我が家の庭で咲くワスレグサ属の花シリーズ第5弾はノカンゾウ。ヘメロカリス、スカシユリ、ヤブカンゾウ、ユウスゲの次に咲き始めました。 ノカンゾウの特徴は・・・ ●ヤブカンゾウの花弁は八重ですが、ノカンゾウは一重で、形はユウスゲに似ています。 ●色はレモンイエローのユウスゲと異なり、ヤブカンゾウに似ていてオレンジ色です。 ●茎の太さは、ヤブカンゾウとユウスゲの中間程度で、細く背丈が高いユウスゲのようにユラユラと不安定に倒れることもありませんが、ヤブカンゾウほど逞しい太さでもありません。 ●葉っぱの形はヤブカンゾウと同じですが、ヤブカンゾウよりも少し細く、ユウスゲより少し太いです。 大雑把に言えば、色々な特徴が(ヤブカンゾウ+ユウスゲ)/2と言った感じです。芽吹きから茎が伸び始める頃までは、ヘメロカリスもヤブカンゾウもノカンゾウもユウスゲも区別がつき難く、開花中にラベルを付けて置かないと識別が難しくなります。 6月下旬から咲き始めた我が家のワスレグサ属の花も、後一週間もすれば全て咲き終えるでしょう。その頃には本格的な夏がやって来ます。(2020/7/15 記) (注意)上記は我が家で咲く花の観察結果です。個体差や鉢植えと地植え、日射条件や風通し、土壌の栄養分など、様々な条件が異なりますので、3種類の花の一般的な特徴を示しているか保証していません。 |
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内側に3弁、外側に3花、合計6弁のノカンゾウ。 2020/7/13 |
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ヤブカンゾウ 2020/7/13 |
手前にノカンゾウ、後方にヤブカンゾウ 2020/7/13 |
この花はノカンゾウです。我が家の庭で咲いています。 実は、このノカンゾウ、私の花と草木のお師匠さんである伊勢崎市の公園緑地課のKさんに、昨年の春にいただいたものです。Kさんが自宅の庭で丹精込めて育てたものを2株いただき、それぞれを大きな鉢に植え、昨年も全ての蕾が開花したのですが、今年もまた立派に咲き始めたので、ここに紹介した次第です。 以前紹介したヤブカンゾウとの違いは、ノカンゾウは花弁が一重で、色がヤブカンゾウほど濃くなく、茎の背丈もヤブカンゾウよりもスラリと高い・・・と言ったところでしょうか。ただ、ヤブカンゾウにも一重があるようなので、見た目だけでは識別は難しそうです。特に蕾の時には尚更です。 伊勢崎周辺の河川の土手などで咲くカンゾウはほとんどがヤブカンゾウで、ノカンゾウは絶滅に近い状況かも知れません。皆さんのご近所でカンゾウが咲いていましたら、ちょっと立ち止まって確認してみてはいかがでしょうか。(2011/7/21 記) |
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去年より少し株が増えたような・・・ 2012/7/20 後ろでオオバギボシも真っ盛り 2011/7/16 |
2012年の我が家のノカンゾウ そろそろ鉢から地に移植しなければ・・・ 2012/7/20 緑濃い葉っぱが花をシッカリと引き立てます。 2011/7/16 |