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伊勢崎から富士山が見えますか?


伊勢崎周辺と富士山の位置関係伊勢崎周辺で富士山が見える地点一覧地球の曲率の影響
伊勢崎市最高峰・峰岸山168mから見えるとしたら峰岸山から見えました!
石山観音(121m)から見えるとしたら



更新日:2013/1/28

 

伊勢崎から富士山が見えますか?


 「見える訳がないじゃないか!」とか、「いや、見たって人がいる」と様々な意見が飛び交いますが、山好きであるかどうかに関わらず、伊勢崎のどこかから富士山を見ることができるならば、それは相当にビッグニュースです。当サイトの掲示板でも、過去何度か話題になったことがあり、今回もその話題が書き込まれています。かく言う私は十代の頃から登山が好きで、各地の山を登りましたが(「登山」)、実はちょっと性格がひにくれていて、富士山だけは登りたくないと思っています。「なんじゃそりゃ!?」と思われるでしょうが、簡単には説明できないこの心理、機会があれば後でゆっくりとお話しするとして、まずは伊勢崎から富士山が見えるかどうか。
実は以前、冬のある日の夕方、国道50号を佐野から伊勢崎へ戻って来る時、足利の少し手前で、埼玉県の低山(多分、越生町辺りの低山)の後方に、結構な大きさの富士山を見た経験があります。更に西方へ車を走らせると、いつしか山の後ろに隠れてしまったので、佐野と足利の境界付近から西側で富士山を見ることはできないのだろうと考えていますが、なにごとも夢と希望が大切です。ひょっとしたら山のくぼみからほんの少しの富士山を見ることができるかも知れません。

 ・・・と言う事で、まずはこのページで伊勢崎市と富士山の位置関係を掲載しますので、皆さんの話題の材料にご利用ください。なお、お気付きのことがありましたら、こちらの掲示板に書き込んでください。(2012/12/27 記)


伊勢崎周辺と富士山の位置関係


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伊勢崎周辺で富士山が見える地点一覧


掲載日:2012/12/28 ▲ページTopへ
 当ページを起こした後、早速に皆さんからの記事が掲示板に届き、その中で、伊勢崎近辺で富士山が見えた場所の情報が寄せられました。それらのポイントと富士山を結ぶラインを上の地図に記しておきましたが、下表にその一覧を掲載しておきます。
 これらを見ると、佐野と足利の境界付近から西側では富士山を見ることはできないと思っていましたが、千代田町や太田市、前橋市辺りでも見える地点があって、最も伊勢崎市に近い富士見地点はどこなのか、新たな興味が湧きました。
(2012/12/28 記)
地点名 参考標高 goo地図 参考サイト 備考
みやぎふれあいの郷 350m goo地図 →(国土交通省) ぐんまフラワーパークの北
史跡金山城跡
南曲輪休憩所
金山のG.H=235.8m goo地図 →(国土交通省)
→(パノラマ写真)
千代田町
なかさと公園
goo地図 →(国土交通省) 利根川のスーパー堤防沿い
国道50号バイパス
(佐野〜足利間)
goo地図


伊勢崎市最高峰・峰岸山(168m)から見えるとしたら


掲載日:2013/1/5 ▲ページTopへ
 伊勢崎市の最高峰は磯町の峰岸山H=168mです。峰岸山と言うと「えっ、どこにそんな山があるの?!」なんて突っ込まれそうですが、「小菊の里」の山と言えばお馴染だと思います。
 (→峰岸山へのサイクリング|→小菊の里
 この峰岸山から富士山は見えるのだろうか、見えないとしてもどの方向なのだろうかと、常々疑問に思っていたので、今年の元日、ニューイヤー駅伝の赤堀西久保中継所で、第6区〜7区のタスキ渡しを見物した後、MBに跨って峰岸山に登ってみました。車で登ればエンジン任せですが、自分の脚力で登るとなると結構きつく、この日は頂上までノンストップでは登れませんでした。なんて話はさておいて、取り敢えず峰岸山頂上から眺める南〜南西側までの山脈を撮影して来ました。いつもながら望遠レンズではなくてズームレンズなので、鮮明度はイマイチですが、まずは下記にその連続写真を掲載します。
(2013/1/5 記)

峰岸山頂上から眺める南〜南西側までの山脈 (→山座同定もご覧ください)
2013/1/1
 この写真ではどこにも富士山が見えません。でもそう簡単に諦めないしつこい性格なので、「それじゃ、見えるとしたらどの山とどの山の間なのだろうか?」と、地図上に峰岸山〜富士山のラインを引いてみると、そのラインは

長瀞の「陣見山」と「不動山」の間の不動山寄り

になりました。

峰岸山頂上から眺める富士山方向の山脈
2013/1/1

 この方向で富士山の視界を遮る山々を調べてみると、右図に示すように、雲取山〜七ツ石山の尾根と長沢山〜水松山の尾根との2つの尾根が視界を邪魔するようです。まずは、伊勢崎寄りの・・・

 長沢山〜水松山の尾根

 を調べてみます。以下、便宜上、長沢尾根と称します。
 
 この尾根の標高と距離をYahoo地図の標高計測機能で調べると、
長沢尾根の標高 Hn=1636m
峰岸山〜長沢尾根の距離 L2=61830m
峰岸山〜富士山間距離 L0=124100m
富士山の仰角=0.019457rad
長沢尾根における仰角の高さ Hn2=1965m
地球の曲率が標高に与える影響 Hd=302m
地球の曲率を考慮した長沢尾根の標高 Hn1=1938m
長沢尾根における仰角と高さHn2との隙間 Hg=27m

富士山の位置では、h=55m

となりました。残念ながら、55mじゃ、「見える」とは言えないようです。(2012/1/8 記)
 次にもう一つの尾根筋

 雲取山の東側の尾根伝いの山「七ツ石山」の脇

 を調べてみます。
 
 奥秩父連峰は東側の雲取山(2017m)から西へ、飛竜山(大洞山)(2077m)、笠取山(1953m)、雁坂峠、甲武信ヶ岳(2475m)、国師岳(2591m)、北奥千丈岳(2601m)、金峰(きんぷ)山(2599m)、瑞牆(みずがき)山(2230m)などからなる山塊です。
 余談ですが、雲取山〜七ツ石山は以前縦走したことがありますが、なだらかで展望のいい尾根道で、高低差=260mをあまり感じさせない快適なコースです。それとついでにもう一つプチ自慢。20代の頃は勤務先が東京だったため、奥秩父連峰はたまに登っていて、上記の連山の内、北奥千丈岳を除いて、全山登頂しました。特に雲取山は3回半登っています。「半」と言うのは、積雪期の登山で、途中、ラッセル中に膝を痛めて登頂を断念したためです(涙)。
 本題に戻りまして、計算を続けますと・・・、


 Hn2 = 2139m、Hg = 80m

 気になるのは富士山のラインが七ツ石山そのものを通らず、少し西側にずれているので、ライン上の標高を1757mとしていいのかと言う事。ただ、1757mはピークの標高を示し、西側の雲取山への尾根は一旦下るので、取り敢えず1757mとしておけば、それほど間違いではないだろうとも思う事。そんな条件で計算してみると、

 七ツ石山の少し西側に、尾根の上に高さ80m分、富士山が見える

ことになります。富士山の位置では、

 頂上から h = (80 / L2)×L0 = 146m

見えることになります。ただ、北側の長沢山〜水松山の尾根が邪魔してしまうので、結局はこちらの尾根の計算は意味がありません・・・。(2013/1/5 記、2013/1/8 訂正)

※L1、L2はgoo地図の測距機能で求めました。地球の曲率の影響はこちらを参照してください。



伊勢崎市最高峰・峰岸山(168m)から見えました!




掲載日:2013/1/28 ▲ページTopへ
 過日、伊勢崎市に住むSさんから峰岸山から富士山が見えるとの電話をいただき、Sさんが撮影した写真を紹介しましたが、それ以降、私も頭のどこかでずっと気になっていたので、昨日、出かけてみました。
 天気も良く晴れ渡り、見える方向と位置も頭に入れていたのですが、逆光になってしまうのと、富士山もそれほど大きな姿を見せる訳ではないので、なかなか同定できません。それでも、その方向の稜線の上にじっと目を凝らすと、肉眼でも何となく白い姿が見えます。
 取り敢えずズームレンズに任せて何枚か写真を撮り、パソコンで開いてみると、どうにかSさんが撮った写真と同じように写っていました。Sさんの画像の方が鮮明ですが、まずは私もこれで一安心。
 今回は焦点が中間地点の林の葉っぱに合ってしまったので、次回はその点に注意してみたいと思います。
(2013/1/28 記)

奥秩父の稜線の上にかろうじて姿を見せる富士山
2013/1/27

探す目安は、観覧車「ひまわり」の左に2つ立つ鉄塔の内、左側の鉄塔の上方、少し右です。
2013/1/27

ついでに峰岸山の三角点を撮って来ました。
後方は冠雪した赤城山。
2013/1/27



峰岸山の三角点は水道施設の中にありますが、
フェンスの外から見ることができます
2013/1/27

水道施設の中に立つ鉄塔。電波塔でしょうか。
この高さくらいの見晴らし台があれば
更に大きく富士山が見えることでしょう。
2013/1/27

掲載日:2013/1/12 ▲ページTopへ
 昨日の午前中、伊勢崎市に住むSさんから電話をいただき、
峰岸山から富士山が見えますよ。写真も撮ってありますよ」と連絡をいただきました。
「えっ?え〜〜!本当ですか!」と、早速にお邪魔してその写真を見せていただき、撮った経緯などを伺いました。

 Sさんが峰岸山から富士山の撮影に成功したのは、平成18年(2006年)4月22日、午前6時。
 まず、峰岸山から南方を眺め、奥秩父連峰の東に僅かに見える真っ白い山を発見し、多分これが富士山であると確信(下の写真の(1)〜(3))。
 次に、より確信を得るために足を新里方面へ伸ばし、(当時の)新里村役場の北側から撮影し、より多く姿を現した山の姿が十分に富士山頂の形を示していることを確認(下の写真の(5)、(6))。
 この山の方向や周辺の尾根の形状が峰岸山からの形状と一致することから、峰岸山から僅かに見えた真っ白な山が富士山であることを確認した、
 とのことです。

 秩父山脈の交差位置は、1月5日に当ページで紹介した位置より僅かばかり西側でしたが、ほぼ一致しています(下の写真の(3)と(4))。

 当ページ開設後、掲示板上だけではなく、当サイトをご覧いただいる友人知人の間でも「伊勢崎から富士山が見える、見えない」で話題になっていて、嬉しい驚きを感じているところですが、今回、Sさんの情報で峰岸山から富士山が見えることが判明し、一つのピリオドに到達しました。
 これで、伊勢崎市から見える日本百名山も、

筑波山、雲取山、両神山、甲武信岳、八ヶ岳、蓼科山、浅間山、四阿山、草津白根山、苗場山、谷川岳、赤城山、奥白根山、皇海山、男体山

 に次いで富士山が加わり、何と16山になりました。(山座同定もご覧ください)
 「日本百名山が日本一多く見える街・伊勢崎市」も本当に現実のことになるかも知れません。

 なお、Sさんの話では、新里村役場(平成18年当時)から大間々県道を走って伊勢崎に戻る時、香林辺りでも道路の延長線上に富士山が見えたとのことですので、掲示板にSTAGE90さんから投稿いただいたカシバードのデータの裏付けになるかも知れません。そこで、峰岸山からの更なる追及に加えて、

 次なるターゲット、香林からの確認にロックオン!

 SさんやSTAGE90さん、当テーマに記事や関心を寄せていただいた皆さん、どうもありがとうございました。
 まだまだ続く「富士山を探せ」、今後ともよろしくお願いします。(2013/1/12 記)


(1)峰岸山から見る富士山。撮影:Sさん。撮影日時:平成18年(2006年)4月22日、午前6時。



(2)上の写真の部分拡大。



(3)更に上の写真の部分拡大。


(4)1月5日に当ページで紹介した秩父山脈の交差位置。



(5)新里村役場(平成18年当時の)の北側から撮影した富士山。
撮影:Sさん。撮影日時:平成18年(2006年)4月22日、午前6時30分。


(6)上の写真の部分拡大図



伊勢崎市・石山観音(121m)から見えるとしたら


掲載日:2013/1/8 ▲ページTopへ
 峰岸山の他に伊勢崎市北部の高い場所と言えば、石山観音多田山があります。前回の峰岸山に続き、今回は石山からの可能性を計算してみました。
 石山観音は、先日、当サイト掲示板に「にわかTT」さんがスカイツリーの画像を投稿してくれた場所で(→構造物同定)、私もサイクリングの寄り道として、また特に山座同定の展望台として訪れている場所です。
 峰岸山と同じ手順で辿ってみると・・・、

手順−1
 石山から富士山を眺めたラインを引き、2点間距離L0=119800mと途中の遮蔽物(奥秩父連峰)の尾根との交差位置を知る。(goo地図の測距機能を利用するとラインが引かれる。右図)

手順−2
 奥秩父連峰の交差位置の標高を知る。
 正確には5万分の1の地図などが欲しいところですが、取り敢えず今回は、登山記録のウェブサイトから、「ヨモギの頭」の標高1813mを使用。

石山から富士山を眺めたライン

交差位置は雲取山と七ツ石山のやや中間

ヨモギの頭」の標高1813m

交差位置は雲取山と七ツ石山のやや中間なので「奥多摩小屋」の方が近いが、「奥多摩小屋」の標高を調べきらなかったので、「ヨモギの頭」を使用した。

手順−3
 「ヨモギの頭」と石山観音との距離L2=62980mをgoo地図の測距機能で求める。
以下、上記条件で計算を進めると

2点間距離 L0=119800m
富士山の仰角=0.018783rad
ヨモギの頭における仰角の高さ Hn2=2042m
地球の曲率が標高に与える影響 Hd=281.3m
地球の曲率を考慮した「ヨモギの頭」の標高 Hn1=2094m
ヨモギの頭における仰角と高さHn2との隙間 Hg=-52m

Hgがマイナス値なので、残念ながら

石山観音から「ヨモギの頭」越しには富士山は見えない!

となりました。(2012/1/8 記、同日訂正)

(ご注意)上記の各手順で求めた数値はウェブサイト上のいくつかの地図情報(goo地図やYahoo地図など)を参照し、測距機能もそれらに付随した機能で算出しています。国土地理院の詳細図等を使用した訳ではありませんので、正確さは保証していません。あくまで、「富士山がみえるとしたら」の多少の根拠を求めて、概略値を計算したものです。



地球の曲率の影響


掲載日:2012/12/30 ▲ページTopへ

 地球は球体で地面は水平ではないので、単純に2点間の標高と、途中の遮蔽物の標高との比較だけでは、可視/不可視を判定できません。
 右図は誇張して描きましたが、水平ならば見える富士山も、地球の曲率の影響を考慮すると見えなくなります。
 当サイト掲示板でも、このページ開設後、地球の曲率がどれだけ影響するかが話題になりましたので、下記に計算してみました。取り敢えず、坂東大橋から富士山間で試算しました。
※2点間距離L=109kmはgoo地図の距離計算機能で算出。
【試算例】
L=109km(坂東大橋から富士山間)

R(地球の半径)=6378.137km(赤道半径を使用)
θ(2点間交角)=360×(L / (2×π×R))
=0.979164度=0.01709rad
Δh=R(1-cos(θ/2))=0.2328km=232.8m

※ここでは地球の半径として赤道半径=6,378.137kmを使用しましたが、これを極半径=6,356.752kmを使用してもΔhに大差はなく、Δh=233.6mとなります。
 大雑把に言えば、坂東大橋から富士山を見るとしたら、視点位置の標高から、曲率の影響分約233mを差っ引かなければならないことになります。
 なお、更に細かいことを言えば、大気圏内の光の屈折なども影響すると考えられます。ただ、やっぱり主要因は視点位置の標高と途中の遮蔽物の有無、空気の透明度などと思いますので、伊勢崎市から富士山を見るには、針の穴に糸を通すようなポイント探しと言う事になると思います。(2012/12/30 記)




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