梅や花桃、マンサクの風景 [ 街中の花と緑公園一覧伊勢崎市内の桜名所 ]  [ Home ]




梅や花桃、マンサクの風景

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更新日:2017/2/19
 一口に梅と言っても、紅梅白梅、中間のピンク色の梅など花弁の色や形が多種あります。でも梅はまだ肌寒い冬の終わりから春先に咲くので、咲く季節によって名前を言い当てる事もできますが、最近悩むのが桜。コヒガンザクラ(小彼岸桜)や河津桜ヒカンザクラ(緋寒桜)やおかめ桜、エドヒガンザクラ、また淡い黄緑色やクリーム色の桜など、伊勢崎近辺でも様々な桜を見る事ができ、「桜と言えばソメイヨシノと八重桜」程度の知識だった私に取って、覚え切れない桜の種類に戸惑うばかりです。
 それに花桃(あんず)の「これでもか攻撃」が加わると、もう何が何だか訳が分かりません。こんな時期にホッと安心するのがの花。真っ白か、せいぜいごくごく淡い薄黄緑色なので、取り敢えず「あれは梨だよ」と言えそうです。
 花の名前を正確に言い当てられなくても、ただ「きれい、きれい」と言って愛でているだけでもいいのですが、できることならやっぱり名前を覚えて、花のように膨らんだ気持ちになって、更なる好奇心へと繋ぎたいものです。このページは、伊勢崎市や周辺で見かけた梅や桃の花を、その名前を覚えるメモ代わりに編集したいと思います。(2011/4/1 記)

花桃

掲載日:2012/4/26 画像下の日付は撮影日
 先週末の4月21日、MBのペダルを踏んで名和幹線の建設現場を見学し、付近をブラリサイクリングしていると、遠目にも鮮やかな濃いピンクの花が目に飛び込んで来て、近くへ行ってみるとご覧のような花桃。伊勢崎市今井町の「西光寺」の西側の民家の庭先で咲いていて、周辺の風景をパッと華やかに染めていました。
 よくよく見れば正に満開で、散り始めもせず、ジャストタイミングの見ごろでした。庭先にこんなに鮮やかな花桃が咲いていて、身近に楽しむことができるお宅、なんて素晴らしいことでしょう。(2012/4/26 記)

年季の入った大きさです。根元には菜の花。 2012/4/21

木の下から空を見上げれば、豪華絢爛な世界(伊勢崎市今井町の住宅地)2012/4/21
 五目牛の畑の脇で咲く花桃。良く見ると赤、白、その中間色と同じ枝からいくつかの色の花弁を咲き分けています。このように赤と白などに咲きわけることとを「源平咲き」と言うとのことです。遠目にも鮮やかだったので、レンズに収めました。(2009/4/12 記)

畑の脇(伊勢崎市五目牛町)2009/4/12

源平咲の花桃 2009/4/12

白梅

掲載日:2014/3/23 ▲ページTopへ

華蔵寺公園の白梅

 華蔵寺公園遊園地に特急「とき」がお目見えした3月16日、大雪被害や維持補修工事のために休園していた園内のアトラクションも営業を再開し、久々に賑わいが戻りましたが、遊園地から一歩離れて水性植物園に回ってみると、訪れる人もなく、花菖蒲の株が焦げ茶色の土の中に埋まり、大雪で折れた枝を細かくチップ状に切断する作業場にはまだロープが張られ、遊園地の賑わいとは対照的でした。そんな水性植物園の北西角地で、2本の大きな白梅の木が花を咲かせ始め、近くへ寄ると微かに甘い香りが漂い、いい気持ちでした。
 この梅の木、毎年タップリと実を結び、時々、実を摘む人の姿を見かけます。公園の木とは言え、黙って収穫したら泥棒になるのだろうか、などと細かいことを考えてしまい、穫ったことはありませんが、誰にも摘まれずに落ちてしまうのももったいないことです。野暮な話はさておいて、鼻腔を心地よく刺激する梅の花の香り、近くへ寄って嗅いでみてはいかがですか?16日にはまだ蕾がタップリ残っていたので、今頃満開状態と思います。(2014/3/23 記)


華蔵寺公園の水性植物園の北西角で咲く白梅、清楚。 2014/3/16

松と梅と。竹があれば松竹梅です 2014/3/16

梅の間から透けて見える青空 2014/3/16

掲載日:2014/3/13 ▲ページTopへ

波志江沼の白梅

 梅林や梅畑のように、花の時期に大勢の人を寄せるほどではありませんが、伊勢崎市内の「いせさき市民の森公園」や「華蔵寺公園」、そしてここ「波志江沼環境ふれあい公園」などでは、園内の何ヶ所かに白梅が植えられています。
 まだ冬の寒さが残る頃に咲き、しかも桃や桜のように明るく華やかな色でもないので、なかなか人々を惹き寄せるほどではありませんが、まだ周囲の緑が芽吹く前に、ひっそりと密やかに咲く風情は、どこか凛として気品があります。
 人々が陽気に誘われて戸外に出て来る頃にはいつしか咲き終えて、なかなかちょうど見ごろの時期に愛でてもらうことが少ない梅ですが、アップでも撮って来ましたので、画像だけでも愛でてあげてください。
 近くに寄ると、微かに甘い香りが鼻腔に充満し、深呼吸などすれば更に肺の奥まで届き、いい気持ちです。
(2014/3/13 記)


波志江下沼の北東部・小川のある公園で咲く白梅。水道タンクも空も爽やか。
2014/3/8

小川の脇や何ヶ所かで咲く白梅 2014/3/8

やっぱり、青空が似合います 2014/3/8


凛として気品がある白梅(波志江下沼の北東部・小川のある公園で) 2014/3/8

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 伊勢崎市西小保方町のショッピングモール「スマーク」の北東に杉の木立に囲まれた小さな八幡宮があります。この周辺をサイクリングする時には、特別に意味もなく、この八幡宮の中の参道や境内を通り抜けます。その八幡宮の西側の道路脇の空き地に、大きな梅の古木があって、初春には空を覆うように見事な花を咲かせます。


あずまの八幡宮の入り口で咲く梅。枝がフンワリと地面に付きそうで、その風情も素晴らしい。
2009/3/8
前橋市の下増田町の路傍に咲いていた梅の花

梅の根本で咲くオオイヌノフグリ
2009/3/1

立派な枝ぶり
2009/3/1

下から見上げるとこれまた立派
2009/3/1




華蔵寺山の紅梅と白梅

掲載日:2017/2/19 ▲ページTopへ
 華蔵寺山の北東斜面で咲くに気付いたのは2008年。華蔵寺公園は家が近接していたこともあって、幼い頃の遊び場。もう半世紀以上も前の記憶ですが、当時、華蔵寺山の山頂には神社があって、今も拝殿前の階段や大鳥居にその痕跡が残っています。そのころの北側から北東斜面一帯には畑や雑草地が広がり、中腹には民家が一軒あって、放牧されたヤギがくつろいでいるのどかな風景でした。
 よく覚えているのがその斜面の一画を占めた梅畑。当時、近所一帯は数十軒の集落のほかは桑畑が広がる地域でしたが、桃畑は珍しかったので記憶に残ったのでしょう。当時の梅が残されたのか、新たに植えたのか詳しいことは分かりませんが、ここの桃には梅林で有名な他地区の梅と異なる大きな特徴があります。それは、赤松林に混じって、すくすくと背丈を伸ばして咲く山野の樹木の姿。春先に桐生や足尾、西上州、児玉や秩父辺りの低山を歩いていると、突然にヒョロヒョロと背丈を伸ばして花を咲かせたコブシやサンシュユに出会い、その健気で凛とした風情に目と心を奪われますが、ここの梅にも同様な感覚を覚えます。
 開花時期においてさえ、その存在を主張する力は弱弱しく、ツツジやシャクナゲ、赤松と共に山の斜面を覆う樹木林のひとつ。しかもそのどれもが太陽光を求めてヒョロヒョロと背丈を伸ばし、その風景が自然の中に身を置いた気分を味合わせてくれます。華蔵寺公園近くに来た折にでも寄ってみてください。(2017/2/19 記)

華蔵寺山の北東斜面で咲く紅梅 2017/2/14


樹木の空間に明りを灯したように咲く華蔵寺山の紅梅 2017/2/14

周辺には甘い微香が漂っています 2017/2/14

白梅も咲いています 2017/2/14

微かな肌色が上品な白梅 2017/2/14

華蔵寺山の紅梅

掲載日:2014/3/10 ▲ページTopへ
 遊園地や4,5月のサクラ、ツツジで大勢の来園者を寄せる華蔵寺公園。また公園西側の運動施設では様々なスポーツイベントで大勢の人が訪れる華蔵寺公園。そんな華蔵寺公園ですが、3月頃に陸上競技場脇で咲くモクレンや水性植物園で6月中旬に咲く花菖蒲は、その姿を見るためにわざわざ足を運ぶ人を多く見かけません。
 そんなひっそりと咲く花の仲間に華蔵寺山の北東斜面で咲くの花があります。紅梅と白梅と咲きますが、紅梅の方が多く、高い松の木に囲まれて負けじとばかりにスラリと背を伸ばした梅が、高木に日射しを閉ざされてちょっと暗くなった林の中を照明灯のように薄らと照らしています。
 天に向かって真っ直ぐニョキニョキ伸びる樹木と異なり、少しでも多く日光の恩恵を受けようと、枝を曲げながらヒョロリと伸びる姿はどこか健気で、広大な梅林で咲き誇る姿とは異なった生きる力を感じます。(2014/3/10 記)


華蔵寺山の北東斜面で高木に囲まれて咲く紅梅。 2014/3/5



薄らとピンク色した枝垂れ梅 2014/3/5

2014/3/5

2014/3/5

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華蔵寺山の紅梅

 華蔵寺山の北東の斜面で咲いています。
 華蔵寺公園はサクラとツツジの時期には大賑わいを見せますが、梅が咲くこの時期はお客も少なく、ひっそりとしています。その分、山の斜面の松やシャクナゲの間で咲く紅梅と白梅は侘び寂の趣がタップリです。

華蔵寺公園で咲く紅梅 2008/3/4

華蔵寺公園で咲く紅梅 2008/3/4
【メモ】
 万葉の時代の花といえばウメをさし、「万葉集」に詠まれた歌の数はサクラの約3倍にのぼる。品種は200〜300種とされているが正確には確かめられないほど多いといわれる。主に花を観賞する花ウメと実をとるための実ウメに大別されるが、園芸的には大きく次の4系統に分けている。

 野梅系…本来の野生種に近い、いわゆる普通のウメでさらに野梅性、難波性、紅筆性、青軸性に細分される。
 紅梅系…野梅性から変化したもので、紅色の花が咲く。さらに紅梅性、唐梅性、緋梅性に細分される。
 豊後系…野梅とアンズの自然雑種といわれ、淡紅色の大輪の花が咲く。耐寒性が強く、寒冷地に適している。
 杏系…アンズとの交配雑種で、アンズに近い性質。淡紅色や白色の花が咲く。

マンサク

掲載日:2015/2/27 ▲ページTopへ
 ロウバイや梅、河津桜やソメイヨシノのように、開花時期になるとその観光スポットが新聞やテレビで取り上げられる花たち。そんな花たちの陰であまり話題にも乗らずにひっそりと咲く マンサク 。最初の出会いは桐生だったか足尾の方だったか、春先の低山歩きをした時に、山中でひっそりと咲く姿でした。他の木々に負けじとばかりにひょろひょろと背を伸ばし、淡い黄色の花弁も目立たず、その分、健気に感じたものでした。その出会い以来気に入って、我が家でも大きめの鉢に植わって春を告げてくれますが、その姿を見て思い出すのが華蔵寺公園で咲くマンサクです。
 昨年は鳥小屋ドームの前で咲くマンサクを紹介しましたが、今年は水生植物園の北東角地で咲くマンサクです。ここに4本植えられていて、今、満開です。今日の朝撮り写真です。久々に青空が広がったので、撮って来ました。近付くとほんのりと甘い香りが漂っています。一昨日、同じく華蔵寺公園の西土手を散歩した時に、どこからか漂う甘い微香に足が止まり、気が付くと一本のマンサクが咲いていました。恥ずかしながら、マンサクの香りを意識したのは今年が初めてです。
 マンサクやサンシュユの姿を見ると、春の到来を実感します。(2015/2/27 記)

マンサク、満開。 2015/2/27


小川の脇に3本、池の脇に1本、周囲を明るく照らしています。2015/2/27

観覧車と一緒に 2015/2/27

水生植物園北西角地の小川の脇で咲くマンサク
2015/2/27

ジェットコースターと一緒に 2015/2/27

アップで見ると、実に複雑な形をしています
2015/2/27

掲載日:2014/3/10 ▲ページTopへ
 福寿草や水仙、蝋梅や梅、サンシュユなど早春を告げる様々な花たち。そんな中であまり馴染のない花、でもその姿形が実に繊細で可憐、細いひも状の黄色い花弁が放射線状に咲く花、そうですマンサクが今華蔵寺公園で咲いています。水性植物園北東隅とドームの鳥小屋前です。
 実は私もマンサクが大好きで、随分前に購入したマンサクが大きな鉢の中で毎年咲き、早春の庭の楽しみを増やしてくれていますが、鉢に植えたために、年数は経ちながらなかなか大きく育ちません。マンサクの根元には八重咲きニリンソウやヤブコウジ、オダマキなど野山で咲く花を植え、ちょっとした野趣を創り出して、これが実にいい感じです。
 話が自分のプチ自慢になってしまいましたが、華蔵寺公園のマンサクは実に伸び伸びと大きく育ち、特に鳥小屋前のマンサクは下から見上げる大きさで、周囲を明るく照らしています。落ち切らずにくっ付いた枯れ葉もまた一役買って変化を付けてくれています。(2014/3/10 記)


華蔵寺公園北側のドームの鳥小屋前で咲くマンサク 2014/3/5

2014/3/5

2014/3/5




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