[27]ゆずりは足湯(アーティスト:北野アカネさん) あなたの初恋は? 地元の方たちの初恋の想い出が建物のどこからか聞こえて来ます。和と洋とがホンワリと合体した空気が流れています。 |
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赤と白の暖簾が建物をソフトに囲います |
これは隣接するテニスコートと公衆トイレ 建物は木立に囲まれています。 |
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[28]四万ビール館(アーティスト:伊藤知宏さん) 四万ビール館内の広い休憩スペースの壁に、ご覧の絵が掛けられています。
赤、黄色、黒、白のみを使い、筆をヌヌヌヌヌ・・・と引っ張ってなぞったような不思議なタッチの線とで描かれた絵が壁の木の温もりに調和され、優しさと強烈さが共存した空間を作っていました。ちなみに、ここで醸造した地ビールを販売しています。ムム。 |
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[29]日向見(ひなたみ)足湯(アーティスト:北野アカネさん) ゆずりは足湯と同じ作者。モチーフは「初恋」。あなたは、初恋を語れますか?どちらの足湯も、夫婦連れ、家族連れのみなさんがのんびりと浸かっていました。 |
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四万温泉エリアならではの余禄・・・日向見(ひなたみ)薬師堂と無料の温泉 アート見学のついでに、地元の歴史的建造物を見学。日向見薬師堂は国の重要文化財に指定されています。 ・・・そして、この日の予期せぬ楽しみが。日向見薬師堂の隣にある街の無料の温泉に浸かることに。なんと、同行したOさんがタオルを3枚用意してあり、その配慮に脱帽。ありがとうございました。先客に若くて背の高い外人さんとオジサンが入っていて、こりゃ英語で挨拶でもしなきゃならないかな?などと思っていると、全く流暢な日本語をそのオジサンと交わしていて、ビックリ。 二人と交代に私ら3人が入って浴槽を占拠。源泉かけ流しの四万温泉の湯に浸かって、気分は更に更に旅行気分でした。アート見学の最初にお風呂に入る事・・・これ、その日一日をいい気分にさせてくれます。お出かけする方にお勧めです。 |
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日向見薬師堂。後ろが本堂 手前の建物の間の通路を通ります。 日向見薬師堂・本堂 苔蒸した日向見薬師堂の屋根 |
日向見薬師堂の説明板 まだ現役、赤いポスト。 浅見さ~ん。 |
御夢想の湯 (無料デスが、寸志は上限なしデス) 御夢想の湯 黒い御影石?をくり抜いた浴槽 |
[24]積善館東屋(アーティスト:森本一郎さん)、[25]美好乃(アーティスト:高橋準さん)、 [26]大黒屋(アーティスト:魔法使いの部屋☆制作委員会) |
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想い出がタップリと詰まっているであろう色々な風景が壁に掛かっています。 路地裏の壁に描かれたアート 店の前に配されたベンチや椅子。 路地裏の雰囲気を醸し出します。 蕎麦屋さんの店先 路地裏のゲーム屋さん 豆腐田楽。 今日の昼食は十割そばと豆腐田楽 |
良心市ユニット。 地元の野菜等を販売する無人販売所のことを作者の森本さんの出身地高知県では「良心市」と呼ぶそうです。 積善館 積善館 川を渡る積善館の通路 積善館入口 温泉街入口の無料温泉 |
大黒屋は作者たちが「魔法使いの部屋☆」 と称したように、実に奇妙奇天烈、謎めいた空間でした。崩れ落ちそうな廃墟が、その演出を大いに助けていました。 本のページをこのように折ればアートに 人形二体 この滑り台、本物のよう。 でも、片手で軽く持ちあげられます。 流し台に置かれた心臓。 噛んだチューインガムで 作られているとのこと。 蔦で日射を抑えられた二階のベランダに 並べられた造花のポット |
[23]四万川小路(アーティスト:山重徹夫さん&四万の皆さん) [22]まるたか商店(アーティスト:小原一洋さん、南条嘉毅さん) |
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温泉街の南側、四万川脇の緑のスポットに並べられた竹の燈籠。 四万川小路へ渡る橋 |
二階に干された洗濯物? と思って良く見ると、衣類が一様に薄い青で染められています。 「染」+「地域」+「水」 がテーマとのことです。 |
四万の風景が、 淡いタッチで描かれています。 |
[19]旧第三小学校(アーティストは下記。敬称略) AKI INOMATA、イグチトシオ、梅木隆、海津研、加藤哲、後藤映則、清水総二、高嶋英男、田島鉄也、田中裕佳子、戸島大輔、 西田みのり、東瀬戸あゆみ、藤井千恵、本多絵美子、松枝美奈子、松山朋未、村本崇洋、元木孝美、山田啓己 |
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旧第三小学校 廊下 太陽光を淡く遮るレースのカーテン 玄関付近 玄関に置かれた木製靴箱 卒業生の合同写真 校舎前に置かれた犬の置物 |
廊下の天井に下げられた紐状アート 暗闇に照らされた群衆 木製の床に差し込む淡い光と ガラス状アート F氏の研究室 研究中のF氏 F氏の住居? 研究中のF氏 |
寝ています 圧倒的な緑の中之条 ギョッとする蛇の彫刻 黒い布地にレースの刺繍。 刺繍用の輪もアートの一部に。 足、脚 この不思議な空間。ちょっと怖い。 これは何でせうか? 分かりませぬ。ゴメン。 部屋一杯に作られた泥の山。 |
[17]清流の湯(アーティスト:武内カズノリさん) 四万川の清流と、流れ込む付近の小さな沢。その緑と水と岩の空間に、木の「輪」が浮いています。 赤く塗られた色は「原初の熱、怒りの赤、鉄の緋色」 |
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この付近は風景林に指定されています |
[12]伊参スタジオ(アーティストは下記。敬称略) 浅沼知明、足利広、上野昌男、小澤義久、久保田磨美、近藤美智子、坂内美和子、志村陽子、 中澤小智子、堀越達人、森田裕子、柳田有希子、YUKI ONO YUKI(小野雄毅+小野由姫) 伊参(いさま)エリアは「芸術の森」や「旧五反田学校」、「旧蟻川分校」、「大道公民館」など8ヶ所のアート会場があります。それぞれの場所が広範囲に亘っているので、今回はその中心的な会場「伊参スタジオ」を見学しました。 伊参スタジオは1996年に群馬県人口200万人突破記念として制作された映画「眠る男」の撮影拠点となった場所で、建物は旧第四中学校を改築したものです。会場が広い分、参加アーティストも13人と大勢です。 |
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伊参スタジオ入口(旧校舎玄関) 伊参スタジオ(旧第4中学校校舎) 「眠る男」の寝室セット この赤い馬は何でせう? 群「馬」に関係あるのかな? 「眠る男」?の撮影機材 |
校庭に作られた迷路のようなもの。 空から見れば「汗」? ガラス玉の人間の身体 透明人間のよう 天井からぶら下がる紙ヒコーキ ・・・と机と椅子、壁の絵 緑の絵にシャープな彫刻刀の刻み |
シンプルな置物。感じるのは・・・安定感。 部屋の隅が落ち着いた空間に 翼が生えた白いオブジェ。 海から顔を出したクジラのよう。 階段 この階段を昇れば・・そこは未知の世界 ・・・なんて、これは展示ではありません。 旧校舎の2階の階段室 |
伊参スタジオの会場で感じるのは「静」。 聞こえるのは木の床を踏むギシっと言う自分の足音だけ。 多分、作者の意図とは全く違うであろう何かを感じながら、 廃校になった旧木造校舎の中を、手に持ったガイドブックを無視しながら気ままに歩くこと。 日常生活で囚われた余計なモノを捨てさせてくれるひと時です。 アーティストの作品と校舎とが一体化した会場です。 |
中之条伊勢町エリアには四万温泉エリア同様にたくさんのアート会場があります。 2010年にオープンした観光客の休憩施設「つむじ・tsumuji」を総合受付会場として、大勢の人が集っています。各アート会場は徒歩圏内。散歩を兼ねて歩いて宝島発見気分で探しても楽しいことと思います。 今回もまたたくさんの写真を撮りましたが、一辺に掲載するのも大変なので、まずは近藤公園と「tsumuji」の様子。余談ですが、この「tsumuji」のような施設、各市町村に一ヶ所くらいあれば、人々の交流を促進するだろうなぁ・・・などと思いました。 |
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[6]近藤公園(アーティスト:鍵井保秀さん、木澤 譲さん、岡本泰宏さん、周野朱実さん) | ||
近藤公園の大通り側の入口 園内の広い芝生広場には 風に吹かれてユラユラと揺れる 等身大のアート作品があります。 良く見ると抱き合うカップルだったり 寄り添う夫婦だったり。 ハート形に切られたビニール片 でできています。 |
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tsumuji・ふるさと交流センター |
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大通り側に設置された標識 店舗案内板も洒落てます |
大通り側から見た建物全景 芝生広場は多目的広場。ステージもあります。 |
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tsumuji内の足湯 足湯の部屋の壁 |
広場を囲む建物には、 カフェや飲食店、衣料店、お土産店など 色々な店が入っています。 建物を囲む水。金魚が泳いでいました。 建物の裏側に流れる水路と植栽 |
北側の入口 |
tsumujiをグルリと見学し、コーヒーなどしながら、「伊勢崎の街中にもこんなコミュニティー広場があればいいねぇ」などとお喋りに花を咲かせ、いよいよ街中のアート会場へ。まずは、明治18年創業の蔵元・旧廣盛酒蔵へ。分厚い石とコンクリート、木材で造られた酒蔵は、酒造りに使用していた年季の入ったタンクや機材が残され、そこで働いていた杜氏(とうじ)たちの熱い息吹を未だに感じるような空間です。桐生市の有鄰館(ゆうりんかん)同様に、街の重要な歴史的文化財と思います。(2011/9/4 記) | ||
[7]旧廣盛酒蔵(ひろざかりしゅぞう)(アーティストは下記:敬称略) 蟻川誠、入野陽子、加藤立、木村晴美、高野浩子、嶋津晴美、下田あゆみ、松枝美奈子、松澤有子、山崎龍一 |
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懐かしい匂いのする本棚 本を手に取ろうとすると・・・あれ? |
壁一杯に掛けられた大作 海に浮かぶ島のように並んだ作品 |
白壁に整然と並んだ 3つの正方形の作品 |
壁に掛けられた真っ白な花卉。 活けられているのは枯れ枝 壁の小さな穴が書棚に。 テーブルは逆さにした座繰り器 暗闇に裸電球で照らされた作品 半透明の薄い布に囲まれた 不思議な何かが宙に浮いています。 真っ暗な闇の中に 幾条もの光が流れています ・・・でも、フラッシュを焚かずに撮ったので上手く撮れませんでした。 入口脇の厨房らしき部屋に 無造作に置かれた一升瓶 |
重厚感あふれる石の壁と分厚い板 そこに置かれた土の器と、どこからか届く少しの光 宇宙の誕生のよう 旧廣盛酒蔵の入口脇の木製階段を上って行くと 真っ先に迎えてくれる真っ赤な「何か」 リンゴのような蝶のような、ハートのような。 ワイヤ状の洞は何かの抜け殻か。 繭玉のようなものが生き物のよう。 何もない畳の部屋。 日焼けした畳に植えられた白い半透明の紐状の「何か」。 まるで霧氷の杜のよう。 |
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分厚い木製ドアの付いた建物。 中に入ると、広い空間や壁に キャプションのみが配置されていました。 「制作が間に合わなかったのかな?」 と思って、一度向けたレンズを シャッターを押さずに下げてしまい 部屋を出てしまいました。 後でガイドブックを見ると それが作者の意図でした。 お~、しまった~ そこまでは読めなかった~! |
旧パチンコ店の通路一杯に並んだ泥人形 |
こちらの通路はまだこれから。 制作者は訪れた皆さん そう、ここではあなたもアーティスト |
伊勢町の街中風景 | ||
大通りの歩道のそこかしこに 設置された木製ベンチ |
街中で見つけた昭和の風景 |
中之条伊勢町エリアの3回目の紹介は中田木材さん。中之条の林業を支えてきた大正13年創業の老舗の木材屋さんの建物や敷地に、7人のアーティスト達が作品を寄せています。前回は道路の北側の建物や敷地にもたくさんの作品が並びましたが、今年は道路の南側を中心に出展されています。(2011/9/7 記) | ||
[3]中田木材(アーティストは下記:敬称略) 小田原のどか、もりやゆき、花田千絵、斎木三男、小林陽介、赤松功、巣山英介 |
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中之条ビエンナーレを丸一日見学し、時刻はやや夕刻5時。日没にはまだ時間があるもののそろそろ帰らなくては。帰る前に駅前の「通運ビル/倉庫」の会場に立ち寄り、最後の見学。電車で訪れる人は、きっとこの会場から始まるのだろうなぁ・・・などと思いながら、会場と駅周辺をブラリと散策。 中之条駅と駅前広場はいつ頃に改築したのか分かりませんが、改築後まだ新しい様子で、少しの段差があって立体感のある広場や花に埋まった花壇、花のバスケットが一面に吊り下げられた仕切り壁、広場周囲に配置された屋根付きバス停と木製ベンチ、駅広周辺に並んだいくつかの飲食店、駅中待合所の木製ベンチや壁に掛けられた街の写真やアート、小さなキオスク・・・、そのどれもがアットホームで、1時間のドライブで訪れた私たちを旅行気分にさせてくれるに十分な役割を演じてくれました。(2011/9/7 記) |
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「通運ビル/倉庫」の会場 花に埋まった北口広場の花壇 北口広場 |
中之条駅北口 広場周囲に配置された 屋根付きバス停と木製ベンチ 広場周囲に配置された 屋根付きバス停と木製ベンチ 駅広周辺に並んだいくつかの飲食店 |
駅北口通路とバス停、車待ち 花のバスケットが 一面に吊り下げられた仕切り壁 花のバスケットが 一面に吊り下げられた仕切り壁 |
駅中待合所の木製ベンチ |
駅中待合所の木製ベンチや壁に掛けられた街の写真やアート |
駅中待合所の小さなキオスク |