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我が家の庭にはコナラとクヌギがあります。 「雑木林の主役的広葉樹が何で個人の庭に?」 落葉広葉樹の林が好きで、庭でその気分を味わいたいために植えました。”植えた”と言っても、地植えすると高木になるので、鉢植えです。鉢の内径は30~40cm程度。ダイソーで300円で売っています。それと正確には”植えた”のではなく、”種を蒔き”ました。 ![]() 種は赤城見台公園の駐車場北の遊歩道と国指定史跡「女堀」の土塁に落ちていたドングリで、1つの鉢に4~6個の種を埋めました。現実の林のように、数本の木が林立する風景を期待してのことです。発芽率は100%。一斉に発芽した時、発芽に至らなかったと思った種も少し出遅れただけで、結局全量発芽しています。発芽後、盆栽のように形を造ることはせず、また施肥も行わず、鉢の養分で本人が伸びるに任せています。盆栽のように小ぶりでもありませんが、1mほど伸びて以降、それ以上に大きく育つ気配もありません。鉢の養分に応じた成長のようです。 今までに植えた鉢は7鉢で、現在家にあるのが4鉢。3つは友人に鉢ごとあげました。無理矢理に押し付けたのではなく、新緑が芽吹いた頃に来訪し、その姿に関心を持ったので、経緯を説明して持って帰っていただきました。 コナラは新緑もいい感じですが、黄葉も素晴らしいです。我が家にはほかにモクレンやマンサク、ナツツバキ等、黄葉する落葉樹がありますが、コナラが最も綺麗に黄葉します。(2025/11/15 記) ![]() 咲き遅れたリコリスオーレア(画像左)と黄色の競演 2025/11/3 ![]() 一分のくすみもなく黄葉したコナラの葉 2025/11/3 ![]() 葉の成長が始まったリコリスオーレアの鉢(画像左)とコナラの鉢(画像右) 2025/11/3 ![]() 鉢の中で育つコナラ 2025/11/3 ![]() 咲き遅れたリコリスオーレア(画像手前)と競演するコナラの黄葉 2025/11/3 ![]() 咲き遅れたリコリスオーレア(画像右端)と競演するコナラの黄葉 2025/11/3 |
ブナ科コナラ属のコナラとクヌギ。共に新緑が爽やかで、黄葉も美しいです。遠目にはよく似ていますが、近くで見ると葉っぱの形状が異なり、種(ドングリ)の形も異なります。コナラは先端に向かって幅が広がりますが、クヌギは全長にわたって細幅です。ドングリの形は、クヌギは球状で、コナラは円筒状です。木の下を散策する時、ついつい拾ってみたくなる可愛らしい形をしていて、我が家にコナラとクヌギの鉢植えが増えた所以です。(2025/11/15 記) ![]() ![]() クヌギとコナラの違い |
| 我が家の庭で毎年律儀に紅葉を見せてくれるのがハゼ。そのそばで、何年か置きにしか紅葉しないドウダンツツジ。真っ赤に染まる前に赤茶色のまま落葉してしまうことが多いです。みごとに紅葉するには落葉前に朝晩の寒暖差が激しい日が続くなど、いくつかの気象条件が必要なよう。概して標高が高く気温が低い地域の方が紅葉が鮮やで、旧松井田町(現安中市)に近い安中市に住む友人宅のドウダンツツジは毎年みごとに紅葉します。 そんなドウダンツツジですが、今年は条件が揃ったせいか、真っ赤に紅葉してくれました。庭で二本育っていますが、風当りが強く、日射が多い方がより紅く紅葉しました。以前、このドウダンツツジの紅葉を紹介したのは2017年だったので、それ以来4年ぶりかも知れません。次はいつになるでしょう。(2021/12/8 記) |
| 我が家の庭のど真ん中に立つハゼ。最初に植えたのは軽石に穴を開けた小さな鉢。数年間は盆栽風に育っていましたが、いつの間にか根が鉢からはみ出て、し、庭にシッカリ根付いてしまいました。元の鉢は割れて根の間に食い込んで、最早外せません。 ハゼは成長が早く、我が家の痩せた庭でもグングン伸びます。まだ数十センチの小さな頃からシッカリと紅葉してくれるのがハゼの楽しいところですが、見栄えがするのはやっぱり大きく成長してから。紅葉を楽しむようになってから既に十数年が経ちますが、伸び放題にしておくと巨木になってしまうので、時々は強剪定します。 前回の強剪定は2018年。以来3年、強剪定前よりも大きく育ってしまった感じで、今年も落葉後に強剪定する予定です。真夏には大きく広げた枝が庭に木陰を作ってくれ、晩秋には目が覚めるような紅葉を見せてくれ、我が家では重要な役割を担っているハゼ。今年の紅葉です。(2021/11/26 記) |
将来の剪定作業で苦労しないようにと、主幹を支柱のように残して、枝を全て切り落としたのですが、翌年、その切断面の天端から早くも枝が出始めて、2年目の今年は元の大きさ以上に大きくなりました。 ハゼの幹は柔らかくて剪定も容易ですが、その分伸びるのも早いことを勉強しました。強剪定で枯死してしまうのかと心配しましたが、杞憂でした。今回の体験で、今後の剪定作業もそれほど心配することでもなさそうなので、強剪定はほどほどにしようと考えています。 11月21日、快晴ながら最大風速10.9m/sを記録した伊勢崎市。我が家のハゼの紅葉はまだ半分程度。赤と緑、隣のモクレンの黄土色と、ちょうどリトアニアやギニアの国旗のようです。強風にユラユラと揺れ、真っ赤と緑の着物を着た踊り子が乱舞するようで、思わず動画で撮影しました。(2020/11/23 記) 紅葉するハゼ、強風に乱舞紅葉するハゼ、強風に乱舞 2020/11/21(3分3秒) ![]() 見上げれば真っ赤に紅葉したハゼ 2020/11/21 ![]() 黄葉したモクレン、半分紅葉したハゼ。緑の葉っぱと混じって錦絵のよう。 2020/11/21 ![]() 真っ赤に紅葉したハゼの葉っぱ 2020/11/21 ![]() 強風に乱舞するハゼ。緑と赤とオレンジと、国旗のよう。 2020/11/21 |
我が家の庭で紅葉が一番きれいなハゼ。毎年スクスクと背丈を伸ばし、既に6mほどの樹高。このまま伸ばし放題にしては今後の剪定作業に苦労するので、今年の紅葉を楽しんでから大胆に剪定することに決定。ひょっとすると今年が紅葉の見納めかも知れません。昨日時点でほぼ半分ほど落葉しましたが、記念に写真を撮っておくことにしました。来年以降、剪定して小さくなった後もそれなりの紅葉を見せてくれることを願っていますが、どうなることでしょう。 隣り合って育つモクレンとハゼ。樹木も風に対して正直なもので、風上の枝から先に落葉が進み、幹や枝も微妙に南東方向に傾きます。 今年の庭の冬支度の仕事も残り僅かとなりました。(2018/12/10 記) |
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師走に入り、伊勢崎辺りの公園や街路樹の紅葉もピークを越えたようで、郊外の風景も晩秋や冬の景色に変わりつつあります。毎年、時期や色合いが異なる紅葉ですが、我が家の今年の紅葉は例年より鮮やかで、ドウダンツツジやハゼだけでなく、モミジやシャラの木もいい紅葉を見せてくれました。 鮮やかな紅葉の条件は、 ●好天が続き、葉っぱに陽があたる ●最低気温8℃以下の日が続く ●昼夜の寒暖差が激しい ●湿度が低く、乾燥している ●夏の気温が高く雨量が多い 等が挙げられるようです。夏頃からの天候を振り返るに、今年はどれも当たっている気がします。そんなことが影響したかも知れません。 ・・・と言うことで、今年はハゼに加えてドウダンツツジを紹介。庭に2本植えてありますが、その内の一本です。ついでに南天を一枚。庭の南天は全て野鳥が糞で運んだもので、庭のあちらこちらから生えて来ます。引っこ抜くのも可哀想なので、鉢に移植したり、その場所に放置して面倒を見ています。今は赤い実がタップリ付いていますが、きっと正月飾りの前に野鳥が食べ尽くすのでしょう。(2017/12/5 記) |
| 何年前に購入したのか忘れた我が家のハゼ。「”ハゼ”なんて、魚みたいで変な名前」とは思いながら、真っ赤に紅葉すると言うので、どこかのホームセンターで購入しました。余り大きく育っても困るので、自然石を削った小さな鉢に植えたのですが、いつの間にか根っ子が鉢からはみ出て、しっかりと根を張ってしまいました。 成長が早くて、大胆に剪定しても翌年はすくすくと育ち、今年は見上げるほどの大きさに。紅葉は下の方の枝から始まり、緑と赤の葉っぱの比率が日々変化し、上の方の葉っぱが紅葉する頃には、下の方は枝ごとバッサリと落ちます。紅葉は本当に真っ赤で、隣のモクレンの黄葉とマッチし、我が家の庭ながら素晴らしく、ここ数週間、毎日が楽しみでした。(2014/12/2 記) |
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![]() 真っ赤に紅葉するハゼ。下の方の枝から徐々に紅葉します。2014/11/27 |
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![]() 葉っぱの裏は黄土色 2014/11/27 |
![]() モクレンの黄葉と仲良く一緒 2014/11/28 |
![]() 深紅に染まるハゼ。自然の営みの素晴らしさを感じます。2014/11/25 |
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