鯉沼は上武国道から北関東横断道路・伊勢崎ICへの出入り口のすぐ南西にあります。 訪れた時は沼の水を抜いたためか水位が下がり、ほとんどが干潟のようでした。そのせいか、近所の沼ではたくさん見られたカモが一匹も見当たらず、代わりに白鷺がたくさんいました。干潟で何かエサをついばんでいるのでしょうか。訪れた時には灰色で白鷺より身体も大きなサギに良く似た鳥(多分アオサギ)が4羽、白鷺の近くにいましたが、残念ながらカメラを向けた瞬間に飛び去ってしまいました。 沼は2つの幹線道路の近くなので、走行する車の音がいつも聞こえています。定常的な騒音は鳥たちには気にならないのでしょう。沼には南側に細い車道が、北東側には未舗装の道がありますが一周できそうな様子ではありません。伊勢崎ICのすぐ近くにありますが、上武国道や付近の大きい道路からはアクセスできませんので、訪れる場合には事前に良く場所を確認した方がいいでしょう。(2006/12/2 記) |
|
鯉沼の地図 |
|
沼と赤城山。クレーンは三和工業団地内の建設現場。トラスコ中山を建築中。 クレーンの手前が上武道路(上武国道)。クレーンの後方は北関東横断道。 2006/12/2 |
大型トラックを中心に絶え間なく車が走る上武道路。高架橋と高盛土区間が多く、平面交差が少ない高規格道路です。その分、大型トラック等の通過交通量が多く、近くへ寄ると絶え間なく車の走行音が聞こえて来ます。 鯉沼は上武道路のすぐ南側に接していながら上武道路からは入れず、周辺の大通りからのアクセスも悪いので、訪れる人はほとんどおらず、喧噪を感じながら一人静かな時を過ごしたい場合には穴場的場所です。(2021/10/16 記) |
鯉沼と赤城山 2021/9/19 タップリと水を湛える鯉沼。はるか後方には赤城山。 2021/9/19 鯉沼の西辺に残る島は鳥たちの憩いの場 2019/5/19 |
知る人ぞ知る鯉沼の存在。 上武道路のすぐ南側にありながら、沼の南東側には北関東自動車道・伊勢崎ICランプ部があり、沼北側の側道も、赤城見大橋への盛土区間の側道のため、上武道路からは進入できず、また沼周辺の道路も狭い一車線道路のため、容易には近づけません。 そんな立地のためか、いつ訪れても人や車に会うことは稀でしたが、最近、沼北側の岸辺に沿って休憩所が設置され、以前とは打って変わって明るく開放的になりました。休憩所にはトイレはありませんが、東屋とベンチが設置され、沼を一望できます。 上武道路沿いをサイクリングする人やご近所さんにはいい休憩スポットになるのではないでしょうか。(2017/5/28 記) |
鯉沼に設置された休憩所の位置 |
鯉沼の北辺に設置された休憩所(東側から西方)。右側は上武道路。 2017/5/27 鯉沼の北辺に設置された休憩所(西側から東方)。右側は鯉沼。 2017/5/27 |
|
休憩所の北側から南方(沼方向) 2017/5/27 |
休憩所の西側通路。左:上武道路。右:鯉沼。2017/5/27 |
水を湛える鯉沼(南東角地から西方)。2枚の写真を結合。 2017/5/27 |
|
水を湛える鯉沼(南西角地から北東方向)。 南西角地には越流堰が設けられています。 2017/5/27 |
水を湛える鯉沼(北西角地から南方)。 沼の北辺はアシが茂りビオトープ状です。 2017/5/27 |
鯉沼の干潟(北東堤防から南西方向) 2017/4/27 |
|
南東角地から北西方向 2017/4/27 |
南側堰堤中央付近から北方。後方に赤城山。2017/4/27 |
ため池工事完了後の鯉沼 |
|
南西角地から北方 2016/10/15 |
南西角地から東方 2016/10/15 |
伊勢崎市内に数多く点在するため池。公園として整備されている波志江沼(波志江沼環境ふれあい公園)や華蔵寺沼(華蔵寺公園)、伊与久沼(伊与久沼公園)、弁天池(境公園)など。また幹線道路脇の新沼や、釣り堀として開放されている天野沼など。これらの沼は四季折々にそれぞれの訪問者を得て、存在をアピールしていますが、これらの条件を満たさない他の沼はなかなか人々が集う光景に出合いません。 ここ鯉沼もそんな目立たない沼の一つですが、現在、来年3月20日工期でため池工事が進み、南側堰堤の石積みや水門築造などを施工中です。 工事場所:伊勢崎市三和町地先 工期:平成26年8月29日〜平成27年3月20日 工事会社:株式会社 神澤組 発注機関:群馬県中部農業事務所 |
現地に立つ工事看板 2014/12/21 |
ため池工事が進む鯉沼(北方から東方まで。3枚の写真を結合) 2014/12/21 |
|
南側堰堤 2014/12/21 |
水門工事 2014/12/21 |
上武道路を前橋から熊谷方面へ向かい、北関東自動車道・伊勢崎ICのランプ部に近付くと、右手前方に僅かに顔を覗かせる鯉沼。上武道路がこの地区を貫通している現在は、目の前に見えながらも沼の周囲の道路へ到達するのは、地元道を知る人でないと困難です。そんな秘密めいた場所にある鯉沼で、3本の桜が咲いています。脇の道は昔ながらの未舗装のあぜ道で、ツクシやホトケノザ、ヒメオドリコソウなどの野の花が咲き、上武道路を走行する車の騒音が聞こえなければ、まるで大正、昭和の時代を見るような風景です。(2014/4/8 記) | |
鯉沼の北東の畔で咲く3本桜・満開 2014/4/4 |
|
2014/4/4 |
2014/4/4 |
先月6月29日、梅雨の合間を縫って久々に晴れ間が覗いたので、伊勢崎市のあずま、赤堀方面を目指して気の向くままにサイクリングしていると、いつの間にか鯉沼の脇へ出ました。沼を見やれば何と満水状態。あいにくと赤城山は雲に隠れていましたが、白い雲と青空が湖面に反射し、巨木の木陰に身を隠して眺める風景は、ゆったりとのんびりとして心地よいものでした。すぐ脇の上武道路を引っ切り無しに走る車の世界が、何だか別の文明の世界のようです。 特に意図せず立ち寄った鯉沼。ほんの少しの高原気分を味わうことができました。できれば木の下にベンチなどあれば更に良かったなぁ・・・などと、たまにしか寄らないのに贅沢なことを言ってみました。(2014/7/9 記) |
|
南の堤に立つ一本の巨木は葉っぱに覆われ、優しく木陰を作ってくれます。 2014/6/29 |
|
モクモクと湧きあがる白い雲、静かにたたずむ鯉沼 2014/6/29 |
白い雲と青空が湖面に反射し、のどかな鯉沼 2014/6/29 |
沼の南東隅に「堤原書上新道記念碑」と刻まれた石碑が建っています。裏面には賛同員とその氏名、「殖蓮村農##」などと刻まれていますが全ての判読は困難です。刻まれた書の一部に白い粉が残されていて、拓本を取ったような経緯も確認できました。どなたかが試したのでしょうか? | |
堤原書上新道記念碑と鯉沼 2014/2/1 |
記念碑の裏面 2014/2/1 |
葉っぱを落とした南の堤の巨木 2014/2/1 水が干上がった鯉沼。遠くには赤城山が薄らと横たわります。 2014/2/1 くつろぐ白鷺 2006/12/2 沼の南側。後方は三和工業団地の工場。手前は伊勢崎ICの道路、その手前は上武国道 2006/12/2 |
|
沼の北東部の道・上武国道との間は雑草地の空き地 2006/12/2 |
寛ぐ白鷺たち(沼の北東部の道から) 2006/12/2 |