今年の3月13日、深谷市の「花園グリーンセンター」へ出かけた際、山野草コーナーで幅15cmほどのイワウチワが何と380円で売っていたので、思わず買ってしまいました。高山植物で一番好きなのはイワカガミですが、イワカガミは伊勢崎の平地で咲かすのは無理があることと、そもそも山野草の店でも売っていません。若い頃に夏山登山をした時、登山道脇でさり気なく咲いている風情を見て一目惚れし、それ以来のファンです。また見たければどこかの山を登るとしましょう。 イワカガミもイワウチワも葉っぱがよく似ていて、共に厚くて光沢があります。イワカガミの花は下を向いた漏斗状の花が、ちょうどショウジョウバカマのように先端が細く裂けて、その点がイワウチワより可愛らしくゴージャスです。 なんて、冒頭からイワカガミLoveの話をして、イワウチワに大変失礼なことをしてしまいましたが、イワウチワも高山の岩場や木の根っこの苔むした場所などで群生している姿を見れば、控え目に咲くその風情に思わず足が止まります。そんなイワウチワを手軽に買えただけでも大いに嬉しいことです。 帰宅してイワウチワをビニールポットから出し、素焼きの鉢に植え替えてあげると、何と2株が入っていて分離していました。販売時に2株を一つの鉢にまとめたのかも知れません。 宝くじが当たったような小さな喜びに浸りながら植え替えを完了し、毎日開花を楽しみに眺めていると、3月26日、一方の株の花が咲き始めました。それから一週間、薄紅色の可愛らしい姿を見せてくれ、一週間目には花の形を保ったままポトリと落下。もう一方の株には花芽が3つ付いていますが、開花はまだです。ちゃんと咲いてくれるでしょうか。それと、夏越しと冬越しを無事に乗り切って、来年もまた咲いてくれるでしょうか。夏の猛暑で名高いご当地伊勢崎市。特に夏越しが心配です。来年、再びレポートできますように。(2018/4/4 記) |
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プックラと膨らんだイワウチワの蕾 2018/3/27 |
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2株のうち、先に咲いたイワウチワ 2018/3/27 イワウチワ2株 2018/3/27 |
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2018/3/27 |
楚々とした気品あふれるイワウチワ 2018/3/27 |
福寿草・目指せ群生♪ 2024/3十数年目に庭に地植えした福寿草。毎年ほんの僅かながら増えていて喜んでいたものの、ある年から減り始めて遂に絶えてしまいました。地植えとは言え、すぐ近くにはニンジンボクやマンサクが根を張り、菊やシラン、キスゲ、ドクダミ等と場所を取り合っていたので、自由に増えることができなかったのでしょう。こんな話を友人にしたところ、親切にも2020年と2022年の2回に分けてプレゼントしてくれました。地植えに懲りたので、取りあえず中くらいの大きさの鉢(内径約23cm、深さ14cm)2つに分けて育てていました(2022年の記事参照)。 鉢の中では陣地合戦がないせいか、それなりに育っていましたが、「それならば」と欲を出し、昨年2023年の開花後、2つの鉢植えの福寿草を一回り大きな鉢(内径約33cm、深さ23cm)に移植しました。体積比で約3.4倍です。 目指すは福寿草の群生!移植で勢いが劣り、今年は咲かないだろうと期待半分で様子を見ていたところ、2月10日頃には咲き始めました。片方の鉢に植わっていた株です。もう片方の鉢に植わっていた株はまだ芽を出す気配がなく、片方の株だけが次々に咲き始めました。「両方の株が咲き揃ったところで写真を撮ろう」と目論んでいると、最初に咲き始めた株から葉っぱが伸び始めた頃にやっともう片方の株が咲き始め、葉っぱが出る前に一斉に咲いた姿を撮ることはできませんでした。同じ鉢に植えた2つの株ですが、成長具合が随分とずれました。これも個体差なのでしょう。 結局、今年は葉が出る前の可憐な福寿草の姿を撮る機会を逸してしまい、葉っぱの成長が始まった姿の紹介となりました。葉っぱから太陽のエネルギをたくさん吸収して、来年は立派な花姿を見せてくれることを期待しています。(2024/4/6 記) 咲き遅れた花が少し残り、ほぼ葉っぱだけになった福寿草。 2024/4/3 開花も終盤、大分葉っぱが出て来ました。 2024/3/24 |
福寿草、その後 2022/2/26前回紹介から7日目の我が屋の福寿草。前回の2月19日時点で開花中の花が8つ、蕾が7つと紹介しましたが、7日目の2月26日時点で、開花中の花が16個、蕾が6つありました。既に萎れ始めた花もあり、全部の花が同時に見ごろになるのは難しいです。その後、本日3月5日現在で、開花中が17個(花弁が散ったものも含めて)、蕾が9つありました。2月8日に友人からいただいた時には蕾が8つ程度でしたが、結果的に26個の花芽を付けました。とってもお利口さんです。 一方で、十数年前に地植えした福寿草ですが・・・ 1年に1つ程度の増え方ながら、最後に記録した2016年には15個の花を付け、その後も増殖を楽しみにしていましたが、今年は、本日3月5日時点で、直径1mm程度のか細い茎が1本発芽しただけです。多分開花は無理で、このまま絶えてしまうでしょう。周辺にはシランが増え、ニンジンボクも大きく育って根を張り、ニッコウキスゲ(もどき?)もあって、シノ竹も根を張り、最近は菊も芽吹いて来ます。 福寿草の根は深いので、地植え場所の環境が良くないのでしょう。周辺に草木を植えず福寿草専用のスペースを確保した方がいいのでしょうが、限られたスペースでたくさんの草木を育てているので、専用スペース確保は難しく、深くて大きな鉢を用意することになりそうです。山の方に移住すれば好き放題の広さを確保できるのでしょうが・・・。(2022/3/5 記) |
福寿草 2022/2/18毎年2月の始め頃から咲き始めた我が屋の福寿草。今年は2月中旬になっても姿が見えません。繁殖力が弱いながらもここ十数年、毎年律儀に咲いてくれた我が家の福寿草。2016年の記録では花の数は15個でした。 2年前、なかなか増えないことを友人に話したところ、なんと、友人宅の福寿草を持ってきてくれました。しかも2鉢。一鉢を別の友人にあげて、もう一鉢を庭に地植えしました。我が家の土壌の住み心地はイマイチだったのか、勢いが多少弱まったものの、それなりには育っていました。 今年は理由不明ながら、元々我が家にいた福寿草も、2年前に友人からいただいた福寿草も、2月中旬になってもまだ芽を出しません。今年は寒かったので、これから芽を出してくれるだろうと期待していますが、こんな話を友人に話したところ、先日2月8日、またまた鉢分けして持ってきてくれました。ざっとみただけで蕾が7つ8つあって、大感激です。「こんなにもらっちゃっていいのかなぁ」と、先日友人宅へ寄ってみると、なんと、半分もらってしまったよう。友人宅でも、2年前にいただいた場所で咲いていた福寿草はまだ発芽しておらず、申し訳ない気分。 繁殖力が乏しいものの、毎年必ず咲き続けてくれると思っていた福寿草ですが、そうでもなかったようです。 「いつまでもあると思うな親と金、そして福寿草?!」 いただいてから数日後には咲き始め、今日19日時点で開花中の花が8つあり、近くで良くみると蕾も7つ。ひょっとしたら蕾はもう一つ二つ。 ・・・と言う訳で、いただいたばかりの我が家の福寿草です。今が盛りと咲き、毎日キラキラと黄金に輝いています。昨日早朝、珍しく雪が降ったので、庭に積もった雪の中でも撮ってみました。 イメージは・・・「雪国の春の使者・福寿草」 雪は数時間で溶けてしまったので、貴重な一枚になりました。(2022/2/19 記) |
福寿草 2016/2/144,5月ころの暖かな日が来たかと思えば、翌日には凍えるように寒い日がやって来る今日この頃。体調管理に要注意ですが、そんな日々の中でも戸外では確実に春が近づいていて、公園や田園のあぜ道などでは、ホトケノザやオオイヌノフグリ、ナズナなどが咲いています。我が屋の庭でも2月に入る頃から福寿草が咲き始め、今がちょうどいい感じです。この福寿草、最初に紹介したのが2011年(→こちら)。その時には9個の花弁でしたが、今年は咲き終えた花と蕾を加えて15個。5年間で6個増えました。増え方が遅いのか早いのか良く分かりませんが、希望としてはもっと増えて欲しいです。場所がお気に召さないのか、手入れが悪いのか(実はほとんど未手入れ。ごくたまに顆粒状の肥料をパラパラと撒くだけ)、あるいはこんな増え方が一般的なんでしょうか。 ウェブで調べると、株分けで増やすのが簡単なようです。時期は夏の終わりから秋にかけて。根茎は太くて長く、四方に広がって育っているので、その点が要注意とのこと。鉢植えを購入したものを地植えし、以来放置しているので、今年の秋には挑戦してみます。・・・なんて、秋に思い出せるでしょうか?(2016/2/18 記) |
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2016/2/14 |
ミツバチがやって来ました 2016/2/14 |
2011年毎年少しずつ増える福寿草 2011/2/20 |
レモンイエローのリュウキンカ。鉢植えですが、ここ数年、 徐々に増え続け、毎年律儀に咲いてくれます。2014/3/31 |
マンサクや福寿草 |
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我が家の庭で真っ先に春を告げてくれるのは、庭のあちらこちらで無造作に増え続けている白い小さな花の水仙です。春を告げると言うには少し気の早い、年末頃から咲き始め、3月頃まで咲き続けます。 白い水仙に見慣れた頃、まだまだ小振りながらロウバイが咲いてくれます。これも正月を挟んだ頃に咲きます。巨木になって手入れに難儀しないように鉢に植えているために、いつになっても大きくなりません。そのロウバイが頼りなさそうにしばらく咲いた後はいよいよ福寿草の出番です。2月上旬頃から咲き始め、2月いっぱいくらいは楽しめます。いつ頃植えたのか忘れてしまいましたが、毎年少しずつ増えています。以前、近所の山野草好きな知人からいただいた鉢植えの福寿草も、咲き終えた後で庭のどこかに植えたはずなのですが、どこに植えたかスッカリ忘れてしまいました。一ヶ所にまとめたような、場所を変えたような・・・。カケスの事を馬鹿にできません。 福寿草と同じ時期に咲いてくれるのがマンサクです。このマンサクも大きくなって手入れが大変になっても困るので、やっぱり鉢植えです。そのせいかどうか分かりませんが、花の量は毎年異なります。今年はたくさん咲いてくれましたが昨年はほんの数個でした。このマンサク、色合いや形が京の和菓子のようです。マンサクの後には真っ赤なボケが咲きます。これも鉢植えで、何年経っても大きくなりませんが、毎年ほんの少し咲いてくれます。 これらの花が毎年決まった場所で、あるいは決まった鉢の中で律義に咲いてくれる間に、庭のあちこちでタツナミソウや淡い紫色したスミレも咲いています。タツナミソウはどのように繁殖するのか良く分かりませんが、以前、知り合いからいただいた紫のタツナミソウをある場所に植えたのですが、今では、その場所には少しも残っていなくて、代わりに庭のあちらこちらに気ままに咲いています。白いタツナミソウもいただいたのですが、いつの間にか消えてしまったようです。 寒い冬の間、心も身体も縮こまっている時に、律義に健気に咲いてくれるこれらの花たち。心がなごみ、「よぉ~し、今年も頑張るぞ~!」と元気をもらいます。(2011/2/23 記) |
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毎年少しずつ増える福寿草 2011/2/20 ボケ。狙った訳ではないのですが、ピントがボケてます。 2011/2/20 |
マンサク。京の和菓子のよう。美味しそう・・・ 2011/2/20 |