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我が家の山野草

ネジバナ|キバナホウチャクソウ

 ネジバナ(ねじり草) 

掲載日:2018/6/17
 本日の当サイトトップページのコラム「グッモーニン」で紹介した我が家のネジバナ。文字だけでは通じ難いので、写真を紹介します。以下は、「グッモーニン」のコラムの再掲です。

 芝生の間からいつの間にか自然に生えて来るネジバナ(ねじり草)ラン科・ネジバナ属の花ですが、その辺で普通に生えて来るのであまり珍重されてはいないようです。我が家も一時庭に芝生を張っていた時に何ヶ所かで生えてきて、ヒョロヒョロっと伸びた茎に、薄ピンクの小さな花がらせん状に咲く姿が可愛くて、鉢に移植を試みましたが、残念ながら根付きませんでした。
 ところが芝生を全て剝がしてレンガタイルに張り替えてしまった後、いつの頃からか、寄せ植えした鉢3つの中から生えてきました。直径25cmと35cmの丸い鉢と、25cm×17cmの四角い鉢です。ネジバナは湿っていて日当たりのいい場所を好むようですが、どの鉢も時々水やりを忘れてしまうような鉢で、常に湿っている訳ではありません。以前、移植には失敗していることと、寄せ植えの中でそれなりに収まっているのでそのまま本人に任せていますが、気付いてから5、6年は経過していて、この季節に可愛い花を咲かせます。
 移植が難しいネジバナも、本人が気に入ればそこに根付いて咲き続けること、植物の難しさと面白さです。人間も、好きなこと、好きな場所を探せば咲き続けることができるかも知れません。(2018/6/17 記)

ごった煮状態の寄せ植えに生えてきたネジバナ

 モミジ、菊、リュウノヒゲ、ギボシ、ウズラバタンポポなど、盆栽風に寄せ植えした25cm×17cmの四角い鉢。地植えすれば大きく育つ植物も、鉢の容量に応じた大きさにしか育ちません。そんな狭苦しい鉢の間から生えてきたネジバナ2株。赤いモミジの葉っぱに見え隠れしながら、そっと静かに咲いています。(2018/6/17 記)


モミジの枝の間から茎を伸ばすネジバナ 2018/6/17


上から見るとモミジの陰に姿を隠すネジバナ 2018/6/17

狭い空間から生えてきたネジバナ 2018/6/17

アップで見ればラン科の面目躍如 2018/6/17

野鳥任せ、自然任せの寄せ植えに生えたネジバナ

 庭に生えてきた欅やサンショウを植えた寄せ植え。他に何を植えたか忘れましたが、いつしかシダやネジバナなど何種類かの草や花が根付き、が生えて来ました。日陰に置いてあるためか、他の2鉢のネジバナが咲き始めたのに、こちらの開花はもう少し先のようです。(2018/6/17 記)

2018/6/17

2018/6/17

リュウキンカと共生するネジバナ

 春先に淡い黄色の花を咲かせてくれるリュウキンカ。咲き終えて、地上部から姿形が消えた後は、庭の隅の方に追いやられて表舞台から去りますが、ネジバナが咲くこの時期には再び出番があります。このネジバナもいつの頃からか、自然に生えてきました。(2018/6/17 記)

ネジバナ2株。リュウキンカは地中部に。 2018/6/17

アップで見るといかにもラン科のネジバナ 2018/6/17

リュウキンカが咲く頃


レモンイエローのリュウキンカ。鉢植えですが、ここ数年、
徐々に増え続け、毎年律儀に咲いてくれます。2014/3/31

 キバナホウチャクソウ(宝鐸草) 

掲載日:2022/8/6 ▲ページTopへ

購入後22年目 2022/4/21

 ”ひたむき”ならぬ”したむき(下向き)”に咲くホウチャクソウ。上から見ると葉っぱに隠れて見えません。庭に山の雰囲気をつくりたくて、庭の真ん中に石やコンクリートを使って岩場をつくり、その高い場所に植えてありますが、残念ながら見上げるほどの高さの岩場じゃないので、満開になってもなかなか気付かれません。
 せっかく咲いても見てもらえないホウチャクソウ。その控え目で密やかな風情もいいのですが、時々下から撮って確認したり愛でたりしています。
 購入当初は神経質な花かと思っていましたが、結構逞しくて、前回紹介時の2018年3月、十数株をバッサリと切り分けて友人にあげましたが、4年経過した今年、既に元の場所一杯に増えています。
 下向きに咲く控え目な花ながら、害虫もつかず、葉っぱを食べられることもなく、特別に施肥も要らず、毎年律儀に咲いてくれるホウチャクソウ。今年も健在でした。(2022/8/6 記)


掲載日:2018/4/26 ▲ページTopへ
 ホウチャクソウを始めて見たのは井戸湿原(栃木県鹿沼市)でのこと(→こちら)。散策したのは2000年6月。湿原と言っても、尾瀬ヶ原のように随所に池塘がある湿原ではなく(当時の状況)、起伏が少ない広い高原のような場所で、木道を歩きながらシロヤシオツツジやミツバツツジ、山野草を楽しみながらの散策でした。
 ホウチャクソウは、木々が日光を遮り、涼しそうな木道を歩いている時に出会いました。白に近い淡いレモンイエローの涼しそうな色。木道脇の低地でまとまった量で咲いていて、ピンク色のミツバツツジが湿原のあちこちで咲く中、控え目で清楚な風情が印象に残りました。
 我が家のホウチャクソウはそれから3年後の2003年、栃木県佐野市の三毳山(みかもやま)に登った日(→こちら)の帰り、駐車場脇の山野草店で購入しました。

 どんな場所に植えればいいのか分からないまま、木の下の半日蔭で水はけのいい場所に植え、購入時には数株でしたが、15年目の今年は60株くらいに増えました。それほど神経を使わずに増えるようです。ここまで来れば絶えることもないと思い、この3月に十数株をバッサリと切り分けて掘り上げ、友人にあげました。
 話題がホウチャクソウから逸れますが、三毳山ではカタクリの球根も3株購入し、鉢で育てました。こちらは結構神経を使いましたが、2年目、3年目とどんどん球根が鉢の底の方に下がって行き、4年目には遂に消えてしまいました。地植えすれば良かったのでしょうか。ご近所さんでカタクリを地植えして何年も育てた人がいるので、伊勢崎辺りでも場所を選べばカタクリも育つようです。(2018/4/26 記)
ホウチャクソウの葉っぱはチゴユリに似ていて、花が咲くまでは区別が付きにくいです。分類を調べると、
 【ホウチャクソウの分類】 ユリ目・イヌサフラン科・チゴユリ属 ホウチャクソウ
とあり、チゴユリに似ている所以です。
 宝鐸(ほうちゃく、ほうたく)とは寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りのことで、ホウチャクソウの垂れ下がった花がこの宝鐸に似ていることが、名前の由来とのこと。

購入後15年目の我が家のホウチャクソウ。ここ数年、元気に増殖中。 2018/4/17

自称「ロックガーデン」の一画で増殖中のホウチャクソウ(中央後方) 2018/4/17

宝鐸(ほうちゃく)に似たホウチャクソウ 2018/4/17

垂れ下がったホウチャクソウの花 2018/4/17

自家製ロックガーデンで咲くホウチャクソウ 2018/4/17

 チゴユリ 

掲載日:2018/4/##  ▲ページTopへ




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