北関東自動車道の伊勢崎ICから北西約500m、北関東自動車道の側道沿いに鎮座する正一位東稲荷大明神。 赤堀地区へペダルを踏むとき、神社前の道路を度々通過し、真っ赤な幟旗と連なった鳥居が気になりながらも、なかなか立ち寄ることがなかった当神社。我が家から遠からずの気軽さが、改めて参拝する気持ちを起こさせなかったのでしょう。 始めて参拝した2022年10月15日、実は名前も知らなかったことに気づきました。思い起こせば、当サイトで伊勢崎市内の神社訪問記を多数紹介していますが(→こちら)、地元の数社と伊勢崎神社や小泉稲荷など、有名な神社を除くと、訪れるまでほぼ名前を知りませんでした。 当社の名前は「東稲荷大明神」。正確には東治郎右衛門稲荷大明神と呼ぶようです。神社の格(神階)は正一位(*1)。 通りから4段の階段を上り、通りに直交して赤い鳥居が立ち並ぶ参道を歩くと再び4段の階段。その奥に対の狛犬に守られた社殿が鎮座しています。この社殿は昭和56年(1981)11月に建造されたようで、社殿の南西側に社殿落成記念の石碑が建っています。 社殿の西側には境内社と思しき社が一社あり、小さいながら中央に石の祠、両脇に狛狐、手前に鳥居が一基あります。 市内の多くの神社は正面に拝殿、その後ろに本殿がつながっていますが、当社には社殿は一棟。社殿前にお賽銭箱があるので拝殿と思われます。拝殿の中に本殿が祀られているのかも知れません。 伊勢崎市と佐波郡の神社は「伊勢崎佐波の神社誌」に詳しいですが、当社は記載されていません。由緒を示す説明板なども見当たらなかったので、歴史等は不明です。情報を入手しましたら追記します。(2022/1/29 記) (*1)正一位(しょういちい):Wikipediaによれば、正一位とは「位階及び神階のひとつ。諸王及び人臣における位階・神社における神階の最高位に位し、従一位の上にあたる。 」とあります。 また、何人かのブロガーの方の記事によれば、小さな稲荷神社が最高位の「正一位」を名乗っている理由は、後鳥羽天皇(鎌倉時代:~)が、稲荷神の総本宮・伏見稲荷大社を訪れた時に、 分霊先でも正一位を名乗ることを許可してしまったためと紹介しています。信憑性は分かりません。 |
正一位東稲荷大明神の位置((c)GoogleMaph) |
東稲荷大明神の社殿 2022/10/15 東稲荷大明神の社殿 022/10/15 東稲荷大明神の参道に立ち並ぶ鳥居 2022/10/15 東稲荷大明神の参道に立ち並ぶ鳥居 2022/10/15 |
東稲荷大明神の狛犬(左側) 2022/10/15 拝殿の正面に掲げられた社銘板 2022/10/15 |
東稲荷大明神の狛犬(右側) 2022/10/15 幟旗 2022/10/15 |
道路沿いに立ち並ぶ赤い幟旗 2022/10/15 |
拝殿の西側に鎮座する境内社 2022/10/15 正一位東治郎右衛門稲荷大明神 社殿落成記念碑昭和56年11月吉日奉納 横堀石材店 社殿落成記念碑 2022/10/15 |