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伊勢崎市庁舎 東館 増築工事(1)

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更新日:2007/12/14 写真下の日付は撮影日
 伊勢崎市の広報誌やHPに、市庁舎のスペース不足を補うために東館を増築する計画が発表されましたが、ここではその建設風景を紹介します。市のHPによりますと、2007/5/10に増築本体工事や空調設備、電気設備工事が発注されていました。広報誌の完成予想図を見ますとモダンで洒落た感じですね。
 市庁舎と言えば「市の顔」的な建物なので、もう少し高い建物でもいいのかなと思っていましたが、昨今の経済情勢を鑑みて堅実なプランになったようですね。なお、現在の庁舎は耐震補強工事を施して継続的に使用するとのことです。太田市庁舎や高崎市庁舎のようにノッポ庁舎が多い中、5階建て建物の連棟スタイルも形状的にも施策的にも一つの個性で、イメージ的にも市民との壁が低くなり「開かれた市政」を感じます。(2007/5/22 記) 
建築概要はこちら東館の省エネ空調シシテムと非常時排水貯留槽システム建設用語集


東側から見た完成予想図
(伊勢崎市広報から)
■2007/8/1〜2007/8/27:SMW工法による地中連続壁施工
■2007/9/1〜2007/10/上旬:地中部切梁設置、一次掘削、二次掘削
■2007/10/上旬〜2007/11/中旬:
  地中部耐圧板、壁部材鉄筋組立、コンクリート打設
■2007/11/中旬〜12/18:地下室の施工、1階スラブの施工

 これ以降の掲載はこちら
撮影:GIIA-001

2007/12/14

 東館の1階スラブの配筋検査や計装配管の被覆結束検査、スリーブインサートのスラブ内配管検査等の立会検査が行われました。12/17日にはコンクリート打設(だせつ)です。コンクリートボリュームは710m3とのことです。立方体に置き換えると、約9m×9m×9mです。床面積約25坪の3階建ての建物が丸々コンクリートの塊になったような量です。凄い!

1階スラブ全体の配筋の様子。
たくさんの検査者や作業者が忙しく作業をしています。 2007/12/14


立会検査の記録写真
2007/12/14

1階スラブ計装配管 被覆結束状況
立会検査 2007/12/14

1階スラブ、スリーブインサート
スラブ内配管立会検査。
「ハイ、チーズ♪」とは言わない。
2007/12/14

スラブの配筋の様子 2007/12/14


種々の配管がスラブ内に下地処理されます。コンクリート打設後に孔を開ける必要のないよう、事前の十分な打合せと設計作業が必要になりますね。
2007/12/14

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2007/12/7

 東館は1階の床の型枠組がやや終わり、梁の配筋の真っ最中です。鉄筋工の皆さんが30人も入り、現場が賑やかです。太い梁の主鉄筋が次々に組み立てられて行きます。

1階の鉄筋組みの全景
2007/12/7

後方の青い建物は現在の新館
2007/12/7

太い主鉄筋が4本。
横方向には配力筋 2007/12/7
【余談ですが・・・】
鉄筋コンクリート部材に使用する異形鉄筋の最大径は51mmで、これをD51と表記しますが、業界ではこれをSLのデゴイチに絡めて「デゴイチ」と呼んでいます(業界人の密やかな楽しみ?)。ただし、D51は通常はほとんど使用せず、通常の最大径はD32です。

2007/12/7

こちらの主鉄筋は3本。
こちらも太い! 2007/12/7

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2007/11/26

2007/11/8

2007/10/31

地下室の配筋と型枠の立て込みが進んでいます。  地下スラブのコンクリート打設が行われました。ポンプ車2台、職人さん30人以上が従事して午後1時30分には無事終了しました。
■打設量:410m3(強度30・スランプ15)
■スラブ厚:15cm
■スラブ上筋:D13、200ピッチ
■下筋:D10〜D13、200ピッチ
地中部の壁部材の型枠の組立が始まりました。

2007/11/26

柱:1m×1m
主鉄筋:D29×28本
フープ筋:D13-100ピッチ
2007/11/26

外壁:厚さ30cm
縦筋(外):D19-100ピッチ
(内):D19-200ピッチ
横筋(外):D19-150ピッチ
(内):D16-150ピッチ
2007/11/26

内壁:厚さ18cm
W配筋で縦横D10-175ピッチ
2007/11/26

クレーン車もフル運転
2007/11/26

打設を完了した地下スラブ
2007/11/8

打設中風景を俯瞰 2007/11/8


生コンがパイプを通って圧送されて届き、バイブレータで振動を加え、緊密に隅々まで行き渡らせます。2007/11/8

生コン車到着。運搬中も待機中も生コンが入ったドラムはゴロンゴロンと回転しています。 2007/11/8

2007/10/31

2007/10/31


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2007/10/17

2007/10/9

2007/10/1

地中部の鉄筋組立状況です。
壁部材と底版の鉄筋がビッシリと組み立てられています。地中部でかつ地道な作業で周囲には目立ちませんが、前回(10/9)の紹介から1週間余り、着々と進捗している様子が分かります。建物で一番基部になる重要な箇所です。
耐圧板の鉄筋組立が本格的に行われています。15人程の鉄筋工の職人さん達が忙しそうに働いています。
板の最下段の鉄筋径は25mm。他にも25mm、22mm、19mm等の主鉄筋が使用されます。
二次掘削がもう少しで終了します。
9月21日の状況と比較してご覧ください。

2007/10/17

2007/10/17

2007/10/17

格子状に整然と組み立てられて行く鉄筋。クレーンで運ばれた鉄筋の束を下ろします。
●以前、鉄筋工の職人さんが、先がフックになった金具を使って鉄筋と鉄筋をギュッ、クリッと素早く締め付けて行く様子を眺めていて、見た目が簡単そうだったので真似して1回挑戦しましたが、全く締め付けられずに、ポロリと緩んでしまいました●

赤い鉄骨は切梁。白い通路は足場

鉄筋の束をクレーンで吊り上げて移動

山積みされた鉄筋。多分、鉄筋径や長さごとに仕分けされているのでしょう。

2007/10/1

北側部分では捨てコンクリート打設も始まっています。 2007/10/1

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2007/9/21

2007/9/14

2007/9/12

二次根切りの残土搬出路の設置状況です。総掘削土量=7,100m3とのことです。良く見ると、掘削下面に湧水が溜まっていますね。私が子供の頃は、家の水は井戸水でしたが、地面から4〜5mの深さに水が溜まっていたのを思い出します。 一次根切り(掘削深さ3.2m)終了。この後、切梁を設置して二次根切り施工(掘削深さ3m)。  タワークレーンが立ち上がりました
■主塔の高さ=25m
■直径=1016mm
■ブーム長=26.7m
■吊り荷重=2.92ton 

2007/9/21

2007/9/21

 仮積みされた切梁 2007/9/14

現場ヤードに切梁搬入 2007/9/14

一次根切り完了。2007/9/14

一次根切り完了。2007/9/14

SMW工法による地中連続壁の杭にブラケットが付きました。 2007/9/14

雨も上がり、秋晴れの空にクレーンが映えて。クレーン(crane)とは「鶴」の意味もありますが、本当に鶴の細長い首のようです 2007/9/12

現市庁舎の高さをはるかに越えて。建設中は、このクレーンが市役所のシンボルになりますね。 2007/9/12

現市庁舎に近接して設置
2007/9/10

見上げる高さ 2007/9/12

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2007/9/10

9月10日、地盤の掘削開始。掘削土砂はダンプカーに積んで残土置き場(広瀬川と荒砥川の合流地点の左岸)へ

クレーンの基部 2007/9/10

街中を通過するので、出発する前に車輪に付いた泥をきれいに掃除♪


掘削土をトラックに積載
2007/9/10

地盤面から6m20cm掘削するとのこと。SMW工法の断面がこんなに良く分かります。 2007/9/10

SMW工法により地中に連続壁ができているので土をしっかりと押さえています。2007/9/10

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2007/8/17、29

2007/8/6

2007/8/3


積み込みを無事終了。1ヶ月間ご苦労様でした。次の現場はいずこに・・・?
2008/8/29

SMW工法が8月27日に予定通り順調に終了し、本日29日にはアースオーガを始め大型建設機械を搬出しています。
大型トレーラに積み込み開始・・・
2008/8/29

お盆休みも明けてSMW工法再開です。
真上から見た画像です。本庁舎(画像手前)の壁スレスレに施工していますが、振動も少なく音も静かとのことです。 2007/8/17

敷地内に設置されたミキシングプラント
2007/8/6

打ち込まれたH鋼 2007/8/6

H鋼仮置き場 2007/8/6

アップで見るオーガーの迫力
2007/8/3

5本のオーガーを持ったベースマシン。5階建より高くそびえています。
2007/8/3

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2007/7/30



杭打ち機が垂直に立ちました。後方に見えるのは市役所新館 2007/7/30

ブームが横たわっているのがSMW工法による杭打ち機とのこと。 2007/7/30

雨が降る中、大きな2機の重機が作業中 2007/7/30

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2007/5/20


東館建設予定地の空き地
2007/5/20

東館建設予定地の空き地
2007/5/20

【建築概要】

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■伊勢崎市庁舎東館増築工事
・場所 :今泉町二丁目410番地
・請負代金:11億1,195万円
・請負者:柏井・東毛・栗原伊勢崎市庁舎東館増築工事特定建設工事JV

【省エネ・空調システム】

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 東館の南側の地下に、夏季・冬季の冷暖房コストを節約する蓄熱槽が設置されます。
 夏季・冬季ともに電力コストの安い深夜電力を利用し、夏季には5°Cまで冷却した水を貯留し、冬季には55°Cまで加熱した水を貯留し、昼間のピーク時の時間帯に冷暖房運転する空調システムです。

【排水貯留槽】

 東館の北側の地下に、非常時の汚水・雑排水を一時的に貯留する排水貯留槽が設置されます。
 貯留槽の容量は90m3あり、250人が一日30L排水するとして12日間分貯留できます。
90m3=250人×30L/人・日×12日間




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