いせさき明治館企画展・時代を映したビックリ和柄展 [ Home ]
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7月27日に第30回夏季オリンピック・ロンドンオリンピックが始まり、連日熱帯夜が続く中、テレビの前に釘付けになる日が続いています。また、ロンドンオリンピック終了後の8月15日には、67回目の終戦記念日を迎えます。 正にこの時期にタイムリーな企画が、本日8月4日から8月26日までの3週間、「いせさき明治館」で開催されます。 80年前のロスアンジェルスオリンピックの様子や様々なスポーツ、また蒸気機関車や戦闘機、軍艦などを柄にした着物・全55点を集めた「時代を映したビックリ和柄展」です。明治館一階がオリンピックやスポーツ柄、2階に乗り物や戦闘機、軍艦などの柄を中心に展示してあります。 私は開始前日の8月3日、ほぼ展示準備を終えた会場へお邪魔し、全着物を撮影して参りましたので、ひとまず何点か紹介し、後日全着物を掲載したいと思います。 一階展示室でスポーツ競技柄を見学し、古き時代のオリンピックの様子などに懐かしさや楽しさを覚え、そんな気分の延長で訪れた二階展示室。そこに展示されていたのは全て幼い男の子たちの小さな着物。 遠目に見ると、青色を中心に描かれた着物はどれも可愛らしく、ざっと一回りして一枚ずつ撮り、何枚かをアップで撮ろうと近くへ寄ってみると、そこに描かれていた柄は、戦車や戦闘機、戦艦、槍を突く子供たち、軍刀を持つ子供たち、戦況を伝える新聞社の記事など、どれも戦時中の世相を生々しく反映した一瞬毛穴が立つ思いの絵柄でした。 戦後67年が過ぎ、平和な日々が続く日本。その日本において、80年ほど前には、生まれて来た男子に戦争兵器柄の着物を着せたこと。その事で大人は子供たちに何を伝えようとしたのか意図は図り知れませんが、子供たちに取って、戦争兵器の柄を身に付けることで、生まれて来た事の喜びや未来への夢や希望を持てることが果たしてできたでしょうか。 今の平和を噛みしめるためにも、ロンドンオリンピックで盛り上がり、終戦記念日を迎えようとしているこの時に、第二次世界大戦前の時代を悲しくも色濃く反映した着物柄展示に、是非とも足を運んでみてください。(2012/8/4 記) |
スポーツ柄 |
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