キンラン、ギンラン 2018 [ ぐんま緑の基金・伊勢崎地区 ] [ Home ]




群馬県伊勢崎市で自生する

キンラン、ギンラン 観察記録 2018

2019年2018年、2017年2016年2015年
キンラン、ギンランについて(是非お読みください)
最初の発見地の状況|伊勢崎市内2ヶ所目で自生を確認

最初の発見地の状況

掲載日:2018/7/3
 当サイトで、伊勢崎市内で咲くキンラン・ギンランを最初に紹介したのは2015年(→記事はこちら)。平成17年の市町村大合併前の旧伊勢崎市の某所で咲いていました。その年に確認できたのは約30株(キンラン20株、ギンラン10株)。
 その後、地元区を中心に保護活動が始まり、その保護管理の努力が実り、年々、開花株数が増えています。翌2016年には約50株を確認できました。2017年の状況は、観察と撮影は行いましたが、レポートとしてまとめるまえに1年以上が過ぎてしまい、現時点では未確認。ただ、外観するに50株を超える数を確認しています。

 そして今年2018年。驚くことに、キンラン、ギンラン共に一挙に増え、綿密な計測ではありませんが、それぞれ100株を超えました。キンランは過去一回も発見できなかった場所でも確認しています。
 キンランの保全に参考になったのが、以前は硬い地面だった場所。かつては来訪者が自由に歩き踏み締められていた硬い地面に、木材チップを敷く処理を行ったところ、その場所で7株のキンランを確認できました。今まで発芽に至らなかったのが地面の硬さが原因だったのか、今年の発芽を促したのがチップを敷き、地面が柔らかくなったせいか、この事例だけでは確定できませんが、チップの効果は期待できそうです。

 また、今までのギンランは、株が小さく茎も短く花の数も少な目で、キンランとの大きさの差が歴然としていましたが、今年は、茎も葉っぱも大きく、花の数も多数付け、キンランと比べても遜色ない立派なギンランを多く確認できました。

 伊勢崎市における最初の発見地の2018年のキンランとギンラン。その一部をご覧ください。(2018/7/3 記)

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株や葉っぱが大きく、花の数を多数付けたギンラン 2018/4/27

 2018/4/27

 2018/4/27

 2018/4/27


 2018/4/27

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花の数をタップリ付けたキンラン 2018/4/27

 2018/4/27

 2018/4/27

 2018/4/27


 2018/4/27

気品あふれるキンラン 2018/4/27


以前硬い地面だった場所に木材チップを敷き、今年7株のキンランを確認 2018/4/27

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今年も謎、葉っぱから推定すればランの種類


昨年の枯れた茎が残っています 2018/4/27

 2018/4/27


伊勢崎市内2ヶ所目で自生を確認

2か所目は継続的に記録するために、こちらに移設しました(2021/5/25)

キンラン、ギンランについて

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 以下、キンランに関するWikipediaの記事引用です。太字と赤色、下線はサイト管理人・丸男が付記。昨年の紹介ページにも掲載した内容ですが、重要事項なので再掲します

【性質に関して】

 キンランの人工栽培はきわめて難しいことが知られているが、その理由の一つにキンランの菌根への依存性の高さが挙げられる。多くのラン科植物の場合、菌根菌は落ち葉や倒木などを栄養源にして独立生活している腐生菌である。ところがキンランが依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成する樹木共生菌である。
<中略>
 外菌根菌の多くは腐生能力を欠き、炭素源を共生相手の樹木から供給されているため、その生存には共生関係を成立させうる特定種の樹木が必要不可欠となる。そのような菌から栄養分を吸収しているキンランは、樹木の作った栄養を、菌を通じて間接的に摂取しながら生きているとも言える。
<中略>
 このような性質から、キンラン属は菌類との共生関係が乱された場合、ただちに枯死することは無いが健全な生長ができなくなり、長期間の生存は難しくなる。自生地からキンランのみを掘って移植した場合、多くの場合は数年以内に枯死する。
<中略>
 現在のところ、一般家庭レベルの技術で共生栽培を成功させる手法は確立されていない

【保全状況】

 元々、日本ではありふれた和ランの一種であったが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)として掲載された。また、各地の都府県のレッドデータブックでも指定されている。
 同属の白花のギンラン(学名:C. erecta)も同じような場所で同時期に開花するが、近年は雑木林の放置による遷移の進行や開発、それに野生ランブームにかかわる乱獲などによってどちらも減少しているので、並んで咲いているのを見る機会も減りつつある。



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