距離の格差をイヤと言うほど実感。



・・・で、いつもならこの辺で

巨大都市と地方の格差

を嘆くところですが
ここまで格差が大きいとその差を縮めたいと言う気力も湧かず、
と言うより、格差を縮めようとする発想は間違っているような気もして
人口が少ないこと、交通が不便なこと、大きな建物が少ないこと、
刺激が少ないこと、テンポがのんびりゆったりしていること、
それはそれで個性と言うか、その長所を探すべきと言うような
そんな発想を持つべきなんじゃないかと思う次第です。

某県の知事が「関東大震災が起こればチャンスだ」
と発言して顰蹙(ひんしゅく)をかいましたが、
首都圏の都市化を羨んだりやっかんだりするのじゃなく

地方の現在のあるがままの姿の中に価値を見出すこと

そんな姿勢が必要なのかと思っているところです。



例えば・・・
いつもガラガラのバスや電車に対しても
「人が少なくて寂しいじゃなく、ゆったり座れて嬉しい」とか
訪問者の少ない公園に対しても
「都会ならば空いたベンチを探すのに苦労するのに、こちらではいつでも独り占め」と。
大きな密集したビル街が少ないことに対しても
「街の見晴らしがいいし、どの家の日当たりもいい」
(※私が東京に居た頃、日当たりは西陽だけと言うアパート、
また午前中2時間だけの日当たりと言うアパートに住んだことがあります。
また結婚して入居した社宅は1階の部屋で東向き、
しかもすぐ東にマンションがあって一日中陽が当たらずでした。
それでも当時、近所に家を建てるとなると
25坪くらいの土地付きで7,000万円以上しました)



価値観を変えるのにお金は掛かりません。
発想の転換一つで済みます。
そのためには、感性を磨き、見聞を広め、時には調査や研究など
日々の努力や変わらぬ姿勢も求められます。

どれも口で言うほど簡単なことじゃありませんが、
現在の巨大都市圏と地方都市の格差を見るに付け、
同じプロセスで都市化を進めて全国のそこかしこに「ミニ東京」を生み出す流れは
賢明じゃないように考えています。


2009/10/18(日)

地方における幹線道路網整備・要/不要?


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幹線道路網と経済成長の関係を遠い過去の歴史から探ってみました。

■古代ローマ帝国では・・・
「すべての道はローマに通ず」と言われたように
古代ローマ帝国の馬車専用道路網は、今の日本の高速道路の約10倍の総延長距離。
軍事目的だけでなく、平時には住民の自由な経済活動に使用され、
ローマ帝国の繁栄と平和を築く基盤となりました。

■ドイツでは・・・
ドイツの高速道路網アウトバーンは古代ローマの幹線道路網にならって作られました。
ヒットラーが作ったので軍事目的の面が表に出ていますが、
第二次世界大戦以前においても、
世界恐慌にあえぐ諸国を尻目に、いち早くドイツの経済復興をサポートし、
敗戦後もドイツ全土を車社会に変え、経済成長に大きな役割を果たしました。
ドイツのサラリーマンはアウトバーンを利用して通勤できるので、
都市から遠く離れた郊外に住むことができる
と言う話を聞いたことがあります。

■アメリカでは・・・
アメリカのアイゼンハワーもこれらの道路の歴史に学び、
インターステートハイウェイを作り、
米国全土の生活圏と経済圏を広げ、
アメリカ経済の黄金時代を築くインフラとなりました。

■そして日本では・・・
1963年、名神高速道路が完成。
続いて東名高速道路を造り、
太平洋ベルトゾーンと言われる強力な経済地帯の幹線を作り、
その後の日本の繁栄の基盤となりました。
その後、田中角栄の「列島改造論」をベースに
全国の高速自動車網の整備が始まりました。
ただ、日本では、全土を覆う道路網は未だに完成せず、
工期が長く、工事費が他国に比べて高く、
通行料金がかかると言う点が異なっています。



道路幹線網と経済成長を世界の例で概観すると、ざっと以上のようですが、
ここで、一挙に我らの地元伊勢崎市の幹線道路を見てみます。

高速道路では北関東自動車道、
国道では上武道路(17号BP)と国道50号、354号(本線とBP)、462号。
国道の内、上武道路は地域高規格道路です。
また国道354BPは東毛広域幹線道路です。

工事の進捗はそれぞれ下記のようです。
・北関東自動車道は2008年3月に伊勢崎IC〜太田ICが開通し、
現在それ以東を工事中。
・上武道路は下渕名高架橋で4車線化工事中、全体では渋川まで延伸工事中。
・国道462号は坂東大橋〜市内までの4車線化を終え、
現在は本関町で4車線化工事中。
・国道354号は境工区の内、伊勢崎市施工の西半分1.45kmを工事中。
・国道50号は伊勢崎区間は現況2車線で、
BP化工事については先が見えていません。

・・と、どの幹線道路も全線開通に向けて工事中ですが、
ここで気になるのが民主党政権になった今、今後の動きです。



民主党政権になってから約1ヶ月が経ち
補正予算の見直しをかけて総額で約3兆円、
国土交通省関係分で9170億円の見直しを行ったとのことです。
押し並べて公共事業が予算削減のターゲットになったようです。

どの幹線道路も後一歩とは言え未完です。
このまま、工事がペースダウンしたり最悪中止になったりすれば
未完道路が残され、地域の成長にブレーキをかけます。



一方で、
・人口減少だからこれ以上道路は要らない、
・不景気とエコ時代で車社会も減衰傾向だから道路は要らない、
・・・と言う世論も聞こえてきます。



公共交通網が貧しい地方において
地域内交通にしても、地域間交通にしても幹線道路網整備は重要な位置付け。
貧しい時代になったとは言え、
果たして道路事業を抑制していいのでしょうか。


2009/9/15(火)

久々の爽やかな一日、波志江沼から彼岸花の里、境の街中へ

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一昨日の日曜日、久々に爽やかに晴れ渡った天気だったので
いつもより早めに午前10時頃に家をスタートしました。

まずは北へ向かい、波志江沼へ。


北風に大気中の雲が追いやられ、赤城山がクッキリと。

 
ケヤキ広場北側の花壇には見ごろの花がいっぱい。
沼の北端には水鳥がたわむれて、

・・・でも、緑化フェアを終えてから、
これだけ立派な公園に訪問者が少ないのがちょっと残念。
・・・なんて事を思いながら


粕川サイクリングロードから赤堀せせらぎ公園の中を通り抜け

 
赤堀の久保橋西側の道路現場へ。
この3月の年度末以降、それほどの進捗がないことをざっと確認し、

 
その東方にある農協の大谷石倉庫を見て周り、
「倉庫の前の鉄骨の下屋がなければもっと映えるのになぁ・・・」
と自分勝手に呟きながら

赤堀に一軒あったはずの焼き饅頭屋さんを探してみようと
いい加減にペダルを踏み、結局は見つからず、
行き当たりバッタリは無駄足を運ぶ事を改めて悟り
自分の人生のようだなぁ・・・と自戒を込めながら
早川サイクリングロードへ。


途中、畑の中のススキの大親分みたいな植物に目が止まり


街中の空き地に咲いている鶏頭の花に目が止まり
あずまの赤城神社の南側で早川サイクリングロードに取り付き
そこから大袈裟でなくペダルを踏まずして北風と下り勾配に助けられて、
あずまの小泉稲荷の大鳥居に到着。

さすがにまだコスモスが一輪も咲いていないのを確認し、なぜかちょっと安心し、
更に早川サイクリングロードを下り、足利県道を横断。

途中の早川ではたくさんのカモがいつものようにのどかに泳ぎ、

渕名付近から眺める早川と堤防、サイクリングロード沿いの樹木は
いつ眺めても遠近法の練習みたいな構図で、後ろに控える赤城山もどっしりとした風格。

この辺から脇道に逸れて、上武道路の渕名高架橋の下部工施工現場を見学。

 
現地では場所によっては既に杭基礎の打設が始まり、
工事区間全長に渡り工事用フェンスが設置され、
既設橋脚はシートで保護され、いよいよ本格的な工事開始と言った様子でした。

じっくりと全区間を眺めてから、大国神社交差点を東へ曲り
 
東沼の写真や弁天様の記念碑などを撮影し
再び早川サイクリングロードへ。
目指すは「三ツ木の彼岸花の里



今年は例年よりも早く咲いていて、平日には来れないので
「あ〜、今日、来て良かった」と。
カメラを下げた人がたくさんいて、
その中に伊勢崎市職員のFさんがいて、ちょっと立ち話。
Fさんは公務でなくプライベートでの写真撮影です。
Fさんとは外のイベントや景勝地でちょくちょく会います。



オジサンカメラマンが大半の中、
若いカメラマンが2台の立派なカメラでバシバシ撮っていて、近付いてみると
脚立に「ASAHI」と。
そして駐車場には青ナンバーの東京のハイヤーが駐車していて、
フロントには朝日新聞の紙。
朝日新聞の群馬支局じゃなく、東京から駆けつけたようです。
ひょっとして、報道されるのかな??



彼岸花の里を後にし、次なる目的地は境平塚の道路工事現場
 
サイクリングロードから葵橋を渡って平塚交差点へ。

どうやら、舗装を行わずして工事を終えたようで、
側溝工事完了後の動きは確認できませんでした。

この時、時間は午後2時10分。

・・・さぁて、ここからどうしようか。

広瀬川サイクリングロードへ回って一気に帰るか、
境の街中経由で帰るか。
いずれにしろ、境平塚は伊勢崎市でも一番標高が低い地域。
どのコースを取っても帰り道はキツイ。
しかも、午前中の北風はまだ止んでいない。
往路で楽した分、帰路がキツい。人生のよう。

コースの決め手は焼き饅頭でした。
昼食抜きでここまで来たので、
境の街中の「大坂屋」さんを思い出して腹ごなし。


麹ともち米で作った美味しい焼き饅頭を二串いただき、
店のご主人とあれこれとお喋りし、
街中へ来たついでに、

かねてより気に掛けていた境の国道354号沿いの町屋造りの家々や、


街中の洋館などを見学。

更に既に何回も撮影してはいるものの、
来ると挨拶代わりにカメラを向ける赤レンガ倉庫へ。

そして、私が赤レンガ倉庫の写真を撮っていると
道路の反対側にあるタクシー会社の運転手さんに
「いいアングルが見つかったかい?」
と声を掛けられ、
それをきっかけにあれこれと話が弾みました。


旧・旧境町が周辺の島村、剛志、采女、世良田と合併する前の話や
特に世良田の合併時、集落を分断した早川の存在のこと、
養蚕が盛んだった頃の境町の3人のお金持ちの話、
今も残されているその人達の遺産や建物、
今の街中にもまだ情緒ある小路が残っていることなどなど、
興味ある話が尽きず、
銅金(あかがね)街道や例幣使道のことなど、
実は今個人的にも興味が深まりつつあるテーマにも話題が及び、
改めて出直して話を聞きたいほどでした。

その運転手さんは60歳台半ばでしたが、
昔の話はお客さんから色々と聞くとのこと。
タクシーのお客さんは高齢者が多く、車中でそのような昔話が交わされるうちに
物知りになってきたようです。
お年寄りは生き字引です」と。



焼き饅頭の大坂屋さんでは、
旧境町が編集発行した街中の古い建物の本なども見せていただき、
微細に渡り編集されている内容を見て、貴重な記録であると思いました。
さっと見ただけでしたが、
本の存在は記憶に留めたので、何かの時には大いに役立ちそうです。



境町を去り、剛志から伊与久付近の田園風景の中を適当に走り、

最後は渕名で上武道路の側道に戻り、
一路波志江町の我が家へ。


途中、本関町の国道462号の拡幅工事現場を経由し、


家に到着したのは午後6時。

ふ〜、疲れた〜。

だけど、楽しい一日でした。


2009/9/12(土)

動画サイトの爆発的な広がり、当サイトに動画掲示板開設

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皆さんはYoutubeをご存じですか。
ネット利用者の皆さんならばもちろん知ってますよね。
もっとも、知ろうとしなくても
グーグルでちょっと検索するだけでも
テキスト主体のサイトに混じって動画サイトも出て来るので
知らずして閲覧していると思いますが。

実は動画共有サイトはYoutubeだけでなく
ニコニコ動画LiveLeakなど
有名サイトが国内外にたくさんあって驚くばかりです。

今、これらの動画サイトの利用が爆発的な広がりを示していて
ネットのコンテンツとして多方面から着目されています。



ここで実例を1つ紹介。
私が感動した動画は何と言っても今年の春のイギリスの動画です。
全く無名の47歳のイギリス女性Susan Boyleさんが
歌のオーディション番組に登場し
世界中を感動の渦に巻き込んだあの動画です。
彼女の歌声で審査員や会場の聴衆を感動の表情に変え
ついには会場全員をスタンディングオベーションに導くシーンは
何度見てもウルウルしてしまいます。
まさにAmazing ! Incredible !
もちろん She got 3"Yes"s.でした。
多くのテレビ局が取り上げたので、
動画を見ていない人もご存じのことと思います。

NHK総合テレビでも
木曜深夜0:30-0:40に「得ダネ・投稿Do画」と言う番組を放送中で
夜更かしオジサンの私は良く見ています。
この番組では、国内外の面白動画の一部を紹介しています。



これらを運営する業界では
動画共有サイトが有力なビジネス・モデルになるのか
と言う事が重要課題のようですが、
そう言う事業者側の理由を尻目に利用者は様々な利用を行っています。
私が関心を寄せる視点は次の点です。

従来ならば、一般市民が
歌や演劇、映像、アート等でデビューしたいと夢見た場合
エージェントや出版社、企画会社に日参し、
それでも大半が無視されて突っ返されると言うのが実情ですが、
動画サイトはこれらの経路を全て無視できるので、
少なくとも発表の機会を得られる

と言うことです。
しかも投稿はほとんどのサイトで無料です。

それがデビュー作品になるか否かを決めるのは
エージェントや企画会社でなく、ネットの閲覧者
です。

ネットへ投稿した動画が縁でブレイクした実例をいくつか紹介しますと・・・

・韓国の子供のジャズギター演奏が世界中のギターファンを魅了し、
世界中からコンサートのオファー
・自作アニメが注目され、在学中にプロ企業からオファーが殺到した日本の専門学校生
・自分の化粧方法が世界中の女性たちに注目されて、
化粧品会社から「ぜひ、わが社のコスメを使用して」と
オファーが殺到した外国女性。
・・・と、私が紹介するより、ネットで検索した方が早いので、この辺で。



ところで、動画はどれだけ閲覧されるのでしょうか。
2009年4月時点のデータですが、
Susan Boyleさんの動画再生数はYoutubeなどを中心に8024万2967回
そしてこの時点の1位はEvolution of Dance で 1億3078万1819回です。

こう言うネット動画の動向を事業者達が手をこまねいて傍観している訳はなく
グーグルやマイクロソフトだけじゃなく
今までITに関係なかった企業さえも進出しています。

そして同時に従来の広告会社やエージェント、
企画会社や出版社、映像製作会社などの業種に大きな影響を与えています。
もっと過激に言えばその存続を危なくしています。



かつて誰かが
インターネットの登場はダイナマイトの発明に匹敵する
と評したようですが、
私は、世界中を巻き込み、多くの業種業態の変革を余儀なくさせ
更に日々新しい進化を続けている
と言う意味ではダイナマイト以上の影響力と思っています。



・・・と、動画サイトの様子をかいつまんで紹介しましたが、
実は、実は、当サイトでも動画掲示板を開設することにしました。
発想は随分前からあったのですが、
日々の記事更新に追われ、
しかも平日昼間は現役で仕事をしていますので
なかなか開設することができませんでした。

当サイトへ直接に動画を投稿するとサーバー容量がすぐにパンクしますので
Youtube以下4つの動画サイトへ投稿されている動画にリンクを貼る掲示板です。
既に投稿されている動画でもOK、
ご自分でそれらの動画サイトへ投稿したものでもOK、
通常の記事や静止画像に加えて、
それらの動画をこちらの掲示板に貼ることができます。


ソフトは、あるフリーのcgiをカスタマイズしたものです。
今後、少しずつ改良を加えたいと考えていますが、
まずは使用してみてください。



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