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伊勢崎市と周辺の養蚕農家や古民家

小茂田家住宅と付近の養蚕農家伊勢崎市内 旧伊勢崎市境地区赤堀地区あずま地区
玉村町前橋市高崎市桐生市
更新日:2016/4/14 ●画像下の日付は撮影日
 2012年8月23日、世界遺産条約関係省庁連絡会議が、2014年の世界遺産登録を目指して、「富岡製糸場と絹産業遺産群」をユネスコへ推薦することを政府として正式決定しました。この「絹産業遺産群」の中に、伊勢崎市境島村の田島弥平旧宅が含まれています。
 田島弥平は蚕を風通しの良いところで加温せずに換気を良くして育てる飼育法「清涼育」を研究開発しましたが、その方法を実践するために考案したのが屋根の最上部に設けた(やぐら)。一方、「絹産業遺産群」の中に含まれている藤岡市の高山社は、高山長五郎が、当時主流だった「清涼育」と蚕室を温めて飼育する「温暖育」双方の長所を取り入れた「清温育」を開発・実践した建物ですが、この高山社においても屋根の上には(高山社では気抜きと呼んでいます)が設けられています。
 これらのことに刺激されたせいか、最近、伊勢崎市内をぶらりサイクリングしていても、櫓付きの農家造りの民家が気になり、機会があるごとに撮り溜めしておきましたので、ここに紹介します。どの建物も大きくて立派で、昔ながらの雰囲気を良く残し、養蚕が盛んだった頃を彷彿とさせる佇まいです。(2013/1/3 記)

※ここで紹介する建物は個人宅です。住まれているご本人や何らかの縁者の方で削除ご希望の方は、トップページ下段の「管理人へ問い合わせ」からその旨ご連絡ください。なお、個人住宅のため、小茂田家住宅を除き町名は記載せず、旧境地区、旧赤堀地区、旧あずま地区、旧伊勢崎市と記載しています。伊勢崎市外につきましては市町村名のみ記載しています。
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■記述中、旧伊勢崎市、境地区、赤堀地区、あずま地区とあるのは、平成17年合併前の各自治体名。
■旧伊勢崎市は、過去2度の合併以前における周辺の村(*)には、たくさんの大型養蚕農家があったようで、市内中をぶらりサイクリングしていても、各地区で同様に大きな養蚕農家に出会います。
(*)1940年(S15年):佐波郡伊勢崎町・殖蓮村・茂呂村が合併し伊勢崎市誕生。1955年(S30年)、佐波郡三郷村宮郷村・名和村・豊受村が編入。
■伊勢崎境島村には養蚕農家が多数残されていますので、別ページ(→こちら)で紹介しています。

旧伊勢崎市

掲載日:2013/9/1 ▲ページTopへ

大きな一つ櫓が乗った家

 旧伊勢崎市の北方に位置する殖蓮地区や三郷地区にも、まだまだ養蚕農家が残されています。補修して現在も住居として住まわれている家、空き家になっている家など様々な状態ですが、今回紹介するのは屋根の上に大きな一つ櫓を残し、美しく補修されて住まわれているお宅です。周囲の生垣も建物を「和」の姿に留め、かつ引き立てています。
 すぐ近くの大通りは車で数え切れずに走っているのに今まで気が付かず、今回、ぶらりサイクリングで初めて目に入りました。(2013/9/1 記)

白壁と梁や胴縁の木とのコントラスト、大きな櫓、大きな主屋など、立派な養蚕農家です。2013/8/25

南側から 2013/8/25

東側から 2013/8/25

掲載日:2013/6/19 ▲ページTopへ

一つ櫓付きの主屋と庭を囲む樹木


(旧伊勢崎地区) 2013/5/17

掲載日:2013/1/24 ▲ページTopへ

櫓付きの主屋と白壁の蔵、屋敷を囲む生垣


(旧伊勢崎地区) 2013/1/19

(旧伊勢崎地区) 2013/1/19

掲載日:2013/1/3 ▲ページTopへ

櫓が3つ付いた大きな養蚕農家。木塀や立派な門構え、白壁の蔵。
周囲は畑に囲まれ素晴らしい景観です。(旧伊勢崎地区) 2012/8/11

2つ櫓が付いた養蚕農家(旧伊勢崎地区) 2012/9/9


(旧伊勢崎地区) 2012/9/9

道路沿いの木塀が和の趣を醸し出します(旧伊勢崎地区)
2012/9/9

掲載日:2013/1/3 ▲ページTopへ

櫓は付いていませんが、どっしりと落ち着いた主屋と、石積基礎の上に瓦屋根付きの塀、
屋敷内の別棟、門構えなどに惹かれ、思わず立ち止まって撮らせていただきました。
(旧伊勢崎地区) 2012/12/15


(旧伊勢崎地区) 2012/12/15

境地区

掲載日:2013/1/3 ▲ページTopへ

総櫓が付いた大きな養蚕農家。防風林や生垣に囲われ、
良く選定された庭木や家の前の昔ながらの道路と併せて落ち着いた佇まい。(境地区)

2012/9/2

上のお宅と同様に、こちらも 総櫓が付いた大きな養蚕農家。2軒が隣り合って建っています。(境地区)

2012/9/2

掲載日:2013/1/3 ▲ページTopへ

切妻造りの養蚕農家が多い中、こちらのお宅は寄棟造りです。櫓の高さも少し低いようです。
石積みの塀の上にきれいに剪定された生垣。静かな住宅街の一画にあります。
(境地区) 2012/12/9


上の写真のお宅を南側から(境地区) 2012/12/9


掲載日:2013/1/3 ▲ページTopへ

門の隣には分厚い壁厚を想像させる蔵(境地区)
2012/12/29

重厚な門。その奥に少し見える櫓付きの主屋。(境地区)
2012/12/29

赤堀地区

掲載日:2013/1/3 ▲ページTopへ

屋根の中央に屋根幅の半分強の櫓が付いた大きな養蚕農家。
屋敷を囲う屋根付きの木塀が格調高く、武家屋敷のような雰囲気も醸し出しています。
(赤堀地区) 2012/9/23

屋敷裏の林が赤堀地区ならではの大きさです。
(赤堀地区) 2012/9/23

2軒隣り合う大型養蚕農家。この2軒を含めて、
周辺はひっそりと落ち着いた地区です。
(赤堀地区) 2012/9/23

掲載日:2013/1/3 ▲ページTopへ

櫓付きの主屋の他に、瓦屋根付きの門、別棟の蚕室と思われる建物、
庭木や石で整えられた通りから門までの街道。養蚕が盛んな頃の隆盛を彷彿とさせます。
(赤堀地区) 2012/11/4

上のお宅を少しずれた角度から
北側から西側にかけて、大きな樹木に囲まれています。
(赤堀地区) 2012/11/4

上の写真のお宅と隣り合う家の蔵
(赤堀地区) 2012/11/4

掲載日:2013/1/3 ▲ページTopへ

白壁の蔵と櫓が付いた主屋(赤堀地区) 2012/12/16

写真では紹介できませんでしたが、主屋の他に
別棟の古民家、門構え、街道など、
落ち着いた雰囲気で佇んでいます。
(赤堀地区) 2012/12/16

あずま地区





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