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前立腺がんとの付き合い

 当記事は、前立腺がんの検診から精密検査、生検、手術、および手術後の経緯について記録したものです。
1.前立腺がん検診履歴2.精密検査3.生検4.生検結果とその後の検査
5.手術・入院|6.手術後の経過|7.術後心配される病気
※当ページ内の図はイメージで、正確である保証はしていません。
更新日:2024/2/20

1.前立腺がん検診履歴

掲載日:2024/1/31

PSA検査

(1)PSA(前立腺特異抗原、Prostate Specific Antigen)

 PSAは前立腺で作られるタンパク質で、がんや炎症、圧迫、外傷、肥大症などにより前立腺組織が壊れると、PSAが血液中に漏れ出し、増加します。PSA値は採血で測定し、前立腺がんの腫瘍マーカーとして用いられています。
 PSAの基準値一般的には0~4ng/mLとされていますが、年齢によって基準値を下げる場合もあり、伊勢崎市の健康診断資料によれば、下表のように定められています。
年齢 PSA基準値
50~64歳 3.09ng/mL以下
65~69歳 3.59ng/mL以下
70歳以上 4.09ng/mL以下
※ng : ナノグラム( 1ng=0.000000001g、1g=1,000,000,000ng )

(2)PSA値と前立腺がんとの関連

伊勢崎市民病院の「前立腺システム生検」の資料によれば、 PSAとがん罹患率の関係は下記の通りです。
  •  4~10ng/mL・・・約20~30%
  • 10~20ng/mL・・・約30~50%
  • 50~100ng/mL・・・約95%以上

(3)伊勢崎市の検診資料による前立腺がん発見率

  • 平成30年度 伊勢崎市前立腺がん検診受診者数(50~84歳)=10,313人
  • 全受診者のうち、要精密検査者数=884人(全受診者の8.6%)
  • 要精密検査者のうち、精密検査受診者数=258人(要精密検査者数の29.2%)
  • 精密検査受診者のうち、がんが発見された人=29人(精密検査受診者の11.2%)
 ※要精密検査者とは、PSAが基準値を超えた人です。

以下は仮定です。
 要精密検査者884人が全員精密検査を受診したとすると、884人×11.2%=99人が前立腺がんを罹患
 全受診者10,313人に対する前立腺がん罹患率は・・・99人/10,313人=0.96%(約1%)
以上のことから、

全受診者に対して、100人に1人が前立腺がんを罹患

していることになり、私の場合、その100人に1人に該当してしまった次第です。

 下表に、私の過去の伊勢崎市がん検診によるPSA値の履歴を示します。H17年からH29年までは2.0以下で上下し、H30年とR3年に一挙に上がり、R4年には4.02と、ギリギリ基準値内でした。この傾向では昨年(R5年)の検診は基準を超えるかも知れないと、不安な気持ちで受診しましたが、案の定、基準値を超えて要精密検査の診断結果を受け取りました。
 その後、精密検査から生検、手術と続くことになりましたが、それらは次項以降で紹介します。(2024/1/31 記)

採血日 年齢 PSA 採血日 年齢 PSA 採血日 年齢 PSA
H17(2005)7/7 56 1.13 H25(2013)8/21 64 1.32 R2(2020)10/16 71 2.47
H18(2006)5/22 57 1.15 H26(2014)8/21 65 1.17 R3(2021)11/29 72 3.67
H19(2007)5/18 58 1.10 H27(2015)8/20 66 1.33 R4(2022)9/20 73 4.02
H20(2008)8/1 59 1.12 H28(2016)11/7 67 1.54 R5(2023)8/7 74 4.44
H21(2009)8/3 60 1.16 H29(2017)8/29 68 1.84 R5(2023)8/29 74 4.75
H22(2010)7/23 61 1.01 H30(2018)8/28 69 2.48
H23(2011)7/22 62 1.12 R1(2019)9/6 70 2.79
H24(2012)7/18 63 1.40 R1(2019)11/22 70 2.75


年齢とPSAの推移
【参考】
前立腺がんについて(国立がん研究センター)

2.精密検査(生検まで)

掲載日:2024/2/7 ▲ページTopへ
 2024年8月7日に受けた伊勢崎市がん検診PSA値が基準値を超え、要精密検査の診断結果を受け取りましたが、一緒に受け取った資料に「精密検査実施医療機関」として、市内の泌尿器専門クリニック一院と伊勢崎市民病院が紹介されていました。がんと診断されて手術になる場合を想定し、伊勢崎市民病院に決め、以下順次精密検査を受けることになりました。(2024/2/7 記)

2023/8/29(火)

  • 血液検査
  • 尿検査(尿沈渣(フローサイトメトリー法))
  • 泌尿器科診察
  • 残尿検査
※実はこの日の昼頃から発熱があって、午後に地元の石井病院の発熱外来を受診したところ、新型コロナにかかっていることが判明。8月26日夕方に地元高齢者施設で開催された夏祭りで感染したようです(→記事)。市民病院の受診関係者に感染させていなければいいのですが・・・。

2023/9/22(金) PSAに加えて、新たな腫瘍マーカー PHi を検査

  • 経直腸前立腺エコー検査
    (超音波を発する器具(プローブ)を肛門から挿入して、前立腺の大きさや形を調べる)

     【検査を受けた時の様子】
     検査は何人かまとめて行うようで、私が受けた時には、検査を受ける人が私の前後に4人ほどいました。自分の順番の少し前になると、下半身の着衣を脱ぎ、尻側が開いている紙パンツを履いて待ちました。
     検査室に入ると、床屋さんのような椅子に座り、その椅子が後ろに傾いて、尻が検査者に向く姿勢になり、検査スタッフと自分との間にカーテンが下ろされました。
     過去に大腸がんと痔の手術を受け、大腸内視鏡検査は何度も受けているので、尻が医療者に剥き出されるのは慣れました。慣れたと言うより、自分の病気を治してもらいたい気持ちが優先しているので、恥ずかしさは引っ込みます
     検査では超音波を発する器具(プローブ)を肛門に挿入されますが、痛みは少なく、異物が挿入された違和感にムズムズしているうちに検査は終了しました。その間、5分程度だったでしょうか?
     大腸内視鏡検査時のように、事前に下剤などで直腸内を綺麗にする必要がなかったので、プローブが汚れてしまうのではと気を使いましたが、確立された流れなので大丈夫のようです。肛門から直腸までの区間には便は余り溜まっていないのでしょうか。前夜から下剤などを飲み続けて大腸を綺麗にする処置は結構負担なので、これを省略できるだけでも気持ちが楽でした。
     経直腸前立腺エコー検査を終えると、すぐに次の検査「前立腺触診」に移りました。
     ※上図と下図は体験に基づいて描いた検査時のイメージで、正確である保証はしていません。
  • 直腸・前立腺触診
    前立腺側の直腸壁を指診して、硬化、ゴツゴツ感、表面の凸凹、肥大化、圧痛などを確認

     経直腸前立腺エコー検査を終えると、その場所ですぐに直腸・前立腺の触診が行われました。医師が指を肛門から挿入し、直腸内から前立腺の硬さやシコリ、肥大化などの異常所見があるかを確認します。その時間は「あれ?もう終わった?」と思う短さで、10秒程度だったでしょうか。
     右図は検査時のイメージ図です。前立腺は肛門から指が届く距離にあるようです。今回の前立腺がん罹患で、臓器のことを色々と勉強しました。
     右図に示すように、膀胱に溜まった尿は尿道を通って陰茎から排出されますが、膀胱出口に接している前立腺が排尿コントロールに大きな役割(膀胱出口の水門のような役割)を担っているので、前立腺全摘手術を受けると、術後の排尿制御が課題になります。現在術後16日目ですが、骨盤底筋体操に取り組んで、奮闘中です。
  • 泌尿器科診察
  • 8月29日の血液検査結果
    • total PSA = 4.75 > 4.09 ng/mL ・・・ OUT
    • free PSA = 0.73
    • [-2]proPSA = 13.19
    • PHi = 39.4 > 27.2 ng/mL ・・・ OUT
       PHi(Prostate Health index) は total PSA(通常のPSA)よりも、より高い確率で前立腺がんを検出できるとされている前立腺がん腫瘍マーカーで、下式で求められます。

      PHi = [-2]proPSA / free PSA×√total PSA

       一般的に、PHiが27.2以上の場合、MRIの結果と合わせて生検の要否を判断。生検は標準的な部位のほか、MRIで異常所見があれば、その部位の組織も採取。
    私の場合、total PSAだけでなく、PHi も基準値を超えていたことから、生検実施の診断が下されました。

2023/10/18(水)

  • 血液検査
  • 尿検査(尿沈渣(フローサイトメトリー法))
  • 胸部レントゲン撮影
  • 泌尿器科診察 (生検前の説明)
  • 入退院支援センターでの説明

2023/11/2(木)

  • コロナウイルス スクリーニング
  • 血液検査
  • MRI 撮影
  • 麻酔科問診
  • 泌尿器科診察

3.生検

前立腺生検は前立腺がんの存在を確定診断できる唯一の方法
※当ページ内の図はイメージで、正確である保証はしていません。
掲載日:2024/2/13 ▲ページTopへ
 前項「2.精密検査(生検まで)」の9月22日の診察で、生検を受ける診断が下されました。診断後も血液検査、尿検査、胸部レントゲン、MRI 撮影、コロナウイルススクリーニング等の検査を受けて、生検に臨みました。
 生検は一泊入院の初日に実施し、2日目の朝、残尿検査やほかの異常がなかったので午前10時には退院できました。採取した前立腺内の組織は病理専門医が見て、結果は2週間後の外来診察で伝えられます。以下、生検の様子です。(2024/2/13 記)

【病名】 前立腺癌の疑い
【検査の内容】 前立腺システム生検

2023/11/6(月) 入院日

時間 処 置 内 容
8:20 入院受付へ到着。順番カード(3番目)を受け取り待機。
8:30 受付開始
8:40 病棟(8A)へ。担当看護師待ち。
9:30~ 担当看護師へ入院関連書類(入院申込書(誓約書)、入院時問診票)提出。
入院時に持参すべき物品の確認。物品によっては看護師に預ける。病院側からの書類説明。
バイタル(BP=134/59、Ox=98%)
病室の準備待ち。
10:20 病室へ入る。4人部屋の窓側。
11:40 点滴開始(ソルアセトF輸液:水分や電解質補給)。
入院当日の朝食は禁食。

血栓防止の靴下を履く。超キツい。
15:00 病室でパンツ一丁になって手術着を着用。病棟看護師に案内されて手術室へ移動
予定は14:00だったが1時間延びた。手術室看護師へ引き継がれて手術室へ。
15:10~ 以下、前立腺システム生検の様子です。

前立腺針生検

  • 手術着を脱ぎ、パンツ一丁で手術台に乗る
  • 背中を丸めて腰に針を刺して下半身の麻酔注射
     看護師が「失礼しますっ!」と言ってパンツも脱がし、手術台で全裸に。「おっと~!」と驚くものの、あっと言う間のことで、見栄も恥ずかしさも出番がありません。もっとも、患部が前立腺なので、肛門周りが丸出しになるのは当然のことで、仕方ありません。
     その後、両腿・両脚を広げるように促されて、肛門周りを露出。これも手術スタッフが検査部位を良く見えるようにするためなので、「恥ずかしい」などと言っていられません。広げた腿・脚は支え板によりかけられるので、姿勢が苦痛ではありません。
     体勢が落ち着いたところで、お腹に白いバスタオル(入院時に持参)をかけてくれ、胸の上にカーテンがかけられ、顔と下腹部が仕切られます。手術スタッフと目線を合わせずに済むような配慮でしょうか。
  • 患部の消毒3回。
  • 点滴(手術中。セファゾリンNa点滴静注用:抗生物質。病原菌の増殖を抑え、感染による炎症等の症状を治療・予防)
  • 生検開始
     肛門から超音波器具を挿入し、超音波で前立腺を確認しながら生検針を刺し、前立腺組織を採取。生検針は会陰部(肛門と陰嚢の間)の皮膚に刺しましたが(経会陰的生検)、肛門内に超音波器具と一緒に刺す術法(経直腸的生検)もあるようです。
     麻酔が効いているせいか、器具の挿入時と針を刺された時に強い痛みは感じませんでした。
     ただ、採取時には「バキッ!」と、驚くほど大きな音が聞こえ、「組織を採るだけなのに・・・」と思いながらもじっと我慢。体内から響くので余計に大きく感じるのかも知れません。
  • 組織は標準12か所ですが、私の場合は事前のMRI 検査で怪しいところがあったので2か所追加され、全14か所から採取しました。

 右図は、針生検時の体勢です。
 図には示していませんが、胸の位置にカーテンがかけられ、生検中に手術スタッフと目が合うことはありません。まさに「まな板の鯉」状態で、「どうぞよろしくお願いします」の心境でお任せするしかありません。
 おチンチンとタマタマは検査の邪魔になるので、「ちょっと失礼しますね」と、付け根を紐で軽く縛り、お腹側に引っ張って貼り付けられました。検査者からすれば検査に邪魔な”物体”なので、しばらく退避です。
 ※当ページ内の図はイメージで、正確である保証はしていません。
15:40 検査完了
 検査終了後、「予想より早く終わりました」と手術室看護師さんに話しかけると、「組織を採取している時間は約7分間でした。」と教えてくれました。ベッドでの準備や麻酔注射、器具の準備等が7~8割要したことになります。どの世界でも「段取り9割」のようです。
 術後のBP = 134/78
 病棟看護師さん二人が手術室まで迎えに来てくれ、私を乗せたベッドを病室へ移動。
 腰回りは麻酔が効いて感覚がなく、膝下と上半身は感覚あり。背中には白いバスタオル(入院時に持参すべき二つの白いバスタオルのうちの一つ)が敷かれ、股には紙オムツ(入院時の持参品目)を履き、おチンチンには尿道カテーテルが挿入され、腕には点滴2本の注射針が刺さっています。
16:00 病室へ移動して安静に。
点滴追加(アクメインD輸液500mL 2袋:水分や栄養分、電解質補給)
BP = 158/76
17:00 水分補給の許可が出る。水とお茶を飲む。
19:30  麻酔が切れて、尿道カテーテル挿入部が痛い。看護師に伝えたところ、痛み止めを一錠出してもらえる。ほぼ全ての患者が服用しているとのこと。
 尿道カテーテルとそれに繋がった尿タンク、点滴のチューブで拘束されて、身動きに制約があり、注意しながら横向き姿勢をとって、背中の痛みを抑える。
22:00 1本目の点滴終了
23:30 左足がむくんで来たので、左脚の血栓防止靴下を脱ぐ。

2023/11/7(火) 退院日

時間 処 置 内 容
未明 2本目の点滴終了。腕が解放されて楽になる。
6:00 尿道カテーテルが外され、右足の血栓防止靴下を脱ぐ。全て外されて解放感に浸る♪
バイタル(BP=132/76、Ox=96%、T=36.3度)
看護師からこの後の流れの説明を受ける。
・水を500cc以上飲む。
・排尿できるかを確認する。
・残尿量がOKならば退院許可が下りる。
7:10 排尿を試みるが、少し出した時点で激痛が走り、続行を断念。
7:50  朝食(常食)が出る。
 前日の入院日は一日中禁食だったので、お腹が空いていて完食。
 入院経験者に聞くと、「病院食は美味しくない」と言う人が多いですが、私はいつも”美味しい”。美味しくないと言う人の多くは味が薄い(醤油や塩成分が控え目)ためのようですが、私は薄味好みで、濃い味が苦手なためかも知れません。
 問題は量が少ないことですが、必要カロリーを計算した量なので、この量で我慢。
9:10 再度排尿を試み血尿が出て、痛みで途中断念。
9:15 下腹部に残尿検査用エコーを当ててチェックした結果OKとなり、退院許可が下りる。
会計計算待ち。
10:00 退院
自宅で排尿するが血尿が出て痛い。夜にはシャワーを浴びる。

2023/11/8(水) 生検後2日目

血尿が薄くなる。

2023/11/9(木) 生検後3日目

血尿ほとんどなし。
排尿時の痛みほぼ消える。

4.生検結果とその後の検査

掲載日:2024/2/20 ▲ページTopへ

2023/11/20(月) 生検結果とリンパ腺への転移検査

時間 処 置 内 容
14:30 尿検査(尿沈渣:フローサイトメトリー法)
15:30 外来診察(生検結果と今後の流れの説明を聞く)
生検で採取した組織数 = 14 (標準12か所+MRI検査で怪しかった場所2か所)
がん陽性コア数 = 6/14 (14か所の組織のうち、6か所にがん細胞があった)
グリソンスコア = 4 + 4 = 8
T分類 = T2b (前立腺がんが前立腺内に留まり、その量が片葉の1/2超)
 手術内容は上記の結果と、この後行う下腹部CT造影検査(リンパ腺線への転移確認)とRI 検査(骨シンチグラフィ検査)の結果から判断して決定する。

グリソンスコア

 グリソンスコアは前立腺がんの悪性度を表す指標で、生検で採取した細胞を5段階に分類し、スコアで表示する。数字が大きいほど悪性度が高い
1:正常細胞に最も近い高分化型の癌細胞
5:悪性度が最も高い低分化型の癌細胞
 細胞の状態は、薄くスライスした癌組織を病理医が顕微鏡で調べる。スコアの表示は最も多い細胞のランク値と、2番目に多い細胞のランク値を合計し、 4 + 3 = 7 のように表示する。
 実際は生検で2以下の癌細胞は見つかることがないため、最小値は 3 + 3 = 6 、最大値は 5 + 5 = 10 となり、6以下が低リスク群、7が中リスク群、8以上が高リスク群とみなされる。

 私の場合、グリソンスコア = 8 だったので、高リスク群の範囲でした。
16:00 下腹部CT造影検査(造影剤を使用するのは病気の存在や性質をより正確に診断するため)。
リンパ腺への転移確認のために行う。
【サイトトップページのコラム】
 (11月21日)
 今日は晴れ、日中予想最高気温は16.3度、日中最大風速は1m/s。日の出6時26分、日の入り16時32分。
 昨日はあれこれありました。午前、かかりつけの眼科医で受診し、「緑内障が悪化しているので手術しましょう」と言うことで、紹介状を預かって後日群大病院で手術することに。緑内障なので元々視野は狭くなっていましたが、今夏、コロナに感染して3週間の高熱が続いた時、更に狭くなり、昨日の視野検査で案の定NG。緑内障の手術は悪化を遅らせる(眼圧を下げる)ためで、狭くなった視野は手術しても回復しないとのこと。
 午後は、先日、一泊入院で受けた前立腺がんの生検の結果を聞くために市民病院へ。今年の8月に受けた市のがん検診でPSAが範囲を超え、その後、尿検査、血液検査、心電図、エコー検査、触診検査、MRI撮影、生検と一連の診療を受け、これまでは”がん疑い”の検査でしたが、昨日はその結果の診断。
 ・・・で、その結果、残念ながら、がんと判明。昨日は説明の後、骨とリンパ腺への転移を確認するためにまずCT検査。今週末には「骨シンチ検査」。その結果によって、今後の診療が決まるよう。
 70歳代の男性の前立腺がん罹患率は5人に1人とのこと。私の友人・知人らの中にも7人いて、このうち区長仲間が3人。全員70歳代、80歳代ですが、6人は皆さん普通に生活しています。個人差はあるでしょうが、私の場合も何とかなるでしょう。

 (11月22日)
 今日は晴れ、日中予想最高気温は19.9度、日中最大風速は1m/s。風弱くポカポカ陽気になるよう。日の出6時27分、日の入り16時32分。
 北朝鮮が昨夜10時42分、事前通告を無視してロケットを発射。北は「人工衛星」と称しているものの、実態はアメリカを意識したICBM(大陸間弾道弾ミサイル)実験なのでしょう。今回、ロシアの技術支援もあったようで、米ロ対立が続く昨今、きな臭い感じが不安感を誘います。奇襲とも言える今回の打ち上げですが、戦争が始まれば全て奇襲。戦略は全て高度に秘密事項です。
 前立腺がんの続き。今回、市のがん検診でPSA値が範囲を超えたことから様々な検査を経てがんと診断され、今後の診療が始まりますが、もし今年、面倒臭がって検診を受けなかったらどうなったのでしょう。群馬県のがん検診受診率は、胃と大腸、肺に関して約半数(→群馬県ウェブ)ですが、男性固有の前立腺がん検診受診率はデータが見つかりません。血液検査のPSA値で見つける前立腺がん。自覚症状はなく、夜中にトイレに行く回数が増えても「歳をとれば頻尿になるさ」と無視する人も多いです。PSAは前立腺肥大や前立腺炎でも高くなるようです。気になる人は受診した方が良さそうです。

2023/11/24(金) 骨への転移検査

時間 処 置 内 容
8:30 RI 検査(骨シンチグラフィ検査)のための薬(放射性医薬品)を静脈注射。骨への転移確認のため。

RI検査(核医学検査)


 RI検査はRI(アールアイ:ラジオアイソトープ。Radio Isotope。放射性同位元素)を用いた「放射性医薬品」を静脈に注射し、疾患の診断を行う検査です。
 体内に投与された放射性医薬品は、特定の組織や臓器に集まりやすい性質があり、RIから放出される微量な放射線を専用カメラで撮影することにより、細胞の機能や代謝情報を画像化・数値化することができ、腫瘍の良悪性・病期決定の判定などに用いることができます。
 今回は、前立腺の中に見つかった癌が、骨に転移しているかを判断するために行いました。
一旦
帰宅
 8:30に注射した「放射性医薬品」が骨に十分集まるまで時間を要するので、一旦帰宅。この待ち時間に、水分を多めに取っておき、検査直前に排尿する。
12:00

RI 検査


 検査装置は、ドーナツ状の大きな輪の中をベッドが水平に移動する装置で、MRI撮影機によく似ていました。実際の検査時間は30分程度だったように思います。

※右図はイメージ図で、正確である保証はしていません。
13:00 泌尿器科診察
13:30 入院説明
【サイトトップページのコラム】
 (11月24日)
 今日は晴れ、日中予想最高気温は24.1度、日中最大風速は6m/s。日の出6時29分、日の入り16時31分。
 今日は朝一で市民病院へ。前立腺がんが骨に転移しているかを診断するためにRI(核医学)検査(骨シンチ検査)を受診。最初にRI(Radio Isotope:放射性同位元素)を用いた「放射性医薬品」を体内に注入。この薬は特定の臓器や組織(がん化している部位)に集まる傾向があるので、これを画像化して良悪性を診断。薬液注入後、骨全体に行き渡るまで3~4時間かかるので、画像撮影は3時間半後の予約。病院で待つには長過ぎるので、一旦帰宅してやぶ用を済ませ、昼前に病院へ戻り画像撮影。所要時間は30分程度。
 先日のCT検査はリンパ腺への転移確認、今日のRI検査は骨への転移確認。そしてその結果は・・・、転移なし。めでたしめでたし。肺に少し問題があるものの、それは群大病院で確認済で経過観察。
 前立腺がんの治療選択肢はいくつかありますが、前立腺摘出手術に決定。・・・とその前に、群大病院への紹介状を預かっている緑内障の手術を済ませることに。前立腺がん手術はダビンチを利用し、頭を下げて上向きに寝る姿勢を4時間保つので、眼圧が問題の緑内障対策は重要です。あれこれ通院や入院が続きます。

2024/1/10(水) 前立腺がん手術前の諸検査

時間 処 置 内 容
13:00 入退院支援センター
13:25 採血
尿検査(尿沈渣:フローサイトメトリー法)
13:40 胸部レントゲン撮影
13:50 MRI 撮影 (脳血管)
14:20 MRSA感染検査(綿棒のようなもので鼻腔内の粘液を採取。採取時に鼻の奥が少し痛い。)
【MRSA】
Methicillin-Resistant Staphylococcus Aureus:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。
14:30 心電図
15:30 心エコー(74歳にして初体験。腹部エコーなどと同様の検査でした。)
17:05 泌尿器科診察
17:35 同意書受領
17:40 薬剤科で服用・点眼中の薬について、入院中の対処の説明を受ける。
17:50 会計
【サイトトップページのコラム】
  (1月11日)
 今日は昼過ぎまで曇り、のち晴れ。日中予想最高気温は9.4度、日中最大風速は1m/s。日の出6時55分、日の入り16時48分。
 昨日の午後は伊勢崎市民病院で入院前検査血液検査・検尿・肺レントゲン・MRI・MRSA検査・心電図・心エコー。それらの検査結果を待って診察を受け、最後に看護師と薬剤師の説明を聞き、会計を終えて病院を出たのは午後6時。見渡す範囲では私とカミさんのほかは高齢者夫婦一組のみ。群大病院眼科でもほぼ最後になることが多いですが、照明が減らされ、人がいなくなった大病院は寂しいものです。
 この半年間、市民病院では生検前にMRIや心電図、レントゲン、CT、群大病院でも同様にMRIやレントゲン、心電図を検査しているので、どれか省略できないだろうかと一度尋ねたことがありますが、部位や目的が違い、直近状態を把握するためにもその都度の検査が必要のよう。病院が異なれば電子カルテシステムも別でしょうから仕方ないのですが・・・。いつか個人カルテが全て統一され、全医療機関で共有できる日が来るでしょうか
 今日の午前はその群大病院眼科へ。夜には地元社会福祉協議会の新年会があるので、間に合う時間に帰れればいいのですが・・・。

 (1月12日)
 今日は晴れ。日中予想最高気温は15.4度、日中最大風速は午後3時頃に5m/s。日の出6時55分、日の入り16時48分。
 冬なのに暖かな晴天が多くて嬉しいのですが、庭の草木には一雨欲しいところです。地植えはとにかく、鉢植えは冬と言えども結構水を欲しがります。落葉樹の葉っぱが落ち切り、草木が休眠状態のこの時期でも、水仙やタツナミソウは咲き始め、トサミズキやレンギョウ、マンサクは蕾を少し膨らませ、ラン系や多肉系は冬越しの世話が必要で、庭いじりには冬もオフシーズンではありません。そんな日常に癒されてはいるのですが・・・。
 昨夜は地元社協の新年会を終えました。残る2つの行政団体の新年会は入院前であることと入院中であることから欠席。昨夜で今年の新年会は全て終了(のはず?)。どんな日も必ずやって来て、必ず去って行きます。結果の良否はさて置いて、世の中に、片付かないものはありません。
 昨日の緑内障術後の外来診察では眼圧が高くなっていて(21)、強弁膜を縫合している糸を3本切り、マッサージも加えた結果10に低下。来週また経過診察です。

 (1月16日)
 今日は晴れ、日中予想最高気温は4.4度、日中最大風速は夕方頃に9m/s。日の出6時54分、日の入り16時52分。
 今日は朝一で地元区長会議。・・・と、その前に聖苑掃除当番が重なり7時半から掃除開始。いつもなら1時間以上かける掃除を今日は30分で切り上げ。よりによって今冬一番の寒さで、風花が地面を白く覆っていました。明日は打って変わって好天になり、風弱く、気温も12.5度の予報。一日ずれたらよかったのに・・・。
 入院日が迫る中、昨日の午前中から急に左脇腹が痛くなり、原因が思い当たらず不安な一日を過ごしました。深呼吸をしても痛くて、寝ていても痛みは消えません。歩くのも前屈みです。臓器の問題ならば気がかりですが、取りあえず湿布を張って過ごしたところ、明け方には少し和らぎ、昼過ぎには更に和らぎました。病院に相談しようかとも思いましたが、この時点でまた別目的の検査・診察の日程を組まれると、予定している入院・手術スケジュールがリセットされてしまいます。取りあえず様子を見ることに。何でこの時点で?踏んだり蹴ったりです。

2024/1/19(金) コロナウイルススクリーニングと診察

時間 処 置 内 容
12:00 採血
前回の血液検査で、炎症反応(CRP定量)と白血球数が高かったので再検査。
項目 今回の結果 基準値
CRP定量 5.47 0.3以下
 6年前の68歳の時、突然に原因不明で主に上半身の各部位(首、肩、腕、手首など)に激痛が走り、その時に突出した異常値を示したのがCRP定量でした。当初、整形外科に通い、埒が明かなかったため内科に変えたところ、当初の診断は多発性筋痛症、その後関節リウマチと診断され、受診は現在も継続しています。この間の最大値 = 14.6(2018/9/21採取)で、平均値 = 2.21。今回の5.47超えは3回。
白血球数 91 33~86百/μL
 上記基準値は伊勢崎市民病院が示す値で今回の結果は範囲を超えていますが手術は実施。
 参考に、過去に血液検査を受けた他病院の基準値を調べると、下表に示すように様々で、基準値下限の最小値は33、上限の最大値は98です。この表で見る限り、98百/μLまでを基準値とする医療機関もあり、今回の91百/μLはその範囲内です。今後の検査結果を見守ります。
※下記基準値は受診時の数値で、現時点で変更されていないか確認していません。
基準値
(百/μL)
医療機関
45~85 伊勢崎福島病院
33~86 伊勢崎市民病院
35~90 安堀太田町クリニック(検査機関は外部機関と思われます)
40~90 石井病院
38~96 松田医院(検査機関:(株)アルプ)
40~96 群大病院
39~98 群馬ペインクリニック(検査機関:(株)SRL北関東検査センター)
12:10 コロナウイルススクリーニングのため事前に預かった容器に入れた唾液を提出。
13:40 本日の採血結果を受けた診察。CRP定量と白血球数が高いが予定通り手術を実施する
14:25 麻酔科診察(手術前の問診)
14:35 採尿
15:00 会計
【サイトトップページのコラム】
 (1月18日)
 今日は晴れ、昼過ぎに一時くもり。日中予想最高気温は14.3度、日中最大風速は1m/s。日の出6時54分、日の入り16時54分。日長時間がちょうど10時間です。
 今日の午前は群大病院へ。前立腺がん手術入院前の眼圧調整です。房水の流れを促すために、白目と黒目の境界に手術で強膜弁を埋め込みましたが、その弁を縫ってある糸を切ることで房水の流れや眼圧を調整します。
 前立腺がん手術では、手術中(4時間前後)、頭側を25度程度下げて上向きに寝るので、眼圧に対しては悪条件です。ここまで来たら切る抜けるしかありませんが、諸々が上首尾に進んで欲しいです。

 (1月19日)
 今日は晴れ、日中予想最高気温は14.0度、日中最大風速は2m/s。日の出6時53分、日の入り16時55分。
 昨日の群大病院での緑内障診察・・・残念ながら精密眼圧が25。昨日は人工強膜弁を縫ってある糸の切除は行わず、マッサージで対処。結果15に下がりましたが、このマッサージが”痛い!”。
 この後、前立腺がんの手術入院を控えていて、その間受診できないので、自分でマッサージするようにと指導を受けました。5秒を2セット、一日の回数は点眼液使用時に合わせて4回。目尻側の眼球を強く押すので、痛みとの相談です。頑張るべぇ。 



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