どのように考えても自信が持てないこの不況時代への対処 |
不況時代、どんな仕事でもありつければ幸運世間に共通な話ですがどんな仕事もかつて終わらなかった事はありません。 首尾よく終えて満足したか、 不手際が多くて後悔を残したか それは様々ですが、 どんな仕事も必ず終わります。 仕事を始める前に 「うわぁ〜、難しそうだなぁ」 「面倒臭そ〜」 「細かい仕事だ〜」 「忙しくなるぞ」 ・・・と どんなに愚痴や不平不満を漏らしても やってさえいれば、いつかは終わります。 でも、やらなければ終わりません(当たり前?) ● 実は・・・ 今、毎日、毎夜、細かい仕事で大忙しです。 難しくはないのですが、細かくて量がある仕事です。 約1,100枚の重要な図面を 0.1mmのロットリングペンで修正し、 ボードやラベルを貼り付けて 古い図面と差し替える仕事です。 CADの時代ですが、この仕事は原本を手書きで修正しなければなりません。 難易度は低いものの根気を要する仕事です。 忙しい状態がかれこれ2ヶ月半続いています。 1枚に要する時間をざっと1時間としても 全体で1,100時間です。 定時で1ヶ月160時間とすると6人月強の仕事ですが 年度末に急にそのマンパワーを用意はできず 結局、少人数で夜と休日の残業で補っています。 で、昼と夜と休日とやや不眠不休状態。 (ちょっとヘトヘト・・・) 材料費やコピー費用、労務費の事を考えると ちょっと悲しくはなりますが、 でもやらなければ終わりません! と、ここまでは愚痴でしたが、 (あ〜スッキリした) この大不況時代、 派遣社員の契約打ち切り、企業の無給休暇制度の施行、 減給減俸、ボーナス不支給、早期退職勧告、 新卒の内定取り消し、工場閉鎖、組織の統廃合、ワークシェア・・・ と、不況が益々進んで 仕事がどんどん無くなっている状況です。 こんな時代、 どんな仕事でもありつければ幸運 と考えるしかありません。 と愚痴る気分を日々改め、ゴールを楽しみに作業を続け、 どうにか残り数日で完了となります。 (「ご苦労様でした」と自分を労う丸男です) ● で、早速に気になるのが 年度が明けてからの仕事・・・・ 世の中から仕事が激減しつつある今日、 どのように仕事を探せばいいのか大きな不安です。 まだ、仕事で忙しい時の悩みの方が気持ちが楽です。 「何とかなるさ」 と行ければいいのですが・・・ ● 悩みが過ぎると今度は不安 人生、色々♪ ▲ページTopへ その日暮らしと言うのも不安ですが・・・ 明日の事を憂うと今日の楽しさが消えて行く日本の自殺者は平成10年に年3万人を越えて以後ずっとその水準で推移しているとのことです。 諸外国の事情と比べても、 政治的混乱が続く国が上位を占める中にあって、 日本のこの状況は異常で、 政府もこの事態を由々しきことと認め、 自殺予防対策に力を入れるとのこと。 ところで自殺の原因を探ると、 失業率や倒産などと密接な関係があるとのことです。 職がないこと、不況であることが自殺原因になるとしたら 単純に個人の問題ではなく、 社会の問題であるとも言えます。 ● 自殺原因が何であれ、 日本の社会は先進諸国の中でも 自分が置かれた不利な状況、弱い状況が そのまま絶望に繋がってしまう傾向にあるのかと思います。 勝ち組とか負け組と言った視線 このような視線は弱者を追い込みます。 ● 話が突然飛びますが 以前、テレビで多摩川の河川敷に住む ホームレスの人々を取材していました。 手作りの屋根付きの小屋に住んでいたので 正確にはホームレスとは言わないのかも知れませんが、 ある人は都内にきちんとした自宅を持ちながらホームレス生活をしていて、 携帯持参でそこから仕事に出掛けていました。 また、他の年配ホームレスの人達は 河川敷に作った手作りハウスの入り口で、 空き缶拾いの仕事を終えた夕方、 缶ビールとつまみで一杯飲りながら 付近のホームレス仲間とお喋りして過ごし これが日課とのこと。 悲しいと言うより楽しそうで、羨ましい風景でもありました。 また、大阪の公園に住む月収30万円ほどの30代の男性は 十分に自活力がありながら 同じ公園に住む、仕事にありつけない年配者の世話をしたりして それが生甲斐でホームレスをしているとのことでした。 丸で親戚か家族のような関係です。 またある年配者は元大企業の管理職で、 取りあえず食事にあり付ければ 残りの時間は読書に明け暮れる日々でした。 それなりの身なりをして 駅のベンチで雑踏を眺めながら自若泰然として読書をしていました。 また別の番組では、60歳過ぎの元会社社長が 会社が倒産してホームレスになり、 ある街で空き缶拾い等をして暮らしている様子を取り上げていました。 自治体では資源ゴミとして収集しているので、 その事とのぶつかり合いが番組の視点でしたが、 視点はともかく、その社長も元気一杯で頑張っていました。 収集した後を綺麗に片付けて掃除するので、 近所の主婦達からは歓迎され、 それがまた励みになっているとのことです。 彼らの多くが、見た目には悲痛な雰囲気ではありません。 むしろ平和な感じでした。 ■ 「ホームレス・三日もすれば止められない」 と言う話も聞いたことがあります。 ■ 人間の価値観は様々です。 ホームレスになって逞しく生きている人もいます。 全てをなくしても、 明日の保障がなくても、 今日を生きています。 いや「全てをなくして」と言うのは一般的な視線に過ぎず 何かを放棄すれば、何か別の貴重なモノを得る のかも知れません。 ● 明日の事を憂う不安心は きっと明日が来れば更にまた明日を憂う気持ちを誘い、 永遠に安心する「明日」は来ません。 一方、「今日」が楽しければいいと言う発想は その楽しい「今日」の積み重ねで、 結局、毎日が楽しくなります。 ● 「ホームレスに学べ!」 と言うつもりではありませんが、 命より大切なものなどこの世にありません。 社会が弱者に対して未成熟ならば 政府の対策や社会の変化を待っていないで 自分で逞しくなるのが一番の近道なのかと思っているところです。 ▲ページTopへ いつまでも存続するものは、
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