玉村町の渡邊家住宅 |
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玉村町に残る歴史的大型養蚕農家の内、渡邊家住宅や栗本家住宅など、ウェブサイト(*)でも紹介されている建物がいくつかあります。今回紹介するのはその渡邊家住宅です。 当ページで紹介する他の養蚕農家の屋根は全て瓦葺きですが、当住宅はトタン板葺きです。屋根形状も切妻造の養蚕農家が多いなか、当住宅は入母屋造です。加えて色が周囲からも一際目立つ朱色と言う個性的な特徴を持っています。 屋根の上には三つ櫓(やぐら)が乗り、屋敷は板塀やかしぐねで囲まれ、住宅の北東隅の道路側には歴史を感じるお社や石塔が鎮座しています。またその道路北側には大きな石燈籠があり、燈籠の南面には「御神燈」と刻まれています。住宅の南側には一区画空けて群馬県道24号高崎伊勢崎線が通っていますが、住宅の北側付近は、どこか昔ながらの風情が残されています。これだけ大きな石燈籠があったと言うことは、この周辺のかつての賑わいを示しているのでしょうか。興味を誘います。(2014/2/6 記) (*)代表的サイト:玉村町公式サイト、富岡製糸場世界遺産伝道師協会、上毛新聞ウェブ |
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三つ櫓を乗せた入母屋造り、朱色のトタン屋根の渡邊家住宅(南西側から) 2014/1/18 |
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2014/1/18 東側の長屋門と白壁の蔵 2014/1/18 住宅の北東隅の道路側に鎮座するお社や石塔 2014/1/18 |
北東隅の板塀や背の高いかしぐね 2014/1/18 渡邊家住宅の北側道路脇に立つ石燈籠。 南面には「御神燈」と刻まれています。 2014/1/18 |
玉村町には今もなお歴史の古い大型養蚕農家が残されていると聞きます。そんな情報を頭のどこかに収めながらも、なかなか改まって見学する機会も作らずに月日ばかりが経過していますが、先日、利根川サイクリングロードを走っている時、少し離れた所に櫓(やぐら)がついた屋根が見えて、寄り道してみると、周辺に何軒かの大きな養蚕農家造りのお宅がありました。以前、ウェブサイトで見た養蚕農家とは別の建物のようですが、こちらの3棟も、どのお宅も広い敷地と3ツ櫓付きの大きな主屋、屋敷を囲む生垣や竹林など、歴史を感じ風格を備えた建物でした。(2013/1/24 記) | |
利根川右岸堤防前に建つ三つ櫓付きの大きな養蚕農家。白壁の蔵が太陽にまぶしい。 (下記2013/1/19紹介の建物と同じです) 2013/11/16 |
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3ツ櫓付きの主屋、白壁の蔵、長屋門を構えた養蚕農家。 現在はこの住宅のすぐ前に東毛広域幹線道路の高盛土が築造され、 残念ながらこのアングルで見ることはできません。 2013/1/19 3ツ櫓付きの主屋、広い敷地内に配された他の建物、北側の竹林 2013/1/19 |
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重厚感溢れる3ツ櫓の大きな主屋(右の写真と同じ) 2013/1/19 |
3ツ櫓の大きな主屋、良く剪定された庭木、白壁の蔵 2013/1/19 |