島村の歴史年表※当歴史年表は下記を参照および引用しました。「ようこそ島村へ」群馬県伊勢崎行政県税事務所作成、Wikipedia、島村沿革碑、「島を守った赤レンガ」、その他 |
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蚕種の歴史 | 西暦 | 和暦 | 利根川との闘い | 他の歴史 |
1385 | 元中2 | 島村開村 | ||
1661 | 寛文1 | 利根川が村の東西を貫流。新野、新田地区開発。 | ||
1680 | 延宝8 | 利根川大洪水。小此木、中島、島村地区大被害。 | ||
1681 | 天和1 | 利根川大洪水。 | ||
1682 | 天和2 | 利根川大洪水。 | ||
1689 | 元禄2 | 利根川大洪水。島村、前河原、小此木、中島地区大被害。利根川は境町、元町付近に変流。 | ||
1742 | 寛保2 | 利根川大洪水。関東の主な河川は大氾濫。公儀による普請。 | ||
1757 | 宝暦7 | 利根川大洪水。麦作全滅する。 | ||
1777 | 安永6 | 利根川大洪水。 | ||
1783 | 天明3 | 浅間山大噴火。利根川、三部川が本流に。境町付近には10cmの降砂。諸作物は全滅。 | ||
1791 | 寛政3 | この年、長雨出水により村々不作。大困窮となる。 | ||
1796 | 寛政8 | 金井烏洲(かないうじゅう)島村に生まれる。 | ||
栗原勘平衛他12戸蚕種製造を盛んにする。 | 1800 | 寛政12 | ||
1806 | 文化3 | 利根川大洪水。 | 長雨にて諸作物不作。 | |
1808 | 文化5 | 利根川大洪水。 | ||
1816 | 文化13 | 根川大洪水。前河原村の円満寺、流失により廃寺。 | ||
・田島弥平生まれる ・父弥兵衛現在地に居を構える |
1822 | 文政5 | 利根川大洪水。前河原村、全村移転する。 | 華竹庵万戸(金井烏洲の父)、前島に呑山楼を築く。 |
1824 | 文政7 | 利根川大洪水。前河原村24軒のうち13軒流失。 | ||
1830 | 天保元 | 船頭が激増。舟運が盛んになる。 | ||
1832 | 天保3 | 金井之恭(しきょう、ゆきやす)、烏洲の4男として誕生。 (※1833(天保4)生まれ、烏洲の3男と言う記事もあります。)→3男説、4男説についてはこちら 金井烏洲・田島梅陵、西遊し、頼山陽、子竹らと交わる。 |
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1836 | 天保7 | 冷害・大飢饉(天保の大飢饉)。多数の飢餓人が徘徊・流浪。 | ||
1840 | 天保11 | 利根川大洪水。村々に大被害。 | 澁澤栄一、武蔵国榛沢郡血洗島村(現埼玉県深谷市血洗島)に生まれる | |
田島弥平父子、奥羽などで養蚕法を学ぶ | 1844 | 弘化元年 | ||
1846 | 弘化3 | 長雨のため大洪水。 | ||
田島弥平家、実験的な瓦葺2階建櫓付蚕室を建て、その改良に努める。 | 1856 | 安政3 | ||
1857 | 安政4 | 金井烏洲没す。 | ||
1858 | 安政5 | 長雨続き利根川大洪水。不作により村々困窮。 | ||
蚕種業、一層盛んになる。ヨーロッパで蚕の微粒子病大発生。 | 1861 | 文久元 | ||
田島弥平家、主屋を上棟 | 1863 | 文久3 | ||
蚕種の輸出解禁 | 1864 | 元治 元 | ||
ヨーロッパに島村蚕種を大量輸出。 | 1865 | 慶応元 | ||
1866 | 慶応2 | 宝性寺、西島から新地に移転。 金井研香、「境町糸市図」を描く。 |
蚕種の歴史 | 西暦 | 和暦 | 利根川との闘い | 他の歴史 |
・田島武平 私塾を開く。 ・武平、弥平ら鬼怒川沿岸に桑園を開く。 ・武平、宮中御親蚕(第1回) |
1871 | 明治4 | 島村、群馬県に属する。 | |
・島村勧業会社設立 ・田島弥平「養蚕新論」を出版。 蚕の清涼法広がる。 ・弥平、栗原茂平ら宮中御親蚕(第2回) |
1872 | 明治5 | ・学制発布 ・国営富岡製糸場設立 |
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・弥平、専用蚕室を母屋の北側に建築。 ・弥平、宮中御親蚕(第3回) |
1873 | 明治6 | ・島村学校開校。前島の宗厳寺本堂使用。 ・島村、熊谷県となる。 |
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・弥平、武平ら、奥州視察。 ・庄内藩士17名が養蚕実習のために弥平・武平宅で70日間宿泊研修。 |
1874 | 明治7 | ||
・田島定邦、「蚕桑余事」を著す。 | 1875 | 明治8 | 前島に木造三階建ての島村学校校舎新築。 | |
1876 | 明治9 | ・田島善平、自由党に入る ・島村、再び群馬県となる。 |
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1877 | 明治10 | ・島村郵便局開設 ・栗原茂平、田島儀七、金井保ら3人、横浜で米人宣教師バラの説教を聞く。 |
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島村勧業会社東京出張所を東京日吉町に設置 | 1878 | 明治11 | ||
・田島善平、弥三郎、弥平、イタリアで蚕種を直接販売(第1回)。 ・弥平、「続養蚕新論」出版 ・弥平、宮中御親蚕(第4回) |
1879 | 明治12 | ||
・田島弥三郎、武平、イタリアで蚕種を直接販売(第2回)。 | 1880 | 明治13 | ||
・田島啓太郎、イタリアで蚕種を直接販売(第3回)。 | 1881 | 明治14 | 板垣退助 村で政治講演会を開く | |
・直輸出中止 ・養蚕輸出不況 ・勧業会社解散 ・養蚕家40戸減少 ・田島啓太郎、イタリアに留まり蚕種を直販(第4回)。帰朝に際し7台の顕微鏡を購入。 |
1882 | 明治15 | 前河原村、島村に合併 | |
・養蚕家250余名から30〜40名に減少 | 1883 | 明治16 | 高崎線開通(上野〜新町間) | |
・蚕種の輸出、途絶。島村蚕種は国内向けに転向。 ・田島武平ら札幌周辺での蚕種製造を目的に蚕桑興北社を設立 |
1884 | 明治17 | 高崎線開通 | |
・田島定邦、「蚕事分業論」を著す | 1885 | 明治18 | 洪水発生 | |
1886 | 明治19 | キリスト教伝道始まる。 | ||
・田島善平ら、養蚕・製種法改良を目的に東洋蚕種改良会社を設立 ・蚕種輸出不況のため。島村勧業会社解散 |
1887 | 明治20 | ・田島善平、自宅にキリスト教メソジスト派の講義所を設ける。 | |
・パリ万国博覧会へ繭出品 ・田島定邦、「養蚕真宝」を著す ・田島棟平、「蚕業の真理」を著す |
1888 | 明治21 | ||
1889 | 明治22 | 伊勢崎銘仙業盛んになる。 舟運業衰える。 |
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第3回内国勧業博覧会へ繭出品 | 1890 | 明治23 | 洪水発生 | |
田島弥平、緑綬褒章授与される | 1892 | 明治25 | ||
シカゴ博覧会へ繭出品 | 1893 | 明治26 | ||
1894 | 明治27 | 洪水発生 | ||
・田島悌次、友禅染を始める。関東で最初。 | 1895 | 明治28 | ||
1896 | 明治29 | 洪水発生 | ||
1897 | 明治30 | ・島村沿革碑建立 ・新野に教会堂が新築落成 |
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田島弥平没、76歳 | 1898 | 明治31 | ||
・栗原勘三、佐波蚕種業組合を組織し、組合長となる | 1902 | 明治35 | ||
1906 | 明治39 | 日本鉄道(後の両毛線・小山 - 前橋) | ||
1907 | 明治40 | 洪水発生 | 金井之恭、逝去。 | |
1908 | 明治41 | 長さ300m、高さ3mのレンガ塀を前島の北西に建造。 | ||
1909 | 明治42 | 両毛線(小山−高崎) | ||
1910 | 明治43 | 利根川大洪水。 空前の大被害。 前島の被害特に甚大。 レンガ塀壊れる。 |
東武伊勢崎線全通 |
蚕種の歴史 | 西暦 | 和暦 | 利根川との闘い | 他の歴史 |
1915 | 大正4 | 利根川大改修工事のため西島、前河原の2地区移転。 | 小学校を新地に移転。諏訪神社は北向に移転。 | |
1919 | 大正8 | 利根川、築堤工事完成。 |
蚕種の歴史 | 西暦 | 和暦 | 利根川との闘い | 他の歴史 |
1931 | 昭和6 | ・山本五十六 田島武平宅へ来訪。 ・澁澤栄一没、91歳 |
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1935 | 昭和10 | 洪水発生 | ||
島村勧業合名会社設立 | 1936 | 昭和11 | ・前河原沿革碑建立 | |
1938 | 昭和13 | 洪水発生 | ||
島村蚕種共同施設組合結成。初代組合長、関口嘉衛門。県内外へ蚕種販売。 | 1941 | 昭和16 | 洪水発生 | 太平洋戦争勃発 |
製糸業者、蚕種業社が大同団結して群馬県是蚕種協同組合を設立し、島村蚕種製造所等を設置 | 1947 | 昭和22 | 大洪水 | カスリーン台風、関東地方に大被害。諸河川大洪水。。 |
島村蚕種共同組合が独立 | 1948 | 昭和23 | 島小、北部分校開校(昭和45年廃校) | |
1949 | 昭和24 | 大洪水 | キティ台風、関東地方に大被害。 | |
1950 | 昭和25 | 洪水発生 | ||
1951 | 昭和26 | レンガ塀をダイナマイトで爆破。 | ||
田島弥太郎、橋本晴夫両博士学士院賞受賞 | 1954 | 昭和29 | ||
1955 | 昭和30 | 境町・采女村・剛志村・島村が合併し、境町が発足。 | ||
1958 | 昭和33 | 洪水発生 | ||
1959 | 昭和34 | 洪水発生 | ||
1966 | 昭和41 | 台風26号により被害多し。 | ||
1974 | 昭和49 | 洪水発生 | ||
島村蚕種株式会社に改組 | 1980 | 昭和55 | ||
1981 | 昭和56 | 洪水発生 | ||
1982 | 昭和57 | 洪水発生 | ||
島村蚕種組合解散。島村の蚕種業終わる。 | 1988 | 昭和63 | 島村蚕種組合跡地約1haに団地造成。 |
蚕種の歴史 | 西暦 | 和暦 | 利根川との闘い | 他の歴史 |
1998 | 平成10 | 洪水発生 | ||
島村とイタリア蚕種交流記念事業が開催される | 2001 | 平成13 | ||
田島弥太郎農学博士が境町名誉町民となる | 2002 | 平成14 | ||
2005 | 平成17 | 境町が伊勢崎市・赤堀町・東村と合併し、伊勢崎市が発足。 | ||
2010 | 平成22 | シルクカントリーin伊勢崎 会場:境島小学校 →詳しくはこちら |
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・世界遺産条約関係省庁連絡会議が、2014年の世界遺産登録を目指して、「富岡製糸場と絹産業遺産群」をユネスコへ推薦することを決定。 (H24/8/23) ・「田島弥平旧宅」が国史跡に指定 (H24/9/19日官報告示) |
2012 | 平成24 |
シルクカントリーin伊勢崎 | 日時:平成22年3月13日(土)10:00〜16:00 ■絹の国俳句ラリー&トーク:加賀美幸子さん(会場:境島小学校) ■桑摘み唄:伊勢崎境剛志民謡保存会(会場:境島小学校) ■親子で歩こう!島村町並解説会:案内が「ぐんま島村蚕種の会」(島村の街歩き) ■目で見る島村の歩み写真展(会場:境島小学校) ■島村歴史資料展(会場:境島村新地集落センター) 日時:平成22年3月14日(日)13:30〜16:30 会場:境島小学校 基調講演:「蚕種直輸出と島村の国際性」 丑木幸男氏(別府大学文学部教授) パネルディスカッション:「世界を駆けた蚕の村と伊勢崎の未来」 |
【雑誌】 季刊「上州の風」Vol.4 |
発行:上毛新聞社、発行日:2000年9月30日 P44〜P63、島小の11年(1952〜1963) 島村小学校「教育運動」再考 斉藤喜博の挑戦など |
【冊子】 国際シンポジウム シルクカントリー群馬2010 シルクカントリーin伊勢崎 |
発行:群馬県企画部世界遺産推進課 発行日:2010年3月 A4版全103ページ |
【冊子】 伊勢崎市境島村は、どんなところ? |
発行:ぐんま島村蚕種の会 ぐんま地域文化第28号、平成19年4月発行 伊勢崎市境島村地域特集から抜粋 |
【冊子】 境島村には、どのような歴史があるの? |
発行:ぐんま島村蚕種の会 島村郷土史年表 2005年(平成17年)9月 境島村公民館 |
【論文】 養蚕建築における居住環境調査報告 |
足利工業大学 三田村輝章 2009年6月6日 |
【パンフレット】 田島弥平旧宅 |
作成:伊勢崎市教育委員会ぐんま島村蚕種の会 A4カラー表裏(3つ折り) 【問い合わせ】伊勢崎市教育委員会文化財保護課:0270-63-3636 |
【パンフレット】 養蚕農家群が残る 島村 |
作成:ぐんま島村蚕種の会 A4カラー表裏 【問い合わせ】伊勢崎市境島村公民館:0270-74-9345(9:00〜17:00) |
【パンフレット】 ようこそ島村へ |
作成:群馬県伊勢崎市行政県税事務所 監修:ぐんま島村蚕種の会、境島村公民館 協力:伊勢崎市、伊勢崎市教育委員会 A3カラー表裏、4つ折り(A4相当で4ページ) 【問い合わせ】伊勢崎市境島村公民館:0270-74-9345(9:00〜17:00) |
明治初期における日伊蚕種交流とその後の絆-イタリア蚕種商人マッツオッキと島村・田島一族との交流を中心に- |
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明治初期における 日伊蚕種交流とその後の絆 -イタリア蚕種商人マッツオッキと島村・田島一族との交流を中心に- 著者・発行者:町田 睦 発行日:2022年(R4年)12月15日 発行:ぐんま島村蚕種の会 全51ページ サイズ:A4 白黒 (内側の表裏表紙のみカラー) |
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「日伊蚕種交流とその後の絆」・はじめに、著者紹介 「日伊蚕種交流とその後の絆」・目次 |
宮中ご養蚕の始まり栄一、武平と養蚕婦たちの役割 |
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宮中ご養蚕の始まり 栄一、武平と養蚕婦たちの役割 著 者:田島 信孝 (田島武平家十代目、桑麻館 館長) 発行年月:2022年(R4年)10月 発行者:ぐんま島村蚕種の会 全84ページ サイズ:A4 カラー |
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「宮中ご養蚕の始まり」・目次 「宮中ご養蚕の始まり」・はじめに 「宮中ご養蚕の始まり」挿入図の一部 「宮中ご養蚕の始まり」挿入図の一部 |
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蚕種の里・境島村と渋沢栄一翁との関係 |
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蚕種の里・境島村と渋沢栄一翁との関係 初版:2019年(R元年)11月 増刷:2020年(R2年)11月 増刷:2021年(R3年)12月 発行者:ぐんま島村蚕種の会 全95ページ サイズ:A5 |
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「蚕種の里・境島村と渋沢栄一翁との関係」・はじめに 「蚕種の里・境島村と渋沢栄一翁との関係」・目次 |
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上記目次「二.金井烏州先生碑」の石碑の画像はこちらでもご覧になれます。 |
境島村関係資料 第6号 養蚕新論・田島弥平 (明治農書全集第9巻抜粋) |
平成24年2月発行 発行:ぐんま島村蚕種の会 |
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「気節凌霜道はるかなり」 −庄内武士の歩んだ糸の道− |
初版:2007年(H19年)9月10日 著者:岡田幸夫 発行者:佐藤 聡 発行所:郁朋社(いくぼうしゃ) 全197ページ サイズ:A5 定価:1,200円+税 |
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目で見る島村の歩み −後世に伝えたい今昔風景− |
発行:伊勢崎市境島村 写真誌刊行委員会 発行日:2007(平成19)年 明治から平成までの全420枚の写真。モノクロ。A4版。頒価2,000円。 |
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世界へはばたけ 「富岡製糸場」 〜まゆみとココのふしぎな旅〜 表表紙 裏表紙 |
初版第4刷:2012年(H24年)2月2日 編集:富岡製糸場世界遺産伝道師協会 発行:上毛新聞社事業局出版部 全143ページ サイズ:A5 定価:800円+税 |
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「日本のシルクロード」 富岡製糸場と絹遺産産業群 |
著者:佐滝剛弘(さたきよしひろ) 発行者:早川準一 発行所:中央公論新社 全238ページ サイズ:B6変形 定価:780円+税 |
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「蚕にみる明治維新・渋沢栄一と養蚕教師」 |
著者:鈴木芳行 発行者:前田求恭 発行所:吉川弘文館 全208ページ サイズ:A5 定価:1,800円+税 |
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【日記】 「宮中養蚕日記」 ※高良 留美子さんは著者・田島民のご子孫。 2010年6月に、高良さんの講演会が島村公民館で開催されました。 |
著者:田島民 編集:高良 留美子 発行: ドメス出版 全222ページ サイズ:B6 定価:2,500円+税 |
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【小説】 「修羅の川」 内容(「MARC」データベースより) あらすじ・・・幕末から明治にかけて、尊王攘夷運動から開国に向かう横浜を舞台に、上州の養蚕家に生まれた女性の波乱の人生を描く。前途の希望と、足元の瓦解。古き家の血脈と、新しき国家の胎動。明暗が混沌とするなか、瑠璃は生きる…。 著者の関口芙沙恵(ふさえ)さんは島村出身。 |
初版:2003年11月 著者:関口芙沙恵 発行:光文社, 全428ページ サイズ:四六判 高さ20cm 定価:1,900円+税 |
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【小説】 ジュニア・ノンフィクション 「上州島村シルクロード−蚕種づくりの人びと−」 |
初版:2009年7月1日 著者:橋本由子 発行:(株)銀の鈴社 全212ページ 定価:1,200円+税 |
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出発点 大江健三郎同時代論集1 「未来につながる教室−群馬県島小学校」 |
大江健三郎 1962年 |