伊勢崎市豊城町に横たわる八寸権現山(はちすのごんげんやま)。山の標高は91m。その山頂直下に鎮座する蓮神社の寺社林調査・観察会が、2018年11月18日開催されました。参加者はスタッフを含めて15名。 権現山は神社境内を除く山全体がはちす権現山公園として整備され、山全体の樹木数は600本余り。今回の調査範囲は蓮神社境内で、調べた樹木数は43本、最も多かったのは参道脇に立つシラカシでした。 一本のシラカシに白くふわふわしたヤマブシタケが生えていましたが、このキノコ、中国では四大山海の珍味の一つとされ、宮廷料理用の食材として珍重されたそう。 別のシラカシには大きくて複雑なコブができていましたが、コブの生成要因として、自身の転倒防止の意味もあるよう。 シラカシには、シラカシ、アラカシ、イチイガシ(以上、春に花が咲き、同年秋に結実)、ウラジロガシ、アカガシ、ウバメガシ(以上、1年目に花が咲き、2年目に結実)など、多くの種類があることも学びました。 |
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調査対象内の樹木観察を終えた後には、はちす権現山公園にも足を伸ばし、いくつかの樹木について観察しました。その中で印象に残ったのがムクノキの黒い実。食用になり、干しブドウのように甘い味がします。 以下、当日のレポートです。(2019/2/19 記) ■開催日:2018年11月18日(日) 午前9時〜 ■主催:NPO法人 伊勢崎佐波緑化協会 ■参加料:無料 ■定員:30名 ■プログラム 開会 9:00 主催者あいさつ 概要説明 観察会 講師 樹木医 田中洋助 先生 閉会 11:00 |
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観察会開会 2018/11/18 参道入口脇の石灯篭と大きな株(右) 2018/11/18 |
樹木医 田中洋助 先生 2018/11/18 観察会は参道の入口からスタート 2018/11/18 |
蓮神社東側の参道 2018/11/18 |
観察会の様子(蓮神社東側の参道の途中で) 2018/11/18 |
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シラカシB(胸高周180cm) 2018/11/18 シラカシC(胸高周230cm) 2018/11/18 シラカシD(胸高周280cm) 2018/11/18 |
シラカシ(B)に付いたヤマブシタケ 2018/11/18 シラカシG(胸高周125cm) 2018/11/18 シラカシDのコブ 2018/11/18 |
蓮神社東側の参道の長い階段。参道両側の樹木はシラカシ。 2018/11/18 観察会の様子(境内直下の小段)。3本の大きな樹木はシラカシ。 2018/11/18 |
晴天に恵まれた蓮神社 2018/11/18 |
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サクラのコブ 2018/11/18 |
イチョウ(胸高周280cm) 2018/11/18 |
アカマツ林観察会(本殿の裏側の境内社周辺の樹木) 2018/11/18 観察会(境内西側の宮川堤防沿いの樹木) 2018/11/18 ムクノキの黒い実(干しブドウのように甘い)ムクノキの黒い実 2018/11/18 |
大きな樹木
樹木の位置図 ほかの樹木
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