2014年8月31日に暫定形で全線開通した東毛広域幹線道路(354バイパス)。その後完全4車線化工事が進み、当地伊勢崎市内の区間では、2015年1月時点で橋梁区間を除きほぼ4車線化工事を完了しています。橋梁区間は粕川を渡河する剛志大橋と利根川を渡河する伊勢玉大橋の2区間です。当ページでは伊勢玉大橋の完成形北側2車線(下り線)の架設状況をレポートします。(2015/1/21 記) | |
(仮称)利根川新橋位置図 "A"は橋台(Abut)、"P"は橋脚(Pier)の頭文字 |
|
→このページへのご意見等はこちらの掲示板へ。 [ 地図拡大|概要と地図|建設用語集 ] |
2016/1/31:工事終盤4車線化も終盤の東毛広域幹線道路。ここ伊勢玉大橋でも北側2車線の各種工事が終盤で、2016/1/31時点で、車道と歩道のコンクリート床版施工を終え、照明塔と高欄設置もほぼ完了の様子。車両用防護柵は未着工でしたが、概観するに工事完了も間もなくの様子でした。完成開通まで残工事は舗装工事。年度内の開通が見えて来ました。(2016/2/5 記)
|
|||||||||||||||||||||||
防護柵や照明塔工事が進む伊勢玉大橋(玉村町(右岸橋台)側から東方(伊勢崎方向)) 2016/1/31 防護柵や照明塔工事が進む伊勢玉大橋(伊勢崎(左岸橋台)側から西方(玉村町方向)) 2016/1/31 |
2015/12/30:2月末工期に向けて進む各種工事玉村伊勢崎バイパスの利根川に架かる伊勢玉大橋では、4車線化(完成形北側(上流側)2車線)の完成を目指して各種工事が進んでいます。工種は下表の通り。オマケ情報ですが、右岸の利根川自転車道に立つ掲示板に橋梁の標準横断図や構造全体一般図が掲示されていて、利根川自転車道と本線とのランプ部が含まれていましたので、切り抜いて加筆してみました。サイクリング時のご参考までに。(2016/1/10 記) |
|
左:床版工事が進む北側2車線。右:供用中の南側2車線。 伊勢玉大橋右岸側から東方(伊勢崎方向)2015/12/30 |
|
照明工事 2015/12/30 床版工事看板 2015/12/30 床版工事看板 2015/12/30 床版工事が進む右岸側(利根川自転車道から) 2015/12/30 |
防護柵工事看板 2015/12/30 防護柵工事看板 2015/12/30 標準横断図 2015/12/30 利根川自転車道と本線のランプ部 2015/12/30 |
2分割で床版工事進む玉村伊勢崎バイパスの利根川に架かる伊勢玉大橋では完成形北側(上流側)2車線の床版工事L=286.3mが進んでいます。工事は2分割で下記の通り。 |
||
■伊勢崎市側(東側) L=157.2m、 工事会社=田中建設(株)さん 工期=2015年12月15日 ■玉村町側(西側) L=129.1m 工事会社=柏井建設(株)さん 工期=2016年2月26日 来年3月の年度末には4車線開通となるようです。 (2015/10/10 記) |
完成形北側(上流側)2車線の床版工事が進む伊勢玉大橋(玉村町側(西側))2015/10/4 暫定形南側(下流側)から 2015/10/4 |
|
完成形北側2車線を桁側面から 2015/10/4 |
利根川右岸の利根川自転車道から 2015/10/4 |
利根川にトランスフォーマー襲来?!2015/2/21の架設状況。右岸側(玉村町側)から完成形北側2車線の桁架設が進む伊勢玉大橋・P1橋脚〜A2橋台間の4径間連続鋼細幅桁橋。先日21日、暫定供用中の南側2車線を走ると、橋梁中央付近で、突然に巨大なクレーンが視界に入って来ました。まるで巨大ロボット生命体・トランスフォーマーが手足を伸ばしたかのようです。 玉村町側(A2側)の現場を訪れると、クレーンは静止し、桁も閉合直前の様子。現地案内板を見ると、ちょうどこの日午前10時から見学会があったとのこと。訪れたのは午後4時で既に誰もおらず、見学の機会を逃しました。 桁架設は、地上部スパン(P1〜P3間、P4〜A2間)にはベントを数ヶ所設置して220tクレーンで架設し、水上部スパン(P3〜P4間)は550tクレーンを使用した張り出し工法での架設です。水上部はベントを設置できないため、クレーン吊り上げ角度が低くなり、ブーム旋回半径が大きくなるので、クレーンも一挙に大きな能力が要求されます(詳細は下記架設図を参照ください)。 この日、既にP3〜P4橋脚間の最後の1パネルを残すのみで、現地案内板には最終架設は昨日23日以降と書かれていました。本日時点で既に閉合していると思われます。 桁架設後はベント撤去や作業ヤード復旧、更に橋面工(床版打設や地覆、舗装、防護柵、照明塔設置等)が残されていますが、これらが全て今回の工事に含まれているか未確認です。(2015/2/24 記) |
|
閉合直前の伊勢玉大橋・完成形北側2車線の橋桁。2015/2/21 |
|
P3〜P4間 2015/2/21 静止中の550tクレーン 2015/2/21 |
P3〜P4間。閉合直前。2015/2/21 架設ステップ図 2015/2/21 最終架設図(部分拡大)2015/2/21 |
架設状況の説明(現地に立つ掲示板より) |
|
2014年11月〜12月。2015年1月 |
高力ボルト締付け手順。2015年2月 |
2015/1/10の架設状況。左岸側(伊勢崎市側)から完成形北側2車線のP1橋脚〜A2橋台間の4径間連続鋼細幅桁橋。現地に立つ架設ステップ説明板によれば、2014年12月8日から開始された220tonクレーンによるP1〜P3橋脚間(伊勢崎側)の桁架設を終え、1月7日からは同じく220tonクレーンによるP4橋脚〜A2橋台間(玉村側)の桁架設が始まっています。現地には架設ステップ図や完成図、耐候性鋼材の説明、工事着手後の架設経緯などが写真や図面で示され、橋梁諸元や現場の状況が分かり易く説明されています。(2015/1/21 記) |
|
桁架設を完了したP1〜P3橋脚間の耐候性鋼桁(伊勢崎側) 2015/1/10 |
|
工期:平成25年12月16日〜平成27年6月30日 工事会社:株式会社 横河ブリッジ 発注:伊勢崎土木事務所 |
|
架設ステップや架設状況の説明(現地に立つ掲示板より) |
|
2014年12月〜2015年1月の架設状況 2014年12月〜2015年1月の架設状況 |
架設ステップの説明 架設ステップの説明 |
防護柵や照明塔工事が進む伊勢玉大橋(伊勢崎(左岸橋台)側から西方(玉村町方向)) 2016/1/31 |
2014年8月末に桁架設を完了した完成形北側2車線のA1橋台〜P1橋脚間の単純非合成板桁では、2015年1月現在、床反工事が進んでいます。工期は3月13日、施工=柏井建設株式会社、発注=伊勢崎土木事務所です。 (2015/1/21 記) |
|
工事看板 |
床反工事が進むA1橋台〜P1橋脚間 2015/1/10 |
東毛広域幹線道路は、遠からず(*)暫定形で全線開通予定ですが、ここ(仮称)利根川新橋では、完成形2車線(上流側2車線)の橋梁の内、伊勢崎側の単純桁(A1〜P1間)の桁架設が既に始まっています。 一昨日の8日、クレーン吊り上げによる桁架設が始まったので、炎天下、現地見学して参りました。作業はクレーンを宮川左岸上流(A1橋台の北側)に設置し、側道やA1上の路面に桁を仮置きし、各部材を順次吊り上げて所定場所に設置します。 クレーンを至近距離に設置できないため、旋回半径が長く、使用されたクレーンは220ton用のオールテレーンクレーン。桁は3部材分割で、西側1部材をP1と支保工で支え、クレーン寄り(東側)2部材は地組でボルト連結され、クレーンで吊り上げられた状態で西側部材とボルト連結されます。8日中に全4本の桁架設を終了しています。 既に完成している暫定形2車線(下流側2車線)の外桁との作業スペースが狭いこと、、クレーン設置場所や支保工位置や地盤、部材搬入路なども好条件ではなく、また大型台風も接近中など、橋梁架設には難条件が付きものとは言え、気がかりでしたが、まずは無事にクレーン吊り上げによる桁据え付けを終えて、部外者ながら一安心しました。(2014/7/10 記) 【工事概要】 工期=8月29日、発注=伊勢崎土木事務所、工事会社=冬木工業株式会社さん (*)現地案内板では「暫定形開通9月」となっています。 余談ですが、伊勢崎土木事務所管内の未開通工区(玉村伊勢崎バイパス)の進捗度を見ると、一部の交差点を除き、完成に近い状態です。最近、上武道路などの周辺の幹線道路でも、予定より早めに開通するケースもあるので、ひょっとして開通が早まるかも・・・などと予想しています。 |
|
桁架設状況(宮川の右岸上流側から)クレーン吊り上げ架設が進む(仮称)利根川新橋・A1〜P1間鋼単純桁(宮川右岸上流側から) 2014/7/8 |
|
据え付けを終えた3本目の主桁 の西側1部材。 2014/7/8 |
3本目の主桁の西側1部材を所定位置に吊り下げ中。 桁の上フランジ上をスタスタと歩くとび職の人に感動。 2014/7/8 |
桁架設状況(宮川の左岸上流側から) |
|
宮川左岸上流で作業中のクレーン 2014/7/8 クレーン吊り架設遠景 2014/7/8 クレーン 2014/7/8 オールテレーンクレーン KA2200 |
小部材(横桁)を吊り上げ中。右奥は据え付けを終えた2本の主桁 2014/7/8 北側側道に仮置きされた主桁(主桁の東側2部材を地組で連結) 2014/7/8 使用されたクレーンは加藤製作所 オールテレーンクレーン KA2200 最大吊上げ能力=220t×3m(13.6mブーム)。自走で現地に入ります。 |
【橋梁ワンポイントメモ】耐候性鋼材耐候性鋼材とはCu(銅)、Cr(クロム)、Ni(ニッケル)等の合金元素を含有し、無塗装のままで年月の経過と共に表面に緻密で密着性の高い錆(さび)を形成する鋼材です。近年、橋梁のLCC(ライフサイクルコスト)低減が重要課題になっており、100年間のLCCを考慮する設計が義務づけられようとしています。こうした中で、耐候性鋼材は、溶接構造用鋼材としての優れた特性を有すると共に、適切な計画、設計、施工、維持管理により無塗装で優れた防食性能を発揮するため、LCCの観点から、最も魅力的な橋梁用素材です。 ○鋼材は機械的特性が劣化しないため、半永久的に強度特性が安定です。 ○溶接性に優れ、部材製作、補強や橋梁機能向上のための工事も容易です。 ○適切な環境で、優れた防食性能を発揮します。 |
|
現地掲示板の耐候性鋼材の説明 |
|
耐候性鋼材の説明 |
耐候性鋼材の説明 |