三室神社の主祭神は奥津比古命(おくつひこのみこと)と奥津比売命(おくつひめのみこと)。境内に立つ説明板によれば、薪を燃やして煮炊きする台所で使う火に宿る神霊で、一般には竃(かまど)の神様と呼ばれているとのこと。Wikipediaによれば、火の神であると同様に農業や家畜、家族を守る守護神ともされるようです。 三室神社の場所はアピタ伊勢崎東店の東北東600m、スマーク伊勢崎の南東1.1kmの静かな住宅地にあります。神社付近を律令時代築造の五畿七道の一つ「東山道」が通っていたとの説もあるようです。東山道の上野国の駅家の一つ佐位駅(伊勢崎市上植木町との説あり)から新田駅へ向かう途中のルートだったのかも知れません。当時の人々の姿や景色を想像し、その時代に想いを馳せると、頭の中をゆったりとした時間が流れます。(2016/1/20 記) |
三室神社・拝殿 2015/12/8 三室神社・鳥居と参道 2015/12/8 |
三室神社 地図。アピタ伊勢崎東店の東北東600m、スマーク伊勢崎の南東1.1kmの静かな住宅地。 |
社殿の東側 2015/12/8 三室神社や佐位郡三室村について記された石碑 2015/12/8 |
南側から全景 2015/12/8 神社西側の樹木 2015/12/8 社殿の西側 2015/12/8 |
三室神社 2015/12/8 |
境内に立つ三室神社由緒 2015/12/8 【主祭神】 奥津比古命(おくつひこのみこと) 奥津比売命(おくつひめのみこと) ※上図文章部分を分割して下記に掲載します。 |
境内の社務所の南側には、道路に面して三室町由来記の石碑が建っています。 この石碑によれば、三室町の地に人々が住み始めたのは一万年ほど前とのこと。その後4世紀には「道上遺跡」に示される農業社会が営まれ、奈良時代には佐位郡に属し、「東山道」も通ったようです。 江戸時代には、東小保方村の一部として「三室上組」「三室下組」となり、村民を救うべく領主の悪政と闘った中嶋勘助(三室勘助)を輩出しています。 ※石碑の画像を編集した画像を下記に示します。 |
三室町 由来記 2015/12/8 |
三室町 由来記(石碑の画像を編集) |