天野沼は殖蓮の権現山の北の方、JR両毛線と上武道路が立体交差する地点のすぐ西にあります。 沼は公認の釣堀になっているようで、いつ訪れても釣り人を垂れる人を見かけます。子供より大人の方が多いようです。沼には一周できる遊歩道があり、また西側には四阿もあり、真ん中には島もあります。沼の北側にはアシが茂っていて、石積護岸や土手で造られていて、コンクリート護岸の沼が多い昨今、自然の風情がいい雰囲気です。 あまり大きくない沼ですが、様々な変化を楽しめて、庭園の沼のようです。(2006/11/23 記) |
天野沼の位置 |
波志江沼を筆頭に伊勢崎市内に点在する十数ヶ所の沼。そのほとんどがコンクリート護岸や石積み護岸で囲まれ、沼によっては更にフェンスで囲まれ、ほとりに近付くことはできません。そんな中にあって、天野沼は様子が異なり、沼のほとりの石や土手に腰を下ろし、釣り糸を垂れ、望むならば足や手を浸して水と戯れることもできます。水深もそれ程深くなく、ゆっくり歩いてもせいぜい5,6分で一回りできる天野沼。親近感が溢れています。 そんな天野沼、普段は釣り人たちが訪れる程度ですが、桜の時期には沼の周囲の桜がパッと明るく咲き、その華やかな風情が人々を誘います。桜は沼の東と西の岸辺に数本ずつ咲きます。(2014/4/10 記) |
西側の東屋付近で咲く桜 2014/4/4 |
天野沼の東側の岸辺で咲く桜 2014/4/4 |
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西側の遊歩道沿いの桜 2014/4/4 |
桜咲く天野沼 2014/4/4 |
桜咲く天野沼で釣り糸を垂れる人・のどか 2014/4/4 |
2021年、九州南部が梅雨入りしたのは5月11日ごろ。以降、九州北部、四国、中国、近畿、東海と5月16日ごろまでには梅雨入り、例年に比べて異常な早さでした。関東地方でも5月中旬頃から雨がちな日が続き、そのまま梅雨入り宣言かと思いきや、本日5月31日になってもまだ発表されません。 そんな日が続く中、あれこれの用事がなく、青空広がる日を狙うと、なかなか訪れないサイクリング日和。5月28日は久々に訪れた貴重な一日。目的地はいくつかありましたが、基本は足の向くまま気の向くまま。途中経路は自由自在。 立ち寄る予定もなく寄ったのがここ天野沼(てんのぬま)。釣り人がのんびりと釣り糸を垂れ、いつもののどかでマッタリとした時間が過ぎていましたが、護岸の岩を見るとカルガモが一羽。 これまたいつもの光景と立ち去ろうとすると、どこからか子ガモがヒョコヒョコと現れました。 一羽、二羽、三羽・・・。ついつい数えてしまうこの習性。全部で9羽いました。 テレビで「カルガモ親子が道路横断」等と言う平和な映像をたまに見ますが、まさに目の前でカルガモ親子が泳いでいます。目が釘付けになって様子を見ていると、沼の護岸に沿って移動し、釣り人の近くへ寄って行きます。人間を警戒するかと思いきや、天野沼のカモたちは人間に馴染んでいるようです。餌をあげる人がいるのかも知れません。 釣り人に話を伺うと、最初はヒナがもっと多かったよう。中の島には大きな青大将が3匹住んでいて、カラスもやって来るので、彼らの餌食にならなければいいのに、と心配していました。無事に全員育ちますように。(2021/5/31 記) カルガモ母さん、9羽の子供を育児中(動画)カルガモ母さん、9羽の子供を育児中。2021/5/28(3分8秒) カルガモ母さん 2021/5/28 9羽の子どもを連れて遊泳中 2021/5/28 ゆったり、のんびり、マッタリと・・・天野沼 2021/5/28 |
庭園の沼のような天野沼(南側から) 2006/11/23 |
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石の護岸に座ってのんびりと糸を垂れる釣り人 (沼の西側) 2006/11/23 ホタルが生息しているのでしょうか・・・ 2006/12/29 |
沼のカモが前の田んぼに出てきて何やらついばんでいます 2007/2/24 沼の西側の遊歩道 2006/12/29 |