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(はす)神社

(鎮座地:群馬県伊勢崎市豊城町1988-1)
由緒はちす権現山公園|寺社林調査(蓮神社)
掲載日:2019/2/17
 平地が広がる伊勢崎市。その中でお椀を逆さにしたような小さな山がいくつか点在しています。多田山や茶臼山、峯岸山、西野神社の山等が並ぶ旧赤堀町を除けば、華蔵寺山お富士山古墳、それとここ八寸権現山(はちすのごんげんやま)です。山と言っても最高峰の峯岸山が168mなので、自慢できる標高の山はありません。八寸権現山の標高は91mで、ウェブサイトでは「群馬県で一番低い山」として知られているようです。標高こそ低いものの、周囲を住宅地に囲まれているためか、周囲からは目立つ存在です。
 蓮神社はその山頂近くに鎮座し、社殿は東南東を向き、山の東斜面に長い階段の参道があります。山の南側にも参道があります。
 拝殿の右脇には社務所があり、その裏(北西側)には駐車場があり、山の北側から車で入ることができます。
 八寸権現山は山全体が公園に指定されていて(はちす権現山公園)、アカマツの多さが大きな特徴です。
 平地の神社が多い伊勢崎市の中で、アカマツ林の山の頂部近くに鎮座する蓮神社です。(2019/2/17 記)

祭 神:櫛御気野命 豊城入彦命
配 神:菅原道真公、八坂刀売命、健御名方命、火雷命
     建速素盞鳴命、大山祇命

拝殿 2018/11/18

拝殿 2018/11/18

狛犬(左側)「吽形(うんぎょう)」 2018/11/18

狛犬(右側)「阿形(あぎょう)」 2018/11/18

蓮(はす)神社の位置図(Google Map)

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境内 2018/11/18

社務所 2018/11/18

東側の参道(表参道)の長い階段 2018/11/18

東側の参道。長い階段を上り、いくつかの鳥居をくぐって
境内へ 2007/1/20

南側の参道中腹の鳥居 2018/11/18

南側の参道の中腹の鳥居 2008/6/1

由緒

(下記の由緒は「伊勢崎佐波の神社誌」(*)を引用しました)
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 当社の境内地である権現山は、その昔山頂に熊野権現が祀られていたことから「八寸(蓮)(はちす)の権現山」と呼ばれ、第十代崇神天皇の皇子豊城入彦命が東国鎮定後この地において崩御せられ、その御陵であると言い伝えられている。
 『殖蓮村郷土誌(明治四十三年刊行)』によれば、「東上州八寸村ノ若一王子大権現ハ元亨元年(1321)、熊野権現ノ臣下尾組ノ中将兼房ト云ウ者、此ノ山ニ勧請申ス」と記されており、古くからこの地が熊野信仰の場であったと考えられる。
 現在の社殿は、領主の渡辺孫三郎富義が若一王子大権現の本地として奉納した大日如来の厨子の表書きより、東山天皇の御代の貞享五年(1688)に建築されたものとされている。その後、明治七年に村社に列せられると共に、それまでの若一王子神社から熊野神社に改称し、八寸村の総鎮守社となった。
 さらに、明治四十一年には、字長溝の無格社菅原神社、字宿裏の無格社熊野神社、字諏訪台の無格社下諏訪神社、字小斎の無格社上諏訪神社、字上サの無格社火雷神社、字八坂の無格社八坂神社、字権現の無格社山神社七社を合祀し、蓮神社と改称し現在に至っている。
 深い緑に囲まれた石段を登りつめた処に鎮座し、いかにも神社としての風格、雰囲気を漂わせている社ということもあって、近年、初詣など近在からの参詣者が急増している。また、学問の神として、各種学校の受験者が合格祈願に参詣する姿も増えている。

(*):「伊勢崎佐波の神社誌」、編纂:群馬県神社庁伊勢崎佐波支部。発行日:平成2年12月20日




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