観測史上最高の積雪を記録した2月14日、15日の雪は、ここ華蔵寺公園にも大きな被害を与えました。園内の至る所で太い松が根元から、あるいは幹の途中からボキっと折れ、降雪後19日が経つ本日3月5日も、園内のそこかしこに折れて切り落とされた枝が横たわっています。また遊園地では遊具施設の維持補修工事が進行中で、これらのため、3月中旬まで休園とのことです。そんな中、蒸気機関車C6120が去った跡に来園予定だった特急「とき」が既に所定位置に設置され、園内には入場できないものの、道路側からはその姿を眺めることができます。 新聞各紙のウェブニュースによれば、この車両は上越線「特急とき」などで活躍した「クハ183-1529」型車両(*1)で、伊勢崎市がJR東日本から譲り受けたとのこと。車両内にはテーブルを取り付け、座席を現役当時と同じ46座席対面式に改造。エアコンや照明、換気扇、昇降用の階段のほか車椅子やベビーカー用のスロープを設置し、持ち込みで飲食できる施設として無料開放するとのことです。16日午前9時半からはオープニングセレモニーも開催し、三郷保育園児による和太鼓演奏も行われます。 本日、小雨降る中、園内を一回りして来ましたので、遊具工事や「とき」設置状況などをご覧ください。追って、大雪で折れた松などの被害の様子を掲載します。(2014/3/5 記) (*1)「クハ183-1529」型は、昭和53年7月に製造され、上越新幹線が開業する57年11月まで上越在来線で特急「とき」として走っていた車両。展示されるのは先頭車両の全長21m、全幅2.95m、全高3.95m。 |
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華蔵寺公園の地図 |
特急「とき」のお披露目のあった2014年3月16日、遊園地のアトラクションもジェットコースターと急流すべりを除き、整備を終えて久々の営業再開です。 この日、金曜日までの寒かった気温と比べると打って変わって温かな陽気。ニュースでは4月上旬の気温だったとか。そんな陽気に誘われてか、どのアトラクションも待ちに待ったかのように大勢の来場者が行列を作り、久々にいつもの賑わいを取り戻していました。なお、ジェットコースターと急流すべりの営業再開は3月20日とのこと。 (2014/3/17 記) |
2014/3/16 |
スカイファイター 2014/3/16 アスレチックハウス 2014/3/16 2014/3/16 |
サイクルモノレールと豆汽車乗り場 2014/3/16 マジカルライダー 2014/3/16 メリーゴーラウンド 2014/3/16 |
豆汽車「ボールドウィン号」も満席 2014/3/16 |
ジェットコースター修繕工事。3月14日まで。 2014/3/5 |
大雪被害のため3月中旬まで休園 2014/3/5 |
トラッククレーンで地上に下ろされた観覧車のカーゴ 2014/3/5 空中にぶら下がっているカーゴが地上にあると不思議 2014/3/5 |
ジェットコースターもネットで覆われています。 2014/3/5 防護シートですっぽりと包まれたメリーゴーランド 2014/3/5 |
2014年3月16日、華蔵寺公園の特急「とき」のお披露目です。この日に行われたオープンセレモニー、公園近くに住む我が家に聞こえて来る和太鼓の音。時刻は9時半。「あれ、セレモニーは10時じゃなかったっけ?リハーサルかな?」と開始時間を確認すると何と9時半。「あちゃー!」。慌ててすぐに駆けつければいいものを、「今からじゃどうせ間に合わないから」と、ゆっくり出かけることに。案の定「とき」の場所へ着いた時にはちょうどセレモニーが終わり乗車が始まった頃。 乗車入口は運転席用と客席用との二つ。圧倒的に人気なのは運転席用で行列ができています。運転席は後日改めて見学することにして、まずは客席に乗車することに。車内は座席と座席との間に細長いテーブルが据え付けられ、入口付近のシートが外されて広い空間ができていることを除けば、ほぼ現役時代の姿がそのまま。座席に座ってお弁当でも広げれば、まさに旅気分です。 しばらくの間、大勢の利用者に対する便宜のため、見学時間に制限を設け、運転席が10分、客席が30分とのこと。これから始まる桜・ツツジのシーズンや天気の悪い日など、きっと大勢の人を楽しませてくれることでしょう。 なお、「とき」見学後、遊園地内を一回りすると、どのアトラクションも大勢の行列が・・・→以下こちら。(2014/3/17 記) |
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”パオ〜ン”、特急「とき」が通過しま〜す♪ 2014/3/16 特急「とき」と観覧車「ひまわり」 2014/3/16 |
左は斜路を利用して客席へ、右は階段を利用して運転席へ 2014/3/16 客席へ登る斜路。信号機もあります。 2014/3/16 |
特急「とき」と飛行塔「ヘリタワー」、観覧車「ひまわり」 2014/3/16 |
特急「とき」 客室内 |
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広くゆったりとした客席。座り心地の良さそうな座席。 2014/3/16 乗降ドア 2014/3/16 この向こうは運転席。計器類がたくさん見えます。 特急「とき」クハ 183-1529 の説明板 2014/3/16 |
座席と座席との間には細長いテーブル 2014/3/16 洗面台もそのまま 2014/3/16 2014/3/16 JR東日本 昭和53年、川崎重工製作 2014/3/16 |
先日5日、設置間もない華蔵寺公園の特急「とき」を紹介しましたが、昨日またまた出かけてみると、先頭部右側ドアに階段が据え付けられ、車両後部にはバルコニーが据え付けられていました。材料は鋼製で、色はまだ下地処理の鉛丹色のままです。どんな色が塗られるのでしょう。「とき」に合わせた色になるのでしょうか。セレモニーまで後一週間。楽しみです。(2014/3/10 記) | |
特急「とき」とサイクルモノレール、観覧車の3ショット。工事完成後には撮影ポイントになりそう。 2014/3/9 |
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車両後部に取り付けられたバルコニー 2014/3/9 |
特急とき、華蔵寺公園発新潟行き 2014/3/9 |
全長21m、全幅2.95m、全高3.95mの特急「とき」を一体いつ、どのように搬入したのでしょう。華蔵寺公園から徒歩3分の距離に住んでいながら、その光景を見逃してしまいました。残念。 搬送ルートにもよりますが、プレキャスト・PC橋けた(*1)では、適用支間の最大長が24mなので、それから比べれば長さは少し余裕がありますが、高さが約4mあるので、分解して運んだのか、そのまま運んだのか、その光景を見たかったものです。(2014/3/5 記) (*1)工場製作のプレストレストコンクリート橋桁 |
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特急とき、新潟行き 2014/3/5 2014/3/5 |
朱鷺(とき)の絵が可愛い 2014/3/5 ときの顔。ハンサム? 2014/3/5 |