昨年2013年、伊勢崎市での初の試みとしてオープンガーデンが開催されました。協力したのは10軒のお宅で、当サイトでもその様子を紹介しました。 今年も昨年の流れを組み、協力する個人宅も昨年の2倍の21軒となって開催されます。 開催日は5月24日(土)、25日(日)の2日間、時間は午前10時〜午後4時です。 今回も、昨年同様、全員のお宅にお邪魔して紹介させていただきたいと計画していますが、まずは、全体案内の資料をご覧ください。(2014/5/14 記) オープンガーデン当日に全21軒のお宅を回り切れなかった場合を考えて、5月14日、昨年このイベントを立ち上げた元公園緑地課のKさんと一緒に一回り見学させていただきましたので、何軒かずつ紹介して参ります。この日訪問したのは15軒のお宅。残った6軒のお宅についても事前に、あるいは当日に見学させていただきたいと思っています。(2014/5/16 記) |
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オープンガーデン2014、参加21軒 |
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(1)メメちゃんの花壇|(2)カントリーテイストのナチュラルガーデン|(3)野の花|(4)ETUKOの庭|(5)ローズガーデン|(6)小さなナチュラルローズガーデン|(7)ナチュラルグリーンガーデン|(8)ヒロコドリームガーデン|(9)ミックスガーデン|(10)Pink rose|(11)井下ガーデン|(12)ふくろうガーデン|(13)太陽が大好きな庭|(14)スイートガーデン|(15)バラと宿根草の庭|(16)ガーデン「葉っぱ物語」|(17)まーくんの小さなローズガーデン|(18)和庭の花・花|(19)きつねくぼの庭|(20)古民家ガーデン|(21)木もれ陽ガーデン 【各お宅の場所の検索方法】 方法―1:下記の一覧リストや地図をクリックして拡大表示 方法ー2:ウェブ地図で検索 手順-1:→goo地図表示 手順-2:各お宅の住所を入力して「地図検索」※各お宅の住所は下記のチラシを拡大表示してご確認ください。 |
オープンガーデン・2014 in 伊勢崎、協力する皆さんのガーデン名とお名前 |
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(1)〜(9) |
(10)〜(21) |
→上の2枚分全体を拡大表示 | |
オープンガーデン・2014 in 伊勢崎、協力する皆さんのガーデン地図 |
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※拡大表示した画像を印刷する方法→(1)画像のどこかで右クリック (2)「画像を印刷する」 |
12.ふくろうガーデン(境島村2557) |
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【訪問日】2014年5月17日 「ふくろうガーデン」は世界遺産登録を目前に控える田島弥平旧宅の東方700m、島村教会の北東200mほどの位置にあります。県道・中瀬牧西線沿いの南側ですが、この付近まで来れば、入り口で石のふくろうが迎えてくれるのですぐに分かることと思います。オープンガーデン当日はすぐ西隣のお宅の庭を駐車場として利用してよいとのこと。また、東方70mほどの距離に、島村・新野新田区民会館がありますので、そちらでも可。 ふくろうガーデンは様々な趣向を凝らした和風ガガーデンで、母屋の前と作業小屋の前、それと裏庭に築かれていて、最も大きいのは母屋の前庭です。巨岩が置かれ、和風でありながらロックガーデンの雰囲気が漂っています。水こそ流れていないものの滝や渓流を模した山河が築かれ、石燈籠が置かれ、石の橋が架かり、蹲(つくばい)が造られ、それらの隙間を埋めるようにアヤメやギボシ、ツツジ、シャクナゲ、シャクヤク、ニッコウキスゲなど山の草木が植えられています。 作業小屋前の庭も和風で、同様に石の橋が架かり、石燈籠が置かれていますが、母屋前の庭よりも多めの樹木に覆われ、ウェットな雰囲気が漂っています。庭園には中を散策できる小路が通り、石畳やや石の橋を渡りながら様々な方向から眺めると、また別の雰囲気を味わえます。(2014/5/24 記) |
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入り口で出迎えるふくろう ロックガーデン山頂から眺める 蹲(つくばい) 伊勢の野鳥の餌台 手作りの休憩コーナー シャクヤクが鮮やか 県道沿いの裏庭 入口から母屋へ向かう小路 |
石の橋や燈籠、庭を覆う樹木からの木洩れ陽が優しい 真っ赤なシャクナゲが咲き始めました。 森のような庭の中で、大きなカサブランカが開花を待ちます。 立派な石の太鼓橋 |
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県道沿いの生垣 |
石橋と石灯籠、和の趣。 作業小屋から畑へ向かう小路 |
13.太陽が大好きな庭(富塚町2351) |
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【訪問日】2014年5月24日 「太陽が大好きな庭」は国道462号・坂東大橋北交差点から1.1kmほど北方、富塚公園の北東550mほどの位置にあります。その昔は養蚕農家であったと思われる古民家の西側に回り、木塀と石柱で造られた門の前に立つと、緑に包まれた庭の一部が顔を覗かせますが、門をくぐるとその広さに圧倒されます。オープンガーデンの見物者たちの声と思われる賑やかな話声がどこからか聞こえて来ますが、木立に隠れて良く見えません。 どこから見て回ろうかと悩みながら、取り敢えず枕木が敷かれた小路に導かれるままに一回りすると、何と、木立の中に木道の交差点まであって、さて、どちらに行こうかと再び悩み、その広さが楽しかったり驚いたりです。その広い庭の中に大きな木立があり、木立の半日影の中でクレマチスやサツキ、シャクナゲなどが咲き、足元には蕾を膨らませたユリやシダ、ギボシなどが地面を覆っています。所々に置かれた自然石や瓶や坪などが素朴な味わいを加えています。 (2014/5/25 記) |
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木塀と石柱の門から覗く庭 枕木が敷かれた小路 木の株で作られた花台 日影で咲くシャクナゲ 大きな鉢に植えられた樹木 石の 枕木の小路 赤く塗られたトタンの壁と 奥には櫓がついた主屋 |
草木に囲まれた休憩コーナー 東側からのガーデンへの入口 緑溢れる庭と石の小路 |
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養蚕農家だったと思われる古民家 |
大きなパラソルとテーブルが 用意された休憩所 |
14.スイートガーデン(南千木町1688-3) |
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【訪問日】2014年5月14日 スイートガーデンは伊勢崎高校の北側にあります。庭全体に芝生が張られ、その北西隅にはコアラの大好物ユーカリの大きな木が立っています。私事で恐縮ですが、ユーカリの抽出エキスのボディシャンプーを愛用している私は、本物のユーカリの木を見たのは初めてのことなので、葉っぱを一枚もがせていただき、匂いを嗅いでみると、正に愛用のボディシャンプーと同じ、爽やかな香りがしました。 門周りや塀、玄関周りにはバラが覆うように咲き、門扉にはペチュニアなどの寄せ植えが架かって訪問者を歓迎してくれます。もう少し時期が早ければ、東側の塀を覆うモッコウバラがちょうど見ごろだったでしょう。 芝生の南側の塀沿いには何本かの落葉樹が植えられていて、成長して枝を広げ、緑茂る頃に風景をイメージすると、また楽しくなります。(2014/5/21 記) |
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門扉を飾る寄せ植え 気品あふれるバラ 咲き終えたオキナグサの綿帽子 真っ赤なバラ ベンチで一休み |
門周囲を飾るバラ 玄関周囲を飾るバラたち ベランダの柵を覆うバラ |
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薄ピンクのバラ |
芝生広がる庭、塀沿いには落葉樹 |
15.バラと宿根草の庭(八斗島町1616-26) |
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【訪問日】2014年5月24日 「バラと宿根草の庭」は国道462号・坂東大橋北交差点の西方150mほどの位置にあります。巨大パチンコ店北側の幅の広い道路に面していて、それだけでも十分に分かり易いのですが、何よりも嬉しいのは、道路沿いの塀が満開のバラで覆われていて、訪問前からオーナーの歓迎の気持ちが伝わって来ることで、まさにオープンガーデンです。 門脇の二匹の陶製ワンちゃんに出迎えられて、門の外から庭を眺めると、赤や淡いピンク、薄い肌色、白など、様々な色の、また一重や八重、形も大小様々なバラが咲き、庭に入る前から足が止まります。バラの量に圧倒されながら門をくぐると、訪問客があちらこちらで輪を作り花や草木を愛でています。 庭の中央には芝が張られ、その一面の緑と広い空間が優しい雰囲気を醸し出し、そこから続くいくつかの小路が庭園内の散策を誘います。バラに囲まれた門付近、柿の木の半日影の下でイチリンソウなどが咲く和の空間、庭の北西隅にはマロニエがピンクの花を咲かせ、根元から玄関にかけては、ジキタリスやセントーレア、オルレア、オステオスペルマムなどの洋種の花たちが彩ます。バラを主体に様々な花たちが彩る庭に可愛らしいアクセントを加えているのが、門脇の二匹のワンちゃん始め、庭のところどころに置かれたおじいちゃん・おばあちゃんの陶製人形や陶製の靴。これらお伽の国のような陶製小物は家主の遠藤さんが陶芸教室で作った作品とのこと。ガーデニングと陶芸と、豊かな趣味がコラボしているようです。(2014/5/26 記) |
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門脇で迎えてくれる二匹のワンちゃん 何ともひょうきん、ブルドッグ 玄関周りを飾るパンジーなど 広い芝生の中央にポツンと置かれた 緑が変化を与えてくれます 庭の隅の石のステップ 小屋と樹木の間に漂う和の雰囲気 日影で楚々と咲くアヤメ 日影に置かれたベンチ 半日影で咲くヒトリシズカ 赤い花がまだ咲き残るマロニエ |
庭を埋めるバラたちも門に入る前からお出迎え 小路脇を飾るバラや様々な花 ハンギングバスケットで咲く花が空間を立体的に見せてくれます ネコちゃんやキノコの小屋、おじいちゃん・おばあちゃんが微笑ましい。 ガーデンオーナーの遠藤さん手作りの陶製小物 |
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赤が鮮やか、一重のバラ 見上げればちょうど見ごろのバラが ボリュームたっぷり 水草が涼しそう 想い出の手押し車に置かれた セントーレア・シネラリア |
空を覆うように咲くバラ 道路側の塀を覆う淡い色のバラたち 陶製の靴が可愛いらしい 陶製の大きな鉢で育つオモダカ |
16.ガーデン「葉っぱ物語」(境小此木434-4) |
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【訪問日】2014年5月24日 「ガーデン『葉っぱ物語』」は、広瀬川に架かる「武士(たけし)橋」の南方700mほどの奥まった住宅街にありますが、ちょっと分かり難い場所です。実は5月17日に事前訪問しましたが、すぐ近くまで辿りつき、「天田」の表札の付いたお宅で尋ねるも、「この辺はみんな天田だから・・・、ちょっと分からないねぇ」との返事。取り敢えず付近を歩いて探してみても、やっぱりどこのお宅も「天田」で、結局断念。オープンガーデン日にも同様に迷いましたが、今日ばかりは断念する訳にも行かず、別の「天田」さんのお宅で尋ねると、そのお宅の方が知っていて無事に訪問することができました。 門前に立ってみれば、モスグリーンに塗られた木製扉や樹木のアーチ門の周りを、鉢やハンギングバスケットなどに寄せ植えされた花たちが飾り、間違いようもなくこちらがオープンガーデンのお宅であると判断でき、既に門周りからガーデン見物が始まります。家の中から聞こえて来るピアノや歌声、また訪問客のお喋りなどを聴きながら、枕木のステップを踏んで緑のアーチをくぐると、芝生が張られた広いスペースの周囲に、花や緑で囲まれたイングリッシュガーデンが広がります。足元を見れば小さなチリアヤメやイングリッシュデイジーが咲き、踏み付けないように注意していると、「踏んでも大丈夫ですよ、皆さんが気にすると思って、これでも引っこ抜いた方なんです。これらが咲き終わる頃にはねじり花が出て来ます」とのこと。足元を密やかに飾る小さな花たちとの付き合い方を教えていただいた気持ちになりました。 「ガーデン『葉っぱ物語』」の名前が示すように、スモークツリーや夏ツバキやなどの株立ちの落葉樹の根元を、ギボシや咲き終えたオダマキ、これからの出番を待つアナベルなどの葉っぱが覆い、それらの中に、蕾を膨らませたユリやミヤコワスレがひっそりと咲き、所々に鉢に寄せ植えされたベゴニアやオルレア、ペチュニアなどが彩っています。また白花のズイナや淡いピンクのシモツケなどもちょうど見ごろで、山の花や洋種の花たちが、ナチュラルな風情の中で溶け込むように咲いています。ガーデン内のそこかしこに置かれた様々な小物も楽しく、「こんな表現方法、利用方法があったのか」と、その工夫が参考になりました。葉っぱが紅葉する秋の風情もまた楽しいとのことです。(2014/5/27 記) |
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門脇に置かれたウェルカムボード モスグリーンの木の扉。65-57とは? 門脇を飾る寄せ植え 庭の真ん中は芝生スペース 芝生の周囲を彩るオルレアやずいな 額縁に収まった寄せ植え 木陰に隠れた睡蓮 玄関を飾るペチュニアの寄せ植え バスケットの寄せ植え 自然石で縁取られたコーナー |
門周り。樹木のアーチ門と枕木のステップ。立体感と遠近感を感じます。 石の小路。ところどころに置かれたベゴニアの鉢植えなど。 真っ赤な実を付けたワイルドストロベリー 株立ちの落葉樹の根元をシダやつわぶき、アイビーなどが覆います。 |
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芝生の隅の方でひっそりと咲く イングリッシュデイジー ガーデン内の小路 バラのアーチに下がるランプ シモツケが見ごろ |
部屋の前も木立のガーデン ブリキのジョウロが植木鉢に 草木に隠れて置かれた陶製置物。 燈籠のようです。 ちょっと一休み |
17.まーくんの小さなローズガーデン(曲沢町84-1)→ブログはこちら |
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【再訪問日】2014年5月25日 事前訪問した5月14日、「まーくんの小さなローズガーデン」では主役のバラが開花したばかりでした。同日にお邪魔した他のお宅ではもう少しバラの開花が進んでいたように思うのですが、ひょっとして、今回の21軒の中で最も北に位置するので、多少は気温の差があるのでしょうか。理由はとにかく、事前訪問レポート後も気になっていた「まーくんの小さなローズガーデン」。オープンガーデン当日に再訪問すると、案の定、庭のそこかしこで赤やピンク、黄色や白の様々なバラが咲き誇り、庭全体がバラ園のようで、事前訪問時の緑と花のガーデンとはまた別の、まさに”ローズガーデン”が広がっていました。写真を追加、あるいは差し替えて掲載しますのでご覧ください。。(2014/6/3 記) 【訪問日】2014年5月14日 「まーくんの小さなローズガーデン」は赤堀いこいの森公園と国道50号が交差する地点の少し南西側の住宅街にあります。少し離れた空き地に車を停め、家の方向を目指して歩き進むと、探すともなく目に入って来るのが、レンガ造りの可愛らしい門とその回りで咲く花たち。 訪問日の5月14日、花壇のパンジーや寄せ植えされたペチュニア、ビオラなどがちょうど見ごろでした。入口の曲線のレンガのステップを上がると、そこに広がるのは芝生張りの洋風ガーデン。土の部分がどこにも見当たらずに花と緑で埋まり、吹く風も優しく感じられます。メタル製の小さなテーブルなど、小物が上手に利用され、陶製の鉢に寄せ植えされたペチュニアなどがほどよい間隔で配されています。庭の真ん中にあるバラのアーチをくぐって石のステップを歩くと、奥の木陰にはパラソルやテーブルが置かれ、まるで花と緑に囲まれたオープンカフェのよう。ここで紅茶やコーヒーなどを飲みながら庭を眺めていれば、きっと時間の経過を忘れて優雅なひと時を過ごせるでしょう。 バラはちょうど咲き始めた様子で、オープンガーデン日にはちょうど見ごろになるように思いました。(2014/5/16 記) |
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(5/25) (5/25) (5/25) (5/25) 紫の地色に白い星型模様のペチュニア (5/14) 木洩れ陽を受けて咲くバラ(5/14) 高貴な雰囲気漂うバラ(5/14) 玄関周りを飾る寄せ植え(5/14) バラが浮かぶ噴水(5/14) 門の周囲を飾る花たち(5/14) 門の周囲を飾る花たち(5/14) |
門周りを彩る真っ赤なバラ、家の壁を薄いピンクのバラが覆います。(5/25) ガーデン内を彩るバラや様々な花たち。(5/25) 奥の木陰に置かれたパラソルやテーブルもバラに囲まれています。(5/25) 家の窓辺を飾るバラの庇。(5/25) 隣家との間のフェンス沿いで咲く寄せ植えやバラ(5/25) 濃いピンク色のバラが空を覆うように咲いています。(5/25) 庭の真ん中に置かれたバラのアーチ。バラが少し咲き始めています。(5/14) |
18.和庭の花・花(茂呂町1-541) |
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【訪問日】2014年5月14日 「和庭の花・花」は伊勢崎市茂呂町の「飯福神社」の北西200mほどの距離、石原医院の道路を挟んだ西側にあります。この周辺の住宅はどのお宅も緑が豊富ですが、中でも「和庭の花・花」の石原邸は、道路沿いにコンクリート塀などがなく、たくさんの緑で囲まれた庭園が道路側から見えるので、この近くまで来れば、容易に探せることと思います。 道路から少し高くなった庭は全体が和風に仕上げられ、ところどころに配された大小様々な自然石や石燈籠、小砂利が敷かれた石庭の周囲を、手入れされた常緑樹や、新緑眩しい若葉の落葉樹などが囲み、それらに彩を添えるようにジャーマンアイリスやハナショウブ、アヤメ、ユキノシタ、カルミアなどが咲いています。開花期は過ぎたものの、クリスマスローズやイワヤツデの葉っぱが、その独特の形で、緑に変化を加えています。 和風庭園ですが、遠くから眺めるだけでなく、中に分け入ることもできるのが楽しいところです。(2014/5/20 記) |
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眩しいばかりのキンキャラの新緑 奥に続く小路 密やかに咲くアヤメ 手入れされた常緑樹 |
石灯籠が置かれた石庭。ジャーマンアイリスが彩を添えています。 たくさんの種類の緑。白のカルミアが見ごろ。 自然石が置かれた石庭 |
19.きつねくぼの庭(連取町1238-1) |
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【訪問日】2014年5月14日 名前がユニークな「きつねくぼの庭」。場所は伊勢崎市連取町のスーパー「やましろや」の南東側の住宅街です。通り側に蔵が建ち、道路沿いに車数台分の駐車場があります。ここに駐車し、バラのアーチをくぐるとレンガや石畳で造作された庭が広がり、六角形のアートなパーゴラが憩いの空間を創り出しています。全体的には洋風な庭ですが、重厚感タップリの蔵の和の雰囲気と調和し、上品で落ち着いた雰囲気に包まれています。蔵はミニコンサートやアート作品の個展、音楽の練習場として貸し出しているとのこと。 家主の森村さんに尋ねると、今年の3月、ガーデンの奥でカフェをオープンしたとのことで、チラシには5月19日〜25日限定のように記述されていますが、常時オープンしているとのことです。庭を見物させていただき、帰りにちょっとカフェでお茶・・・などと花好きの人だけでなく、集いと憩いのスポットの誕生です。(2014/5/18 記) |
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蔵「きつねくぼ」 蔵の脇のバラと和の空間 中庭の木陰に置かれたテーブル 入口から続く石畳 中庭のレンガの階段 蔵の前のスペース |
入口にのバラのアーチ。奥の木々が顔を覗かせます。 黄色のバラがちょうど見ごろ 真っ赤なバラと蔵の白壁 六角形のアートなパーゴラと奥にはカフェ |
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自宅と繋ぐ通路にもバラのアーチ |
動物のオブジェ。こんにちは。 |
20.古民家ガーデン(宮子町1441) |
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【訪問日】2014年5月24日 「古民家ガーデン」は、伊勢崎市宮子町のコープリセロ宮子の道路を隔てた東側にあります。名前が示す通り、かつては養蚕農家だった横幅9間もある大きな古民家を、バラを中心に彩るガーデンです。周辺には庭を手入れした大きな民家が多い中、これだけ大きな古民家は一際その存在感を示し、住宅地を歩いていても探し出す苦労はありません。 入口は東西各一ヶ所ありますが、東側入り口は武家門のような立派な門構えで、主屋の重厚感とマッチしています。オープンガーデンでもなければ、入るのに気後れしてしまうほどの雰囲気漂う門ですが、近付いてみればたくさんの花が飾られ、ウェルカムボードも置かれて歓迎の意を示しています。 門をくぐり一歩足を踏み入れると目に入るのは広い芝生の庭と古民家の全貌。養蚕農家や古民家にも興味を持っている私は、そちらにも関心が移ってしまいますが、今回はその気持ちを抑えて庭を一回りさせていただくことに。 庭は門の脇や主屋の東側、納屋や作業小屋周辺など、広い屋敷の中の所々に造られ、色や形、大きさ、八重や一重など、様々な種類のバラが主役的に咲き、足元を小さな和の花、洋の花が飾ります。門の脇には休憩コーナーが造られ、そのコーナーを仕切るようにたくさんの水瓶が置かれ、睡蓮が咲き始め、水中ではメダカが泳いでいます。水瓶の前には黄色のガーベラが咲き、ガーベラと言えばオレンジ色と思っていた私には新鮮でした。西側入口周辺では芝生を覆うようにイワダレソウが咲き、グランドカーペットの役目を果たしています。(2014/5/28 記) |
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白バラと古民家 武家屋敷の門のような表門 横幅9間もある大きな古民家 真っ赤なバラと古民家 原種のようなミニバラ 気品溢れるバラ 白や赤のバラが仲良く咲いています 黄色のバラ 斑入りの葉っぱ |
古民家とピンクのバラ 主屋の東側で咲くたくさんの種類のバラ レモンイエローを淡いピンクで縁取る優雅なバラ 真っ赤なミニバラや山野草などが地面を覆っています |
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バラの生垣 イワダレソウのグランドカーペット |
印象に残った一重のバラ たくさんの水瓶では睡蓮が咲き始め、 メダカが泳いでいます。 前列には黄色のガーベラ。 |
21.木もれ陽ガーデン(東町2876-4) |
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【訪問日】2014年5月14日 伊勢崎市東町の県道桐生伊勢崎線沿いの洋館のレストラン「木洩れ陽」。きっと多くの人に親しまれ、少なくとも「あ〜、あのレストランね、知ってる知ってる!」と頷く人がたくさんいると思われる「木洩れ陽」。いつか寄ってみたいと思いながら、実現しない内に営業を閉じてしまったようですが、オープンガーデンの形で訪問の機会を得ることができました。 訪問した5月14日、店内で何かの教室が開催されていましたが、オーナーさんに断って庭を一回り見学させていただきました。庭はイングリッシュガーデンの雰囲気が漂い、白樺やエゴの木を始め、何本かの落葉樹がガーデン全体に木陰を作り、レンガ貼りの曲線の小路と砂利道の小路が通り、その2本の小路の延長にレンガ貼りの円形スペースがあります。更に隣にはウッドデッキがあって、ティータイムを誘います。 小路と落葉樹の周囲には数え切れない種類の花たちが咲いていて、まさにそれらの花や葉っぱに木洩れ陽が射し込んでいます。ところどころに置かれた木製や陶製のオブジェは、「どこから探して来るのだろう、手作りなのだろうか」と思わせるほどにユニークで、味わいがあります。 オープンガーデンの2日間は、2日間限定でカフェを営業するとのことです。(2014/5/17 記) |
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砂利の小路 レンガ貼り小路入口には道しるべ 白樺と洋館が良く似合っています ウッドデッキの隅に置かれた円卓 太い切り株を花台にして咲く ペチュニアの寄せ植え 奥まった所にあるレンガ貼りの 休憩コーナー |
数え切れない種類の花や木で埋まるガーデン 白樺を中心に咲くノースポールや紫ラン、パンジー、クリスマスローズ等々 曲線のレンガ貼りの小路が変化と奥行きを感じさせてくれます 桐生県道沿いの生垣を飾るバラ |
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木陰で咲く赤いクレマチスと 白の芍薬 |
斑入りアイビーに覆われた花台で咲く ペチュニアやバラ |